PR

プロフィール

伝説の雨漏りハンター

伝説の雨漏りハンター

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

更新しました 塾を… くま塾長さん

福砂屋400周年 博多の行政書士さん

脱出;こびりついた… まりもポンタさん
■■ひとみgo!・お元気… ひとみgo!さん
スマイル上原の泣き… スマイル上原さん
東京狛江の行政書士… 迷走行政書士そうまさん
藤屋マネジメント研… 藤屋伸二さん
進め!新田一郎 進め!新田一郎さん
【広告】→広く人に知… yamada(^o^)/さん
「負けん組」の新し… ドラマーおいなりさん
2011年08月10日
XML
カテゴリ: 雨漏りに取り組む



<本日の工事進捗状況>

港区 Sビル 総合改修工事・・・・・・・・順調に進行中

杉並区 Cマンション 屋上防水工事・・・・・・・・順調に進行中

品川区 Mさま邸 外壁防水工事・・・・・・・・順調に進行中

渋谷区 Fマンション 外装塗装工事・・・・・・・・順調に進行中

中央区 Oビル 屋上防水工事・・・・・・・・順調に進行中





今日は世田谷区駒沢で雨漏り散水調査。

雨漏り110番調布店(旧世田谷店)マターで、その後方支援だ。

後方支援と言いながら、こちらのお客様の場合は、



ほとんど本部マターみたいなもの。





3年前・・・・・・・・

まずは散水調査をして雨漏り原因を特定。

その調査結果に基づいて補修工事を実施。

補修工事後、調査と同様の試験散水をして雨漏りが止まっていることを確認。

無事にお引渡し・・・・・・・・





ところが、

約1年後に雨漏りが再発。

当然だが前回補修した箇所に散水しても雨漏りは再現しない。

それで、あらためて雨漏り調査を繰り返し、

結局、全く別の箇所にも別ルートで雨の浸入箇所があることが判明した。



再び無事にお引渡し・・・・・・・・





ところが、ところが、

それから1年半ほど経過して、また雨漏りが再発。

ということで、

現在、あらためて雨漏り調査進行中という、



こういう難案件はめったにない。





雨漏りに取り組んでいる人ならわかると思うが、

1年半経過してから再発。。。

ということは、セオリー通りに考えれば、

少なくとも前回の雨漏り補修工事は正しかったと考えて良い。

もちろん、いい加減なやっつけ工事をしてないという前提だけど。(笑)

雨漏り補修工事をしてから1年半は大丈夫だったということは、

おそらく新たに別の原因が生まれたのだろう、と考えるのが自然。





ただし、

我が雨漏り110番で雨漏り補修をした場合は、

その時点では雨漏りの原因じゃなかったとしても、

限りなく疑わしい部位や、

いずれ雨漏り原因になるだろう。と、予想される場所については、

雨漏り原因箇所を修理する時に一緒に手をつけることが多い。

(原因が曖昧になるのを避けるためあえて手をつけない場合もあるが)

なので、

当然、今回の物件も、

雨漏りのウィークポイント的な箇所はほとんど手をつけてある。





だから、

ますます難しいのだ。。。

つまり、

散水調査をしようにも、

なかなか散水する箇所が見つからない。。(苦笑)





それでも、

今日の調査で散水する箇所は決まっている。

でも、

でももし、今日の箇所で雨漏り再現しなかったら・・・・・・・・

次は、いったいどこに散水すれば良いのだろう?

と、ちょっとだけ不安を抱えながらの散水調査。





結果・・・・・

何とか午後イチで雨漏りを再現し、ホッとひと安心。

ま、前回から目をつけていた場所だし、

どう考えてもそこしかないだろう。と、確信していた場所だ。

それだけに、再現してくれて本当に良かった。

もし、ここじゃなかったら迷路に迷い込むケースだった・・・

後日もう1回絞り込みのための確認調査をして100%特定となる。





ちょっと自画自賛的になってしまうが、

非破壊検査でここまで結果を出すのは限界に近いと思う。

この物件は特に、雨漏りにとって難しい要素が満載なのだ。

コンクリート造と木造が複雑に絡み合ったコラボ構造。

不規則かつ複雑な形状の銅板葺き。

勾配も緩いところはとんでもなく緩い。

現場でその場しのぎ邸に加工して無理矢理取り付けたような建具。

各部材の取合部分における雨仕舞いの欠如。

とにかく、難しい要素のオンパレードなのだ。





と言っても、

外観はとても素敵なデザインだし、雰囲気もある。

しかも、頑丈で立派な建物。

雨仕舞い以外の、

他の要素はとても良い建物なのだ。(苦笑)





さて、そんな難しい案件だったが、

何とか雨漏り原因を特定することが出来た。

しかし、依然として問題は残る。

果たして雨漏りの再発は繰り返されないのか?

正直、こればかりは、何とも言えない。

おそらく大丈夫だろうとは思うが、

また新たに別の原因が発生する可能性を完全に否定することは出来ないのだ。





で、

つくづく思うんだけど、

平屋あるいは総二階で、切り妻か寄棟の屋根で、

なおかつ軒が1000ミリぐらい出てる。

そんなシンプルなデザインの建物なら、まず雨漏りなんかしないし、

万一雨漏りしても、一発で簡単・完璧に直せる。

でも、デザイン的には本当につまんない建物になっちゃうんだよなあ。(笑)

ま、長所は短所の裏返しだし、

何かを求めれば、何かを失うってことか。

昨日の強みと弱みの話にも通じるな・・・・・・・・





デザインを優先すれば雨漏りのリスクは高まる。

リスクを抑えようとすればデザインはつまんなくなる。

きっと永遠になくならない悩みだな・・・

そんなコトを考えさせられた雨漏り調査の一日でした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年08月16日 21時42分25秒
[雨漏りに取り組む] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: