城山の幼児教育を考える会

2003.08.22
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H君の間違った告げ口により、Mちゃんは先生にひどく責められた。
勇気を振り絞って本当のことを言ったのに、先生は、「あら、そう、それはご苦労さんでした」の一言でお終いだった。
Mちゃんは、家に帰ってママに訴えたことで、かなりさっぱりしたようす。
でも、ママの気持ちがおさまらない。
で、翌朝、Mちゃんが学校に行くのを待って電話をかけてきた。
さんざん長電話したあと、まだ話し足りず、メールした。





さっきは電話ありがとう。

切った後、H君のことで気になったことがあって。
というか、ちゃんと伝わらなかっただろうな…と。


「誰かが悪いことをしていたよ」…と大人に伝えることは、
告げ口のように、相手をおとしめるためのものではなくて、
「自分が見た本当のことを大人に伝えることが正義だ」と思って
やっていることも多いと思うんだよね。(特に幼児期)

それが、だんだんと、お友達の中で、クラスの中で、
「だけど、それにはこういう訳があったらしい」とか
「私が見た時はこういう状況だったから、それは思い過ごしではないか」とか
他の人たちの意見や、先生や親の様子を見ながら、
自分の「正義」が間違いの時もあるのかもしれないな
…なんてことを学んで行くのではないのかな?

だから、私は、H君のそういう幼い「正義感」がまっとうに育つためにも、クラスや先生の雰囲気ってすごく大切だと思ったの。


そういうのをみていれば、
「自分の伝えた情報は正しかったんだ。
それは世のため、人のためになったんだ。」
という思いにもなるだろうし、
もしかすれば、

先生はとても助かったし、喜んだにちがいない」
とも思うかもしれない。

一方、自分が伝えた情報を
先生や友だちが、
「本当のところはどうだったのかな?」
「本人の説明も聞いてみよう」
「他の人の情報も聞いてみよう」
「もし事実だったとしても、
どうしてそういうことをしてしまったのか考えてみよう」
みたいな雰囲気であれば、
「自分の情報も間違いもあるのかもしれない」
と気付くのだろうし、
逆に、
「自分が間違ったことで疑われてしまっても、
先生やみんなはちゃんと本当のことを聞いてくれて
わかろうとしてくれるにちがいない」
という安心感や信頼関係も生み出されていくと思うんだよね。

だから、先生の対応ってすごく大切なんだと思うの。
H君の、あの幼い「正義感」を大人らしく成長させていくためにも、昨日の先生の対応は良くないのではないかと思った訳です。

だから、昨日の件は、人にいえば些細なことかもしれないけど、
クラス全員のというか、うちの小学校の子どもの全部に関わる大事なことだと思う訳。

だから、教育委員会に相談するよりも、まずは先生にそれを伝える努力を親同士でしてみられないかな…と思います。

えらい人から注意されて、異動になったり、反省しますと始末書を書いたとしても、先生に真意は伝わらないと思う。
えらい人は「保護者からこんなクレームが出てるから困るんだよ」という対処しか望めない。
でも、本当は、「子どもに接する時に、こんなことを考えて欲しいんだ。あなたは、親の、そして、社会の宝物の子どもを預り、育てていく職業なんだから、そういう自覚をして子どもの教育に当たって欲しいんだ。」ということが、ちゃんと先生に伝わらなくては形ばかりの反省をされたって意味が無いと思うんだよ。
それに対して、先生の教育論があるのなら、こちらだってちゃんと聞かないといけないと思うし。

話は、また長くなりそうなので、ここでお終いにしますが、
H君は、幼児の頃も、黒人を見て「人形みたいだ」と大きな声でいったり、車椅子の人を見て、「なんで歩けないの?何で?」と繰り返し聞いたり、そういう意味では、とても正直で、子どもらしいところがあるんだと思います。

でも、そういう正直さは、だんだん大人になるにつれ、心に秘めておくものとか、こっそり聞いてみることだとか、そういう分別が着いて来るんだと思うのね。
親や先生や世間に教えてもらって、そういう心が育っていくことなんだと思います。
(でも、「こっそり」とか、「口に出さない」っていうのも、ある意味では「差別」だと思えない?これは、難しいことだよね。
障害者や外国人の人の「言われたくないという気持ち」と、子どもの「知りたい」という気持ち、親の「大きな声で言うもんじゃない」というあせり、どれもよくわかるだけに、そういうお互いの「遠慮」のような変な壁が少しづつ低くなっていくといいナと思います。)


自分の子どもが精神的、肉体的に危害を受ければ、親は、髪を振り乱して子どもを守るものだよね。
そうなった時は、私もどんな手段だってとると思う。
でも、そうなる前に、子どもに傷がつく前に、親として、守りたいよね。
そうなる前だったら、先生をやっつけるのではなく、うちの子だけを救うのではなく、子供の生きている環境を守るということで、たくさんの人が一致できるよね。

Mちゃんママへ





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最終更新日  2003.08.22 14:27:23
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