2004.10.29
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 災害で長時間瓦礫の下敷きになると、重みで血管が圧迫され、筋肉への血流が途絶えてしまいます。


 そのような状態で救出され瓦礫の圧迫が解放されると、今まで虚血状態だった部分に血が流れ、そこに溜まっていた有害物質が一気に全身を駆け巡り、致死的な心房細動や腎不全を引き起こします。これが挫滅症候群です。治療は有害物質を取り除くための輸液が中心となります。

 挫滅症候群は先の阪神淡路大震災の時に患者が続出し大きな問題となりました。

 新潟では救出されただけでは安心はできないという厳しい状況におかれた方もまだおられると思います。救出された方々が適切な治療を受けられ無事に救命されることを願います。





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Last updated  2004.10.29 23:53:48
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