原油価格は1バレル100ドル超に上昇へ=米著名投資家
[ロンドン 6日 ロイター] 米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、ロイターとのインタビューで、原油価格は1バレル=100ドルを上回る水準まで上昇し、その後も高値を維持するとの見通しを示した。商品価格は今後15年にわたり上昇局面が予想され、原油もその一角を占めるという。
同氏は、原油価格を押し下げる可能性のある要因の一つとして、鳥インフルエンザを指摘。原油価格の下落は他市場よりも小さいと考えられるものの、鳥インフルエンザはあらゆる資産価値を大幅に押し下げるとの見方を示した。
同氏は「原油価格はかなり長期にわたって高い水準が続くだろう。サプライズ要因はどこまで上昇するかだ」と述べた。
また、少なくとも1バレル=100ドルに上昇するという先の発言を繰り返し「強気市場が終わるまでに100ドル以上になるだろう」と述べた。
以前にも原油100ドル説をゴールドマン・サックスがレポートに出して一時的に60ドル超えるか超えないかの水準にまで吹き上がった記憶があるが、今度はジム・ロジャーズがそれに近いコメントを出している。
このコメントと関係するかどうかは別としても原油は直近高値を更新し、75ドルオーバーとなっている。これは2年か3年前の2倍だろう。
ジム・ロジャーズ
ジョージ・ソロス
ヘッジファンド
「クォンタムファンド」を運営した投資家。
世界中を自動車やバイクで回る冒険家としても有名。冒険しながら世界各国に投資チャンスを見出し、さまざまな新興国への投資を行って成功している。また、2000年以降は、原油などをはじめとした商品で資産を運用するファンドを立ち上げて、 商品市況
の高騰を上手く捉えて大成功している
http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_money/w001532.htm
追記するなら10年間で4200%のリターンを実現した驚異的な人である。
さて原油の今の高騰の要因となったのは、北朝鮮のテポドン2発射である事は間違いない。今までOPECがどんなコメントをしようとも大して下がる事もなく、常に上値追いを目指しているのが原油であり、直近下値が68ドル水準とすると80ドル近くまでの上昇も考えられる。
鳥インフルエンザが下落の要因と成り得るのは、鳥に国境はなく、海上封鎖も陸上封鎖も無意味で自由に世界を行き来できる。そのインフルエンザの猛威が世界に広がれば、世界的な景気減退を招く事となるからであろう。地政学的リスクはその国に投資しなければ済む話だが鳥インフルエンザに関しては、渡り鳥を介せば世界中の全てを網羅出来る。またインフルエンザウィルスは数多の変化を容易に行い、既存の特効薬の効果が無効となる恐れも非常に高い。そうなれば世界的経済の減退となろう。恐らくこれを指していると思われる。
で、現在の原油高騰だが、自動車を使用する者にとっては非常に痛い出費となっている。私もその1人だ。今のレギュラー価格など10数年前のハイオク並みではなかろうか。それもセルフのスタンドで。個人的にはガソリンは『暫定税率』なんだから、原油の高騰がインフレリスクの要因と叫ぶなら、政府は限度一杯の『暫定税率』を下げてポジティブに対応しろ!と言いたいのだが、京都議定書などを考慮すると、一概には言い難い部分もある。原油高騰で自動車通勤者が明らかに減っていると思われるからである。これは朝の通勤の交通量が減ってると感じる。通勤時間も今までは30分掛かっていたが今では25分を切る事もある。雨の日でかつての交通量と感じる。数年前ならレギュラーで100円切っていたものが今では135円。私など前はディーゼル車なので2倍ぐらいになった計算になる。庶民の家計には響く水準であるのは間違いない。原油高のメリットと言えば企業の省エネの促進と個人の引き締めか(苦笑)
さて、ホントに100ドル突破で高値止まりはあるのだろうか・・・
下げる要因は当面ない。OPECの原油生産量は限界。中国は慢性的なエネルギー不足。イランの核問題もどうなるか不明。イラクの安定も不明。南米やアフリカの原油生産国も政情不安定。で、ここにきて北の将軍サマと。これでアメリカにハリケーン襲来ならもっと騰がるだろうね。下げても相場の調整としか思えない現状。100ドル突破も75ドル水準なら大いに考えられる。
私も近い将来マイカー通勤から原チャリ通勤へ変更かな(笑)
キーワードサーチ
コメント新着