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また…この『夢物語』はフィクションであり…
実際のストーリーや設定とは若干異なる部分もあります。
その辺をご理解のうえで見てください♪

当サイトはブログ(日記)の機能を使って掲載しています
よって、過去のお話が探しにくくなっています
『物語チャート表』で過去のお話が引き出せます
『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~「物語チャート表」
『CRONOUS』~黙示録~「物語チャート表」
『Fantasy Earth Zero』~メルファリア戦記~ 「物語チャート表」
『PSO2 NGS』~とあるチームの物語~
でも、全部確認してないので…もしもちゃんとリンクできていないところがあれば教えてください♪
2025/11/12
XML
『PHANTASY STAR ONLINE 2』
- NEW GENESIS -
~ とあるチームの物語 ~


STORY 01:「いいのか?……これで」



「うん?…工事?…………まぁ、ボロボロ…だもんね…ここ…」


ルナはリテムシティの周辺で土木作業をしている集団を見てそう呟いて苦笑いを浮かべる

先日、クロフォードから言われ…ナーデレフに会うためルナはリテムシティに来ていた

この惑星ハルファには謎の『構造物』が点在しており…リテムシティはその『構造物』を利用している

そもそもかなり古い『構造物』のうえ…度重なるドールズの大攻勢を受けかなり悲惨な現状…といったところだ


「復興にはまだほど遠い…か」


ルナがシティの外観を見つめながらつぶやくようにそう言った時


「そうでもないゼ」


背後でそんな声が聞こえる


「はぁ…工事してたから居るのでは?…とは思ったけどさ…」


ルナはため息をついて声の方を振り向く…

とそこにはヘルメットをかぶりスコップを担いだタンクトップの男が立っていた

ため息の理由は…ルナはこの男が苦手だからだった


「先日、ナーデレフからかなり大規模な工事計画を依頼されて…ウチで設計から施工までやる事になったんよ……工期はちょいと長くはなるが…な」


男はそう言って無駄に鍛え抜かれた身体を誇示しつつ…ニカっと笑った

ルナがこの男を苦手とする最大の理由がこの馴れ馴れしさである

男の名前は「タイガ」土木作業をはじめとする『どんな事』も請け負うという「設備部」というチームを束ねてる男…

なぜこのタイガが事ある毎に絡んでくるのか…ルナは理解できないでいた


「大規模な工事計画……ねぇ……」


ルナはそう呟きながらボロボロの外観を見上げたのち…


「ボランティア?」


そうタイガに聞いた…タイガは無言で「まさか」というジェスチャーで答えた

それを見たたルナは苦笑いを浮かべ…手で軽く挨拶してナーデレフの元に向かうため向きを変える…


「そだ…俺もちょっと頼みたいことがあってさ………わりぃんだけどよぉ…そっちの用が片ぁ付いたら声かけてくんね?」


タイガは立ち去ろうとするルナの背中にそう声をかける

それを聞いたルナはというと…タイガにも聞こえるほどの大きなため息をついて返事もせずにその場を離れた

タイガは相変わらずの塩対応に頬を指で掻きながら苦笑いを浮かべる


「あ………今、うちの『設計士』がナーデレフんとこに行ってるの言い忘れてた……………まぁ…いいか…」


タイガはそう呟いてフッと笑いスコップを担ぎなおして部下が働いている現場に向かった





ルナは日差しが照り付ける外からシテイ内へと足を踏み入れ…「フゥー」と息を吐いた


「汗が引く……日陰って偉大よね…空調には負けるけど…」


シティの天井部で風にたなびく隙間を隠すように張られたドレープを見上げてつぶやく


「相変わらず…砂埃すごいなぁ…でも嫌いじゃないんだよねこの雰囲気…」


ルナは歩きながらタイガの言っていた「大規模な工事」を思い出した

エアリオに比べ…リテムの環境はとても過酷である…いや、エアリオの環境が良すぎるだけでクヴァリスもスティアも同様なのだが…

そこで暮らしている人たちの事を考えればシティが快適で暮らしやすくなるのはとても良い事である………

良い事であるのはよくわかってるいるのだが…この雰囲気が変わってしまうと思うとどこか寂しくもあったりする


「不謹慎………だよね…やっぱり」


ルナは執務室の前からもう一度シティの方を見てそう呟いた…

そんなルナを見て執務室の入口に待機してるリッスとムーラが首をかしげる


「え、えっと…ルナ様?…ど、どうかなさいましたか?」


「あ?…あぁ…ゴメン…独り言だから気にしないで…」


リッスの問いかけに照れ笑いで答える


「ルナ様お待ちしておりました…現在、工事の打ち合わせをしていますが『問題ない』との事ですので中でお待ちください」


そうムーラが言うとリッスが執務室の扉を開いた

ルナは2人に笑顔でお辞儀したのち中へと入る

中に入ると白いツナギを着て亜麻色の髪を無造作に後ろで二つ結びにした女の子がナーデレフ達に力説していた


(「げぇ…マジかぁ……」)


ルナは後姿で彼女が『誰』かわかってしまい苦笑いを浮かべる

おそらく彼女は『アイラ』…さっき外で話をしていた『タイガ』のチームメンバーである

そして…なぜか異常になつかれていた…それは対応に困るほど……思わずため息が漏れた


(「!!!!!!」)

(「な、なにコレ…………正気?」)


ルナはテーブルに置かれた…模型を見て目が点になった

そう…その模型はおそらくこの工事の完成予想の物体と思われる…

こういった目に見える具体的な物を用意する事は物事のプレゼンにおいては重要である

重要であるのはよくわかるが…その姿は常軌を逸していた…

今まで無関係な事と思い聞き流していた会話が耳に入ってくる


「最大射程は…約30Kmで…砲弾の初速は……」


(「さ、30Km?…バカげてるだろ」)


「とは言え…これはただ単に届く…という意味で標的との距離が延びれば伸びるほどブレ幅が……」


(「さすがに…納得は………って、ものすごい笑顔で得心してるよこの人達…」)


「と、まぁ…こんな感じになるので…練習機での訓練をお願いしますね♪」


(「おい!…なにそれ?決定事項なのこの企画?…決定でいいの?シティをこんな物騒な姿にすること…」)


ルナが驚くのも当然である…模型となったシティは…周辺が整備され隙間だらけだった骨格にきちんとした外壁がついている…これだけでも相当快適になると思われる…というか、これで十分なはず…

なのに…この模型では

シティの上にものすごく大きな………砲身も入れれば、ほぼシティと同等と言えそうな大砲が鎮座していた

しかも大砲は砲身が2門…いわゆる「連装砲」と言われるものである…


「完成したらクロフォード驚くだろうな!あはははは!」


(「あはははは…じゃないってば!…むしろ「呆れる」だろ…こんな愚行…」)


高笑いするナーデレフに心の中でそんなツッコミを入れる


「待ち遠しいですなぁ」


モフセンが腕組みしつつそう言うと隣にいるジャリルも大きくうなずく

ルナは大きなため息をつきつつ最後の望みをハーディに託す…………………

ハーディはというと…腕組みをして模型をジーっと見つめ…時々低い唸り声を発している…


(「まさか………………そんな事は……ねぇ…」)


その時…ガクッと大きくハーディの頭が動く


(「寝てる?寝てるよね…寝てる場合じゃないでしょ!あなたが止めなきゃ誰が止めるの!」)

(ダメだ…この人達は…………サヨナラ…私が好きだったリテムシティ…)


ルナは大きなため息をつきうなだれる…

結局…誰も計画を否定する事はなく打ち合わせは終了した

ナーデレフ達に軽く会釈したアイラがルナに気づき駆け寄りかけたが…

数回ナーデレフとルナを見たのち状況を理解したのか軽く手を振って執務室を出て行った


「ルナ…待たせて申し訳ない…早々に来てもらって助かったよ」


ナーデレフはアイラが置いて行った資料などを片付けながらそう言った



…『To Be Continued♪』





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Last updated  2025/11/12 11:25:45 PM
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