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2013.01.04
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テーマ: 放射能汚染(397)
カテゴリ: 原発事故
(画面変わって、草原を作業車両が走る様子。
草を刈って荷台に集める車両のようだ)
N 事故の後、白ロシア共和国だけでも、
26万ヘクタールの農地が廃棄されました。
東京都の面積を上回る広さです。
(放射線測定器で農地の端で計測する、
0.35を指しているように見える)
N 損失額は820億ルーブル、およそ20兆円。
白ロシア共和国の年間予算の8倍にあたります。

N この牧草地では、
汚染された表面の土と20センチ下のきれいな土とを入れ替えて、
汚染の濃度を減らし、家畜の飼料用の牧草を作っています。
(作業車両の運転台はガラス張りになっていて、
運転者もマスクをしている)
N 作業員がホコリを吸わないように、
エアコン付きの完全密閉のトラクターが導入されています。
しかし、値段が高く、とても全体には行き渡っていません。
(ホコリを巻き上げながら走る作業車両。
そのホコリの映像。画面変わって男性が語る。)
テロップ「ベトカ地区ソフホーズ長 アレクサンドル・キシェリさん」

放射能に汚染されてない土地は一切ありません。
1平方キロ当たり、50キュリーを超えるところさえあります。
現在の私達の課題は、
こうした汚染された土地できれいな農産物をいかに生産するか、
ということです。

作物ごとに、土の中の放射能をどれだけ吸収するか、
一つ一つ実験し、放射能に適した作物は何かを調べたわけです。
その結果、トウモロコシが汚染地帯に適していると分かりました。
トウモロコシは他の作物に比べ、放射能を取り込む率が低いからです。
放射能にまみれた土地で、
それに適した作物をより多く収穫することが大切だと考えています。
(砂埃を巻き上げて土地を耕すトラクター。)
N この農場では、風の強い日にはガスマスクをつけてまで、
農作業を続けています。
ソビエトの苦しい経済状況では、たとえ汚染地でも、
何とか農作業を続けなけれがならないからです。
(舞い続ける砂埃。画面変わって、牛乳を瓶に入れる機械の映像。)
N 牛乳は、放射能に汚染されやすい食品の一つです。
(次々と機械を流れて行く、瓶に入った牛乳)
(画面変わって、塀で区切られた場所にトラックが入る。)
テロップ「ゴメリ市牛乳加工場」
N ゴメリ市にあるこの牛乳工場には、
白ロシアの汚染地帯から牛乳が集まってきます。
運搬用のトラックは、工場の入り口で水洗いされます。
(トラック全体を無人の機械が洗浄する)
(金属製の階段を上がって、
白衣の女性が放射線測定器でタンク内の牛乳を
上に開いた穴から計測する。)
N まず放射能を測定します。
一定の基準値以下のものは、そのまま出荷されます。
(測定器の針は5を指しているように見える)
N しかし、一定の基準値を超えたものも、
そのまま廃棄されるわけではありません。
汚染された牛乳は、バター工場に運ばれます。
(バター工場内の映像。
バターが機械を通って、押し出されてくる。)
N 放射能は、牛乳の中のタンパクに付着しやすい性質があります。
そこで、牛乳をタンパクと脂肪とに分離して、
脂肪をバターに加工します。
(機械から押し出されたバターが、自重でブツっと切れて落ちる。
画面、工場の広い範囲を映す映像に変わる。
そこからカメラは右端に振られる。
と、白い液体が管から出てくる場所になる)
N 一方、放射能を多く含んだタンパクの液は、
脱脂粉乳にされ、家畜用の飼料として使われます。
(画面、脱脂粉乳を袋詰めする機械を映す)
N このえさを食べた家畜は、当然放射能に汚染されます。
そこで、食肉に加工される3ヶ月前になると、
汚染されていない食料に切り替えられ、
体内の放射能の値を下げた上で出荷されます。
(脱脂粉乳の袋を閉じる工程の映像)
N 厳しい基準を設けて規制するには、
あまりにも汚染地帯が広がりすぎました。
(積み上げられる脱脂粉乳の袋)
(画面変わって、多くの人が行きかう道路。)
N ゴメリの街の市場です。テロップ「ゴメリ中央市場」
(はつか大根のような作物を買う女性)
N 市民の間では、食品の安全性に対する不安が消えません。
(天秤秤で重さを測って販売する高齢の女性。
画面変わって、カウンターの右側に白衣の人たち、
左側に雑多な服を着た一般市民と思われる人たち。)
N この市場では、
市民が持ち込んで食品の中の放射能の量を測定してもらう部屋が
作られています。
測定器の前には、自分の目で放射能の量を確かめようと、
買い物客が並んでいました。
(白いプラスチックのような素材のバケツに入れられた、
皮付きのジャガイモ。
そのバケツを計測器に入れて、バケツにふたをして計測する)
N 市が、食品汚染に対する市民の不安を払拭しようと開発しました。
(計測器の針が動く。)(場面変わって、草原。チェルノブイリ原発からの位置関係を示す図。
「レリツィツィ」西南西120km)
N 汚染地帯の中には、
食品の汚染に対する管理すらも行われていない地域があります。
(舗装されていない道を
馬車に引かせた荷車に乗った男性が操っている。)
N 原発から西に120キロにある、レリツィツィ地区。
酪農を中心にした農村です。
(砂地の上に数十頭の牛、それを追う住民)
N このあたりでは、放射能に汚染された牧草を、
牛が食べています。
(機械で搾乳する。)
N その為、ここで取れる牛乳は高いレベルで汚染されています。
(搾乳した牛乳を入れた金属容器。
ふたを開けると、中には牛乳。
瓶から牛乳をプラスチックのバケツに注ぐ)
N ゴメリにある放射線医学研究所のメンバーが、
レリツィツィで牛乳の汚染の状態を測定していました。
(牛乳を入れたバケツにふたをして、測定器に入れる。)
取材陣「その、数値はどれくらいですか」
通訳が研究者に聞き、通訳する
「1リットル当たり、800から900ベクレル」
取材陣「800から、900ベクレル、先生、それはどれ位」
岡野博士「日本の基準が1リットル当たり370ベクレルですから、
それに比べて、2倍から3倍に近い数字です。」
取材陣「ミルクとしては、相当汚れてる方ですか?」
岡野博士「ミルクとしては、日本の基準では適合できません。
日本の基準だとすると」
取材陣「2倍以上?」
岡野博士「2倍以上ですね。」

(画面変わって、子ども達の列。やや不安そうにも見える表情)
N この地域の住民の体に、
どの程度の放射能が取り込まれているのか、
岡野博士は住民に呼びかけ、
体内の放射能の量を測定することにしました。
(列の前の方に近づくと、住民が列も作れずにごったがえしている)
N およそ300人の住民が地区の小学校に集まってきました。
(いかにも急ごしらえの測定所にした感じの部屋で、
岡野博士が動いている。
幼い男児が父親に支えられて学校用の椅子に座っている。
測定器が体から離れて、父親が男児を椅子から運びあげる。
続いて中年の女性が椅子に座って上着のファスナーを開き、
男性スタッフが腹部に測定器を押し付ける)
N 食品に取り込まれた放射能は、
そのまま、長い間体内に留まり、放射線を出し続けます。
外からの放射線に比べれば、少ない量でも人体に影響を与えます。
(測定を終えて立ち上がる女性。
すぐに次の女性が椅子に座る。
画面は測定器つきカメラのものになっている。
上の線が二本になっている。)
N 画面の棒グラフのうち、
下の線が放射線の量をあらわしています。
線が延びると、体内に放射能があることを示します。
この方法で日本人を測っても、線は殆ど延びません。
(次に、男児が測定を受ける。次に成人男性。
この男性は測定で明らかに下の棒が伸びる)
N 体内の放射能の量が多ければ多いほど、
白血病やガンになる危険性が高まります。
(その次の中年男性。さらに棒は伸びる)
スタッフ「多い、多いです、多い」
(画面切り替わって、
住民が測定の順番を待って室内に集まっている様子)
N 調査の結果、この町の住民には、
日本人の1千倍もの放射能を体に取り込んでいる人もいました。
(口々に何かを話しながら、測定を待つ住民不安そうな若い女性。
測定をまつ中年女性が叫ぶように語る)
翻訳字幕「政府は何も教えてくれないんだよ」
(椅子に座って、女性が測定を受ける。)
翻訳字幕「放射能の値を教えて欲しいんだ」
N 住民は、争うように測定を受けます。
事故から4年経って、この地区で初めて行われた汚染調査でした。
(こわばった様な表情で測定を受ける女性)





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最終更新日  2013.01.04 19:51:17
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