せんだって日記

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2006.05.04
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 せんだってから、フジテレビジョン系で『海猿 Limit of Love』の宣伝がけたたましい。


 葬式じゃないんだから。

 2時間弱の間ずっと泣きっぱなしって、そんなメリハリの無い映画なんか観るの辞めようぜ。
 海洋パニックだと思ったら、愁嘆場かよ。
 さすが羽住監督。原作のいいところを殺して、映画村の古い感性に沿って焼き直したわけだな、きっと。
 映画を観ちゃいないけど、宣伝見たらだいたいわかったわ。
 笠井君はいい。 『惑星大怪獣ネガドン』 のトークショーでもいい働きをしてたよ、うん。


 「海猿」。原作マンガは相当好きだっただけに、映画の一本めをテレビで見たときにゃ凹んだ。監督は映画版『逆境ナイン』でファンを落胆させた羽住氏だ。映画『海猿』では、加藤あいが黒いパンツを履いてるかどうかが大事なのだ。

 で。
 昨今、日本映画の元気がよろしいといわれる。興行的にも当たり、文化的にも何らかの影響力を持っているかのような勢いだ(セカチューブームとか、三丁目の夕日的スタンスの言説の横行など)。

 てゆーか。
 ここんとこの新作映画はマンガ原作の実写化がほとんどじゃないですか。興行的にも当たってるからか今後の予定もそんなんばっかりだ。
 三丁目の夕日、タッチ、海猿、ハチミツとクローバー、キャシャーン、デビルマン(笑)、NANA、逆境ナイン、忍者ハットリくん、頭文字D、どろろ、ゲゲゲの鬼太郎、鉄人28号、キューティハニー、釣りバカ日誌、テニスの王子様、デスノート。

 前も書いたけど、映画界は自前でコンテンツを創ることはできなくなったようだ。
 CGの発達によって「とうとうあの漫画が実写化!」みたいなお祭り感覚もわからないでもない。どろろとか、三丁目とか、ハリウッドエヴァンゲリオンとかね。しかし、ハットリくんTHE MOVIEやデビルマン(笑)、逆境ナインなんかを思えば、CGだからどうしたボケという真理も垣間見える。
 フツーに考えてコンテンツ不足が主な理由なんだろう。
 映画界だけではなくテレビドラマも入れると、漫画原作はものすごい量だ。
 ちびまる子ちゃん、花より男子、漂流教室、セーラームーン、動物のお医者さん、ガラスの仮面。


 漫画の抱えているオハナシ性というのか。こりゃすごく面白く興味深いのが多く、漫画がマンガのカタチをしてるという理由だけで「脳が壊れ汚染される」と断罪する森&岡田の考えがいかに奇妙なのかがよく分かるわけだが、それはおいといて。

 昔もマンガ原作の実写化ブームは月曜ドラマランドや大映ドラマなどであったわけだが、この空前の実写化トレンド、「フリテンくん実写化」と言われても納得しそうな勢いの中で、CG技術も成熟してきたわけで、いまこそやって欲しい企画もあろう。

 たとえば。

 『寄生獣』。見たい見たい。

 『キャプテン翼』。原作のドラマ的骨格が丈夫でないと実写化の意味が無いので、これはスッカラカンになるだろう。



 『ヘルタースケルター』。先祖返り。

 『スラムダンク』。ファンの思い入れに勝てないよな。

 『バガボンド』。大河ドラマだよな。

 『BOYS BE…』。くぅ~、たまんねー。

 『ベルサイユのばら』。ヅカではないものを。

 『特攻の拓』。“めちゃイケ”や“氣志團”…。風は“キ”てるよネ…。

 本気で見たいのは『ジャングル大帝』を実写化して全米でも公開されて、ディズニーが青い顔をするところ。 





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最終更新日  2006.05.17 01:54:28
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