RF-B40/RF-B45/RF-B55/RF-B65 42
RF-1150LB/RF-1130LB/RF-1130LBS 25
RF-690/RF-850シリーズ/RF-858/RF-859 64
RF-080/RF-081/RF-082/RF-088 39
RF-788L/RF-096L/RF-818JB/RF-833L/RF-844 33
R-109/R-505/R-905J/R-1052/R-77 28
R-82/R-140/R-166/R-441B/R-8 11
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標題の米国向けラジオを落札したというのは、2019年6月にブログへ載せていたので、軽く1年以上放置でしたねスピーカーの状態を確認して、必要ならばeBayから入手したスピーカユニットと交換するつもりでした。まずは徐々に基板のパーツを外しながら交換しました。下の画像の220μFは国内向けでは100μFでしたね → 以前の日記で国内向け機種を見たら、そもそもこのコンデンサーは付いていませんでした!そしてAFアンプ用のトランジスタ:2SC1209です。ご覧の通り脚が真っ黒けになっているので、2つとも問答無用で交換しました。2SC1209 → 2SC2120へ交換しましたよ。そして注目していたスピーカー、外してみたら予想外に綺麗で掃除機をかけたら下の画像のようになりました。この個体は電池の液漏れこそあれ、意外と大切に扱われていたのかも・・・。一通り部品交換し、基板を組み込みました。トーン切り替えのスライドスイッチも念のためバラして清掃済みです。今回は100pFのマイラーコンデンサがなかったのでPPフィルムコンデンサ(赤いもの)を使いました。とんでもない贅沢仕様ですね〜そして220μFの代わりに固体有機電解質の180μFを使いました。これはRF-444から外したものです。最後の画像はAF出力回路です。タンタルではないディップ型コンデンサをオーディオ用ケミコンと交換しました。ラジオ部を接続して動作確認したらちゃんと鳴ったので、一旦終了です。本機のラジオ部に手を付けると細かくて大変なので、またしばらく放置プレーになると思います
2020.10.09
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米国仕様のICF-7500Wを落札してしまいました。これは出品者さんが用意した画像で、実際も外観は綺麗でしたね。ただ電池室が液漏れで状態が良く無かったためか、意外と低価格で落札できて良かったです。外観をウェットティシューで拭いてから、粉を吹いている電池室の電極をケイグ赤で掃除して動作確認したら、AM/FM共に問題なく受信できました FMは88〜108MHzなのでいつも通り調整すれば、76〜96MHzとなって国内バンドの受信にもってこいです。今は手元に調整未完了の機種がいろいろ有るので、時間を見て整備予定です。
2019.06.09
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2台目のICF-7500でだいぶ引っ張っていますが、今回で最後です。一つ前のトピックでは外観しか紹介しませんでしたから、今回は中味を紹介します(^^)まずこの機種は1FET、11Tr、2ICと言うかなり贅沢な構成です。今回の修復ではFET1個、Tr10個を交換しました。改めて修復の過程を辿ると、Tr6個と多分FET1個が交換必須だったと思います。下の画像にある赤色矢印の部品は、オリジナルのままで残したただ一つのTrです。ピンクの矢印はゲイン不足を補うために交換した2SC2240-BLで、いずれも低周波回路の部品です。つづいてスピーカー交換し、その他細々やった上でようやく修復出来たアンプ+スピーカーユニットです。その他細々とは何かというと、ラジオ本体部との接点が6箇所あるのですが、その配線が全く違っていました。スピーカーを新品と交換したのにカスッとも鳴らないので、もう1台の良品と較べてようやく配線違いが判明しました。そして綺麗になったスピーカー、やっぱり気持ちが良い(^-^)最後に紹介するのはロッドアンテナの根元にある延長コイルです。オリジナルは細い線を使ってフニャフニャでしたが、0.8φのエナメル線をドライバーへ巻き付けて成形しました。1台目も同じようになっています。屋外へ出てFMを受信確認したところ各局を(76.1, 76.5, 77.1, 79.5, 80.0, 81.3, 81.9, 82.5)受信出来ました。
2013.08.13
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完了と言ってもFM/AMラジオの機能は修復出来たと言うだけで、当然ですが新品同様になったわけではないです。昨日判明した問題点の他に、劣化の懸念がある部品を更に幾つか交換したので、これで安心して使える状態になりました。最終的な外観は以下の画像の通りです。上の画像がこのラジオの特徴を最も端的に表していると思います。まあポケットラジオの走りですよね。スピーカー部分をセパレート出来ると言うのは斬新な発想だと今でも思います。部品が欠落しているためロックレバーは効きませんが、板バネが抑えているのでするっと外れることはありません。1台目とは銘板が違いますし、使われている部品の一部も異なっていました。コンデンサの耐圧がこの2台目は低かったです。兎に角ジャンクとして購入したときよりもずっと綺麗になりましたね。下は入手時の画像です。詳細はカテゴリーを辿ってご覧下さい。
2013.08.12
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まずは1台目の話です。こちらは純正のスピーカーがついて動いていたのですけど、コーン紙に埃がついているのではないかと気になっていました。どうも筐体と接着されているようで剥がれなかったんですが、先日相模電子で7.7cmスピーカーの予備を買ってきたので強引に剥がしてみました。まあコーン紙が破れたので純正スピーカーは使えなくなりましたが、ある意味良かったかも知れません。もう2台目のICF-7500同様に滅茶苦茶に汚れていまして、慌ててマスクを掛けたほどです。汚れきったスピーカーは当然廃棄、後は掃除機とエアダスターで綺麗にしてから予備品のスピーカーを取り付け、ホントにスッキリしました(*^^)vそれでは本題のICF-7500:2台目です。先日一旦は復活したのにAMが聞こえなくなっていた物で、正確に言うとかすかに受信していたので不良箇所の本命は”周波数混合”のトランジスタだと見当を付けていました。2SC403と言う品種で、同じ物が局部発振にも使われていたので、併せて交換することに。で外した部品がこちら。6.8KΩは実測で6.3KΩほどに抵抗値が変化していました。なのでソリッド抵抗は嫌いです。でした。±10%以内なので、問題なしと訂正致します。普段は誤差±1%の金皮抵抗を使っているので、ほとんど信じられない誤差レベルに感じてしまいます。交換した品種は以下の通りです。1.局発:2SC27872.周波数変換:2SC2714-O黄色い丸の中が2SC2714-Oで、注目すべきはその横にある孔です:赤い矢印部分。なんか抜けたかなと思い、部品面から観察したのですがよく判らず、そのまま作業を続行しました。その後色々試しましたが相変わらずAMを受信出来ず(^_^;) これは赤い矢印部分がおかしいだろうと言うことで良〜く確認したら、電源ラインのグレーのビニール線が脱落していました。上の画像にある紅い矢印のビニール線がそれです。こりゃぁ鳴るわけがないですねという、恥ずかしいオチでした。プリント基板とは別に、電池の液漏れで腐食した電池金具も、全部で四つ交換しました。まずプラス側です。続いてマイナス側。これらの部品は多少加工した上で使って居ますが、やっぱりあると助かります。筐体を止める爪が一本折れてしまい、ただ今補修中です。続きは明日以降にします。完全復活の見通しがついたので良かったです(^^)
2013.08.11
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6/9にAMだけ復活したICF-7500を色々調べ、何とかFMも復活しました。実はちょっとだけ手がかりがあって、6/9にFMもかすかに受信していることが判っていたので、局部発振トランジスタを交換しました(RF増幅と周波数変換のトランジスタは6/9に交換済みだったので)。上の画像の2SC930がそれです。いっしょに映っているタンタルコンデンサは後で説明します。本機ICF-7500はソニーには珍しく調整はやりやすいラジオですが、部品交換を伴う様な作業は厳しいですね。ご覧の通り従来型の部品が密集していますから。部品交換の手始めとして、黄緑色で囲った部分にあるビニール線のハンダ付けを外す必要があります。あとはボリュームを外し、画面右上にあるテープを慎重に剥がしてやれば基板を取り出すことが出来ます。局発のトランジスタは赤丸の部分にあり、画像では2SC1047へ交換済みです。それからFMの検波部はピンクの矢印辺りにあり、シールド板の隙間から覗いてみたところ抵抗器のリード線がコイルのシールドケースと接触していました。これはどう見ても正常とは思えず、ピンクの部分のシールド板を取り外して抵抗器の交換がてら取り回しを変更して、リード線とケースが接触しないよう対処しました。この辺の作業が功を奏し、FMが復活したようです。幸い検波用のダイオードは死んでいなかったようで、助かりました(^-^)さてタンタルコンデンサですが、FMの復活に気をよくしてヘッドホン出力回路の周辺にあるコンデンサを、オーディオ用の物と変更して外した物です。使った部品は以下の通り。・100μFは、ニチコンのmuse F95 6.3V/100μF・47μFは、同じくニチコンのF95 6.3V/47μFここまで来たので、本日は終了としました。
2013.06.23
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不良スピーカーユニットの交換で気が滅入ってしまい暫く放置プレーになっていたICF-7500を、久しぶりに触ってみました。今日はスピーカーの方ではなくラジオ本体部です。下の画像がICF-7500で右側がラジオ本体になります。時々FMは聞こえてたので、何とかならないかと分解してみました。今日の結論としては以下の通りです。・FMは復活せず。・AMは完全復活し、トラッキング調整も終了。快調動作です。以下の部分を少しばかり部品交換しました。1.FM-RFアンプ、FM周波数混合のトランジスタ、FM回路の抵抗器2.AM-RFアンプFET、AM-AGC用ダイオード3.ケミコン本機の抵抗器はご覧のようにソリッド抵抗が使われています。どうも抵抗値の経年変化が気になって、私は好きではありませんね。また本機のサービスマニュアルにはダイヤルユニット(糸がけの部分)の外し方が書いて無く、糸が外れないようにセロテープで固定しながら、何とか外すことに成功。おかげで部品交換は楽になりました。この部分は機会を改めてご紹介します。下はAM-RFアンプとして取り付けた2SK544です。照明を当てる関係でこんな風に斜めになりました。続いてFM復調回路周辺です。頑張って金皮抵抗へ取り替えたのになぁ、FMが復活しないとは・・・。まあそのうちFM復活にチャレンジします。
2013.06.09
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共立エレショップから、標題のスピーカーを含む電子部品を入手しました。先日、奥行きが合わない77mmスピーカーを発注したと書いたのが、本品です。パッケージのまま定規と撮影しましたが、ちょっと判りにくいかな?入手品は8Ω1Wと定格表示されています。一方で純正品は8Ω0.5Wですので、定格には余裕があります。ラジオの筐体にはまるかどうかですが、下の画像通りピッタンコ嵌まりましたよ。奥行き以外は完璧です。筐体に孔を開けるしかないと判断しています。オリジナルパーツとはこれくらい奥行き(高さ)が違いますから。真横から見ると良く判ります。同時に買ったパーツ類は以下の通りです。下のケミコン2種はオーディオグレードではありませんが、よく使うもので外皮が塩ビでは無くポリエステル製の環境対応品です。
2013.03.09
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続きをやりました。各部正常な電圧が出ているにも拘わらず、音が出ません。ホントに無音なので不審に思い、別のスピーカーを繋いだら音が出ました。エーッと思ってオリジナルスピーカーを調べたら、ボイスコイルが断線していた(泣)今さら純正品若しくは相当品が手に入るとも思えないので、77mmスピーカーをパーツショップへ発注しました。奥行きが合わないんですけどね。全く何でもかんでも小さく薄くなんて物を作ると、特殊な部品を使う事に成って修理がきかなくなるんだよ(-.-#)少し反省しろ、このメーカー・・・。
2013.03.03
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今日の花粉は激烈でしたね〜。朝から鼻水が出っぱなしで(;。;)、軽くティシュペーパー1箱が空きました。そんなわけで、本日は下記の作業から始動開始!1.フローリング部をクイックルワイパー(モコモコタイプ)がけ2.サーキュレーター清掃3.空気清浄機フィルター清掃4.空気清浄機最強運転これで状況が少し落ち着いてから、肝心の清掃等を始めました。最初はスピーカー部の中を開けたところです。正直言ってスピーカーユニットの汚れ方は想像以上でした。こんなスピーカーを動作させたらどうなるんだ!と言うある意味恐怖を感じます(^^ゞ結局ユニットは、以下の手順で清掃しました。1.エアダスターで飛ばせるものを飛ばす2.ハンディ型掃除機にブラシを付け、吸い取れるものは吸い取る3.エッジ部分だけ、軽〜くウェットティシューで拭き取るつぎに凹んでいたスピーカーグリルを、内側から押し出して修正。更に基板パーツ類を全て外してから、ケースを水洗しました。一番外しにくいのは下の画像の左側下部にあるスイッチです。一応サービスマニュアルを持っていますが、確認のため配線を撮影しておきます。水洗完了後の画像は下の通りです。スピーカーユニットはこの辺で良しとしました。スピーカーグリルの凹みは、大きなものから小さなものまで見苦しくない程度に、改善できました。この画像には写っていませんが、ストラップも汚れでカピカピになっていたので、洗濯石けんで洗ったところ綺麗になりましたよ。後はお馴染みのパーツ交換です。抵抗器は最終的に全て新品を使いました。トランジスタのオリジナル品:2SC1209は脚が真っ黒になっていましたので、有無を言わさず交換です。洗浄した筐体が十分に乾いたところで、各部品を組み込み正常な本体を繋いでみましたが、鳴りません。おかしいな〜と思いスピーカーを持ち上げてみたら、スピーカーケーブルが基板のところで断線していました・・・。続きは昼間にやります(-_-)zzz
2013.03.02
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1台目と同じ出品者さんから、再びICF-7500を落札しました。まず最初に”珍しいラジオが良く手に入るなぁ”と感心致しました。ICF-7500-1台目の調整記事は右にあるカテゴリ欄から参照できるので、興味のある方はご覧になって下さい。状態は”電源入らず、ジャンク扱い。部品取り用”とのことで、珍品ラジオの部品取りとしてちょうどお手頃価格だったので、速攻落札しました。あわよくば復活もと言う願いがこもっています(^-^)上の画像は、商品の外観清掃に使ったウェットティシューと一緒に撮した”清掃後”の画像です。スピーカーグリルの凹みが目に付きますが、これは直しようがあるはずなのであまり気にしていませんね。電源入らずという事で、以前の持ち主さんのところで長らく放置プレーになっていたようです。相当の汚れが付いていました。清掃後の外観写真を幾つかご紹介します。さすがに夜になって手持ち撮影するとぶれますね。打率7割5分です。それは兎も角、電池室に液漏れの痕跡があるものの部品の欠落はありません。ガシガシ掃除している内になんと電源が入るようになり(放送を受信できたわけでは無いです)、本体のイヤホン端子から雑音が聞こえるようになりました\(^O^)/しかもボリューム位置に応じて雑音の音量は変化し、ガリもありません。低周波回路と、おそらく中間周波回路も生きている事が判ったので、やる気が出てきました。追々整備状況をアップします\(^_^
2013.03.02
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ちょっと前にListeningさんが拙宅へお立ち寄り下さり、ICF-SW77を引き渡しました。実は今朝になってからAFアンプ用IC:μPC1316Cのデータシートをダウンロードしてみていたところ、あと二つ部品交換しても良さそうな箇所を見つけ、Listeningさんへ確認の上改めて部品交換しました。μPC1316C応用回路で言うと下の赤丸部分です。SW77の回路図では下の同じく赤丸部分です。どちらも容量は0.1μFですが、容量に拘るとポリエステルフィルムコンデンサしか無く物理的に取り付け不可能なので、ニチコンのF95タンタルコンデンサの0.22μFを取り付けました。C444とC450は裏ぶたを外せばアクセス出来る場所なので、交換は楽でした。どんな音質レポートなどが出てくるのか楽しみです。早速Listeningさんのブログでレポートを頂きました。外したLEDをお渡ししなかったので、ここで紹介します。よく見ると砲弾型の頭の部分がちょっとつや消しの様になっているので、これで光を拡散させていたのかも知れません。更に寄ってみるとこんな感じで、赤丸のところは金線のボンディング部分です。見にくいかも知れませんが(^_^;)
2013.01.20
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ひょんな事からListeningさんのICF-SW77を整備する事になりました。まず裏ぶたを開けたところですが、なんというか調整箇所がありません。要するに動作させながら基板をひっくり返して調整するわけで、正直言って整備性は悪いです。その分調整のやりがいがありますが、何と言っても人様からお預かりした機材なので、緊張します。まず初期状態を記録するために、基板の状態を撮影するのが大事です。画面の上の方に金尺を当てていますが、判りにくいので拡大しました。フェライトバーアンテナの長さを測っているところで、約18cmありますので長波は兎も角として中波帯では高感度が期待出来ます。つづいてメイン基板を取り出して、部品の配置と調整箇所をサービスマニュアルと照合します。ここで気になったのは三つ並んでいる表面実装型のケミコンが、ちょっと脹らんでいるように見える事です。拡大するとこの3つ以外のケミコンも少し脹らんでいるような気がしましたので、まずは交換ですね。まずは小容量のケミコンから交換を始めました。下の画像で赤丸部分の上に付いているのはニチコンのmuseF95で、高音質型のタンタルコンデンサです。問題は赤丸の部分で、上の画像に写っている10V100μFを外した跡ですが腐食の形跡がありました。電解液漏れが疑われるので、この部分をアルコールで良く拭き取ってから残っている脚をコテで外したら、アミン臭がしましたので、間違いなくケミコンの液漏れだと思います。<ソニー ケミコン 液漏れ>というキーワードで検索すれば判りますが、これは悪名高い不具合事例で拙宅のDATデッキもメカデッキ部分が犠牲になり、今でも動作しません。と言うわけで、問答無用にケミコンは全取っ替えします。使ったパーツは、タンタルコンデンサ:museF95、F95、F93、大型のケミコンはトーシンのオーディオ用などを使いました。交換後の画像がこちらです。音質に配慮して一部のセラミックコンデンサをポリエステルフィルムコンデンサへ交換してあります。以下4枚はコンデンサ交換した部分を拡大した物です。下の画像はFMの中間周波回路、検波回路周辺です。他に半導体も少し交換しました。まずはFMのフロントエンドを2SK238 → 2SK544へ交換。他に検波後の低周波増幅初段のトランジスタも、2SC2414K2SC2412K → 2SC3324-GRへ交換しローノイズ化を図りました。現時点の部品交換はここまでで、今はFMをモニターしています。Listeningさんから指摘のあったFMのスピーカー再生音歪みは、FMバンドの感度低下だと推測しています。信じがたいほど調整がずれていましたので。他にも電子チューナー式の要であるVCO(電圧制御発信器)の周波数がずれていました。もう少し聴き込んでから再調整し、必要があれば更に部品交換の予定です。まずは第一報でした。※以下は追加画像です。表面実装型のタンタルコンデンサ1つの向きが、逆になっていますので気をつけてください。この後で誤りに気づき、部品を交換して付け直しました。キーパッド下のゴムシートはホコリだらけでした。分解する機会があれば清掃をお勧めします。水洗いして完全に乾かせばOKです。下の画像はFMの受信動作確認中です。バックライトLEDは高輝度の橙色と交換済みですが、当時は拡散キャップを持っていなかったため、照度ムラが出てしまいました。追加画像と説明は以上です。
2013.01.13
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聞き流しには十分な音質だという事が判ったので、更に部品交換を進めた上FM回路も日本バンドへ調整しました。先日のRF-1401もそうでしたが、調整や部品交換にはサービスマニュアルが必須ですね。それでは色々やらかした後の部品面の様子を紹介します。今回はオリジナルのパーツも幾つか残してありますが、部品交換の必要が無い若しくは物理的に交換不可能というのがその理由です。続いてはパターン面を紹介します。一旦上の画像を撮影してから、FM回路の調整をやりました。最初はパターン面へ円盤形のセラミックコンデンサを追加したのですが、これだと裏蓋が閉まらない(^_^;)と言う事が判り、追加したコンデンサとオリジナルのコンデンサを外して、部品面へ相当する容量のチップセラミックコンデンサを取り付け、ようやくOKになりました。まず裏蓋が閉まらなかった状態がこれ。これをチップコンデンサへ交換した状態で、左:27pF、右:36pFです。この状態で各コイルとトリマーコンデンサの調整で、日本バンドへ合わせ込む事が出来ました。下の2枚が追加で交換後に取り外した部品です。2枚目に写っている円盤形セラミックコンデンサは自分が追加した物で、抵抗器のように見えるのはセラミックコンデンサです。FMはロッドアンテナが短いのに結構感度は良いようですが、少し聴き込んでからまたレポートします。
2012.10.20
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バリバリに受信出来ましたと紹介したSONYのミニステレオラジオを開封して、音声経路のコンデンサを交換しました。受信出来る(ラジオの回路は動作している)のと音質がましかどうかと言うのは別問題です。最初聞いたときに、音は歪み気味、割れ気味でしたので、まずはケミコンをディップTa、ニチコンF95およびMUSE F95へ交換しました。まず裏蓋を開けたところです。蓋を開けてよく見たら電池室の極板に液漏れの痕跡があったので、交換する事にしました。筐体の肉が薄いですね〜。あと実装の仕方もトラップ気味で、サービスマニュアルが無かったらダイヤルの糸を切っていたかも知れません。電池極板のマイナス側はこんな感じでした。拭き取れば良かったかも知れませんが、気持ち悪いので画面下に写っているパーツと交換です。今日はまだFMの周波数調整まで手が出なかったので、改めて調整したときにパーツ交換後の状態を紹介します。交換して外したケミコンは以下の通りです。小さな物ばかりで、手持ちのオーディオ用ケミコンは物理的に使えません(^^ゞ こう言うときにはディップTaや表面実装部品が活躍します。赤丸で囲ったのはAF出力用のカップリングコンデンサ:4V220μFで、これを同一定格のMUSE F95 4V220μFへ交換、音声入力部の50V1μFや電圧レギュレーター部の6.3V47μFをF95シリーズへ交換しました。ただし50V1μFは同一定格が無いので35V1μF品を使いました。まあ充分でしょう。で結果として音質は目に見えて向上し、割れや歪み感、ノイズが減って凄く聞きやすい音になりました。AMはこのまま無調整でOKなので、FM同調回路と局発回路のコンデンサ変更と再調整で、日本バンドへ合わせ込む予定です。
2012.10.19
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ICF-7500と言えば私が楽オクでゲットして、幾つかの部品を交換し以前にもICF-7500更にパーツ交換で紹介しました。今日は先日樫木総業から入手したSANYOのMOS型FET:2SK544を標題の部分へ使うため、中を開けて部品交換しました。外したオリジナルの2SK42の画像です。何しろ古い石なので、ほとんどデータが残っていません。FET規格表を参考にさせて頂きましたが、2SK42と2SK544を比較出来そうな項目は1KHzの順方向伝達アドミタンスしかありませんでした。1.2SK42 :typ5.5(接合型FET)2.2SK544:typ11 (MOS型FET)ゲインや雑音指数、入力容量もだいぶ異なるはずですが、中波帯の同調回路では入力容量の違いは無視出来ると思います。バリコンのプーリーを外さないと手が出ない場所なので、プーリーから糸が脱落しないような対策を施してから作業を始めました。なお作業に使用した機材は、ハンダごて、ハンダ吸い取り線と千枚通しです。途中は画像を撮影している余裕が全く無かったので、完成後の画像しかありません。ご了承下さい。結局交換したのは2SK544とその周辺の抵抗:100Ω×1と180KΩ×1で、下が完了後の画像です。2SK544の左側に交換した金皮抵抗が見えますでしょうか? もう一本1KΩのソリッド抵抗が見えていますが、これは交換を断念しました。これ以上作業を続けると、左上隅にあるAMの周波数変換用トランジスタを壊しそうでしたので(^_^;)今の時間帯に窓際で中波帯をワッチすると、明瞭度が上がったように感じました。我ながら物好きですよね~。まあ成功して良かった(*^^)v
2012.07.08
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楽オクで落としたばかりのソニーICF-SW22も、ちょっと部品交換しました。試聴したときに調整する必要は全く感じなかったので、そちらは手を付けていません。今回はスピーカーの直径が40φで小さいので、部品交換の目的は以下の通りです。1.音調の調整音の抜け改善2.SN比の改善そういえば注意事項あり。このところちょくちょく調整してきた古いラジオと異なり、本品はPbフリーハンダを使っています。使われているハンダは、表面の感じからして3Ag0.5Cu品で間違いないでしょう。で、今回の部品交換では同組成のハンダと、もう1種類:オヤイデのSS-47の2種類を使いました。実際は1.と2.でダブル部分もあるのですが、1.の主体は音声出力コンデンサの交換です。まずは取り外した部品(トランジスタ1つは含まず)で、今回はこれだけです。一番手前のコンデンサ:220/4vと書いてあるのが、音声出力コンデンサです。これを東信工業の16V/220μFへ交換しました。これは下の二枚の画像にある赤丸の部分で、1枚目:部品面、2枚目:パターン面です。なお2枚目の画像のピンクで囲まれた部分にあるコンデンサを、ご覧の通り表面実装品へ交換しないと東信工業のコンデンサを取り付けできません。セットで交換する事になります。ご注意下さい。2枚目の画像で青丸の部分は、検波出力をローパスフィルター回路(ピンクで囲った部分)へカップリングするコンデンサ:0.47μFです。とにかく積層セラミックコンデンサが気に入らないので、これをニチコンのフレームレスTaコンデンサ:1μFへ交換しました。(1枚目の画像の青丸は無視して下さい。間違えていますので)ローパスフィルター回路のトランジスタ:2SC1623を、お馴染み2SC3324-GR(CBG)へ交換してあります。2SC1623のデータシートでは低周波増幅用となっていますが、ft:250MHzあるので汎用トランジスタでしょう。一方の2SC3324は低周波低雑音増幅用です。SW-22のサービスマニュアルからこのトランジスタのコレクタ電流を計算すると0.6~0.7mA程になり、これは2SC3324のSN最良動作点でした。好都合!※ところでローパスフィルター回路って19KHzのパイロット信号をカットするのが目的で良かったですよね? 永らくFM放送に対する興味を失っていたので忘れてしまいました(^^ゞ 一応調べたところ合っていそうです。15KHz以上をカットするフィルターとも言えるかな。黄色い丸は、電源のリップル除去回路にあるフィルターコンデンサです。もう1箇所部品交換しています。下の画像をご覧下さい。表面実装品は、全バンドの発振回路へ供給される電圧源のデカップリング用と推測しました。その右側には4.7μFのOSコンを取り付けました。AF回路の負帰還用コンデンサです。この辺の効果は、少し使い込んでエージングしないと判りませんね。本機は手元に在る中で一番新型のラジオです。小っちゃいのに結構十分な音量で聞こえるし、電池が長持ちするので長く使いたいと思います。※2019.4.14にカテゴリー変更し、内容を追記しました。 その後本機は故障してうんともすんとも言わなくなり、結局廃棄しました。ソニータイマー発動ということかな
2012.04.29
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昨日の小手調べで感触を掴んだので、今日はもう少し本腰を入れてパーツ交換し、交換後もちゃんと音が出ました\(^O^)/成功で~す。本日の交換対象部位は、本体部分の低周波出力回路(即ちヘッドホン出力部周辺)です。本来の狙いから言うと初段の増幅回路周辺を対処しないと、効果が半減してしまう可能性がありますが、低周波増幅初段部分は部品面側にシ-ルド板やらテープやらが取り付けてあるので、断念しました。あ、初段周辺は検波出力カップリングコンデンサを交換したので、音の抜け改善に効いたと思います。それでは取り外した部品を紹介します。点数は少ないですが慎重な作業が必要な品物ですので、時間が掛かりました(^^ゞトランジスタが二つ写っていますが、低周波出力段のQ10:2SC634A(回路図では2SC633A)とQ9:2SA678です。これをそれぞれ2SC1815-GRと2SA1015-GRへ交換しました。回路図の一部をピックアップしましたので対照して下さい。ディップタンタルコンデンサは大きい方がC46で、もう一つがC45です。これら2つは後ほど紹介する表面実装の同一容量タンタルコンデンサへ交換しました。R28は180KΩと表示されていますが、実際は220KΩになっていました。後はR40の220Ωを金皮へ交換しました。外した部品の中にセラミックコンデンサみたいな細長い物がありますが、これは下の回路図のC29,C30です。これもそれぞれポリエステルフィルムコンデンサと表面実装タンタルコンデンサへ交換しました。C29:0.039μF、C30:0.22μFへ変更しています。これは手持ち在庫と、パーツの物理的サイズによる変更です。C30はこのまま音量調整ボリウムへ繋がっています。それではパーツ交換前と今日の交換後の画像を比べてみて下さい。下が交換前、更にその下の画像が交換後です。アングルを変えるとこんな感じになりますが、ご覧の通りで全ての交換部品に小型の物が揃っていたわけではありません。表面実装のタンタルコンデンサはこんな具合に実装しました。ちょっと見にくいかも知れませんが、画面上部の赤丸の中がそれです。本来画面中央部のダイヤル指針の下側にはシールド板が付いていますが、作業のために外してあります。何色のコードがどこへ接続されていたのかなど、デジカメで記録しておくと後の確認が楽です。下のように途中で断線することもありますから、何色がどこと繋がっていたのかは、当たり前ですが重要です。交換前と交換後の音質変化はなかなか劇的で、ヘッドホンでも押し出しの良いクリヤな音になりました。それからスピーカー部に付いているトーン切り換えはAMではほとんど変化無く、FMでは綺麗に高域が伸びるようになりました。今回非常に重宝した表面実装のタンタルコンデンサには、ニチコンのF95シリーズを使いました。
2012.04.22
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今日は石川町のシンコー電機をメインに相模電子にも立ち寄って、標題の電極スプリングをはじめ幾つかのパーツを買ってきました。電極スプリングなど一部を紹介します(いっしょに写っているトランジスタ:2SC930は、ICF-7500から取り外したFM-RFアンプの石で、2SC1730と交換しました。購入したパーツの大きさ比較のために写したもの)。実際に交換したスプリングはここには写っていないもう一つのタイプです(^^ゞ パーツ交換後に撮影したものですから・・・。スプリング交換後の画像が下の物です。ICF-7500の本体側は部品交換しないと言いつつ結局トランジスタ交換したわけですが、FM-RFアンプの石は基板の端にあって交換しやすかったので、小手調べにチャレンジしました。交換対象のトランジスタのftは1.2SC930 : 300MHz2.2SC1730:1100MHzとなっていて、感度的には2SC1730の方が好ましいと言うことになります。ftが高い程良いと言うわけではありませんが。次に電極スプリングだけを拡大して紹介します。予め一部にハンダを載せておくのが、交換作業を綺麗に済ませるコツになります。はめ込んでからハンダ付けすると、周囲のプラスチックが溶けてしまい見苦しくなります。
2012.04.21
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先日オークションで入手したICF-7500をもう少しよく観察した結果、結局スピーカー部分の一部をパーツ交換し、本体側は諦めました。本当は本体側こそ手を入れたかったんですがね~。抵抗器にソリッド抵抗とかを使っているので、金皮へ取り替えたら気持ちよくSNが上がるだろうと思っているんですが、あの過密実装をハンダ面から眺めただけできっぱり諦めが付きました(^_^;) あれじゃあ故障したら修理できないな~と言うわけです。まずは部品交換前のスピーカー部分の状態です。まあ何かやらないと気が済まない性分というか、相変わらずオーディオ回路へセラミックコンデンサを使っているのが気に入らず、その周辺と電源のデカップリングコンデンサを交換しました。もう少し拡大するとこんな感じです。OSコンやフィルムコンデンサ、金皮抵抗がお分かりになるかと思います。ここで止めるつもりだったんですが、よーく観察するとトランジスタの足が黒くなっていました。これはこのトランジスタメーカーの特徴?でして劣化の兆候です。これは仕方が無いとオリジナルの2SC1209を外して、お馴染みの2SC2120-Yを取り付けました。外したトランジスタはこう言う状態。これは私が手放したICF-5600の使われていた2SC710と全く同じ状態ですよ。5600では信号系のトランジスタを全取っ替えしていますから、これを見逃すわけには行きませんと言う事でさっさと交換しました。2SC1209と2SC2120は脚の配列が逆ですので、ご注意下さい。
2012.04.15
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飽きもせずラジオネタです。楽オクで落としたソニーのICF-7500です。今朝結構早い時間に届いたので、RF-B45が一段落したところで、本機の清掃と整備をやりました。外観も内容も割と良い個体でしたので、整備はさくっと終了してAM/FM共に感度良く受信できるようになりましたね。ラジオ本体とスピーカー部分を分離して使えると言うのはユニークな機能ですね~。デザインありきで作った製品の典型にも思えますが、ヘアーライン仕上げのアルミ製フロントパネルがなければ、AM放送の感度はもう少し良くなったろうにと思えるのがちょっと残念です。中味はと言うと、表面実装ではない従来型部品を超高密度実装した見本ですね。清掃と調整がやっとで、とてもじゃないけど部品こうかんはできません。スピーカー部も開腹して清掃しました。こっちは部品交換出来るかも知れない。短いロッドアンテナを補うために延長コイルも入っています。ここの回路は、トランス結合プッシュプル増幅出力段と音質調整のためのフィードバック回路です。続いてラジオ本体部分はこんな中味になっています。超高密度実装と称したのがお分かり頂けるかと。普段見慣れているポリバリコンよりもちょっと小さい物が使われていました。あと電池ボックスには液漏れの痕跡があったので、今度金メッキのスプリングでも買ってきて直します。
2012.04.08
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1月23日に書いたICF-5600のFMフロントエンド/バイアス調整の続報です。・ゲート2へかける電圧を高くするとドレイン電流が増える → ゲインが増えると言うことになります。普通はドレインにつながる同調回路の前に抵抗器が直列についているので、ドレイン電流を増やすと抵抗器での電圧低下が増えてドレインにかかる電圧は低下します。実測したら思いの外ドレイン電圧が下がっていました。ドレイン電圧が下がりすぎると、ゲインを上げようとしているのか逆に下げようとしているのか判らなくなってしまうので、ドレイン電圧をチェックしながらゲート2の電圧を再調整しました。最終的に、今回取り付けた3SK122ではゲート2電圧≒0.25Vで調整完了しました。ゲート2のバイアス電圧調整用のパーツを付けるんだったら、FETは3SK114-Yのままで良かったような気が・・・(^^ゞ
2011.02.05
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2011年11月7日の続編?です。3SK122を取り付けて特に問題なく使用していましたが、データシートを見ていると、ゲート2を接地してバイアス電圧=0というのはあまりにももったいない(ゲインを全く出していない)様なので、半固定抵抗を使ってバイアス電圧を調整できるようにしました。下の画像がそれです。半固定抵抗の中点にはFETのゲート2とセラミックコンデンサを接続(高周波をバイパスする役目)しています。ゲート2電圧(正確にはVG2S:ゲート2とソース間の電圧)を上げるとゲインが増えます。実際の調整は裏ぶたを開けたままでロッドアンテナを伸ばした状態で外の通路に出て、受信状態を確認しながらやりました。調整後のゲート2電圧:0.53V程でした。受信できたと思われるのは76.1,76.5MHz/FMインターウェーブ、77.1MHz/放送大学、78.0MHz/ベイFM、不明局79MHz位/かわさき市民放送?、80.0MHz/エフエム東京、80.7MHz/NHK-FM千葉、81.3MHz/J-WAVE、81.9MHz/NHK-FM横浜、82.5MHz/NHK-FM東京、83.5位/NHK-FM小田原?、84.7MHz/FMヨコハマ、85.1MHz/NHK-FMさいたまなどです。放送内容ですぐに特定できる局もあれば、なかなかコールサインや局名を言わないところもあるので時間をかけないと特定できません。今日は寒いので止めました(^^ゞ まあFETを壊すこともなくうまくできたので、良しとしましょう。ギヤに被さったように写っている黒いビニール線は、撮影後に元へ戻しました。
2011.01.23
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昨日の日記は機種名を間違えました。スイマセン(._.)オジギで、もしもICF-5600のFM感度不良で、原因がフロントエンドのFET不良と判っていて自分で交換しようとする方は、無理に3SK122を使う必要はないですよ。手持ちがあれば別ですが今では入手が困難なようですし、2SK161-Yを自己バイアス無しのソース接地で十分いけると思います。それにしても最近は普通のパーツを入手しにくくなってきました。表面実装型が圧倒的に増えて、老眼にはきついです! 1年位前にHF帯アマチュア無線固定機:TS-950SDXのバンド切り替え用ダイオードをPINダイオードへ交換したんですが、元々のメルフ型を角形表面実装のパーツでまかないました。都合30個以上交換しまして、ピンセットで押さえながらのハンダ付けはなかなか大変でしたよ。腰が痛くなりました(^^ゞ
2010.11.08
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調整というかお馴染みの部品交換をやりました。1.炭素皮膜抵抗 → 金属皮膜抵抗への交換2.ランプタイマー点灯時間の調整3.FM高周波増幅用FETの交換です。2.は前回調整時に短くしすぎたので、ちょっと長目に調整し直しました。3.はいままで2SK161:接合型FET(内部でカスコード接続されている)を使っていてゲイン(感度)は十分でしたが、もう少しSN比が良くならないかと言う事で、デュアルゲートMOSFETと交換してみました。・交換その1:3SK114-Yと交換(3SK141は誤りでした)。ソースとゲート2をそのまま接地。FETの規格から見てこれだとゲインが少ないかもと思いましたが、予想が的中。SNは良いが感度は劇的に低下。ゲート2のバイアスを調整するための部品取り付けが面倒なので、更にFET交換。・交換その2:3SK122と交換。この品種はゲート2のバイアス電圧を0にしてもドレイン電流は最低7mA流れる筈。結果は非常に良好。SNが良く高感度。以前に2SK241-Yへ交換したときは、感度良好だったがSN比が今一でSメーターが1/3位振れたままだったのに対し、3SK122ではそんな事なし。左斜め下の電極:ゲート1、右斜め下:ソース、右斜め上:ドレイン、左斜め上:ゲート2です。通路へ出てワッチしたところ、沢山のFM局を受信出来ました! これ以上本機の中をいじる必要はなさそうですね。AMバーアンテナからの被覆線がハンダ付けの熱で剥けてしまいました(^^ゞ
2010.11.07
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またまたICF-5600の登場です。いつもはプリント基板のパターン面しか紹介していないので、今日は部品面を紹介します。まずは全景ですが、音量調整+ラウドネス基板、タイマーユニット、メーターは一時的に外してあります。メーターの下から見える高周波回路の一部です。横にあるフィルムダイヤルの部分は、幸いにも手を付けようという気が起きません。青い枠の中にトランジスタがあり、オリジナルの2SC710を2SC1730へ交換しました。多分(多分ですよ)AM帯の高周波増幅用だと思います。中間周波増幅用のTrも2SC710を2SC1047や2SC1675などの手持ち品と交換しました。続いてその中間周波増幅段、検波部その他です。ピンクの矢印がAMのIFT(中間周波トランス)でこれは本来タイマーユニットの下にあって見えません。黄色の矢印はメーター、青い矢印はタイマーユニットです。最後はAFアンプ部分です。この部分はボリューム+ラウドネス調整基板の下にあり、それを外さないと見えません。画面中央付近にある緑色の部品(電解コンデンサ:MUSE)の上にある二つの黒い部品が低周波増幅用のTrで、左側の小さい方:2SC2458-L、大きい方が交換し直した2SC1815-BLです。今回色々と部品交換しましたが、つくづく感じたのは部品の経時劣化です。ソリッド抵抗は抵抗値が高い方へずれていました(最大で+20%位)。古い機材をお持ちでご自分がメインテナンスされる場合は参考にして下さい。※ここで紹介した画像も、全てOptio W90で撮影しました。
2010.08.22
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メインテナンスと言っても調子が悪かった訳ではなく、部品を交換しただけです。対象は拙ブログに何度か登場したソニーのICF-5600です。5月4日の日記で紹介した通りあらかたの部品を交換して快調に使っていましたが、S/Nがあまり良くないのと、若干の音量不足を感じていたため、この土日で色々と試してみました。まずはS/N比の改善です。ケミコンはオーディオ用へ変更してあるし、Tr(トランジスター)も同等若しくはS/Nの良い物へ変更済みですから、残るは抵抗器です。RF、IF、AF回路の抵抗器を、炭素皮膜抵抗から金属被膜抵抗若しくは金属箔抵抗器へ交換しました。まあ部品ばかりため込んでいても仕方がないので、ビシバシと活用した訳です。30本位交換したかな~。本日の作業後の画像です。それまではこんな感じでした。続いて音量不足の改善です。AF回路の電圧増幅段:2SC2458L-GR+2SC1815-Yを2SC2458L-GR+2SC1815-BL(BLは一番増幅率の高いランク)へ交換(オリジナルでは2SC945×2)し、更に出力段へ取り付けた2SC2120-GRを、定格の少し大きい2SD1207へ交換しました。2SC1815-BLは基板の裏側、と言うか本来の部品取り付け側にありますのでここでは見えません。それまではこんな感じでした。2SD1207は定格が大きい分、以前の2SC2120より大きくなりました。また今まで付いていたゴム系接着剤にまみれた緑色の部品(ポリエステルフィルムコンデンサ)は、従来:0.01μFだったのを0.0068μFへ変更して裏側から取り付けてあります。以上を変更した結果、1.聴感上のS/N比は明らかに向上した。2.音量不足は解消したが、音量を上げるとスピーカーがビリ付く傾向だった。これはスピーカーのマグネット裏側へクッションを追加して対策、解消した。まずはスピーカー交換当初から付けていた当て物:PETボトルの蓋です。更に本体裏蓋へクッションを追加しました。これは台所用のスポンジよりももっと堅く、この位の厚みでPETボトルの蓋を軽く抑えるようになりました。金属箔抵抗器は本来ラジオに使うようなグレードではありませんが、折角あったので使いました。部品に関する知識などは、雑誌:トランジスタ技術、新・低周波/高周波回路設計マニュアル(鈴木雅臣著)、高周波回路の設計・製作(鈴木憲次著)等を参考にしています。7/19追記:上記の表紙画像は楽天ブックスでは揃わなかったので、amazonの表紙データを引用致しました。
2010.07.18
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