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2007年11月29日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay


 足元を落ち葉がからからと舞ったからだ。
 朝の出勤時にも、同じ光景に出くわした。
 見上げた街路樹は、まだまだ色づいた葉を蓄えていたけれど、
 掃いても掃いても、雪が積もるように落ち葉が重なり合っていた。
 その中を、わざと蹴散らして歩いてみた。
 落ち葉は、そのたびにからからとかすかな音を立てて舞うのだった。

 この土地に移り住んでから、何度目の晩秋だろうか。

 北風の中、急に得たいのしれない不安に見舞われた。

 もし、人生を選べるのなら。
 もし、人生を巻き戻せるのなら。
 わたしはどこまで巻き戻して、やり直そうとするのだろうか。
 そんなことを唐突に考えた。

 だけど、後戻りはできないから。
 やり直すことはできないから。
 わたしは、今を淡々と、淡々とやり過ごすのだろう。
 少し寂しい気持ちで歩いていたら、折からの風で無数の木の葉が舞い落ちてきた。
 思わず追いかけて、両の掌で何度も何度も受け止めた。


 こんな些細なことが楽しくなった。
 まだまだ。
 季節と戯れるゆとりがあったのだ。
 うふふふ。我ながら、大発見。
 辺りは、雑踏の中。


 見上げると、何事もなかったようにケヤキの大木が、わたしを見下ろしていた。









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最終更新日  2007年11月29日 23時55分31秒
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