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2025.04.15
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カテゴリ: 読書
昨夜この本を読み終えた。
最後の何ページか、ゴッホが衝動的に耳を切った(耳たぶのほんの少しだったみたいだが)所から最後に死ぬところまでをずっと泣きながら読み終えた。
作者はフィクションと言ってるが、ゴッホとテオの手紙を基にして作り上げられてると思う〝ファン・ゴッホの生涯”で読んだものとほぼ一致してるから、事実に基づいた物語と言っても良いでしょう。
私はあの息苦しいゴッホの心情を我慢して読まなくて良かったと思いました。
主人公はフランスで活躍した実在の画商の後輩として描かれてますが、これは作り物人物みたいです。
その主人公がテオと親友になりゴッホのこともそうした縁で知る、と言う話になってます。
もう、飽きさせないストーリーで南方熊楠がイギリスに滞在してる時期と同じだなあと思います。
明治時代周辺に疎かった私はそんな時代に興味が持てなかったのに、今は熊楠の生きた時代を基準にして他の人物のことも考えられるようになりました。
熊楠が私に与えてくれたことはかなり大きかったです。

作者は自殺したと結論してましたが、それをフィクションとして自分の考えを書きたかったんでしょうね。
ゴッホはテオの部屋で、その中にテオ自身はその存在をすっかり忘れてた護身用のピストルが入ってるテオのカバンを見つけ、それを貸してほしいと言って自分のものにして、それで自分のお腹を撃ったとしています。
ゴッホとゴーギャンの共同生活がうまくいかなくて、ゴーギャンはゴッホと離れると言ったことがきっかけで落ち込み、それで自殺した、と推測してる。
悲しかったのは、テオがそれから間もなく死んでしまったということです。
元々内臓系の病気を持ってたが、兄が自分のピストルで死んでしまった、自分は兄に優しくなかったということで自分を責めウツになってしまうんですね。
そして精神病院でそのまま死んでしまう・・・・
私は切なくて目が腫れるほど泣きながら読み終えました。
〝ファン・ゴッホの生涯”はどのような終わり方をしてるのか私はわかりません。
でもこの本だけで十分でした。
日頃は兄を尊敬してる愛してる、でも疎ましい、と言う葛藤の繰り返しで生きてるテオの心がよくわかるから私はテオとゴッホに共感できるんです。
書いてる今も涙が出てきます。





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Last updated  2025.04.15 21:14:03
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