せんだって日記

せんだって日記

2007.02.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 せんだって、 ニンテンドーゲームキューブ版「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のオンライン販売ページ

 いや、賞賛は結構。

 すばらしい時間を過ごした。
 終わりに思う感情は『のび太の宇宙開拓史』に似た、さみしい感じ。春にふさわしい、晴れやかな寂しさだ。
 当然だが、ゼルダは終わりに向かって進めるようなビンボ臭いゲームではない。
 ゲームの世界を触ってる時間を楽しむもんだ。
 この愉快な時間をプロデュースするために費やされた知恵に、素直に感動する。
 操作感覚はもちろん、細かな演出ももちろん、地図のデザインそのものに楽しさを狙った意図がある。任天堂のゲームがいいのは、こういうファイナルチューニングが粋だからだ。新世代ゲーム機のゲームは、大容量化の弊害でバグが取りきれないということが言われていて、もちろん本作にもバグはあるのだが、んでもいいやってくらいに、コントローラーを触っているのがキモチイイ。

 これって、すごいことなんですよ。

 ゼルダみたいなのは、剣振りアクションゲームなんだけど、実際に面白いのは宝探しとか寄り道でね。
 ああっこんなところに洞窟が!? とか。
 あそこにあからさまに宝箱が見えるんだけどそこまで行くルートがわからん、とか。
 なんてんでしょう。ガキの遊びの楽しさなんだけど、近いのは英語のscoutかなあ。ボーイスカウトのスカウト。斥候ですね。
 勇者とかいって、まあ実体は偵察兵ですよ。
 罠を解除したりスレスレのトコで躱したり、小さい足場を作りながら崖を登ったり、鍵をこじ開けたり、隠されたスイッチを見つけたり、カンテラぶら下げ洞穴遊びですよ。 
 「謎解きアクション」なんてカテゴライズしちゃうとアレだけど、斥候ごっこが楽しいのね。

 で、マリオと違って、勧善懲悪のストーリーがあるわけです。「伝説」っすから。
 気骨あるゲーマーの中には、いまさら物語なんて聞かされてたまるかという気分があるんだけど、しかしこの大作、しかも新型マシンWiiのラウンチともなると、体裁は整えないといけない。
 勧善懲悪だから、はじまりと終わりは、そんなに思い切ったことはやりにくい。

 さすが、新しい遊びを提案するマシンのラウンチタイトルだ。
 西部劇、騎士道ロックユー、ホラー、ちょいエロ、武侠モノ、ゴスロリ、西部劇、追跡劇、西部劇。今回のゼルダは、大向こうを張るエンターテインメントたらんとする、強い意志が見えたね。これはきっとWiiがそういう性格のマシンなのだろう。
 いやなんかよくわかんねえけど、駅馬車ミッションは燃えたね。レッドデッドリボルバーってこんなんなんだろうな、やってねえけど。

 本作はWiiのために作られたんだけど、ゲームキューブ版も通販でのみ売られている(GC版は鏡像世界である)。
 オッサンがWiiでゼルダをやると、肩がめっぽう疲れるらしいので、ゲームキューブがちょうど良い。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.03.02 00:15:15
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

せんだって日記

せんだって日記

カレンダー

コメント新着

背番号のないエース0829 @ 稲垣潤一 “ September Kiss ” に、上記の内容に…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: