「差別撤廃」を高らかに恫喝する「同和」とかの秘密結社の功罪ですよね。
彼等は差別を無くさないために、活動しているのでしょう。人権運動家と同類だ。
昔から使われてきた普通の言葉に、差別というレッテルを貼って、せっせと刈り続けました。

私にしてみれば、日本語の乱れのほうがよほど重大な問題かと思われます。
正しい日本語が、どんどん崩れてますもの。かく言う私自身も・・・嘆かわしい。 (2006年01月17日 12時18分45秒)

小市民の一日

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2006年01月14日
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カテゴリ: 雑感
<ハリポタ新作のネーミングに思う>

1.導入
 今日は関東地方でもひどい雨でした。(こんな中,皇室典範改定反対集会&デモはきちんとやったみたいで,うちの両親はずぶぬれで帰ってきました。ホント,ご苦労様です)

 夕方から雨と聞いていた自分は,「雨が降りそうだから傘を持つという考えは誤っている!傘なんか持つから雨が降るのだ!」というあたかもどこかの国の平和主義者のような考えをして,雨に対する備えをすることを怠ったせいで,エライ目にあいました。
 いや,みんなが傘なんか持ったから今日は雨が降ったに違いない!関東地方で傘を午前中から持っていた方々すべてに謝罪と賠償を求めます(w

2.本題~「なぞの王子」~
 という冗談はさておき,本題。

 たまたま紀伊国屋に寄ったんですよ。そしたらハリポタの新作の予約受付してたんです。

 その頭でポスターを見たら・・・ん?名前が違う・・・「なぞの王子」???なんじゃそりゃ?!ぜんぜん意味が違うじゃないっすか?

 「ミステリアス」とか「キューリアス」とか,「クエスチョナブル」っていう言葉が使われてないのに何で「なぞの」なんでしょう?
 そこでふと思い当たったのが近時激しいいわゆる「言葉狩り」。
 おそらく「混血」という言葉は駄目というなんかの配慮(or圧力)が働いたに違いありません。

3.「言葉狩り」
 ここ10年ばかりの間にずいぶんと「使ってはいけない言葉」というのが増えた気がします。
 「気違い」「片手落ち」等かつては有名な言葉から,「痴呆」「精神分裂病」といった医学用語,「床屋」「肌色」なんていう生活に密着した言葉まで実に多くの言葉が「差別的」だのなんだのととにかく理由をつけられて公式の場から葬られています。
 しかも,不思議なことにこういった活動はどうも,普段は「ファッショ」に怯えて「できる限り自由を」「窮屈な社会を作るな」と唱えている人々によって積極的に展開されているようです。

 いっちゃ悪いかも知れないけど,そういうあんたら自身が「ファッショ」だろうと,よっぽど思いますよ。
 こんなんじゃ,公の場でろくろく話もできやしない。いつ「差別主義者」とレッテル貼られるかと思うと怖くてね。あんたがたが権力の影に怯えるのとまさにおんなじ。








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最終更新日  2006年01月15日 00時38分25秒
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筒井康隆氏の・・・  
断筆宣言の時の騒動を思い出しましたわ・・・。
行き過ぎた制約は、表現の自由を奪います。そうなると、反対に不自然な表現をせざるをえなくなり、従来からあったものまで、社会の片隅に追いやられてしまう・・・。幼いころ親しんだちびくろサンボの廃刊はショックでしたが、良識が復刊という形となって現れたことは救いでしょう。過ぎたるは及ばざるが如し! (2006年01月15日 01時15分20秒)

「言葉狩り」   
japa-n  さん
 やはり『ちびくろサンボ』が思いだされますね。 復刊した現在も差別がどうとか云って反対している御仁がいるそうな。何が差別的なのかの説明は特にないそうですけど(苦笑)
 まぁ、昔からこのテの人はいたのでしょうけど、最近は増えるばかりで困りモノですね。
 -弐号- (2006年01月15日 04時46分46秒)

Re:筒井康隆氏の・・・  
ti2669  さん
マーメイド8625さん
>行き過ぎた制約は、表現の自由を奪います。そうなると、反対に不自然な表現をせざるをえなくなり、従来からあったものまで、社会の片隅に追いやられてしまう・・・。

 不自然な表現・・・もうすでに思い当たるものが出てきてますね・・・

>幼いころ親しんだちびくろサンボの廃刊はショックでしたが、良識が復刊という形となって現れたことは救いでしょう。過ぎたるは及ばざるが如し!

 まぁ,「ちびクロサンボ」はエントリー中の言葉と違って個人的には理解できなくもありませんでした。ただ,廃刊というのは行き過ぎだなぁ,と思っていました。
 それにしても,こんな記事をあげていると将来人権擁護法ができちゃったりしたら,まっさきに捜索や呼び出しの対象になるでしょうね(w

(2006年01月15日 12時08分10秒)

Re:「言葉狩り」(01/14)  
ti2669  さん
japa-nさん
> やはり『ちびくろサンボ』が思いだされますね。 復刊した現在も差別がどうとか云って反対している御仁がいるそうな。何が差別的なのかの説明は特にないそうですけど(苦笑)

 japa-nさん
> やはり『ちびくろサンボ』が思いだされますね。 復刊した現在も差別がどうとか云って反対している御仁がいるそうな。何が差別的なのかの説明は特にないそうですけど(苦笑)

 以前読んだ雑誌でウィッキーさんとサンコンさんが対談してたんですが,その本の中で彼らが気分良く思わない理由が書いてありました。
 読んだ感じでは「クロ」というのが気にかかっていたようでした。おそらく,「ニガー」という蔑称を髣髴とさせるんじゃないかと思います。我々が「イエローモンキー」と言われたり「ジャップ」と呼ばれると気分がよくないのと同じなのかもしれません。
 先のレスでの「理解できなくはない」という一文はこの意味で言いました。

 ただ,その対談では続けて「あまり気分良くは思わないが,そんなものだと思っているから別に気にはならない。日本人も別に差別しようと思ってしているわけではない」という趣旨の発言をウィッキーさんがして,サンコンさんがそれに同意されていた場面があったように思います(ただかなり前の話なのでここの正確性はかなりあやふやです)。

> まぁ、昔からこのテの人はいたのでしょうけど、最近は増えるばかりで困りモノですね。

 困ったものですね。
 「混血」がまずい表現だということになれば,当然「ハーフ」や「クオーター」という言葉もまずい言葉だということになるはずですから。きっと「あいの子」なんてとんでもない!ということになるんでしょう。
(2006年01月15日 12時09分28秒)

片手落ちの成り立ち  
片手落ちは「片手+落ち」ではなくて、「片+手落ち」だそうですね。この「手」は作業の意味で、「落ち」も“抜ける”の意味です。

言葉を即物的な意味にのみ限定すると「手落ち」のような日常的な言葉まで不適切とされます。だったらテーブルの脚には指が何本ついているのだろう? 選挙に出馬するには、やはり人間ではなくて馬でないといけないのだろうか? 大臣の首が飛んだら殺人罪で裁判が開かれるんだろうか?

言葉には、原義のほかに、形や働きが類似したものをお馴染みの言葉で代用したり、見えないものを見えるもので代理したりする働きがあります。言葉刈りをする人は、言葉の多様な機能がわかっていないのだね。批判をする前に、まずは国語を勉強してもらわないと。
(2006年01月15日 14時31分56秒)

Re:片手落ちの成り立ち(01/14)  
ti2669  さん
和空(わくう)さん
>片手落ちは「片手+落ち」ではなくて、「片+手落ち」だそうですね。この「手」は作業の意味で、「落ち」も“抜ける”の意味です。

 そうだったんですか。ありがとうございます。大変勉強になりました。

>言葉を即物的な意味にのみ限定すると「手落ち」のような日常的な言葉まで不適切とされます。(略)

 まったくそのとおりだと思います。
 そういった形式面でしか言葉を理解することができない(あるいはそういう面からしか理解しようとしない),文学的素養の全くない人々がこういう活動をしているかと疑わせるほどの発想の貧弱さですよね。
 もし,そのようなふるいで言葉を禁止していけば,およそ日常生活が成り立たなくなってしまうのではないかと恐れています。

>言葉には、原義のほかに、形や働きが類似したものをお馴染みの言葉で代用したり、見えないものを見えるもので代理したりする働きがあります。言葉刈りをする人は、言葉の多様な機能がわかっていないのだね。批判をする前に、まずは国語を勉強してもらわないと。

 おっしゃるとおりだと思います。

 言葉は単なる伝達の手段であるのではなく,先祖代代受け継いでこられた文化的遺産でもあると思います。
 それを形式的な無味乾燥な基準でもってその使用を禁止したりすることは,文化の破壊とさえ言えると思います。

 それにしても,こういう「言い換え」の適切性を判断する機関がないものか・・・(構成員によっては言葉狩りの追認になってしまうかな) (2006年01月16日 19時34分57秒)

差別用語については・・  
たいげろ  さん

Re:差別用語については・・(01/14)  
ti2669  さん
たいげろさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

>「差別撤廃」を高らかに恫喝する「同和」とかの秘密結社の功罪ですよね。
>彼等は差別を無くさないために、活動しているのでしょう。人権運動家と同類だ。

 そうもいえるかもしれませんね。
 現に,公安警察の場面では似非同和問題がクローズアップされていますね。 
 詳しい人によれば,同和利権というのは莫大だそうですね。一度手に入れた地位を逃さぬために,差別がほとんど解消された通常の状態になっても,「まだ差別がある」と根掘り葉掘り穿り返しているという認識は正しいかもしれません。

>私にしてみれば、日本語の乱れのほうがよほど重大な問題かと思われます。

 全くそのとおりだと思います。そのほうがむしろ急務でしょう。

>正しい日本語が、どんどん崩れてますもの。かく言う私自身も・・・嘆かわしい。

 難しいですからねぇ,日本語は。自分もあまり自信がありません・・・ (2006年01月17日 17時34分11秒)

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