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2013/03/02
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『CRONOUS』 ~黙示録~
第12話 『-団長と番長-』



「ところでお主は何を調べようというのかな?出された書物を見ても皆目見当がつかんのだが…」

初老の男は積みあがった本を眺めてトゥイージーに質問をした

「まぁ…そもそも何を調べようとしてるかすらまとまってないからなぁ」

トゥイージーが苦笑いでそうつぶやくと
初老の男はため息をついてうなだれた

「なぁ…魔法でさ、ある物にある物の姿を映す…とかそういった物ってあるのか?」

トゥイージーは初老の男にそう聞きながら見ていた本を閉じて積みあがった本の山に乗せた



「だよなぁ…俺もうまく説明できないんだよ…だけどそういう事なんだって」

「はぁ?」

「だからよ…………孫さん頼む」

「ほほほほ…そこで私に振りますか…困りましたねぇ…」

孫は身振り手振りを用いてなんとか説明をした
初老の男はトゥイージーを見つめながら無言であご髭をいじる

「あとは…アレだ時間をさかのぼるっていうかそんな魔法かなぁ…」

そんなつぶやきを聞いた初老の男は一層険しい表情になり

「お主…今度は何を企んでおるのじゃ?」

そう言い放った

「いや…企んでなんかいないって…ただ疑問に思ってさ」



「そっか…不可能じゃないのか…」












































「えええええええ!どういう事だよ!」

トゥイージーは思わずそう叫んで初老の男の胸ぐらをつかんだ

「ええい…でかい声を出すな!」

「ああ…申し訳ない…で、どういう意味だよ」



「どっちもできるって事か…」

「出来るとは言っておらん…過去においてそんな研究がなされたというだけじゃ…しかし今は禁じられている」

「という事は…やっぱり過去から来たって事か…だけどあんな服装どの文献にだってないぜぇ…むしろ斬新だよなぁ」

「とにかく…何を調べておるのかは知らんが…今言った2つの術については禁じられた術とされておるからな…これ以上は触らん方がいいだろう…ワシもここで止めてくれるなら見なかった事、聞かなかった事にしといてやる」

「つまり…それほどヤバい術ってわけね…」

「ヤバいなんてものじゃないわ!たわけ!…国家反逆罪に値するわ!」

初老の男は顔を真っ赤にしてトゥイージーを怒鳴りつけた

「国家反逆罪ねぇ…また大きく出たなw」

「笑い事じゃないわ!」

「確かに…禁呪の類となればそうとられても仕方ないですなぁ…」

孫は見ていた本を棚に戻しながらそうつぶやく

「っていう事は…やっぱ俺たちは彼女が言う『その時』ってのが来るのを待つしかないって事か…」

「ですねぇ…」

トゥイージーと孫は互いの顔を見合いながらため息をついた

「さっきから不明瞭な会話を…お主は何を調べ…何を知ろうとしてるんじゃ?」

「ファンタジックな話はやっぱりファンタジック以外の何物でもなかった…って事でこの件は終了だ」

「まったく…とにかくだ先の2つだけではなく…禁呪の類に触れると己が命を縮める事になり兼ねんという事をだなぁ…」

「はいはい…理解してます」

「まったく…ホントに…ここを片付けておけよ…ワシは私室に戻っておるから帰る時には鍵を戻しに来い」

初老の男はそう言うとブツブツと小言を言いながら書庫を出て行った
トゥイージーと孫は積み上がった本の山を見てからため息をつき…元の場所へと戻し始めた

その頃…デンキチ達は3年の集団を倒した悲魔というマジシャンを探して校内を走り回っていた

「あ!」

1人の男子生徒が窓の外を見てそんな声を上げる
それを聞いたデンキチも足を止めて窓の外を見た
校門のところにいかにも王宮騎士という出で立ちの騎士が立っていた

「ナイス!…アレがお迎えって事は…あそこで待てば奴は来るって事だ…」

デンキチは言うが早いか窓を開けるとそこから飛び出した

「ちょ!4階っすよここ!」

共に居た男子生徒の1人がそう言って窓から身を乗り出した時にはデンキチはすでに落下していた
男子生徒たちは慌てふためきながら手近な階段から1階へと向かって走り出した
いっぽう落下するデンキチはというと…
ただ考えなしに飛び降り落下しているのではなかった
そして地面にぶつかる瞬間

「パワァーーーーブレイクゥーーー!!」

そう叫んで地面にスキルを叩きこんだ
衝撃波が起こりその反動でデンキチは落下を止めて難なく着地した

「ほう…生徒であんな芸当をやってのけるのがいるとはなぁ…」

一連の行動を見ていた騎士がそう声をもらした
デンキチは服についた砂埃を払うとまっすぐ騎士の元へと歩く
そして騎士には見向きする事無くその横に並ぶように立った

「長年戦場に立ってはいるが…パワーブレイクをあんな風に使った奴は初めて見た」

騎士もデンキチを見る事無くそうつぶやいた

「フッ…なんだったら真似してもいいんだぜ」

「それが必要な場面に出くわしたなら…使わせてもらおう」

お互い見る事無くそう話す
しばらく沈黙が続いたのち…

「時に…君は何故そこにいるのかな?」

「気にするな…あんたに用がある訳じゃない…俺はあんたが待ってるであろう奴に用があるだけだ」

デンキチのその言葉を聞いて初めて騎士がデンキチを見た

(「まったく…殿下ときたら学友を作らずにこんな輩を増やしてたのか…まったく」)

騎士はため息をついてうなだれた

「私が待ってる者に用があるといったな?…基本的に私はここの部外者だからここの者…特に生徒どうしの戯事に口出しはしないが…待つ理由くらいは聞きたいものだな」

騎士はまたデンキチから視線を外してまっすぐ校舎を見つめてそう言った

「戯事…まぁ戯事だな…俺は俺のクラスメートを助けた礼をしたいだけだ」

デンキチはそう言ってボキボキと指を鳴らす

「最近の子供が使う『礼』という言葉と私が知る『礼』という言葉には幾分違いがあるようだな…」

騎士はそう言って笑った
デンキチは騎士を見る事無く「ケッ…」と声をもらした

その頃…トゥイージーと孫は書庫の前の廊下にいた

「いやぁ…散らかすのは簡単だが…片付けってのはどうして簡単じゃないのかね…休憩しましょう」

トゥイージーはそう言ってため息をつく

「まったくですね…腰が悲鳴を上げてますよ」

「あ…病み上がりでしたね…」

「いえいえ…リハビリって事で」

孫は腰をさすりながらそう言って笑った

「にしても…どうしたものかね」

トゥイージーがそうつぶやきながら窓の方を向く

「大事に発展しなければいいのですが…」

孫もそうつぶやきながら同じように窓の方を向く
そして同時に門の所の人影を見つけた

「あれ…って…大尉だよな」

「そのようですね…」

「何してんだこんなとこで…仮面をつけてないって事はユーコン大尉としてここにいるって事だよな」

「王国騎士団が学校に何の用ですかねぇ」

2人はそう言葉をもらして首をかしげた

そして門の2人は…特に会話もなく相変わらずまっすぐ校舎を見据え並んで立っていた
そこにデンキチを追ってきた男子生徒たちが校舎から飛び出してきた

「よかった…無事だったんすね」

無傷で立つデンキチをを見た男子生徒がそんな声をもらす

「あの程度の高さどうってことはない」

平然とそう言い放つデンキチに男子生徒は苦笑いで首を横に振った
そして1人の男子生徒が校舎の脇にある体育館の方を見て声を上げる…悲魔という生徒が現れたからだ
デンキチはまっすぐ悲魔の方を見てニヤッと笑う
悲魔はというとそれをチラッとだけ見るとすぐに視線を外しため息をついた
デンキチは一歩前に出ると悲魔とまっすぐ向き合って腕組みをする

「さっきはうちのクラスメートを助けてもらったみたいで…世話になったな」

デンキチはふんぞり返ったままそう悲魔に声をかけた

「別に…助けたわけじゃない…ただああいう奴等が嫌いなだけさ」

「それは同感だ…」

「で…それ以外にも言いたい事があるって顔だね…」

「お前がやらなくても俺がやっていた…あんなゴミみたいな奴等15人程度どうってことはない…だが、それでも15人だ…どうやって倒した?」

「別に…」

「俺には『気に入らない』って人種がいくつかいる…金だの名家だのってのを振りかざす奴…自分よりも弱い者しか的にしない奴…そして、自分が一番強いって思い込んで人を見下す奴さ」

「なるほど…見下してるように取られたなら謝るよ…でも、僕は強いよ…」

悲魔はそう言ってデンキチに鋭い視線を向ける
その言葉を聞いたデンキチはニヤッと笑い

「じゃあ…その鼻っ柱を俺がへし折ってやるよ」

デンキチはそう言って上着を脱ぎ捨てて身構えた


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2013/03/03 01:52:11 AM
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あとがき…  
今回のお話は前回の11話から始まって
次回の13話までの3部作です
という事で…次回分までは書きあがってるので
定期アップできそうです♪

という事で…次回13話は3月10アップ予定です♪
次回告知ができるってやっぱりいいなぁw

さて…問題は14話か…
オチが酷すぎるのでどうしたものか
思案してます(x


…『To Be Continued♪』 (2013/03/03 02:04:46 AM)

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