せんだって日記

せんだって日記

2005.01.01
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 せんだって読んだ本に書いとったが、いまが空前の懐かしがりブームらしく、では、若者である私も軽佻浮薄に流行に身をゆだねてよいということ。
 私が見目麗しいガキの時の冬というのは、ナポレオンも裸足で逃げ出しビン詰めを発明するほどに「冬将軍」という言葉が似合う寒い白いホワイトな季節であった。
 バブル崩壊とともに訪れた暖冬のせいか、このごろは大晦日から元旦にかけて雪に見舞われたことがなかった。これはまあ、私が実家に行かなかった年もあるので正確な記録ではなくどちらかというと記憶である。理想的なスポーツ選手みたいですね。
 で、今回は久しぶりにオフホワイト元旦であったために私の懐かしがりスイッチが入り、雪景色に萌えに萌え萌えであった。
 ガキのころは軒下に下がるつららに縄張りがあって、大きく育てて氷室に貯蔵したり、持ちよってチャンバラしたり(危険)したのだった。俺のつらら取ったろ的な諍いも日常茶飯事だった。人ンちの軒下にぶらさがってるのに俺のつららもなにもあったものではないのだが。
 今年はウチの軒にもつららがあって、その七才児サイズのデカいヤツは、とっくに採り頃を過ぎていた。子供がチャンバラするには大きすぎるのだ。
 実家でマンガを読み倒す元旦、天皇杯も終わったし煙草も切れたので「店」に買いに出かけた。歩いて三分ほどの道だ。
 家を出た時は青空も見えていたんだが、次第に小雪が舞いはじめ、自動販売機から煙草を取り出しきた道をふり向いたら視界は真っ白で泣きそうになった泣いた。
 眼鏡も歯茎も雪にまみれ、襟元から冷てえものが差し込んでくる。

 なにしろガキのころとは歩幅が違う。ソッコーで帰宅。物足りねえな。





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最終更新日  2005.01.04 01:54:45
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