京セラ創業者の稲盛さんがよく言っているんだけど,経営者には情と理の両方が必要だと思う.情だけに流されては激動する市場経済において生き残れる経営は出来ないし,情がなければ,結局人は動かない.よく「ウォームハート,クールヘッド」とか言われるのも同じことを指しているのだろう.
僕は(こう見えて)結構,情に流されてしまう方だ.気を遣ってやらなくていいことをやったり,相手が期待していると思うと,これまた不必要に親切にしてしまうこともある.
一方で,理屈も結構好きであることも事実である.大体の議論は,0.5秒で反論や論理を思いついてしまうし,論理的でないことはぜんぜん納得出来ないし,経営も理詰めで展開を考えることが多い.情の部分はなぜか気恥ずかしくて隠していることが多いから,理の部分だけが目立ってよく「緑の血」とか言われるけど,まあそんなこともないのになとよく思っている.
経営において,情と理は順番と割合が難しい.情から始まった話に無理やりに理屈をつけてやってしまうと大抵失敗するし,理屈だけで考えた案件は,やる人は結局感情を持つ人間だから,モチベーションなどメンタルな部分に気を遣わないとぜんぜんうまく達成できない.優れた経営者って,どこからが情でどこまでが理なのか分からないほど,どちらも相当高いレベルで混然としているのだろうなと思う.
こう考えると,経営をするということは,人間修行そのものだ.情と理を高いレベルでミックスさせて目的を達成する.さて,明日からも修行の毎日だなあ.全然まだまだだし.
やること、やらないこと。 Jan 6, 2011
新聞に冷や冷やしない May 4, 2010
両目で皿を見て食事できる贅沢 Apr 7, 2010 コメント(2)