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2025.11.15
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テーマ: 料理豆知識(6)
カテゴリ: 料理豆知識
すき焼きの始まりは鍋じゃなくで農具だった!?


すき焼きの由来にはいくつかの説がありますが、 代表的でよく語られるのが 「農具の“鋤(すき)”を使って焼いた」 という説です。江戸時代、庶民が牛肉を食べることはほとんどありませんでしたが、狩りで獲れた野鳥や魚を屋外で手早く焼く際、 平らで熱しやすい鉄製の鋤の刃を“簡易の鉄板” として使ったことが始まりとされています。 鋤の上で焼く料理なので「すき焼き」 という名前になった、というわけです。

もう一つの説は、 「“剥き焼き(すきやき)”が語源」 というもの。これは、 具材を薄く“剥く(すく)”ように切って焼いた ことが名前に変化した、という説で、こちらも民間で広く語られています。ただし文献的には鋤を使った説のほうが知られる機会が多く、料理名として定着する過程で混ざり合った可能性もあります。

現在の「甘辛い割り下で牛肉や野菜を煮るすき焼き」に近い形になったのは明治時代以降 です。文明開化で牛肉食が一気に広まり、牛鍋屋(ぎゅうなべや)が大流行しました。当時の牛鍋は味噌味が主流でしたが、 関東で割り下を使うスタイル、関西で肉を先に焼いて砂糖と醤油を絡めるスタイルが生まれ、これらが後に「すき焼き」という統一名称 で呼ばれるようになります。

また、すき焼きは単なる料理以上の意味も持っていました。 明治時代には“ハイカラな西洋風の文化を象徴する料理” として語られ、家庭のごちそうや宴会の定番にもなりました。牛肉を使う贅沢さ、みんなで鍋を囲む温かさ、日本各地で少しずつ違う作り方などが相まって、現在も「特別な日の料理」として愛され続けています。

このようにすき焼きの由来は一つに決められませんが、 「鋤で焼く」という素朴なルーツ と、 明治の近代化とともに洗練された食文化の流れ が重なり、今の形へと発展したと言えるでしょう。


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最終更新日  2025.11.17 15:55:25
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