せんだって日記

せんだって日記

2006.05.03
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カテゴリ: マリッジブルー
 せんだって、友達の結婚パーティに出席した。

 挨拶する友人代表がバツイチだらけだったことも含め、友達が多いっていいなあと思った。ホントに。

 帰りの電車の中、私たちの言祝いだ気分に泥水をひっかけられるようなことがあって。
 混んだ車内で、無遠慮にデカい声でしゃべられる関西弁。カップルで、訛ってない男の方にゃそれなりに節度があるんだけど、関西弁の女が不愉快で。
 聞きたくもないのに聞こえてくる大声の、これがまたすげえつまんねえ内容なの。素人バンドの打ちあげが最高にどうとか。こんなどうでもいいことを聞こえよがしにしゃべる心理が、もうダメ人間なんだけど、なにしろ関西仕込みの馬鹿だからそのことにさえ気がつかないわけ。

 揚げ句、「関西人はみんな人情がある(でんねん)」とか救いようのない馬鹿を言いはじめやがって。関西人って、広域指定暴力団や大阪市の中の人とかもそうだろ。
 「人情厚いお土地柄」って言説は、都市部以外のトコならどこだってあてはまる。
 北海道の人は、東北の人は、飛騨高山の人は、瀬戸内海の人は、鹿児島の人は、沖縄の人は、イヌイットは。

 まあいい。それはいい。
 このバカ女が満員電車の中でガナった「関西の人間はみんな人情がある(つまり東京には人情があらへん)」とは、一体どういうバカさが言わせたものかといことに興味をもったのだが。

 このバカ女、「関東ではみんな電車の中でしゃべらない(やんかー)。オカシイ(でんがな)」みたいな内容の事を言ったのね。
 それで分かったのだが、この馬鹿の定義している「人情」というのは「関西で馴染んだ、人々の振る舞い様式」ということなんだろう。
 関西には関西の行動様式があって、それを「人情」と呼んでるだけなのだ。このイナカモンは。
 東京に住んでる人間が、関西人の様に振る舞わないことを「人情」が感じられないと思っているのだと、私は解釈した。なんでオメエの望むように世間が動かねばならんのだ。
 馬鹿なんだからしょうがないが、これが「イナカモノ」であって、地元である関西のことさえ知らず(関西には、人情がある人とない人がいる)、いまいる場所に自分をアジャストすることもできない。郷に入りては郷に従え、と。

 で、いま話題の愛国心につながる。
 この馬鹿女がしきりに関西をイイモノとするのは、広い意味では愛国心である。パトリオチズム。
 しかし残念ながら、彼女が発現している愛国心は、クニを貶める結果を生んでいる。
 広い世界に自らをアジャストできない馬鹿がすがるように持ち出す愛国心は、ウチを無内容に持ち上げることでヨソを叩く。ヨソを叩かないとウチが保たない。そのことで、彼女のクニ像が無内容であることがわかる。

 つまりはこの馬鹿女、パトリオティックなのは結構ですが、関西を離れない方が、関西全体のためだと思うね。
 なんでかって、私は東京に住みながらかたくなに関西弁をしゃべる素人が大嫌いで、だいたいは全然面白くないくせに自分のことを関西弁だから面白い人間と信じて疑わない頑迷なイナカモンで、しかも馬鹿な女子が「関西弁=面白い」と差別的な思い込みに捕われてて、関西訛りであればなんでもかんでも「おもしろーい」とかいって、関西出身の知り合いは合コンの時だけ関西弁を使うのだが結局それは単に女の子が舐められてるだけのことで、えーとつまり、関西のブザマなイナカモンは世界一癇に障るので関西人総体のイメージが悪い。実際はそうでないことは知っているだけに、残念やねん。





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最終更新日  2006.05.16 00:36:27
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