戦国ジジイ・りりのブログ

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2017年10月07日
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カテゴリ: 江戸めぐり
お久しぶりでございます。

あまり間が空きすぎて、深海展のシリーズはあれで終わりかと思っていた方も
おられるかもしれませぬが、実はまだ終わってはおりませぬ(笑)。
会期の早いうちに行ったので今回こそは充分に宣伝をできると思っていたのに、
このていたらく

まあ、10/1に深海展は終わってしまいましたが、
かはくのホームページによると、最終日には入場者数が60万人を突破したそうで、
盛況でようございました。

とりあえず残りの報告をいたします。



会場には、しんかい君の他にも地球深部探査船「ちきゅう」の1/100模型もあった↓。

CIMG8884


 全長 210m
 全幅 38m
 総トン数 56,752トン
 航海速力 12ノット
 定員 200名
 【2005年に就航した、海洋研究開発機構所有の世界最大の科学掘削船。
  全長210m、幅38m、船底から高くそびえるやぐらの頂点までが130m。
  6基のアジマススラスタにより、誤差数mの精度で海上の同じ場所に留まることが

  海底下生命圏などの研究航海を行い、生命地球科学に貢献している。将来的には、
  前人未到のマントル掘削を行うことが期待されている。】

マントル掘削!?
そんなことが可能なのか?
この近くにはダミー研究者がいて、

CIMG8890


 【ドリラーズハウスとサイバーチェア

  サイバーチェアは、船上で掘削作業の全てをつかさどるドリラーズハウス内に
  2台設置されており、ドリラーとアシスタントトリラーの2名で作業を分担
  する。金網に囲まれているのは、掘削パイプなどの重量物が落ちてきた時のため。
  展示のスクリーンに映っているのは、ドリラーズハウス内と、ドリルフロアの
  様子。ここに映る様々な掘削機器をサイバーチェアに座って遠隔操作する。】

上の写真ではサイバーチェアの前は黒く映ってるだけだけど、
実際の船上を写したパネルには確かに金網に守られたハウスの中に
研究者たちがいて、金網の向こうはフツーに外の世界が広がっている。

危険と隣り合わせの研究だけど、ちきゅう君を所有するJAMSTEC
(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)ではJFAST(東北地方太平洋沖地震調査掘削)
というプロジェクトが進行中で、JFASTの成果も簡単に紹介されている。

まずは温度計測をしたそうで、

 【温度計測をしたところ、2011年東北地方太平洋沖地震で生じた摩擦熱により、
  プレート境界断層は周囲より温度が高いことが判明した。この温度異常をもとに
  地震時の断層における摩擦係数を求めたところ、約0.1と非常に低い値が
  得られた。このことは、地震時に断層が非常にすべりやすかったことを意味する。
  これにより断層上の陸側プレートが大きくすべり、その結果、海底が大きく
  変動して巨大津波を引き起こしたことがあきらかとなった。】

さらに

 【採取したコア試料を分析したところ、プレート境界断層の大部分はスメクタイトと
  よばれる非常に細かい粘土で構成されていることが明らかとなった。このスメク
  タイトを用いて地震時の断層運動を再現する実験を行ったところ、0.1前後の
  非常に低い摩擦係数が得られた。この結果は温度計測結果とよく合っており、
  断層運動の再現実験からも地震時に断層が非常にすべりやすかったことが
  実証された。】

で、徳島から採取された「鱗片状構造」というものが展示されていて、
これに直接さわれるようになっている↓。

CIMG8896


お子ちゃまに交じってわたくしもこれをさわってみましたが、
おっそろしいほどツルツル。
断層がこんな状態になっているなんて、考えるだにオソロシイ

このあたりからは地学的分野の展示にスライドしてきていて、
世界有数の地震国である日本における地震観測システムについての展示もあった。

 【DONET(海底地震・津波観測監視システム)

  海洋研究開発機構が開発した「DONET」は、海底に設置した多数の地震計と、
  津波観測の水圧計を接続したケーブルを、陸地まで延ばしてリアルタイムで
  南海トラフの海底地震や津波を観測する装置。東南海地震震源域に「DONET」、
  南海地震震源域とその周辺に「DONET2]が設置されている。】

その観測網がこちら↓。

CIMG8898


ええと、これはDONETとは違うのかもしれないけど、
こういう長期観測ステーションを海底に置いて堆積物とか生物などの観測を
続けているんだそうな↓。

CIMG8899



この先も、海底資源とかについての展示が続く。
レアアースの展示なんかもあったな。

人目をひきやすい深海生物から始まって、ちと地味な地学系の展示で終わる
「深海展2017」。
最後の方はあまり丁寧には解説は読まなかったけど(スイマセン)、
それでも個人的には地学系の展示の方が面白かったな。
かはくの夏休み大型企画展といえばお子ちゃま向けのイメージのが
強いような気もするけど、大人にも十二分に楽しめる展示でございました。

深海展はこれで終わり。
なんか面白いモノないかな~と売店コーナーも覗いてみたけど、
目ぼしいモノはあいにく見つからなかった。


さてと、駆け足で企画展を観てきたけど、1時間半ぐらいいたのかな。
実はかはくの後にもいくつかぱぱっと見ようと思っているのがあるので、
早く次に移動したいところではあるけど、せっかく入場料を払って
入ってるのだから(←貧乏性)、常設展で去年観られなかったものを観ていこう。

去年も書いたけど 、かはくってなにげにフクザツな造りでね。
建物自体はたった2つなんだけど、建物間の移動でも出入りでも
通路を通っていくので、慣れないと結構わかりにくい。
ので、企画展を出たところにある屋上のスカイデッキでおやつを食べながら
お目当てがどこにあるかを下調べして、常設展のある日本館へ向かう。


で、まずは日本館3F北翼に鎮座ましますこちら~↓。

CIMG8911-2


へい、こちらが去年諦めたフタバスズキリュウでございます。
去年も朝から暑かったし、 おしゃべり好きの京都のジジイ のせいで
余計な時間を使ってしまったので、時間切れになって諦めたのだ。

ま、時間切れといってもたかが都内。
夕方まで頑張れば時間はたっぷりあるにはあるんだけど、
どうも最近、近場だとあれこれ見たい反面、早い時間に帰りたいという
衝動にかられてしまう。
そういう訳で、今年も暑いというのもあったし、手早くお目当てを済ませて
昼すぎには帰ろうと目論んでおるので、今回も常設展を丁寧に観る予定ではない。

ん~で、フタバスズキリュウ。

CIMG8912-2


綺麗な首長竜・・・
これが実物かあ~とひたすら感動してたら、これは復元のレプリカらしい。
んじゃ、実物が展示されてるってのはウソか!?と思ったら、
宙に浮かぶ骨格標本の下にあるこちら↓

CIMG8929


これが発掘された現物らしい。
これだけじゃよくわからないけど、図が置いてあって

CIMG8930


全身のうちのグレーの部分だけがここにあるということらしい。

 【フタバスズキリュウ産状

  展示されているフタバスズキリュウは、環太平洋地域でも有数の、良好な首長竜化石
  である。ほぼ1体分の化石が仰向けになった状態で発見されたが、化石が発見された
  ときには川の流れによって、尾と後頭部などが浸食されて失われていた。また、長い
  首が付け根付近で切断され、首の大部分も浸食などによって失われたのではないかと
  考えられる。】

ということだそうな。

ここ3F北翼は「日本列島の生い立ち」というテーマで、
日本列島誕生前後あたりを中心にした展示となっている。
で、かつての日本列島に生息していた大型動物たちの骨格標本も多い。
わたくし、ホネって結構好きなんだよね。

CIMG8913
      (ヤベオオツノジカ)

元の姿がこれ↓。

CIMG8914


 【大型哺乳類の絶滅

  更新世後期の日本列島には、現在よりもずっと多くの大型哺乳類が生息していた。
  しかし、今からおよそ2万年前にあった最終氷期のピークの、前とあとの二つの
  事変をへて、絶滅したことが明らかになってきた。すなわち、比較的暖かいところを
  好むナウマンゾウを中心とした動物たちは、氷期のピークに達する前(23000年
  前頃)に絶滅し、寒冷気候に適応したマンモス動物群は、氷期のピークのあと
  急激に温暖化が進んだとき(16000年前頃)に絶滅したと考えられている。】


CIMG8916


↑こちらはかつて日本にいたゾウたちの化石だそうで、
向かって左がアケボノゾウ、右がトウヨウゾウ。

 【日本にいたゾウたち

  更新世以降の過去約200万年間で、化石の年代や産地などがもっともよく
  わかっている陸生動物はゾウのなかまである。この期間に日本からは、5種類の
  化石ゾウ類が知られている。アケボノゾウは鮮新世から日本にいたミエゾウの
  子孫である。ムカシマンモス、トウヨウゾウ、ナウマンゾウは、それぞれ約110
  万年前、60万年前、34万年前に、中国南部または朝鮮半島経由で九州や
  本州へ移住した。また、ケナガマンモスは約6万年前以降に、シベリアから
  サハリン(樺太)経由で北海道に移住したことがわかっている。】
  (ここまですべて【】内は展示解説より)

CIMG8918
      (更新世中期)

CIMG8919
      (更新世後期)

へえ~っ、そんなにゾウがいたなんて知らなかったゾウ。



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最終更新日  2017年10月07日 22時49分13秒


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