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真紅の颯

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真紅の颯 @ お返事 M様 その一言に全てが詰まっていますね…
Oyazi2596 @ Re:覇龍アカムトルム(04/03) なんかブルーになってきましたorz
真紅の颯 @ お返事&誘導 コメント欄は小さくて狭いから 新しく作…
スネーク@ 火竜弩 紅玉とったらでたぜー てか。めちゃくち…
真紅の颯 @ お返事part2 翼?私もう3枚持ってるね 捕獲したり…

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Jan 15, 2007
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カテゴリ: 小説の類
そろそろ寒い寒冷期も終わり、暖かくなろうかという頃

夜空にこうこうと輝く満月は“何か”が起こる予兆かのように煌いている
ここは狩人の集う街、テュアラル、月と太陽の都とよばれる
自然溢れる町並みの路地裏で一人の少年が震え上がり、目にはめいっぱい涙をうかべている

無造作にはねた青い髪、同じ色の瞳は目の前にある“恐怖”を映している
彼の名はアルク、この街で生まれ育ち、明日ハンターになろうと
決心していた純粋無垢な一人の少年

彼の目の前にあるのは真っ赤に染まった斧
それの持ち主はフルフェイスのマスクをかぶり、無骨な金属鎧を着込んでいる



くつくつと笑う大男、少年の耳は最早音を感知せず
目をきつく結んでひたすらに神様の助けを祈ることしか出来ない

「じゃ、あの世逝きだ」

斧を振りかぶり、恐怖でかたまっている少年目掛けて振り下ろそうとする
微かな風が吹き、少年の頬を撫でる
その風に乗って穏やかな、だが内容はとてつもない言葉が聞こえてきた

「罪人ガルム、大量殺人、及び殺人未遂により、ここに処刑する」
「なっ・・・! ギルドナイッ・・・!」

大男が振り向こうとした刹那、彼は首を刎ねられ、地に斃れる
首からは夥しい量の血が噴水のように噴出し、大男を切り捨てた存在を彩っていく
大男を踏み越えて彼の目の前に現れたのは緋色のタキシードを着た青年、いや、神様

今は神様に纏わりつく真っ赤な彩を美しく感じる、そして、微笑みながら聞いてきたのだ

「大丈夫だったかい? 坊や」と
「あ・・・ぁ、神・・・様?」
「? 一応通り名だけど、オレは【地に堕ちた神】ロイル」

一気に気が抜けたのか少年は気を失った





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Last updated  Jan 16, 2007 12:21:57 AM
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