tomato diary

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紘子*

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■ おしらせ ■

ほんの少しだけですが、私の書いた文章が、雑誌(厳密には違うけどね)に掲載されました♪ \^▽^/


「Tokyo graffiti #49」
(定価457円+税)

…とは言っても、載ったのは詩ではなく、作品のレビュー。
私が、オススメ3作品について熱く語っております^^;
書店などでお見かけの際には、よろしければ、ごらん下さいませ(P.28に掲載)。
ぜひ手元に!とおっしゃっていただける 奇特な ココロ優しきお方は、↑からのご注文が可能です。(画像、もしくは書名クリックで注文フォームに飛べます^^)
…あ、そうそう。
なんだか手違いで、私の職業が「ブロガー」になってますが、そのへんはご愛嬌。
本職は「書店員(CD担当)」でございますよ~ * ̄▽ ̄;

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人間辛抱 @ Re:書評投稿サイト「本が好き!」のご案内(10/28) 本が好き!運営担当さんへ 新型コロナウイ…
本が好き!運営担当@ 書評投稿サイト「本が好き!」のご案内 突然のコメント、失礼いたします。 書評で…
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2009.03.01
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カテゴリ: 本。
職場(本屋)で実物を見て、裏に書いてある粗筋を読んで以来ずっと気になってた作品。
現役医師が小説を書くということで、著者にも注目してました。


無痛

【内容情報】
神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。
(「BOOK」データベースより)

この作品、読んだ感想をひとことで表すなら、「痛い」。
物語の中核になっているのが「先天性無痛症」という、痛みを感じない人が起こす犯罪であり、さらに著者が現役医師というのもあって、描写がかなり克明。
読みながら、下腹のあたりがなんだかムズムズしてじっとしてられなかった。

でも、物語としての題材や構成は面白い。
主なテーマは、刑法三十九条。
これは「犯罪の不成立及び刑の減免」に関わる条項のひとつで、「心神喪失者の行為は、罰しない」「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」というもの。
この法律、必要やとは思うんやけど、実際ホンマに病気でどうしようもない人もいれば、それを逆手に取り、精神障害を演じる者もいるってのがネック。
ここに出てくる後者にあたる人物は、あらかじめ演技で精神科にかかりそのような診断を受け、薬も処方してもらう。
これが犯罪後にはいわゆる「アリバイ」になる。
なんて狡猾な奴やねん!と、そのくだりではかなり苛々。
けれどそれは同時に「医療の限界」というものも露呈させてしまう。
つまり、見抜けない精神科医も悪いという理屈。

ちなみにこの話に出てくる二人の医師は、どちらもちょっと特殊な能力を持っており、そのような嘘はきかない。
なのに、同じ能力を持ちつつも、その行動はまったく逆の方向を向いている。
この二人の対比も面白い。

ラストに向かうにしたがって、勢いも増し、伏線もきっちり回収できており、ワタシ的にはまずまずの印象。
うん、面白かった。
でも、あえて最後にひとつ残した(と思われる)部分は、ゾクリとさせられる。
余韻の残し方としては巧い。

っつーことで、今後も注目していきたい作家がひとり増えました。
うれしいやらかなしいやら(´-ω-`;)ゞ








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Last updated  2009.03.02 01:42:15
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