【現代劇】マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~全40話 40
風起隴西-SPY of Three Kingdoms-全24話 24
【現代劇】イジワルな君に恋をした~Sweet First Love~全24話 24
燕雲台-The Legend of Empress-全48話 48
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第40話「本当に大切な物」事務所を追われたものの、セクハラ集団訴訟の準備で忙しい毎日を送る秦施(チンシー)。そんなある日、情報屋・剛子(ガンズー)の読み通り、天航(ティエンハン)ホテルの社長・尹志強(インジーチアン)が移動になった。経営監察室に飛ばされたと聞いた姚遥(ヤオヤオ)は失笑、そこは定年を迎えた役員の隠居部屋で、事実上の左遷だという。秦施は天航が尹を見限ったと気づき、無防備になったところで一気に攻めると決めた。「今日、訴状を提出するわ」その夜、秦施は李黛(リーダイ)、姚遥、剛子の4人で祝杯をあげた。剛子は着信に気づいて席を離れたが、突然、秦施が現れ、携帯を奪われてしまう。「陽華でしょう?…何か言ったら?私と姚遥を何だと思っているの?」陽華は黙ったまま何も答えず、剛子も他の依頼人だと否定した。仕方なく剛子に携帯を返した秦施、一方、姚遥は李黛に明日、息子を連れて豪州に発つと報告していた。「もう戻らないわ、後のことはよろしく、実は陽華も一緒なの」「🍺_(´゚ω゚).:;*.’:;..ブハッ!ちょっと、陽華を梱包して持って行くとでも?」「陽華は離婚したわ」そこへちょうど秦施と剛子が戻って来た。「秦施?離婚したって本当?!なぜ黙っていたの?!」李黛は姚遥のために尽力してくれた秦施への仕打ちに憤慨した。しかし秦施は陽華が姚遥と豪州へ移住するとはにわかに信じられない。「彼は行かないわ」「明日11時半の便よ、自信があるなら引き留めに来たら?」その時、陽華が店の外まで姚遥を迎えに来た。李黛は陽華を引き止めるよう急かしたが、秦施は身体が動かなかった。一方、陽華のために一肌脱いだ姚遥は秦律師には確かに劇薬が必要だと納得する。「でも相思相愛なのになぜ意地を張るの? とにかくあなたが彼女を好きなのことは良く分かったわ」「初めてここまで人を好きになったよ…」「私の前でそれを言うか?w ともかく99歩まであなたが歩み寄っても、最後の1歩は秦律師が踏み出す必要があるわ」陽華は追いかけて来ない秦施に落胆し、姚遥と車に乗り込んだ。その時、秦施が息急き切って駆けつけたが、陽華が気づかないまま車は走り去ってしまう。秦施は陽華を引き止めることも叶わず、雨の中をあてもなく歩いた。すると秦施を探し回っていた2人の兄が現れる。秦施は思わず秦文斌(チンウェンビン)に抱きつき号泣、気がつくと自宅のベッドで眠っていた。秦施は物音に気づいて目を覚ました。もしや陽華が戻って来たのかも?秦施は慌てて寝室を出たが、そこにいたのは2人の兄だった。2人は昨夜、泥酔した秦施を連れてマンションまで送ったが、深夜だったため泊まったという。すると秦文宇(チンウェンユー)は出社する時間だと気づいて仕事へ出かけた。秦施はどういう風の吹き回しかと驚いたが、長兄の話では文宇は本当に変わったという。「きちんと出社して真面目に働いているよ 梅梅(メイメイ)が戻って来た時、だらしない姿を見せたくないからだと…」実は秦施も最近、ようやく梅梅と連絡が取れたところだった。「…私はもう幸せになれないような気がする」「陽華と何があったのか知らないが、これだけは言える 人の幸せを決めるのは安心感だ、心の安らぐ場所がお前の居場所だよ」秦施は気を取り直し、自宅で裁判の準備を始めた。すると母が食材を持って訪ねてくる。「あら家にいたの?…しばらく来ないともうこんなに散らかして…」「数日前に来たでしょう?冷蔵庫にはまだ食料がいっぱいよ?」胡小妹(フーシャオメイ)は冷蔵庫に整然と積まれた料理を見て呆然、これは自分ではないという。実は秦施の留守に掃除をして料理を作ったのは陽華だった。「…小施、あなたと陽華のことだけど、ママもパパも全て知ってるの」陽華は離婚した日、秦家を訪ねて事情を明かしていた。離婚証を見た秦軍(チンジュン)は当然、憤慨したが、陽華は秦施が自分の心から目を背けたり、本来の幸せを避ける姿を見たくなかったという。『僕が彼女にあげられるものは自由でした、どうか彼女を責めないでください 僕にとって大事なのは結婚より彼女と共にいることなんです 彼女が望むなら一生、結婚しなくてもいい、でもどうか生涯、彼女を支えさせてください』母の話を聞いた秦施は慌ててマンションを飛び出した。秦施は空港に来なかった。姚遥はさすがにやり過ぎたと反省し、陽華にカードを返す。「あなたのお金でしょ?一銭も手をつけてないわ…別れのハグする?」「いや、彼女がいるからダメだ」陽華は姚遥たちを見送って空港を出た。ちょうどその頃、秦施は出発ロビーに駆けつけたが、またしてもすれ違ってしまう。あれから7ヶ月が経った。秦施と李黛はセクハラ集団訴訟で多額の賠償金を勝ち取り、今や時の人となる。尹志強は強制わいせつや何東娜(ホードンナー)の裁判での偽証教唆で逮捕、工事による不正も関係者が全て勾留された。そんなある日、秦施は誠(チョン)&慧(フイ)からパートナー弁護士として招かれることになった。唐伊慧(タンイーフイ)は11階の秦施のオフィスを一新して機嫌を取ったが、呼び戻さねばならない案件があると見抜かれてしまう。実は海外逃亡していた龐定方(パンディンファン)が交通事故で愛人と共に死亡、蘭暁亭(ランシャオティン)が遺産の受け取りを秦施に担当して欲しいと頼んでいた。また秦施が辞めてから事務所の内規を見直し、今では独身でも育児中でも同等に扱うことになったという。「陽華の言う通りね、事務所の長期的発展には信念が必要なの 弁護士の職業倫理は公平と正義、それが事務所の良心よ」「…陽華とまだ連絡しているの?」「もちろん!」陽華は今や胡平(フーピン)の右腕、投資部最高責任者として誠&慧豪州支部設立時にも顔を合わせたという。「離婚したことは聞いていないの?…それでも私を呼び戻す?」何も知らなかった金誠(ジンチョン)と唐伊慧は顔を見合わせたが、秦施を呼び戻す理由は素晴らしい弁護士だからだと言った。「君がここへ戻るということは君の勝利を意味する」しかし秦施は所長夫婦に感謝しながらも断った。「独りで外の世界にいた数ヶ月、本当に楽しかった…だから独立すると決めました まずは蘭会長の案件から協力しませんか?その代わり報酬は折半で」「乗ったわ!」秦施と唐伊慧は抱き合い、かつての仲の良い姉妹に戻った。秦施は帰り際、10階へ挨拶に寄ることにした。その時、偶然、エレベーターホールで西北支所の責任者として栄転になった陶俊輝(タオジュンフイ)と出くわす。「幸せになってね」「俺のことより自分の心配をしろ、独身のままおばあさんになったら俺のところへ…」秦施は相変わらず口が減らない元カレに失笑しながら、エレベーターに乗り込んだ陶俊輝を見送った。「秦施…幸せになれよ」「あなたもね」笑顔で別れた秦施と陶俊輝、すると秦施の携帯が鳴った。「秦施!…産まれそう!」陶俊輝が車のトランクに荷物を乗せていると、呉菲(ウーフェイ)が現れた。「陶俊輝律師、ニーハオ、私は新人補佐弁護士の呉菲です、よろしくお願いします」すると呉菲は握手を求めて手を伸ばした。陶俊輝はしばし呆然としていたが、ふと笑顔になる。「よろしく、頑張って」陶俊輝と呉菲は初対面の時のように握手を交わし、最初からやり直すことになった。一方、秦施は秦文宇(チンウェンユー)に子供が産まれると連絡、2人で産気づいた梅梅を病院まで連れて行った。梅梅は無事に出産し、兄夫婦はまるで何事もなかったかのように幸せに包まれている。そんな新しい家族を秦施は感慨深そうに眺めていた。…確かに独りは自由だけれど、結局、2人でも同じ…陽華は正しかった、私には確かに自分を見つめる空間と時間が必要だったのね…ようやく気づいたの、でも彼は?そんなある日のこと…。秦施がマンションへ帰ると、ちょうど引越し業者が前の部屋にせわしなく出入りしていた。数ヶ月まえから内装工事が始まっていたが、どうやら誰かが越して来たらしい。すると秦施の部屋の前に亀がいた。「どこの子なの?なぜ私の家の前に?…何だか見覚えがあるわ」その時、前の部屋から陽華が現れた。「…師哥、この子を探しているの?」陽華は両手を広げて秦施を待つと、秦施は迷わず陽華の胸の中に飛び込んだ。秦施はようやく陽華が豪州に行かなかったと知った。すると陽華は秦施の手を自分の胸に当て、心にいるのは秦施だけだと告白する。「そうだ、あの数字は何?」秦施は陽華がカードに残しておいた数字が気になっていた。陽華の書き残した数字はPCのパスコードだった。ログインしてみると株価チャートが出て来る。実は陽華は入籍した日に結婚記念日が証券コードの銘柄を買っていた。「僕が分析せずに買った唯一の銘柄だ、どんな値でも毎月、買い増ししている 暴落した時も売っていない、たとえ利益が出なくてもね」「じゃあ…いつ売るの?」「売らない、長期保有の予定だ、永遠にね 必ず上がると信じている、そしていつか子供たちの財産になる」おわり( ;∀;)ァァァァァァァァ~平日のお楽しみが終わってしまった~シューカイだけは圧倒的に現代劇派だわなぜだろう?顔が小さすぎてカツラが合わないとか?初シューカイの瓔珞は髪の毛がなかったから良かったのねw
2024.01.08
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第39話「名誉ある敗北」姚遥(ヤオヤオ)の労働訴訟でホテル側の代理人となった秦施(チンシー)。キャリアと倫理の板挟みになったが、どちらも失わずに済む方法を思いついた。姚遥は陽華(ヤンホワ)の後押しもあって秦施の提案通り起訴を取り下げ、これで秦施は事務所への義理を果たしたことになる。しかし尹志強(インジーチアン)は姚遥と李黛(リーダイ)が自分をセクハラで訴える準備をしていると勘づいた。そのせいで今日の天航(ティエンハン)との法務契約が流れ、唐伊慧(タンイーフイ)は秦施が裏で関わっていると怪しむ。秦施は何も知らないとごまかしたが、唐伊慧はどちらにしても取り下げさせるよう迫った。「これが最後の警告よ、嫌なら辞めてもらう」すると秦施は席を立ってオフィスを出て行ってしまう。秦施は自分の信念を曲げられず、ついに退職を決めた。10階は荷物をまとめて出て行く秦施の姿に騒然となったが、その時、陶俊輝(タオジュンフイ)が現れ、屋上へ連れて行く。「目標を達成するまで辞めないと言っていただろう?」「もう私が憧れていた誠(チョン)&慧じゃないからよ」しかしもし所長が弁護士会に偽装結婚の件を報告すれば秦施は法曹界で生きられない。陶俊輝は感情的にならず、考え直すようなだめた。「俺が所長を説得する、待っていてくれ」秦施は陶俊輝が戻るのを待たずにエレベーターに乗った。すると偶然にも玄関ロビーでベビーカーを押している卞静(ビエンジン)と出くわす。卞静は近くを通りかかったので秦施の顔を見に来たと話したが、思いがけず辞めると知った。「卞姐、ごめんなさい、私のために尽力してくれたのに、期待を裏切ってしまった…」実は事務所の独身女性への差別を失くすという壮大な計画は卞静の夢でもあった。しかし卞静は事務所を離れて初めて社会の公平性が1人の問題ではないと気付いたという。「声を上げるだけでも大きな進歩よ 知ってるわ、あなたが精一杯、努力して来たこと 彼らもあなたが去ることで気がつくかも…言葉より説得力がある、そうでしょう? 失敗のように思えて、これは″名誉ある敗北″かもしれないわ」李黛と姚遥はセクハラ被害者に接触、証人を募ったが無駄だった。しかも頼みの綱だった秦施が事務所を辞め、最悪なことに尹志強が自分たちの動きに勘づいたという。「これで証拠集めは難しくなったわね… 諦めるなら食事して解散しましょう、私は新しい案件を探す」秦施は依頼人に判断を委ねた。「諦めないと言ったら?」「厳しい道のりになる、でも成功したらあのセクハラおやじを徹底的に潰せるわ 他のセクハラ男にも良い見せしめになる」「やるわ」姚遥は即断、秦施と李黛と3人で戦うと決めた。秦施は小さなレンタルオフィスを借りた。姚遥と李黛は再びセクハラ被害者たちの説得に奔走していたが、証人は一人も現れないという。すると突然、陶俊輝がやって来た。実は所長が唐伊慧を説得してくれると約束したという。秦施は自分のことより呉菲(ウーフェイ)はどうしたのかと聞き返したが、その時、陶俊輝は秦施の顔に赤い発疹があることに気づいた。その頃、陽華は蔡亮(ツァイリャン)と2人で飲んでいた。「入社の件はもう少し待ってくれるか?」陽華は蔡亮と一緒にベンチャーキャピタルへ移ると決めたが、その前にセクハラ案件に方をつけたいという。「入社を1週間ほど遅らせてもらったんだ」「胡平(フーピン)に毒でも盛ったのか?お前の言いなりだな~」「良いアドバイスをしたからさ」陽華は第36話で胡平と面会した時、将来において最も重要な物は何かと聞かれていた。『何に投資すればいい?』『御社に合うかどうか分かりませんが…基準になることがあるとすれば″良心″です 幼稚に聞こえると思いますが気づいたんです 企業と製品が業界や社会、人類に有益であれば、その企業生命力と柔軟性は計り知れないと』蔡亮は陽華が姚遥に未練もないのに支援し、秦施を想っていながら手放したことに混乱した。何より秦施のそばには陶俊輝という強力なライバルがいる。陽華は今も結婚指輪を外していなかったが、陶俊輝の名を聞いて急に顔をこわばらせた。秦施は牛肉入りとは知らずにエッグロールを頬張り、アレルギー症状が出た。相変わらずな様子に思わず口元がゆるむ陶俊輝、すると秦施の車に珍しく期限の切れていない薬がある。「陽華がリマインダーを入れてくれたの」「水は?」陶俊輝はグローブボックスの中を探すことにしたが、そこで偶然、秦施の離婚証を発見した。「秦施…離婚したのか?どうして俺に言わないんだ、結婚しよう、明日、手続きする」「バカなこと言わないで」「本気だ、俺と結婚して誠&慧に戻れ、所長が11階に戻すと約束してくれた」しかし秦施は自分のように結婚に不向きな人間もいると断った。「まだ心に迷いがあるの、だから自分にもあなたにも嘘はつけない あなたも呉菲を手放さないで、彼女の方がお似合いよ」陶俊輝は秦施の心がすでに陽華にあると気づいていた。秦施は認めなかったが、今になってようやく陽華の言葉が胸に突き刺さる。…隠れ蓑は嫌だ、人生を直視することから逃げないで欲しい…嘘の中で生きる君を見たくない秦施がマンションへ帰ると部屋がきれいに掃除されていた。キッチンには美味しそうな料理もできている。秦施はママが来たのだと気づいてすぐメッセージを送った。…ありがとうママ、愛してる…陽華は誰より秦施を理解していた。複雑な家庭で育った秦施は優等生として成功することで自己肯定感を得て来たのだろう。しかし人生は終わりのない試験だ。中でも結婚という科目は難しく、大勢の落第者を見て来た秦施は人一倍、臆病になっている。「彼女は怖気づいてジレンマに陥っているんだ…失敗を恐れ、幸せになれる自信もない 失敗しない近道は?選択しないことだ」蔡亮はますます混乱した。「秦律師が結婚を恐れているとは言え、お前は彼女が好きなんだろう?なぜ別れたんだ?」「落第より悪いことは?不正行為だ… 試験はゲームであり自己顕示に過ぎない、でも結婚は1人で臨む試験じゃない 鍵はいかに試験に強いパートナーを選ぶかになる パートナー選びの権利を彼女に委ねたい、それが双方にとって公平なんだ」「哀れなやつだ、秦律師がお前の努力を知っても戻らなかったら胸が痛いよ」「僕が決めたことだ」そこへ陽華の依頼で動き始めた情報屋・剛子(ガンズー)が現れた。翌朝、秦施のオフィスに剛子が証人を連れて来た。セクハラ被害を受けた韓恵婷(ハンフィティン)が姚遥と一緒に尹社長を訴えたいという。剛子は被害者が泣き寝入りするのは尹志強が社長の座にいるためだと説明した。しかし工事の不正の証拠を手に入れ、天航グループに告発、これで尹志強はクビになるという。「まだほんの糸口さ、これから芋づる式に暴かれるよ、姚遥以上の騒ぎになるぞ」秦施と李黛はなぜ剛子が協力してくれたのか分からなかった。すると剛子は他に雇い主がいるという。秦施も李黛もその雇い主が陽華だと気づいた。李黛はまさか秦施と陽華が離婚したとは知らず、陽華が姚遥のために必死らしいと秦施の嫉妬を煽ってしまう。剛子は陽華の指示通り証拠集めに奔走し、密かに秦施をフォローした。韓恵婷の告発に触発されセクハラ被害を訴え出た従業員は20名、集団訴訟に参加するのは11名に上る。すると剛子は民事で勝っても謝罪と賠償が関の山だと指摘した。「…やけに詳しいけれど法典を勉強したの?」「知恵ってやつだよ~問題を解決するには最善策を見つける、それでどんな問題も解ける」「ちょっと~誰に教わったの?」李黛は意味ありげに笑いながら、もっと証人や証拠があれば強制わいせつ等で起訴できるという。しかし秦施は高望みせず、着実に進めようと言った。実は補佐弁護士・海涛(ハイタオ)は尹志強のセクハラの証拠を持っていた。第36話で偶然、セクハラ現場を見かけた陶俊輝と海涛。陶俊輝は乗り込もうとした海涛を制止し、自分が部屋に入ったらスマホで証拠を残すよう指示していた。そこで海涛はこっそり証拠を送信しようとしたが、陶俊輝に止められる。「弁護士資格が剥奪になるぞ?」「分かっています」あの夜、海涛は被害者の女性に通報するか聞いたが、女性は仕事を失いたくないと怯えていた。海涛は姉がもし被害者だったらと思うとやるせないという。すると陶俊輝は自分に任せて欲しいと言って証拠を受け取った。つづく( ゚ェ゚)ようやく離婚した理由が分かったわ~でもやっぱり意味不明だわw ←どっちよ?w
2024.01.06
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第38話「愛と恐怖」陶俊輝(タオジュンフイ)は秦施(シンシ)に天航(ティエンハン)の労働起訴から下りるよう勧めた。しかし秦施は頑なに拒否する。陶俊輝はあの夜のことが原因で自分を拒んでいると気づき、改めて謝罪した。「すまない、あの日は酔っていた、でも何を言ったのか全部、覚えている 君の選択は尊重するよ、でも気持ちと仕事は別だ、仕事に関する助けは拒むな」陶俊輝は仲直りの証に麻辣湯(マーラータン)店へ誘ったが、秦施は仕事があると断って戻ってしまう。それでも陶俊輝は22時に待っていると一方的に約束した。姚遥(ヤオヤオ)は李黛(リーダイ)がサニーを遊ばせてくれる間、陽華(ヤンホワ)との旧情を懐かしんだ。実はてっきり陽華は邱建祥(チウジエンシャン)の娘と結婚したと思っていたという。「それはない、言ったはずだ」「あの頃は悔しくてあなたを呪ってた…今になって思えば私たちは別れて正解だったかも 私は頑固で劣等感の塊だった 何かを手に入れても不安で、何が大切なのかも分かっていなかった」李黛と陽華は姚遥とサニーをタクシーに乗せて見送った。李黛はサニーと陽華の関係を追求しようとしたが、陽華に逃げられてしまう。そこで早速、秦施にゴシップを知らせた。📱<サニーを見たら驚くわよ?陽華にそっくりだものまさか秦施と陽華が離婚したとは知らず、李黛は陽華をしっかり捕まえておけと釘を刺した。複雑な心境で電話を切る秦施、すると今度は陶俊輝から連絡が来る。📱<今どこ?「やっぱり行けない…あ、ごめん、電話が入ったから切るわね」一方、バスに乗った陽華は蔡亮(ツァイリャン)に住宅ローンの申請を取り下げて欲しいと連絡した。蔡亮は頭金が無駄になると止めたが、陽華は電話を切ってしまう。すると突然、任梅梅(レンメイメイ)から着信が鳴った。秦文宇(チンウェンユー)の行方が分からなくなった。慌てた梅梅は咄嗟に秦施と陽華に助けを求め、秦施は思いがけず兄夫婦のマンションで陽華と久しぶりに顔を合わせる。聞けば文宇は集金に出かけて数百万の小切手を持ったまま連絡がつかなくなっていた。同行した社員は取引先で買った海産物を持って先に帰り、最後の1軒だけ文宇に任せたという。最後の集金先は文宇の弟分・胡鵬(フーポン)のクラブだった。秦施は陽華の運転で店に到着、すると後部座席に常備している護身用の警棒をつかむ。驚いた陽華は秦施から武器を取り上げ、自分に任せて車で待つよう言い聞かせた。店内は大音量が流れ超満員だったが、陽華は店のブレーカーを落として電気を消してしまう。停電に驚いたクラブの客たちが一斉に店を出た。秦施は最後に店から出てきた胡鵬を見つけ、車から出る。「久しぶりね」こうして文宇の行き先が判明した。秦施は梅梅に連れて帰ると連絡したが、梅梅はすぐホテルへ向かうという。📱<私を親友と思うなら何もしないで…自分で見届けたいの秦施と陽華が文宇の部屋の前で待っていると梅梅が駆けつけた。陽華は防犯カメラの映像で確認したところ文宇は泥酔していたとかばったが、梅梅は部屋に入ってしまう。秦施は憔悴した梅梅を自分のマンションに連れ帰り休ませた。梅梅が眠ったと聞いた陽華は安心して帰ることにしたが、秦施は何か食べて行かないかと誘う。「またデリバリーを?」「料理は苦手だから…実家に戻ったの?」「いや賃貸に仮住まいだ」「…慣れた?」「慣れない…でもそのうち慣れるよ」どこかぎこちない秦施と陽華の会話、すると陽華は今回の文宇と梅梅の騒動でしみじみ自分の選択が正しかったと漏らした。「君が結婚を恐れる理由が分かったよ、″問題がある結婚″は人を消耗させるんだね」「…うん、離婚して良かった、あの2人より大騒ぎしたかもしれないわ」「そうかな?」陽華は秦施がまだ自分の意図に気づいていないと分かり、落胆して帰ってしまう。翌日、秦施はいきなり姚遥の自宅を訪ねた。本当は陽華に手を出すなと脅したいところだが、弁護士としての職業倫理はある。何より陰湿な尹(イン)社長を放任することができず、陽華の元カノに手を差し伸べることにした。「あなたの協力があれば逆転できる可能性がある…その代わり起訴を取り下げて欲しいの」しかし帰り際、やはり持ち前の勝気な性格が出てしまう。「過去に陽華と何があろうと、サニーが陽華の子供だとしても気にしない、彼は私のものよ」秦施が帰ると奥の部屋から陽華が現れた。「一体どうなってるの?先に奥さんに話を通してよね」「あれでよく弁護士になれたと思うよ」「おのろけは結構よ… 陽華、別人のように優しくなったわね、変わったのは彼女のせい? で、さっきの提案を実行して彼女の立場は大丈夫なの?」「それは僕が考える」「じゃあ彼女を信じていいのね?」「ああ、彼女は腕が立つ」すると姚遥は陽華がローンを解約して工面してくれたお金を返すことにした。しかし陽華はいずれ必要になると受け取らない。「僕はまた稼ぐから、でも秦施には秘密にしてくれ」「ふふ…彼女のことが本当に好きなのね」その頃、文宇はビクビクしながら自宅マンションへ戻った。しかし運良く梅梅は出かけているらしい。安心した文宇は一風呂浴びてクローゼットに向かったが、そこでようやく梅梅の荷物だけがないことに気づいた。すると書斎に梅梅がサインした離婚協議書だけがある。文宇はともかく梅梅に連絡しようとしたが電池切れ、慌てて充電すると真っ先に胡鵬のメッセージが届いた。…家賃を下げないと嫂子に送る…それは泥酔して見知らぬ女とベッドにいる自分の写真だった。文宇は昨夜のことを何も覚えていなかった。胡鵬にはめられたと気づいた時には手遅れ、梅梅とは連絡がつかず、メッセージも拒否されている。文宇は秦施を呼んで釈明したが、秦施も梅梅の居場所を知らなかった。「私宛のメッセージよ」…秦施、私は出て行くことにした…あなたの推察通り文宇はハメられただけよね…あれから眠れず、ずっと考えていたわ、私はなぜこの結婚を手放せずにいるのかしら…答えは簡単、文宇への愛よ、習慣になり依存になってしまった愛…妊娠が分かった時、怖かった…彼が良い父親になれるか不安で自信がなくて、でもホテルに入った時、不安は恐怖に変わった…本当に浮気していたらどうすればいいの?独りで子供を育てられるかしら?…何より怖かったのはこれからのこと、次はどうなるの?そのまた次は?…考えているうちに気がついたわ、私の文宇への信頼は完全に失われていた…毎日、彼を疑いながら生きていくのは嫌、もうゲームは終わり…秦施、後のことはお願いね文宇は梅梅がこのまま会社や自分を見捨てて出て行くとは思えなかった。これも妹が梅梅をけしかけたせいだと思いたかったが、秦施に現実を突きつけられてしまう。「あなたの結婚よ?!梅梅を何度も怒らせたのは誰? そうやって人のせいにしてばかりだから誰も助けてくれないのよ! …今まではどれだけ喧嘩しても心配しなかった、2人には愛があると思っていたから でも今度ばかりは私が何を言っても無駄、もう何もできない」これまで喧嘩しては仲直りを繰り返して来た文宇と梅梅。その度に愛情が深まっていると思い込んでいたが、実際は愛をすり減らしていただけだった。「梅梅の選択がどうであれ、ともかく真っ当に生きて」つづく( ๑≧ꇴ≦)ってか何?そのワンピースw
2024.01.05
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第37話「弁護士の務め」天航(ティエンハン)と南洲(ナンジョウ)の合併がまとまり、あとは正式な契約を残すだけとなった。陶俊輝(タオジュンフイ)は海涛(ハイタオ)に引き継いで寧波(ネイハ)へ出張したが、唐伊慧(タンイーフイ)は困惑する。昨夜の祝賀会では陶俊輝と尹(イン)社長がすっかり意気投合したと聞いていた。てっきり姚遥(ヤオヤオ)の労働起訴も担当してくれると思ったが、これも海涛に任せるという。確かに労働起訴は利益が見込めず企業部では役不足、誰もやりたがらない案件だった。離婚手続きを済ませた秦施(チンシー)は傷心のまま事務所へ車を走らせた。すると唐伊慧から到着次第、オフィスへ来るよう連絡が来る。何事かと思えば、唐伊慧は降格だけでは飽き足らず、秦施に天航の労働起訴を押し付けた。しかし秦施は孤軍奮闘していた姚遥に同情的でホテル側には不信感がある。「私は補佐弁護士です、案件を担当する資格がありませんが…」「単刀直入に言う、家庭部にあなたより経験があって能力の高い人はいない ずっと考えていたけれど、このまま辞めさせるのも続けさせるのも納得がいかない ただ事務所の利益を考えればあなたは必要な人材よ、尽力してくれる人が必要なの この案件は事務所じゃなく、あなたが受けて」唐伊慧はこの案件を断るなら退所だと脅し、その代わりやり遂げられた暁には11階へ戻すと約束した。胡平(フーピン)と面会した陽華(ヤンホワ)はチーフ財務アドバイサーに誘われた。話を聞いた蔡亮(ツァイリャン)は歓喜、自分も一緒に行きたいと懇願し、一家の大黒柱となるため転職すべきだと訴える。しかし陽華は離婚したと明かした。「秦施には時間が必要なんだ…」「はあ?夫婦を演じることすら面倒になったのか?一体、何を考えてる?」その夜、秦施は誰もいないマンションへ帰った。陽華が引き払った書斎をのぞいてみると、メッセージカードと数冊の本が残されている。【収納術】【ひとりご飯】【別れからの再スタート】秦施は本の題名を見ただけで気が滅入った。しかもカードのメッセージは数字の羅列だけで全く意味が分からない。【775094】開廷前協議のため李黛(リーダイ)と姚遥が誠(チョン)&慧にやって来た。2人はホテル側の代理人が秦施なら協力できると期待したが、思わぬ要求を突きつけられる。尹社長の要求は違約金200万、もしくは25万の研修費返還で和解する代わりに向こう10年、ホテルを含む飲食業界全般に戻らないことが条件だった。李黛は悪徳弁護士に成り下がった秦施の目を覚まさせるため陽華を呼び出した。姚遥の代理人になったのは秦施からの依頼だったが、当の本人が今やホテル側の代理人になって法外な条件を出してきたという。「あなたは秦施の考え方を変えるキーパーソンよ」「買いかぶりだよ」「事情があって結婚したけれど秦施の想いは本物 だからあなたと姚遥との関係を知って不愉快になった、それが判断力を鈍らせたのよ」「″秦施の想いが本物″って…どういうこと?」「偽装結婚から本気になったんでしょう?」「本人が言ったの?」「本人は認めないけれどバレバレよ~愛を手に入れて生き生きしているもの 片思いならこうはならないわ」李黛の指摘に思わず笑みがこぼれる陽華、一方、姚遥は帰国する息子の出迎えで空港にいた。出張から戻った陶俊輝は天航の担当が秦施になったと知った。驚いた陶俊輝は唐伊慧に掛け合うことにしたが、逆に呉菲(ウーフェイ)との結婚準備で忙しいはずだと牽制されてしまう。「逃しても取り戻せることもあるけれど、2度とチャンスがこないこともあるわ…分かるわね?」「分かります、では仕事に戻ります」陶俊輝はすぐ秦施に連絡したが、秦施は陶俊輝の電話には出なかった。陽華は自分なりに労働起訴の案件を分析、姚遥の案件は本来の労働起訴と違うことに気づいた。指摘を受けた李黛は改めて姚遥の話を聞くことにしたが、陽華にも店内でこっそり聞いてもらうことにする。一方、天航ホテルで調査していた秦施も今回の案件が労働法では解決できないと気づいた。問題は姚遥とホテルの契約ではなく、どうやら姚遥と尹志強(インジーチアン)の不和らしい。そこで秦施は姚遥から詳しく事情を聞こうと連絡、するとちょうど李黛と一緒だった。実は姚遥にとって尹社長は恩人だった。当時、結婚出産を経て離婚した姚遥は路頭に迷うところだったが、尹志強が今の仕事をくれたという。姚遥の直属の上司となった尹志強はいつも姚遥を励まし支援、すぐに才能を発揮した姚遥は異例の速さで出世したが、海外研修から帰国してから状況が一変した。「尹志強はよく女性スタッフを接待に同席させていた 最初は仕事だと思っていたけれど、実は尹志強の私的な行為だったの 酔ってはセクハラを繰り返し、憤慨した私は行かなくなった 怒った尹志強は私を辞めさせようとしたけれど、10年の雇用契約があったから失敗したわ」経緯を聞いた陽華は次の策を考えるため書店を出ることにした。その時、ひょんなことから独りで母を待っていた少年と知り合う。実はその少年こそ姚遥の息子・サニーだった。陽華は息子を迎えにきた姚遥と再会、しばし呆然と立ちすくんでしまう。唐伊慧は秦施が天航ホテルで勝手に調査したと知り激高した。「これが最後のチャンスだと言ったわ! うちに必要なのは優秀な弁護士!記者や聖人は要らないっ!よく考えなさい!」そんな中、すっかり夫婦仲が戻った秦文宇(チンウェンユー)と任梅梅(レンメイメイ)に思いがけない変化が起こる。ついに梅梅が妊娠したのだ。文宇は妻に代わって自分が会社を守ると奮起、早速、経理部から帳簿を取り寄せ仕事を始める。すると思いがけず帳簿の不備を発見し、梅梅に報告した。「ここだ…こんなに安いはずがない」李黛は姚遥に秦施が陽華の妻だと明かし、陽華に協力を頼んだと説明した。「世間って狭いわね」「それより案件の話をしてもいいかな?」陽華はこのまま起訴を進めても勝算はないと断言した。それより尹志強のセクハラの証拠をつかんでホテルから追い出し、社長を代えれば姚遥が止める必要もないという。しかし姚遥は消極的だった。この数年、姚遥にも戦友がいたが、1人また1人と諦め、結局、自分だけになったという。「私も疲れたわ、今の願いはサニーのそばにいること…もう戦う気力がなくなってしまった」陶俊輝が屋上で待ち伏せしていると、予想通り秦施が現れた。「なぜ返信しない?」しかし秦施はふてくされて黙っている。「ここを辞めようと思ったことは?…君には合わない」「その気があればとっくに辞めているわ、でもここで辞めたら今までの努力が水の泡よ 辞めるとしても今じゃない」すると陶俊輝は唐伊慧が天航の起訴を秦施に振ったことに責任を感じ、自分に任せて降りるよう勧めた。つづく( ゚ェ゚)いや全然、似てないだろう、シューカイと子供w
2024.01.04
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第36話「プロポーズ」家庭部の補佐からを再起を図ることになった秦施(チンシー)。一方、陽華(ヤンホワ)は胡平(ウーピン)の自宅に招待されていた。…陽華の旧友・老周(ラオジョウ)の息子は胡平の会社に再就職していた陽華は胡平のメルアドを聞き出してもらい、新エネルギーシティに関する自分の分析結果をメールしてみるすると興味を持った胡平は陽華に連絡、真の目的は何か聞いた『誠(チョン)&慧(フイ)への投資はご再考を…』…胡平は陽華のメールが届く前、すでに可立信(コーリーシン)に新エネルギーシティの調査を頼んでいた。陽華と可立信はほぼ同じような分析だったが、出した結論が全く異なったという。すると胡平は離婚協議の件で秦施を巻き込んだことを謝罪した。「君の奥さんだとは知らなかった…誤解を招くことになったのでは?」「妻は仕事への責任感が強い、謝罪の必要はありません」陽華はそれより可立信が高評価を出していながら、なぜ自分と会う気になったのか聞いた。「最後の決断を下したのは今日だ、決め手となったのは君の報告書にある言葉だよ」…掌中の一羽の鳥は林の千羽に勝る…これは陽華の師である邱建祥(チウジエンシャン)の言葉だった。投資はあらゆる物事と同じ、秘訣は引き際を見極めることだという。胡平は陽華を見送るため門まで出た。「先ほどの提案をもう一度、考えてくれ、返事は急がないよ」胡平はプロジェクトから手を引いたが、その裏で天航(ティエンハン)と南洲(ナンジョウ)の合併は成功した。秦施は降格となっても腐らず、その日も残業していた。すると呉菲(ウーフェイ)に取り入って出世した周茜茜(ジョウチェンチェン)が申し訳なさそうにやって来る。「知ってるわ、呉菲に情報を流していたでしょう?謝りに来たの?それとも報復が怖いの?」しかし茜茜は黙って立っていた。「利害を秤にかけたのよね?…近道を使ってもそれで得た成功はもろいの お説教するつもりはないわ、でも人として守るべきものは守ってね」その頃、天航担当チームは尹(イン)社長と合併成功の祝杯をあげていた。陶俊輝(タオジュンフイ)たちは若い女性従業員に接待させる尹社長に困惑気味だったが、秦施が懸念した通りやはり姚遥(ヤオヤオ)がホテル側を訴えたと知る。一方、姚遥を心配する秦施は李黛(リーダイ)を差し向けていた。陶俊輝は呉菲との諍いや秦施への未練で珍しく泥酔した。「大丈夫ですか?」補佐の海涛(ハイタオ)は陶律師を心配して介抱したが、宴席に戻る途中、尹社長が女性従業員を別室に連れ込む様子を目撃する。驚いた海涛は部屋に乗り込もうとしたが、陶俊輝がなぜか止めた。秦施の思惑通り李黛は姚遥の代理人になった。📱<今回は引き受けるけど勝てる保証はないわよ姚遥の自宅を出た李黛はすぐ秦施に連絡したが、実は姚遥には息子がいた。今は父親とオーストラリアにいるが、もうすぐ帰国する予定だという。部屋に飾ってあった写真を見ると母親とはあまり似ていなかった。『父親似なの…5歳です』ピンと来た李黛は秦施に姚遥に関わらないよう警告した。しかし秦施は一方的に電話を切ってしまう。秦施が地下駐車場へ到着すると、エレベーターホールで酔い潰れている陶俊輝を見つけた。どうやら車を取りに戻ったらしいが、探しても車は見当たらない。秦施はひとまず陶俊輝を自分の車に乗せて走り出した。しかし呉菲に連絡しても無視され、自宅の場所を聞いてもかつて2人で住んでいた秦施のマンションの住所しか言わない。そこで仕方なく秦施は陽華に助けを求めた。「陽華?手を貸してくれる?」秦施は陶俊輝を外で休ませ、陽華が来るのを待った。すると陶俊輝は秦施を抱きしめ、これまで秘めていた想いをぶちまけてしまう。「あの時、君の手を離したことを今も後悔している…秦施、もう一度チャンスをくれ 結婚してくれ!忘れられると思ったが無理だった、王傑森(ワンジエセン)の件で分かったんだ 憎めば憎むほど君への想いが募る!」驚いた秦施は陶俊輝を突き飛ばし、近寄るなと警告した。「私は結婚しているのよ?忘れたの?!」「偽装だろう?そっちこそ忘れたのか?…なぜ離婚しない?奴を好きになったのか?」その様子を陽華が見ていた。陽華は秦施の答えを待ったが、結局、秦施は口ごもってしまう。それが秦施の答えだと気づいた陽華は深く失望し、やっと歩き出した。陽華は陶俊輝にからまれている秦施を助けて先に車に乗せた。「飲み過ぎだ、明日、酔いが覚めてから話した方がいい」陽華は陶俊輝をなだめて車を出したが、一言も口をきかなかった。「さっきは…」「家に帰ってから話そう」マンションに到着すると、陽華はなぜ陶俊輝と結婚しないのか聞いた。秦施はすでに陽華と結婚していると答えたが、陽華が聞きたいのは結婚できない理由ではなく、結婚しない理由だという。「僕たちは偽装だ、いつでもやめられる…僕を愛している?」秦施はやはり即答できなかった。「結婚していなかったら彼を選んだ?」「姚遥と復縁するか聞いた時、あなたは何と答えた?仮定の話なんて意味がないのでしょう? 私はあなたと一緒にいる」すると陽華は見せるものがあると断って一旦、書斎へ入った。本当なら陽華は住宅ローンの契約書を見せて秦施にプロポーズするつもりだった。しかし結局、契約書ではなく入籍前に交わした結婚協議書を持って来る。「秦律師、正式に伝える、君は協議書に違反した、第1条の全てにね これは2人が自由に生きるための協議書だ 各自の生活だけでなく、恋愛や仕事を選ぶ権利も含んでいる この協議は選択から逃げる口実じゃない、弱さの隠れ蓑でもない 君の行動は協議書の理念に反している、だからこの関係を終わりにしたい …離婚しよう」秦施は耳を疑った。きっと陶俊輝のことで怒っているだけだろう。そう思ったが、陽華は明日にも手続きすると譲らなかった。「陶俊輝が酔って騒いだだけでしょう?私の気持ちなら分かっているはずよ?」「彼は関係ない、むしろ感謝している、彼のおかげで君の本心を知り、決断できたんだ 君にとってこの結婚は何?現実から逃げる手段?人生と向き合わない口実? 君の城壁になりたかった…仕事で疲れた君の港になりたかった、君を支えたかったんだ でも隠れ蓑は嫌だ、人生を直視することから逃げないで欲しい 嘘の中で生きる君を見たくない…明日、手続きしよう」翌日、朝一番で秦施と陽華は離婚した。「できるだけ早く荷物を運び出すよ」「好きにして」秦施は結婚や愛への不信感が拭えず、どうしても陽華へ素直な気持ちを明かせなかった。なぜ愛していると言えなかったのか。どうして一緒にいたいとすがりつかなかったのか。しかし後悔してももう遅い。すると秦施は自分に苛立ちながら、離婚証をグローブボックスに投げ入れた。秦施は久しぶりに兄嫁であり親友の任梅梅(レンメイメイ)とエステに出かけた。「私みたいな人間は人を愛せないのかも…親密な関係を長く維持する能力がないのよ もしそれが陽華の願いなら、確かに私には叶える自信がない だから思うの、一緒にいる楽しみだけを味わって、彼の願いを蔑ろにはできないって…」「聞けば聞くほど意味不明よ~彼が好きなの?」「愛してるわ」「それで十分よ~愛に正解なんてないの、必要なのはその気持ちよ 会いたいなら会う、一緒にいたいなら手を引っ張るの! 結果が分からないから諦めるなんて、後悔するだけよ」結局、秦施は梅梅にも偽装結婚だったことを明かした。事情は分かったが、全く理解できないという梅梅、そもそも今さら離婚する必要があったのだろうか。秦施は陽華との愛が本物だとしても、結婚は偽装だからだと説明した。「未来があるとしても嘘の上に築くわけにいかない 嘘を終わらせて新しい人生を始めるべきなのよ」「嘘が本当になったのならそれでいいじゃない?なぜ形式に捕らわれるの?」「もう別れたの、離れて冷静に考えるのも悪くないわ」「まだ何かありそうね?」つづく。゚(∩ω∩`)゚。 うわ〜ん
2023.12.21
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第35話「パートナー契約書」金誠(ジンチョン)と唐伊慧(タンイーフイ)は秦施(チンシー)をパートナーへ昇格させると決め、契約書にサインするよう求めた。しかし罠だと気づいた陽華(ヤンホワ)が急いで書斎に駆けつけ、秦施にサインしないよう訴える。「サインしたら君は詐欺犯になってしまう!彼らは全部、知っているんだ!」実は秦施もすでに自分の嘘がバレたと気づいていた。「弁解はしません…でもこの事務所には独身女性に対する雇用差別があった どうか皆に平等な機会を与えてください、そうすれば私のような嘘つきは現れないでしょう 信頼を裏切ったことを心から謝罪します」その頃、陶俊輝(タオジュンフイ)は呉菲(ウーフェイ)を心配して自宅を訪ねていた。しかし呉菲は部屋に閉じこり、会いたくないと拒む。呉父はおそらく女問題が原因だと察し、陶俊輝をバルコニーへ連れ出した。「女は愛があれば一生、幸せでいられる、だが男の幸せは愛だけではだめだ、仕事が必要だ 賢者なら損得を見極めて正しい選択をすべきだ」「…肝に銘じます」「娘の君への愛は誰にも負けない、娘を裏切らないでくれ」秦施は家に帰るなりソファーに倒れ込んだ。「なぜバレたのかしら…ああ~もういい、これで終りよ」一方、唐伊慧も妹のように大事に育ててきた秦施の裏切りに憤慨していた。確かに事務所の内規は公平性に欠けていたと認めざるを得なかったが、女性を雇っても数年で結婚し妊娠、クビにすることもできず給料だけ払わされることになる。金誠は嘘を取り繕うため結婚までした秦施にむしろ感心したが、唐伊慧の怒りは収まらなかった。「もう忘れるんだ、許せないならクビにすればいい」「…クビ?冗談じゃないわ」秦施は酒を飲んで憂さ晴らししていた。「実はこの前、嘘をついていたことを兄に白状したの でも兄は私を叱らず慰めたわ、そんなに強がらず頑張らなくていいって… 幼い頃から母を見ていて、弱者はいじめられるから強くなろうと思った 努力して上位20%の人間になるんだって…でも自分の本心が分からなくなった」秦施はインターン時代、刑事部に配属されて大勢の犯罪者を見てきた。彼らは決まって出来心だったと言い訳したが、秦施はどうせ生まれつきの悪人だと思っていたという。「でも今日、気づいたの、私も彼らと同じよ、陽華、こんな私を軽蔑するでしょう?」すると陽華は秦施の肩を抱き寄せて慰めた。「人は失敗して初めて自分の弱さや強欲さに気づくんだ 僕が姚遥(ヤオヤオ)と別れたのは邱建祥(チウジエンシャン)が娘と僕を結婚させようとしたからだった」当時の陽華はエリートで順風満帆、母も客室乗務員の姚遥では釣り合わないと反対し、傷が浅いうちに別れるよう説得したという。あの時、陽華は姚遥に縁談を断ると言ったものの、迷いがなかったと言えば嘘だった。そんな陽華の心を見抜いたのか、姚遥は陽華がすっかり変わってしまったと失望し、去ってしまったという。結局、永利(ヨンリー)21で全てを失い、陽華はようやく才能や知性も欲の前では何の意味もないと気づいた。「でも君は違う、土壇場で自らを反省して正しい選択をした」するとすでに秦施は陽華の腕の中でぐっすり眠っていた。翌朝、秦施が目を覚ますとすでに陽華は出かけていた。枕元には酔い覚ましや念のため風邪薬も置いてある。秦施は身支度を整え戦闘体制、しかしいざとなると出勤できなかった。「一度転んだらしばらく立ち上がれない…ゥッ…でもいずれは向き合わなきゃ」秦施は折れた心を奮い立たせ、唐伊慧のオフィスを訪ねた。「どんな罰でも受け入れます…でもこれまでの努力と貢献に免じて合理的な範囲で…」「秦施、交渉の余地はないのよ?甘えてもムダ!」しかし唐伊慧は結局、秦施に最後のチャンスを与えた。秦施は10階の家庭部へ戻され、補佐弁護士としてやり直すことになった。天航(ティエンハン)の案件は陶俊輝が引き継ぐことになったという。📱<ぶははははは~!秦施!バチが当たったわね~!報告を聞いた李黛(リーダイ)は大笑い、自分なら恥ずかしくて今さら家庭部に戻れないという。すると姚遥から着信があり、秦施は話の途中で切った。姚遥は秦施が担当から外されたとも知らず、騙されたと激怒して電話を切った。陶俊輝から話を聞いたところ、天航と南洲(ナンジョウ)の交渉が大詰めを迎え、もはや姚遥の協力が必要なくなったという。尹(イン)社長は態度を一変、確執がある姚遥を教育係に異動させていた。「私たちまで信用を失ったのよ?」「俺たちはM&A担当だ、他は関係ない」「姚遥の性格だと間違いなく天航を訴える、うちが代理人になればまた敵対することに…」「姚遥より自分のことを考えろ、否定すればよかったのに、証拠はないんだぞ? 甘いんだよ、正直者がバカを見るんだ」一方、呉菲は事務所を休むつもりだったが、秦施の異動を知って慌てて家を出た。秦施は陶俊輝のせいでストレスが溜まった。しかし今は食べて発散するより陽華の言葉が何より効果がある。📱<天航のM&Aが失敗すると言ったら機嫌が直る?陽華は胡平(フーピン)も関わっている新エネルギーシティのプロジェクトが頓挫すると予想した。胡平が興味を示していたのは新型の発電所だが、初期投資でかなり損失が出るという。確かに長期的に見れば優良案件とも言えるが、プロジェクトでのエネルギーコスト増大が見込まれ、そうなれば損失も大幅に増えてしまう。📱<僕は胡平が手を引くと思うな~陽華は家を買うと決意、蔡亮(ツァイリャン)にローンの申請を頼んだ。「積立金で買うんじゃなかったのか?」「家を買って秦施にプロポーズしたいんだ」( ๑≧ꇴ≦)<そうか~って、あれ?結婚したんじゃ…一方、補佐に降格された秦施は初めからやり直せばいいだけだと自分に言い聞かせていた。さすがに補佐たちはかつての上司に仕事を頼めなかったが、秦施は仲間たちに差し入れしたり、間違いを教えて指導したり奮闘する。その時、呉菲がオフィスに現れた。呉菲は補佐にされても事務所にしがみついている秦施を蔑んだ。「もっと気骨ある人だと思った、プライドはないの?ドブにでも捨てた?」すると秦施は外にいる補佐たちを指差した。「彼らは多くの試練を乗り越えたからこそ、今のポジションを得たのよ?」「言っとくけど、私はあんたたちとは違う!(バン!」呉菲が思わず机を叩いて声を荒らげると、補佐たちは驚いてオフィスに注目した。「そうね、あなたは高級(シニア)弁護士だもの、広いオフィスも手に入れた でも考えたことがある?買収した子を除いてなぜあなたを敬う部下がいないのか… あなたから学ぶことは何もないからよ、だってそこに座れたのは父親のおかげだもの 自分の努力でここまで来た彼らにとって最大の侮辱だわ」秦施は確かに自分も嘘をついたが、言い訳はしないと潔かった。誰かに罵られてバカにされても文句は言えないが、呉菲にはその資格がないという。「同じ出世の近道を選んだとは言え、あなたはレベルが低い、だって父親の力を利用したのよ? 最初は親頼みも許された、でもその後は?ケンカを売り、小細工した以外に何をしたの? 彼らより優秀ならそれに見合ったスキルを見せて そうじゃないといつ誰にその座を追われても不思議はないわ その時は父親に泣きついても無駄よ?」「秦施ィィィィィ~出てって!」秦施がデスクに戻ると、補佐たちは呉菲を言い負かしてくれた秦施を称賛した。呉菲は秦施を追い出そうと画策したが、結局、自分が退職願を出した。唐伊慧は引き止めることもせず、今後も西美(シーメイ)との良好な関係が続くことを願って送り出す。その頃、陽華は胡平から食事に招待されていた。つづく( ゚ェ゚)え?陶俊輝って結局、姚遥を利用しただけだったの?
2023.12.20
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第34話「絶体絶命」天航(ティエンハン)の買収案件を担当することになった秦施(チンシー)。秦施の偽装結婚の目的を知った陶俊輝(タオジュンフイ)もチームへの参加を承諾し、ホテルの付加価値を高めるため、最近、警察の容疑者逮捕に協力した姚遥(ヤオヤオ)が利用できると思いついた。早速、尹(イン)社長は姚遥と和解すべく自宅を訪れ謝罪、何東娜(ホードンナー)も起訴を取り上げ、会見を開いて謝罪すると報告する。しかし姚遥の社長への不信感は強く、事実上の和解金も突き返した。「もし私を慰留させたいなら、社長が引責辞任することが条件です」一方、呉菲(ウーフェイ)は携帯の電源を切ったままふて寝していた。陶俊輝は仕方なく自宅へ電話したが、母親が繋ごうとしても呉菲が切ってしまう。呉母は仕方なく陶俊輝にかけ直して謝ったが、2人の間に何かあったのだと分かった。「若い人たちにケンカはつきものよ、でも溜め込まずに何かあったら話してね」尹社長が姚遥の説得に失敗、秦施は仕方なく直接、姚遥と話すことにした。陶俊輝は同行すると申し出たが、秦施は姚遥が裁判で自分を傷つけた弁護士に会うとは思えないという。しかし陶俊輝は頑固で決めたことは変えない女性の扱いなら慣れていた。「ともかく今夜はこれで引き揚げましょう、また明日ね」陽華(ヤンホワ)は秦施が姚遥に会うと聞いて動揺した。「融資元との関係で″あなたの姚遥″がキーパーソンなの」「あなたのじゃない」「いいのよ、別に責めてるわけじゃないの、誰にでも恋愛経験はあるわ あんな美人だも、好きになるのも分かる」「え?!誰に聞いたの?!」「…認めたわね?あなたって隠し事が下手なんだから」陽華は秦施の誘導尋問にまんまと騙され、結局、姚遥が元カノだと認めた。姚遥とは同じ横町で育った幼なじみで、交際が始まったのは大学に入ってからだという。「別れたのは僕の若気の至りだ…連絡は取っていなかったが、この間、裁判所で再会した」秦施は寛容な妻を装いながら、陽華と姚遥がどんな付き合いだったのか探りを入れた。「で最後の質問ね、もし今、選べるとしたら姚遥と復縁する?」「…その仮定は成立しないから答えられないな」「だからもしもよ、もし選べるなら復縁するの?」「あり得ない話をしても意味はないだろう?そんな議論はつまらないよ」すると秦施は急に席を立って寝室に戻ってしまう。「別に怒ってなんかいないからね!おやすみ!」「え?寝るの?」↓何がいけなかったんだろう?翌日、秦施は唐伊慧(タンイーフイ)のオフィスを尋ね、昨夜の陽華の呆れた返答を嘆いた。↓もう絶交よ!唐伊慧はまるで新婚夫婦の痴話喧嘩のようだと大笑いしながら、今夜の食事会で陽華本人から真意を聞いてみようという。「食事会?」「夫婦同伴でね」一方、陶俊輝は弁論部の飲み会に誘われていた。秦施も誘ってみたが、成功した男たちの集まりに参加しても居心地が悪いと断られてしまう。「それに今夜は大事な用があるの」秦施と陶俊輝は姚遥と面会した。姚遥は以前、エレベーターで一緒になった秦施が弁護士だと知ったが、社長の件で来たのなら無駄だという。「もう関わる気はありません」すると秦施は姚遥が協力することでリストラされる仲間たちを救うことができると訴えた。陽華の話では幼い頃から姚遥は面倒見が良く、いじめられっ子を助ける英雄的存在だったという。秦施は彼女の義侠心を揺さぶったが、姚遥は自分を助けてくれなかった相手を守る義理はないと冷たかった。「では1ヶ月だけ…」実は秦施はホワイトナイトとなる買収先を探していた。陶俊輝の報告では安(アン)トラベル以外に2社が天航に興味を持っており、有力候補は南洲(ナンジョウ)グループだという。確かに南洲の蒲(プー)社長は蘇(スー)会長の友人、関係も良好だった。「…1ヶ月の間、天航の広報に協力してくれたら買収は上手くまとまります その後、辞めても構わないし、辞めないなら解雇された従業員の違約金を勝ち取ります 女性が働きにくい環境も改善させるわ」陶俊輝も必ず上層部を説得すると約束し、姚遥の心を動かした。陶俊輝は姚遥が陽華の元カノだと気づいた。どうやら陽華の好みは一貫しているらしい。「君たちは似ている、2人とも自立した強い女性だ」秦施は陶俊輝に言われると悪口に聞こえると憤慨、穏やかな人生なら自分も穏やかだと否定した。「それよりどうして何社も天航を奪い合ってるの?」「新エネルギーシティを?」実は天航は未来都市の予定地に4つのホテルを持っていた。秦施は陽華と一緒に所長の自宅を訪ねた。集まったのはパートナー弁護士だけ、秦施は何やら重要な話だと気づく。すると唐伊慧は胡平(フーピン)から3億の融資を受けたと報告、まずは3500万が振り込まれ、これを元手に海外支社を広げるという。また事務所は全国優秀法律事務所のトップ10に選出、馬(マー)律師と陳(チェン)律師も弁護士100人に選ばれた。「それから皆さん、事務所の歴史で最も若いパートナーが誕生します…秦施、あなたよ」秦施は感激のあまり言葉がなかなか出てこなかった。「皆さん、感謝します」一方、飲み会に参加した陶俊輝は同窓生たちと久しぶりに大学の講堂を訪ねた。友人たちは伝説のカップルと呼ばれた陶俊輝と秦施の破局に皆がショックを受けたと話したが、陶俊輝はすでに過去のことだという。しかし友人はあきらめきれず、秦施を呼び出そうと言い出した。その時、廊下に人影が映る。「秦施が来たのか?!」陶俊輝が廊下を見に行くと、掲示板を眺めている秦施を見つけた。「最優秀弁護士の登場か?」しかし振り返ったのは秦施ではなく呉菲だった。「菲菲?…どうしてここに?」陶俊輝は友人たちの話を聞かれたと気づき、誤解だと訴えた。「誤解?私に嘘ばかりついているくせに!…私は恋人の心に他の女がいるのは嫌 会いたいなら秦施に会いに行ったら? 良いことを教えてあげる、秦施は偽装結婚よ、いつでも離婚できる」「いつから知っていた?」「…あなたはいつから知っていたの?ふふ、あなたにできないから私がやってあげたわ」呉菲は大学を飛び出し、車に飛び乗って帰ってしまう。秦施は念願のパートナーに昇格、まるで夢を見ているようだった。「ついにやり遂げた…所長に本当のことを話すわ…でも本当は迷ってる」しかし陽華は所長夫婦が大局を見て許す確率が高いと判断、秦施の背中を押した。その時、窓から他のパートナーたちが続々と帰って行く様子が見える。すると陶俊輝から電話がかかってきた。📱<秦施、偽装結婚を認めるな、証拠があっても否定しろ(ガチャ陽華は嫌な予感がしてすぐ帰ろうとしたが、所長夫妻が現れ、引き止められてしまう。秦施は手続きのため金誠(ジンチョン)の書斎に入った。その間、唐伊慧は陽華の相手をしながら、実はある親しい友人の会社に投資するかどうか決めかねているという。「その友人が嘘つきだったの、あなたはその友だちと仕事を続けるべきだと思う?」一方、秦施はパートナー契約書に目を通していた。金誠は焦らずゆっくり考えてからサインするよう助言したが、秦施は心の準備ならできているという。「もう一つ大きな質問がある、君の子供のことだ」実は金誠夫婦も秦施の師匠である卞静(ビエンジン)と同様、35歳までは子供を持たないと決めていた。しかし唐伊慧が病気で子供を産めない可能性があると分かり、苦労の末、2人の子に恵まれたという。「だがこれは初耳だろう、子供が生まれた年、離婚話が出たんだ」当時、唐伊慧は仕事と育児の両立ができなくなり、追い詰められたという。「だから君も良く考えて欲しい」陽華は偽装結婚がすでにバレていると分かった。「僕なら…嘘をついた理由によると思います」「私もそう思う、でも仕事柄、他人を信用することが難しい、私は確実な根拠を必要とするの だから友人の会社に多額の投資をするなら条件があると言ったわ 私はその条件を全て書き記した、当然、その内容は彼女に当てはまらない 確かに彼女の嘘は仕事に影響しない、私の信頼を得たかっただけ でもその契約書にサインしたら事情は変わる」一方、秦施は陽華が家庭を選んでくれたので自分は仕事ができると答えていた。すると金誠が別の契約書を差し出す。「秦施、これは君のために設立した福利だ、君との契約書の中に特別な補助を盛り込んだ」つづく(´-ω-。` )呉菲…若いって素晴らしいw
2023.12.19
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第33話「失敗しない女」陶俊輝(タオジュンフイ)は秦施(チンシー)が出世のため王傑森(ワンジエセン)に身を捧げるつもりだと誤解、慌てて杭州(コウシュウ)に駆けつけた。しかし秦施は無事だと分かる。一方、別荘に誘き出された何東娜(ホードンナー)は愛人の王傑森が他の女と逢引きしていると知り激高していた。罠だと気づいた王傑森はすぐ逃げようと言ったが、興奮した何東娜は手がつけられない。その時、胡平(フーピン)が現れた。「子の親権は私が持つ、それ以外は弁護士と話してくれ」同行した代理人・梁衛紅(リャンウェイホン)は妻の不貞の証拠として2人の姿を録画していた。…陶俊輝が秦施の偽装結婚を知った夜、秦施は唐伊慧(タンイーフイ)から呼び出されていたオフィスで待っていたのは思達(スーダー)の梁律師、実は何東娜と王傑森が兼ねてより不倫関係にあったという胡平と何東娜は離婚協議中だったが財産分与で同意できず難航していた会社の事情が妻に筒抜けなことを怪しんだ胡平は内通者を疑って調査したところ発覚したというしかし難題は子供の親権だった子供には障害があったが、何東娜はうつ状態で薬を服用しており、育児などできる状態ではなかったというホテルでの強制退去も、情緒不安定な何東娜が起こした騒ぎだった裁判で争うこともできたが、子供のプライバシーが公になることを危惧し、胡平は協議離婚での早期解決を望んでいるという…何東娜は夫に内緒で不動産を買っていたが、そのうちの1つが今回の杭州の豪邸だった。「浮気現場を押さえるとは…さすが胡总!見事だ!」剛子(ガンズー)は秦施の話を楽しく聞いていたが、陶俊輝はそろそろ帰ろうと2人を急かす。「剛子、秦施を送ってくれ」「今日はありがとう、私を探し回ったと剛子から聞いたわ」すると陶俊輝は緊張が解けたのか、急に秦施を抱きしめてしまう。「2度と無茶なことはするなよ」(  ̄꒳ ̄)え?秦施のスカートがビニール?w陶俊輝はタクシーを拾って独りで帰った。すると呉菲(ウーフェイ)から電話がかかってくる。呉菲には急な仕事で紹興(ショウコウ)に行くと嘘をついていた。「着いたばかりだ、早く休んで」「…気をつけてね」呉菲は電話を切るとこらえ切れずに号泣してしまう。自宅のノートパソコンの画面には周茜茜(ジョウチェンチェン)が隠し撮りした陶俊輝と秦施の写真があった。秦施は車中で陶俊輝が陽華(ヤンホワ)に電話したと知り驚いた。剛子の話では秦施に身の危険が迫っていると聞いても陽華は我関せず、どちらが夫なのか分からなかったという。「このままじゃ兄貴がバカを見るだけだ、2人で解決策を見つけたらどうだい?」秦施がマンションへ帰ると陽華はおでこに絆創膏を貼っていた。陽華はちょっとぶつかったとごまかし、今夜のこともあえて何も聞かない。「陶俊輝から聞いたわ、私のこと、全く心配していなかったって本当?」「君が自分を犠牲にするはずないから…」秦施は急に寂しくなって少しは心配して欲しいと嘆いた。すると陽華は秦施を抱きしめ、本当は心配で焦っていたと明かす。「でも信じようと思ったんだ、君は失敗しない人だから大丈夫だと…」(๑ ŏ_ŏ),<…そうね、私は強い女、失敗しない女よ、おやすみ!(バタン)陽華はなぜ秦施の機嫌を損ねたのか分からず、翌日、実家を訪ねた。「″失敗しない女″が最高の褒め言葉?我が息子ながら情けないよ…」陽父は失笑し、勇敢な戦士だろうと女性の心は傷つきやすいと諭した。秦施が陽華にわがままを言ったり、怒ったりするのは、信頼できる相手だからこそだという。「お前を頼っているんだ、彼女がお前の前で自分らしくいられるよう支えてやれ」陽華は秦施が自分だけに本来の姿を見せていると気づき、幸せな気分になった。暴漢に襲われた姚遥(ヤオヤオ)だったが、結局、かすり傷で済んだ。すると急に天航(ティエンハン)ホテルが手のひらを返し、何東娜が告訴を取り下げなければドライブレコーダーを公表すると反撃、裁判を覆してしまう。姚遥は汚名返上となったが、会社側の対応に不信感が募った。そこで従業員に偽証を強要した尹(イン)社長に謝罪を要求する。実はこれまでも社長はVIPたちの従業員に対するセクハラを黙認し、内部告発を阻まれた苦い経験があった。社長は激怒したが、姚遥は退職願を突きつけ帰ってしまう。喬(チャオ)主任は秦施に高級外車の鍵と10万元を渡した。秦施はさすがに怖くなって突き返したが、これは所長夫妻から陽華への償いだという。あの日、陽華は秦施を助けようと焦り、蔡亮(ツァイリャン)から借りた車で自損事故を起こしていた。所長夫妻はおでこから血を流しながら現れた陽華に困惑、すると陽華は秦施をすぐ呼び戻して欲しいと頼む。実は陽華は邱建祥(チウジエンシャン)の娘から王傑森がインサイダー取引により″永利(ヨンリー)21″で利益を得た証拠となる音声を受け取っていた。すでに胡平にも同じ証拠を送ったという。『なぜ警察に渡さなかった?』『王傑森のことはどうでもいい、でも秦施が巻き込まれてしまった 秦施に何かあったらあなたたちを道連れにする』『似たもの夫婦ね〜』唐伊慧は秦施が杭州へ出かけた理由を明かした。実は秦施が協力したのも陽華のために王傑森を金融業界から追放するためだったという。蔡亮は陽華の事故処理のため警察に行かねばならなかった。責任を感じた陽華は同行することにしたが、その時、駐車場に止めてある真っ赤なスポーツカーから秦施が現れる。「このカードはあなたのものよ、それから修理代も出すわ」「さすが秦律師!太っ腹だな!」蔡亮は喜び、秦施の新車を見せてもらうことにする。「杭州に行って事故を起こしたこと、どうして黙っていたの?」「夫として当然のことをしただけだ」誤解していた秦施は陽華に口づけし、しばし2人は抱き合った。「私は失敗しない女よ?なぜだか分かる?…あなたがいるからよ」(  ̄꒳ ̄)もはやただキスしたいだけのような…w蔡亮はカードに10万も入っていると知り、秦施と陽華を誘って飲みに出かけた。そこで陽華は父のアドバイス通り秦施にプレゼントを贈る。「バッグにしようと思ったけど、この方が実用的だと思って…」プレゼントは万年筆だった。「ありがとう、すぐに役立ちそうよ!」秦施の協力と陽華の証拠のおかげで誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所は胡平と融資交渉で合意した。王傑森はクズだったが、事務所の評価報告書は悪くなかったらしい。「これで私も大手を振って事務所を歩けるわ!」すると翌日、秦施は所長夫妻に呼ばれ、天航のM&Aを担当することになった。理想的な戦略的パートナーが見つかれば買収額の1%を上乗せしてもらえるという。秦施は早速、陽華に報告した。今回の案件で成功したらパートナーに昇格してもらえるという。これで2年越しの計画が成功する。一方、陶俊輝は呉菲のオフィスを訪ね、食事に誘った。すると運悪く秦施から連絡が来てしまう。陶俊輝は会議に呼ばれたと言ったが、呉菲は秦施だと気づいて不満が爆発した。「杭州へ行ったわね?…なぜ嘘をついたのか説明して!」困惑した陶俊輝は帰ってから話そうとなだめたが、呉菲はこれが最後のチャンスだと迫った。「今すぐ辞めて、起業してもパパの会社に入ってもいい…私と一緒にここを辞めて!」しかし陶俊輝は何も言えず、傷ついた呉菲は帰ってしまう。企業買収のリーダーを任された秦施は経験豊富な陶俊輝をパートナーに選んだ。しかし陶俊輝から断られてしまう。「やりたくないですって?!」呆れた秦施はいきなり陶俊輝の足を蹴飛ばし、感情的な小娘の影響かと呆れた。「唐姐が呉菲の仕事ぶりにひどく失望してる、あなたにも累が及ぶかも… この前は助けてもらった、だから今度は私が助けるわ」秦施はこの案件で名を挙げたら堂々と偽装結婚を明かすと話した。陶俊輝は秦施の目的がパートナーとなって独身女性に対する雇用差別を失くすことだと知り、協力を約束する。一方、自宅に戻った呉菲は着替えもせずベッドに滑り込み、独り悶々としていた。秦施たちの会議が始まった。当初、天航の蘇(スー)会長は星際(シンジー)グループとの買収に乗り気だったが、その矢先、思わぬ伏兵が現れる。天航出身で会長の部下だった安(アン)トラベル・田安盛(ディエンアンション)だ。どうやら先の裁判で故意に敗訴しようとしたのは姚遥に違約金を払うことなく、株価を下げて星祭に安値で買わせるためだったらしい。すると陶俊輝が今回の姚遥の件を利用しようと提案した。「姚遥の協力で警察が容疑者を逮捕しました、これはチャンスです」尹社長は姚遥の自宅を訪れ謝罪した。役員会議では姚遥の報奨金を申請し、さらに10万元まで差し出す。「会社はバトラーサービスを再開することにした、君がリーダーだ」つづく(*ノωノ)あああ〜菲菲知らない方が良いってこともあるのよ〜 ←誰?w
2023.12.18
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第32話「誘惑」陽華(ヤンホワ)の過去の女性関係を知って虫の居所が悪い秦施(チンシー)。そこに来て李黛(リーダイ)から姚遥(ヤオヤオ)が陽華の元カノらしいと聞かされ、ますます憂鬱になった。しかし本題は別のことだという。実は李黛が邱建祥(チウジエンシャン)に陽華を証券界から追放したのか確認したところ、否定したという。本人が新華(シンホワ)バイオ株のミスを認めている以上、今さら嘘をつく必要もないはずだ。「誰かが陽華を罠にはめたのかも…」秦施が真っ先に疑ったのは王傑森(ワンジエセン)だった。その時、パーティーを抜け出した秦施を探していた王傑森が現れ、秦施は咄嗟に電話を切ってしまう。呉菲(ウーフェイ)は周茜茜(ジョウチェンチェン)に秦施の動向を探らせていた。すると携帯に秦施と王傑森の親密そうな画像が送られて来る。呉菲は秦施のゴシップを手に入れ喜んだが、恋人の陶俊輝(タオジュンフイ)は仕事があると断って早々に帰ってしまう。秦施を失脚させるため早く融資話をまとめたい呉菲、しかし肝心の何東娜(ホードンナー)はいつもはぐらかしてばかりだった。一方、王傑森は秦施に寄り添い、誠&慧への融資について自分が全権を握っていると明かした。明日は杭州(コウシュウ)支所の視察、そこで秦施を一緒に連れて行きたいという。秦施は秘密を守ってくれるならと思わせぶりな態度を取ったが、その時、ちょうど店を出ようとしていた陶俊輝と目があってしまう。秦施が事務所に戻るとオフィスの前で陶俊輝が待っていた。「君は変わったな、カネや株、地位のためなら何でもするのか? 陽華と結婚したのはいつだ?愛はあるのか?もしや結婚まで…」実は陶俊輝は陽華の職歴が嘘だと知り、さらにこの数年の渡航歴まで調べていた。「君は陽華が嘘つきだと知っているのか?」驚いた秦施は陶俊輝を慌ててオフィスに押し込み、仕方なく真実を明かした。陽華の携帯に秦施と王傑森の画像が届いた。驚いた陽華はタクシーに飛び乗ったが、秦施に連絡しても応答はない。一方、陶俊輝は秦施が出世のため既婚者だと偽り、その嘘をごまかすために結婚したと知った。なぜか嬉しそうな陶俊輝、しかしどちらにしてもいつか嘘はバレると警告する。「もしや王傑森も知っているのか?だからすり寄っていると?」「あなたには関係ない…確かに私のシナリオにミスはあった、でもそもそも拒んだのは陶家よ?」秦施は呉菲のおかげで苦労せず地位を得た陶俊輝に自分を責める資格はないと辛辣だった。「確かに俺は何も言えない…ただ王傑森には近づくな、身を捧げる価値などない 安心しろ、秘密なら守るよ」思達(スーダー)の梁衛紅(リャンウェイホン)が急に事務所へやって来た。金誠(ジンチョン)と唐伊慧(タンイーフイ)はパーティーを切り上げて事務所に戻ったが、梁律師からある協力を依頼される。📱<秦施?すぐオフィスへ…一方、陶俊輝は秦施が裏切っていなかったと知り、上の空で仕事が手につかなかった。すると酔っ払った呉菲がやって来る。「私を愛している?」「バカだな、当然だろう?…愛しているよ」「口だけなんだから…」「愛してる」陶俊輝はまるで秦施への未練を断ち切るように自分に言い聞かせた。陽華が慌てて事務所へ駆けつけると、ちょうどビルから秦施が現れた。「どうしたの?」「近くまで来たから迎えに来たんだ…」陽華は秦施の無事に安堵し、マンションへ戻ると夜食を準備した。すると秦施から裁判で知り合いに会ったのかとツッコまれてしまう。「李黛から聞いたの?ああ、知り合いだ 近所に住んでいて小中と一緒だった…ってか、ただの同級生だよ」陽華は蔡亮(ツァイリャン)から元カノの話は命取りになると吹き込まれ、適当にごまかした。「彼女なら私も事務所のエレベーターで会ったわ、背が高くて美人だった、昔から美人だった?」「まさか~ガキ大将でみんな言いなりだったよ」「みんな?あなたも?…陽華、蔡亮に口止めされたでしょ?」全てお見通しの秦施にたじたじの陽華、しかし運良く陽父から着信が鳴った。陽父の電話も姚遥の件だった。実は今日、陽母が近所で噂を聞いて来たという。📱<息子よ、甘く考えるな、隠し切れないだろうが考えもなしに話すのは禁物だぞ?陽華は電話を切ると、ひとまず話題を変えてテレビでも見ようと誘った。しかし秦施は不機嫌そうに寝室へ戻ってしまう。(๑・᷄ὢ・᷅๑)<おやすみ翌日、陶俊輝はやはり秦施が杭州へ行くと知って引き止めようとした。しかし喬(チャオ)主任に足止めされてている間に秦施は出かけてしまう。一方、陽華は秦施を怒らせてしまったことより、王傑森のことが気がかりだった。もしやあの写真も王傑森からの挑発なのだろうか。蔡亮はそれより独身に戻った姚遥との再会に興味津々だった。「選べるなら秦律師と姚遥、どちらを選ぶ?」「…僕に選ぶ権利なんかないよ」秦施は唐伊慧から任務を与えられ、王傑森と杭州へ向かった。…これが成功すれば大手柄よ…そうとは知らない陶俊輝は秦施が出世のため身を捧げるつもりだと誤解、矢も盾もたまらず剛子(ガンズ)の車で杭州へ行ってしまう。ちょうどその頃、ドラマ撮影で忙しい何東娜にメッセージが届いていた。…杭州に到着した、いつもの場所で食事を…何東娜は王傑森との密会のため午後の予定をキャンセルしたが、実は胡平(フーピン)の罠だった。陽華がランチを終えてデスクに戻ると、また差出人不明のメッセージが届いた。…あなたの奥さん、ここで浮気してるわよ…驚いた陽華は蔡亮に事情を説明し、車を出してもらうことにする。一方、姚遥は部下たちが退職を迫られ偽証したと分かった。今さら泣いて謝られても信頼関係は戻らないが、どちらにしても今日で退職すると決めている。しかしホテルで思いがけず事件が起きた。失恋した男が自殺すると動画で配信しているが、何号室か分からないという。姚遥は咄嗟に非常ボタンを押して宿泊客を部屋から出すと、非常階段で怪しい男を発見した。「お待ちください」陶俊輝は杭州の支所に駆けつけたが、秦施たちはいなかった。「剛子、陽華の電話を知ってるか?」「まあ~」そこで陶俊輝は陽華に事情を説明、2人の居場所が分からず緊急事態だと訴える。しかし陽華はなぜか冷静だった。「秦施なら大丈夫、ただの出張だ、問題ない」「正気か?!」すると陶俊輝は呆れて電話を一方的に切ってしまう。その時、蔡亮のSNSに記者の友人から速報が入った。「姚遥がホテルでヤバい奴に刺されたって!」「行こう…」「え?どっちへ?秦律師か姚遥か?」その夜、呉菲は秦施のオフィスに忍び込んだ。娘のため奔走していた呉父はようやく何東娜が離婚寸前だと気づき、唐伊慧もすでに知っていたと分かる。…だから王傑森に取り入っていたんだ、協議書も交わしているだろう…かつて秦施の補佐をしていた呉菲は秦施のPCの暗証番号を知っていた。すると思いがけずフォルダの中に入っていた秦施と陽華の婚前協議書を見つけてしまう。王傑森は報告書を書き上げ、秦施との夢のような一夜に期待して書斎を出た。その頃、ついに杭州にある何東娜の別宅を突き止めた陶俊輝が到着する。車を降りるなり門をよじ登る陶俊輝、まさかの不法侵入に驚く剛子だったが、念のため護身用の警棒を渡した。「15分経ったら通報してくれ」玄関の鍵はなぜか開いていた。すると2階でドアが閉まる音がする。陶俊輝は階段を上り、廊下に落ちている花びらを頼りに奥の部屋へ向かった。ドアの前で警棒を準備し寝室に乗り込もうとする陶俊輝、その時、誰かの足音が聞こえる。驚いて振り返ると、なぜか秦施が立っていた。寝室はバラの花びらとロウソクの灯りでロマンチックに演出されていた。背中を向けて立つ美しい秦施、王傑森はたまらず後ろから抱きついてしまう。「俺のそばにいろ、そうすれば天国みたいな生活をさせるよ」「本当?」しかし相手は秦施ではなく何東娜だった。つづく( ๑≧ꇴ≦)ワンさん…今さら女で身を滅ぼすとかw
2023.12.17
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第31話「愛憎劇」呉菲(ウーフェイ)は秦施(チンシー)と一緒に依頼人を調査した陶俊輝(タオジュンフイ)に激怒。しかし陶俊輝は証拠がないまま勝ちを焦れば失敗すると警告し、告訴は不利だと断言した。そんな中、何東娜(ホードンナー)が事務所にやって来る。陶俊輝は示談にするよう勧め、新たな証拠を示した。実はホテルの送迎車がドライブレコーダーを装備していたと気づいて調べたところ、事件当夜に何東娜を必死になだめている姚遥(ヤオヤオ)の様子が映っていたという。映像の元本はホテルにあり、裁判になれば必ずホテル側がこの証拠を出してくる。それでも何東娜は告訴を取り下げないと拒んだ。「告訴は私の本意じゃないの、頼まれたのよ、天航(ティエンハン)ホテルに…」一方、王傑森(ワンジエセン)はようやくオフィスに戻った秦施を捕まえた。陶俊輝と呉菲がもめているを見た王傑森は何東娜の案件に不安材料があるのか聞いたが、秦施は担当外だと誤魔化し、逆に″永利(ヨンリー)21″事件について探りを入れる。「陽華(ヤンホワ)に新華(シンホワ)バイオ株を買わせたのは邱建祥(チウジエンシャン)?」「そうだ」「どうして陽華に責任を押し付けたの?」「理由は簡単だ、真相を話したところで事態は好転しない 何より我々の生活は邱建祥頼みだった、彼を守ってこそ前途が開ける 部下が身代わりになることはよくあることだ」「恥ずべきことを堂々とおっしゃるのね…敬服します」すると王傑森は性懲りも無く秦施を食事に誘った。心配なら陽華も呼んで3人で話したいという。「なぜ君は無職の男をエリートに仕立て上げた? 喬(チャオ)主任から君たちが海外で結婚したと聞いた、子供までいるとか…」秦施は陽華の敵を討つどころか、まんまと弱みを握られた。何東娜の案件は陶俊輝の知名度を上げるため呉家がセッティングした案件だった。陶俊輝から代理人を降りたいと言われた呉菲は困惑、仕方なく全て暴露する。「実はあなたが胡平(フーピン)を落としたらパートナーに昇格させる約束なの」一方、秦施も唐伊慧(タンイーフイ)から思わぬ事実を聞かされた。呉菲が何東娜の案件を持ち込んだ時、確かに陶俊輝が交換条件だったが、他にもあったという。「その前にあなたたち、本当に縁が切れてるの?」「あんなおじさんに未練はないわ~ ←( ๑≧ꇴ≦)ちょw 私と陽華はいつもラブラブ~これからもずーっとね!」すると唐伊慧は笑いながら、呉菲が秦施を事務所から追い出すよう要求したと明かした。しかし黙って小娘に利用される唐伊慧ではない。「彼女が攻撃を仕掛けて来るなら、あなたにも反撃の機会をあげないとね」「だから私を王傑森に近づけたの?でもハニトラなんて絶対に無理よ~」「バカね~違うわ…実は何東娜が離婚する、代理人は思達(スーダー)の梁衛紅(リャンウェイホン)よ でも何東娜がなかなか応じないらしいわ」秦施は陶俊輝を出し抜くチャンスだと知り、俄然、やる気を出した。何東娜と姚遥の裁判は奇しくも邱建祥の裁判と同じ日だった。証人として出廷した陽華はデータの解析を説明し、邱建祥に故意はなかったと証明する。裁判長は新証拠が出たため継続審議を要請、李黛(リーダイ)はすぐ保釈申請をすると決めた。一方、何東娜と争うことになった姚遥は自分が孤立無援だと知った。証人として呼ばれたホテルの従業員たちは急に証言をひるがえし、何東娜の言い分が正しいと認めてしまう。しかも自分の弁護士まで買収されていた。陶俊輝は良心が痛んだ。そこで法廷に残っている姚遥に飲み物を差し入れたが、姚遥の視線は冷たい。「表に記者がいる、もう少し待ったほうがいい」「独りにしてください」一方、李黛と陽華はちょうど裁判所を出ようとしていた。すると何東娜がマスコミに囲まれてインタビューを受けている。「彼女の裁判も今日だったのね…」李黛は姚遥に同情し、手を貸すことにした。そこでお互いのジャケットを交換、自分がマスコミを引き付けているうちに姚遥を逃し、陽華が車に乗せて走り出す。実は秦施がSNSで目を止めた陽華の写真を撮ったのは姚遥だった。「…どうしてあなたが?」「住所はマスコミにバレている、しばらくどこかへ避難するといい」その時、陽華は李黛に気づいて車を歩道に寄せた。「大変なの、邱建祥が心筋梗塞で倒れたって…すぐ病院へ」姚遥は2人に感謝し、そこで車を降りた。…姚遥は陽華の初恋の人だったしかしカナダ行きが決まり、姚遥は邱建祥が陽華を自分の娘婿にするつもりだと知る陽華は仕事のためだと否定したが、姚遥は裏切られたと思い込み別れてしまう…李黛と病院へ向かっていた陽華は邱建祥が認知症だと気づき、すぐ連絡するよう頼んだ。その頃、秦施の弱みを握った王傑森は念願叶って2人だけのランチを楽しんでいた。秦施はそれとなく投資の可能性を探るが、王傑森はまだ何も教えられないとはぐらかす。「それより君の話を教えてくれないか?」「あ…この間の件ですね」すると秦施は正直に既婚者の方が出世しやすいと偽装夫婦を認めた。王傑森は野心のために嘘も辞さない秦施の度胸と野心に魅了され、自分たちは馬が合うはずだと喜ぶ。「君は大業を成す人だよ、もっと広い舞台が必要だ」そこで王傑森は誠(チョン)&慧(フイ)の実地調査が完了したら、一緒にチューリッヒへ行こうと誘った。「でも帰って陽華に聞いてみないとぉ~」「アイヤー!普段は賢いのにこういう事となると頭が固いな~ もし同じ提案をしたら陽華なら迷わずついて来るはずだ かつて陽華はチャンスに直面した時、手中の切り札を取り換えたこともあった…」実は陽華には幼なじみで初恋の恋人がいたが、邱建祥の娘婿候補だったという。邱建祥は陽華の指摘した通り脳梗塞により認知機能が低下していた。連絡したおかげで手遅れにならず、医師の話では以前から症状が現れていたはずだという。「どうして認知症だと分かったの?」「本来なら専門家の証人など必要なかった、自分でもなぜその決断をしたのか思い出せないんだ 今は僕を追放した彼に感謝するよ、あのまま業界にいたら僕も二の舞になっていたかも…」しかし李黛は陽華がいなければもっと惨めだったと言った。「そうだ、姚遥と知り合いだったの?」( ̄O ̄;)ドキッ!その夜、金誠(ジンチョン)は裁判の成功を祝って飲み会を開いた。秦施は陽華の元カノ話のせいで心ここに在らず、控え室で李黛と話し込んでいる。📱<陽華は邱建祥を恨んでいると思ってたのに、病院でも助けてくれるなんてね李黛は陽華を見直したが、かつての職場には深く落胆した。実は姚遥の裁判も今日だったが、唐伊慧は天航と組んで姚遥を陥れたという。しかし秦施は全く知らない様子、李黛はもしや事務所で孤立しているのかと驚いた。📱<そうだ、特ダネよ!陽華と姚遥は知り合いだったみたい、あれはきっと付き合ってたわね李黛はどうせ偽装夫婦なら気にしないだろうと笑ったが…。つづく((((;゚Д゚))))))) もう王さんがホント無理なんですけど…
2023.12.15
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第30話「選択」事務所の上場を目指し、ベンチャーキャピタルに投資話を持ちかけた唐伊慧(タンイーフイ)。すると胡平(フーピン)の右腕・王傑森(ワンジエセン)が誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所の調査にやって来た。「弊社は融資先に関して実地調査を行なっています」唐伊慧は秦施(チンシー)に対応を任せたが、陽華(ヤンホワ)の敵である王傑森に秦施はあからさまな敵意を見せた。しかし王傑森は美しい秦施に興味津々、そこで2人だけで食事に行こうと誘う。「…どうしても無理なら唐总に頼んで会食を許可してもらおう、では」「ふっ…(キモッ)」一方、陽華はまだ邱建祥(チウジエンシャン)の証人になるかどうか決めかねていた。そこで李黛(リーダイ)に頼んで邱建祥と面会、なぜ当時、新華(シンホワ)バイオの株を買うよう命じたのか聞いてみる。「金銭の授受が?」すると邱建祥は急に興奮して否定した。「私は汚れた金を受け取ったことはない!天に誓って本当だ!」↓シューカイのタートルは正義w李黛は煮え切らない陽華に業を煮やし、秦施を呼び出した。「結婚だけでなく夫の職業まで嘘だったのね? 引きこもりの夫の意見を事務所に採用させるなんて…私が全部、暴露したらどうするつも…」「陽華に証言させたくないの?」「分かった、私が秘密を守れば陽華に協力させるのね?」「私、そんな話した?」その頃、帰宅した陽華は証言台に立つかどうか、財神(ツァイシェン)と仙子(シェンズー)に投票させていた。そこであえて″協力しない″にたくさんの餌を置いたが、どちらも協力する方を選んでしまう。その夜、秦施は陽華に李黛と会ったと報告した。陽華は邱建祥と面会したものの何も得られなかったと明かし、それ以上は何も言わない。仕方なく秦施は話題を変え、事務所の調査にあの王傑森が来たと教えた。陽華は以前の自分なら秦施を助けられたと落胆したが、秦施は今も十分、助けられているという。「前の僕なら君はもっと好きになっていた?」「答えられないわ、だって前の陽華を知らないもの、どんだけエリートだったのよ?ふふ でもあなたはあなた、今も昔も変わらず善良な心を持っている、そんなあなたが好きなの」陽華は秦施の優しい言葉に励まされたが、やはり計算高い王傑森には近づかないよう警告した。しかし事務所にとって胡平との人脈は大事、秦施は隠れるのも性に合わないという。(๑•̀ㅂ•́)و✧<あなたを傷つけた奴よ?弱点をつかんで息の根を止めてやる!秦施は自分の身内を傷つけた以上、必ず報復すると決めた。「僕に優しいんだね?」「あなたも私に優しいわ、お互い様ね」翌日、事務所に到着した秦施はちょうど地下駐車場に降りて来た陶俊輝(タオジュンフイ)を見つけた。「私が送るわ、まだ運転するの大変でしょう?…行きましょう?」「俺の行き先が分かるのか?」「真相を探るんでしょう?」一方、王傑森は秦施を食事に誘うためオフィスを訪ねたが、空振りだった。秦施は陶俊輝の火傷に責任を感じていた。「しばらく使い走りや運転を手伝うわ、助手だと思って 今、大事なのは信頼できる第三者の証言を得ることね?録音や録画、宿泊客の証言でもいい」仕事でも私生活でも呉菲(ウーフェイ)とわだかまりが残る陶俊輝、そんな彼にとって黙っていても自分の考えが分かる秦施との時間は居心地が良かった。やがて車は天航(ティエンハン)ホテルに到着、秦施はミラーを見ながら口紅を塗り直し、香水を振りまく。「どう?」「綺麗だ…健闘を祈る!」秦施は環竜(ホワンロン)国際の秘書と偽り、会長が滞在するホテルの下見に来たと称して事件のあったスイートルームに入った。しかし室内に防犯カメラはなく、スタッフも勤務中は宿泊客に関する録音・録画を禁止されているため、証拠を持っていないと分かる。一方、待機していた陶俊輝は偶然、ホテルの送迎車を見かけていた。秦施と陶俊輝はランチを取りながら証拠探しの方法を探った。右手が使えない陶俊輝のために甲斐甲斐しく世話を焼く秦施、しかし陶俊輝は気恥ずかしくなって自分でできると遠慮する。「手がかりを見つけさせるよ」「まさかあの剛子(ガンズ)に?彼の実力なら知ってる…私にやらせて」陶俊輝がオフィスに戻ると剛子が待っていた。すると剛子は秦律師が元カノなのかと聞いて来る。実は剛子は呉菲から秦施の夫を調べて欲しいと依頼されていた。「これがその結果だ」実は陽華の就職歴は1社だけ、ただの失業者だったという。「…菲菲には黙っていてくれないか?」秦施が大荷物で帰って来た。何でも今日こそ自分が料理して陽華にご馳走するという。(´・ω・`)ぇ… 何て顔するの?!>(,,Ծ‸Ծ,,)実は秦施は麻辣湯(マーラータン)の店でレシピを手に入れていた。「スープは骨で取って肉は入れてないわ…タレは分けてもらったの」「…うん、美味しいよ」すると陽華は後片付けをしながら、李黛から証言を頼まれたと相談した。秦施は陽華を何年も苦しめた男を助ける義理などないと一刀両断、しかしもし承諾しても陽華が寛容だという証明だという。「自分を傷つけた人を許すなんて立派だと思う、とにかく自分の思う道を選べばいい」と言ったものの、秦施は李黛との話を思い出し、発言を訂正した。「と言うか私たちは正義を胸に悪と戦う勇気を持つべきよ!」「…何かあったの?」「その~少し李黛に脅されて…」「仕事のやり口を家庭に持ち込まないでくれ」陽華は秦施の下心に気づいて部屋に戻ってしまう。陽華は投資部への異動を辞退した。しかし一緒に出世できると期待していた蔡亮(ツァイリャン)は呆然、すでに妻にまで昇給すると伝えてしまったという。一方、誠&慧では呉菲が秦施のオフィスに乗り込み、暴れていた。「秦施、なぜ勝手に私の依頼人を調査したの?!」そこへ向かいのオフィスにいた陶俊輝が慌てて駆けつける。「俺が頼んだんだ」「秦施…ワナワナワナ…手段を選ばないのは知ってた、まさか陶俊輝まで利用するなんて!卑怯者!」陶俊輝は興奮する呉菲を自分のオフィスへ引っ張って行った。しかし運悪くもめている様子を王傑森に見られてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)ちょw呉菲wwwサイコーかw
2023.12.14
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第29話「嘘つき」王傑森(ワンジエセン)から″永利(ヨンリー)21″の話を聞き出した呉菲(ウーフェイ)。当時、マスコミに公表はされなかったが、呉菲はミスを犯したマネージャーが秦施(チンシー)の夫・陽華(ヤンホワ)だと気づいた。「もしかして退職後に投資銀行で働いていたなんて嘘なんじゃない? 秦施は陽華が嘘つきだって知らないのかしら…」しかし陶俊輝(タオジュンフイ)は話題をそらして食事へ行こうと誘った。実は陶俊輝も2年振りに秦施と再会した時、陽華の素性を調べていたが、確かにこの数年の職歴は不明だった。秦施は傷ついた陽華を元気づけるため、昔なじみの店にいた。「ここの麻辣湯(マーラータン)を食べればパワー回復、言った通りだったでしょう?」陽華はやっと笑顔を見せたが、また急に表情が固くなる。店に偶然、陶俊輝と呉菲が入って来たのだ。秦施と陽華は2人を無視して帰ることにしたが、呉菲に呼び止められてしまう。「秦律師、あなたが帰った後、王总からご主人のことを色々と聞いたわ~ 多分、あなたも知らないことよ?おごってくれるなら教えてあげてもいいけど~」「…食事と引き換えなの?じゃあ学長?私も彼女に教えていい?」秦施は嫉妬深い呉菲を挑発、その時、ちょうど料理を運んできた店員がつまずいた。無意識に腕を伸ばして秦施を守る陶俊輝、するとまともに煮汁が右腕にかぶってしまう。秦施は自分の車で病院へ連れて行くと言ったが、呉菲は陶俊輝に2度と近づくなと言い捨て帰って行った。陽華は秦施が陶俊輝を心配していると分かった。「あとで電話してみたら?火傷しているはずだ」「必要ない、どうせ事務所で会うんだし…」陽華はすっかり自信を失っていた。「彼とやり直したいなら離婚してもいいよ? どうせいつか別れるんだ、僕の経歴が疑われて君に迷惑がかかるかも…」「もうやめて、今夜は私が悪かったわ」秦施は出世のため陽華を連れ出しことを謝罪し、2度と巻き込まないと約束する。しかし陽華は勇敢な秦施や陶俊輝に比べ、自分は臆病者で意気地なしだと思い知った。一方、呉菲は陶俊輝を医者に診せて自宅まで送った。今夜は右手が使えない陶俊輝に付き添いたいという。「先生も言っていたでしょう?動かして化膿したらせっかくの結婚式に痕が残るって…」「…なら延期しないか?新居もまだ見つからないし」「新居ならパパが買ってくれたわ」呉菲は陶俊輝が婚前協議書にサインしてからずっと不機嫌だと気づいていた。実は結婚祝いの新居も夫婦の共同名義にするつもりで父に買わせたという。「私のものはあなたのものよ?全部、あなたにあげる!私は何もいらない! だから早く結婚しましょう?」しかし陶俊輝は焦る必要はないと冷静だった。呉菲は今も陶俊輝の心に秦施がいると気づき、どんなに努力しても追い出せないと落胆する。「今もあんな目で彼女を見るなんて… 私の気持ちも考えて、せめて顔には出さないで欲しい、耐えられないの!」呉菲は居たたまれなくなって部屋を飛び出したが、陶俊輝は追いかけてこなかった。陽華は秦施と手を繋いで歩きながら、初めて過去について重い口を開いた。王傑森は陽華が現れるまで邱建祥(チウジエンシャン)の自慢のファンドマネージャーで、後継者と目されていたという。その座を奪われた王傑森は2年間も感情を押し殺し、陽華にとって最高の親友を演じて来た。「…新華(シンホワ)バイオの株は僕が選んだわけじゃない だが企業価値は申し分なく、邱建祥から集中して買えと命じられた時も拒む理由はなかった だがライバル会社が新商品を出して完敗、再起不能になったんだ その後、株売買の異常な動きに気づいたが、時すでに遅し 王傑森は事の経緯を把握していたが僕に口止めし、自分が取締役会で報告すると言ったんだ」「なぜ邱建祥はあなたを陥れたの?」「分からない…」どん底に突き落とされた陽華は退職して帰国した。2ヶ月休養して就職先を探したが門前払い、邱建祥から脅された通り2度と証言業界に戻れなかったという。挫折した陽華は家に引きこもり、1ヶ月も外へ出ない時期があった。しかし半年ほど我慢していた母の不満がついに爆発、これを機にようやく髪を切ってヒゲを剃ったという。陽華は家に生活費を入れるためデイトレードで小銭を稼ぎ、こうして毎日が淡々と過ぎて行った。「自分を敗者と認めれば落ちこぼれても平気だ、他人に踏みにじられても気にならなくなる でも間違いだと分かったよ… 失敗は時間と共に消えることなく、立ち直るのを待ってから一撃を食らわせて来るんだ」「…失敗したっていいじゃない、誰にでもあることよ?」「こんな男に好かれても嬉しくないだろう?」「実はあなたが勇敢でも臆病者でもどうでもいいの 忘れないで、壁にぶつかってもこれからは2人で乗り越える、それが結婚の意義でしょう?」すると陽華は秦施を抱きしめ号泣してしまう。。゚(∩ω∩`)゚。翌朝、陽華はベッドから出てこなかった。出勤した秦施は念のため蔡亮(ツァイリャン)に様子を見るよう頼んだが、蔡亮は仕事が山積みでそれどころではないという。「知ってるのよ?陽華にいくら預けているか…」「ギギギギ…分かったよ」しかし陽華は出社しなかった。秦施は電話を切って陽華にメッセージを入れながらエレベーターを降りた。「…まだ泣いているのかしら(ボソッ」その時、うっかりブレスレットを落としてしまう。すると同乗していた女性が拾ってわざわざ手首にはめてくれた。「ありがとう…」実はその女性は何東娜(ホードンナー)の案件の当事者だった。陽父は胃腸炎で仕事を休んでいる息子を訪ね、弁護士から預かった邱建祥に関する書類を届けた。実は邱建祥の弁護を引き受けたのは李黛(リーダイ)、陽華と連絡が取れず、やむを得ず実家を訪ねたという。『邱建祥は陽華の恩師です… トラブルはありましたが、今でも彼が一番優秀な弟子であることに変わりはありません』しかし陽母は激怒、邱建祥のせいで息子は廃人となって帰国し、それから4年間も引きこもっていたと恨みを募らせた。『全てあの″恩師″のせいよ!…どうぞお帰りください 息子が潰されると知っていたらカナダになんか行かせなかった!』陽父は陽母が大泣きしたのは弁護士のせいではなく、自らを責めているようだったと話した。すると陽華は父に邱建祥を助けるべきか聞いてみる。陽父はまず自分自身を助けるよう励まし、他人を許すことで自分も楽になれると助言した。姚遥(ヤオヤオ)は何東娜が宿泊した当日のナイトマネージャーだった。陶俊輝と呉菲は昨夜の気まずい雰囲気のまま面談に臨んだが、姚遥はホテルの代表ではなく個人的に事情を説明に来たという。「あれは事実ではなく、彼女の作り話です」あの夜、何東娜がチェックインしたのは21時頃だった。事前にバトラーサービスへリクエストがあり、そのひとつが夜間にゲストの部屋で待機することだったという。姚遥は希望通り部屋にいたが、その時、ガラスが割れる音とゲストの悲鳴が聞こえた。驚いた姚遥が駆けつけると、バスルームで腕から血を流しているゲストを発見する。証拠写真のバスルームはバスタオルだらけだった。何東娜のリクエストで監視カメラが設置されそうな場所を全てタオルで覆ったからだという。「入浴中にガラスが割れたとおっしゃいましたが、私が見た時は服を着ていました」そもそもチェックアウトすると言い出したのは何東娜だった。姚遥はなだめようとしたが何東娜は駆けつけたフタッフに暴行、さらに海外の病院で手当したいのでヘリを呼べと騒いだという。仕方なく姚遥はチェックアウトして何東娜を車に乗せ、病院へ付き添うことにした。しかし途中で病院に向かっていると知った何東娜が車を止めろと暴れ出し、危うく事故を起こすところだったという。陶俊輝と呉菲は唐伊慧(タンイーフイ)と馬(マー)律師に姚遥の証言を聞かせた。姚遥はマーケティング部のマネージャー、現在は離婚して独身、5歳の息子がいる。ホテルで唯一のバトラーアカデミー卒業生でワインの国際資格レベル4、主にVIPを担当しており、ゲストも著名人ばかりだった。陶俊輝は姚遥に勤務上の問題はなく、ホテルも彼女を解雇するとは思えないという。すると呉菲が世論を味方につけてはどうかと提案した。「姚遥は幼少期、幸せな家庭に恵まれなかったようです、母子家庭で母親は病弱 しかし結婚を機に航空会社を退職、相手は富豪の御曹司で、典型的な玉の輿でした ただ結婚生活は幸せではなく、2年で破綻しています もし世論の矛先がホテルに向かえばネガティブな話題が次々と出て来るはずです」しかし陶俊輝はもっと慎重にすべきだと反対した。「メディアが暴走すれば深刻な結果を招く、世論は諸刃の剣です、個人攻撃は単なる下策です」陶俊輝と呉菲の意見は割れた。一方、秦施はついに11階で自分のオフィスを構えた。窓から向かいの陶俊輝のオフィスが見えるが、その時、激しい剣幕で呉菲が入って行く。「異論があるなら直接、私に言えば?!なぜ皆の前で言うの?!」実は天航(ティエンハン)グループは経営不振で買収の交渉中、悪評や起訴を避けるため姚遥を解雇するはずだという。何東娜も受け取った賠償金を慈善団体に寄付すると決めていた。「世論工作は私たちのためじゃない、天航に助け舟を出すの!真相なんてどうでもいいのよ!」「なぜ早く言わない?」「話そうとしたわ、でも昨夜…」秦施のオフィスに唐伊慧がやって来た。ちょうど呉菲が怒って陶俊輝のオフィスを出て行ったが、唐伊慧は別段、気にする様子もない。「陽華の体調は大丈夫?」「胃腸炎よ、薬で治ったわ」「実は今、大事な仕事を抱えているんだけど…手伝ってくれない?」つづく(  ̄꒳ ̄)呉菲、上手いわ~本当に嫌な女に見えるもんw
2023.12.13
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第28話「再会」大女優・何東娜(ホードンナー)のホテル強制退去騒ぎ。マスコミが注目する起訴だけに、秦施(チンシー)は自分の知名度を上げるチャンスだと野心が揺さぶられた。すると思いがけず唐伊慧(タンイーフイ)から呼び出しがかかる。しかし必要とされたのは自分の力ではなく陽華(ヤンホワ)だった。「彼なら胡平(フーピン)と話を合わせられるわ」秦施は陽華のボロが出ることを心配して遠回しに断ったが、かえって何か条件があると勘ぐられてしまう。「何が欲しいの?」「違うわ、本当に仕事で挫折した彼を傷つけたくないの」唐伊慧はやけに謙虚な秦施に驚いたが、ともかく陽華と一緒に食事に来て欲しいと説得した。「何東娜の案件を陶俊輝(タオジュンフイ)と一緒に、これでどう?」一方、仲直りした秦文宇(チンウェンユー)と任梅梅(レンメイメイ)は母にホテルの仕事を任せ、新婚旅行をやり直すことにした。仕事に復帰した陽華は最低限の人付き合いをするよう心がけた。しかし今日は秦施と待ち合わせ、そこで定時と同時に帰ろうとしたが、支店の花・小甄(シャオジェン)に呼び止められてしまう。実は小甄は陽華が投資部へ異動すると聞き及び、自分も一緒に連れて行って欲しいと頼んだ。陽華は異動ならまだ未定だと否定し、そもそも部門を超えた依頼は規則に反すると突っぱねる。そこで小甄は″永利(ヨンリー)21″を持ち出して陽華を脅した。「知ってるんですよ…ミスした担当者は報道されていない、でもあなたでしょう? 辞めた時期が合うもの」「君には関係ない」陽華は小甄を蔑むような目で見ると帰ってしまう。陽華が歩道で立っているとちょうど秦施の車が停まった。「中でお茶でも飲んで待っていれば良かったのに~」すると秦施は助手席に乗り込んだ陽華にスーツを渡す。「あとで着替えて、今夜、大事な食事会があるの、唐姐の命令よ」その頃、李黛(リーダイ)は利益供与で捕まった邱建祥(チウジエンシャン)と面会していた。邱建祥はいわゆる″専門家″など当てにならず、自分のやり方を理解できるのは1人だけだという。「だが彼は…私を助けてくれないだろう」一方、着替えを済ませた陽華はベンチャーキャピタルについての資料に目を通していた。ちょうど携帯が鳴ったが、李黛だと気づいて電源を切ってしまう。「そろそろ時間だ、行こう」すると会場はただの食事会ではなく雑誌″トレーダー″の式典で、世界中の名だたる投資家が集まるパーティーだった。「なぜあの2人がいるの?」呉菲(ウーフェイ)は秦施の姿を見て憤慨したが、陶俊輝は唐伊慧が出張に出かけた所長と陳(チェン)弁護士の代わりに呼んだのだと気づく。「話し相手に陽華を呼んだんだろう」「今日の主役はあなたよ?…父と私が頑張ったのはあの2人のためじゃないのに」その頃、秦施はとんでもない場所に来たと気づいて動揺していた。しかし人混みが苦手なはずの陽華が全く緊張せず、むしろリラックスして見える。「大丈夫、安心して、僕のキャリアは本物だ…僕に任せて」唐伊慧は陽華の期待通りの働きに頬を緩ませた。やがて遅れて何東娜が現れたが、最優秀トレーダーを贈られる夫が急な出張で来られなくなったという。「授賞式には代わりに副代表が登壇するの そちらの投資の件も彼と話してみて、投資の半分は彼が決めているのよ」しかし副代表とは陽華と因縁がある王傑森(ワンジエセン)だった。唐伊慧は秦施夫婦を呼んで何東娜たちとテーブルを囲んだ。どこか様子がおかしい陽華を心配する秦施、すると唐伊慧が副代表に陽華と知り合いかと尋ねる。「はい、かつての同僚です、ジェームス…いや陽華は最高のファンドマネージャーでした 会うのは4~5年振りかな?」陽華と王傑森は恒利(ホンリー)時代の同僚で、共に邱建祥から投資を学んだ同門だった。すると陽華は居たたまれなくなり、具合が悪いと断って出て行ってしまう。…永利21の失敗の責任を取り、退職を決めた陽華邱建祥は愛弟子を守るため陽華の名前が報道されないよう止め、ほとぼりが覚めてからやり直すよう説得するしかし陽華は退職届を提出し、コミッションを返して帰国すると伝えた『ここから一歩でも出たら2度と証券業界には戻れんぞ!』陽華は恩師を無視してオフィスを出たすると王傑森が陽華に近づき声をかける『辞めるのか?なら取締役会で″新華(シンホワ)バイオの買いを決めたのは陽華だ″と証言する 辞めるなら罪を被ってくれ』陽華は思わず王傑森の胸ぐらをつかんだが、手を挙げることもできず涙をのんで引き下がった…呉菲は陽華が本物のエリートだと分かって面白くなかった。そこで帰国したばかりの副代表に邱建祥なら利益供与の疑いで勾留中だと教える。すると秦施はふと思い出し、永利21の件について探りを入れた。「邱总はカナダで巨額の損失を出したせいで帰国したとか… 若手のマネージャーが関わったそうですが、腑に落ちないのです 恒利には皆さんのような優秀な方がいたのに、なぜ若手に莫大な資金を任せたのですか?」「秦律師、当時、永利21は1番人気でした、そして1番のやり手がジェームスだ ジェームスはどんな相場でも平均収益率20%以上を叩き出したよ」呉菲はつまり永利21を清算に追い込んだ担当者が陽華なのかと確認した。しかし王傑森は誰とは言っていないとはぐらかす。その時、秦施の携帯が鳴った。📱<僕は先に帰るよ、自分で運転しないで代行を呼んで…陽華はどこにいるかも告げず、電話を切ってしまう。秦施は陽華の具合が悪いと断って先に帰った。運転を代行に頼み、流れる景色を眺めながら電話に出てくれない陽華を探す。その時、偶然、通りでうなだれている陽華を見つけた。「具合が悪いなら病院へ行きましょう?」すると陽華は秦施が来てくれたことに気づき、しがみついて泣いてしまう。秦施は陽華を連れて昔なじみの店に入った。「ここの麻辣湯(マーラータン)は学生に人気だったの…学生が新キャンパスに移ったから席が取れたのよ …このゴマだれを試してみて」陽華を心配して甲斐甲斐しく世話を焼く秦施、その優しさは陽華の心を次第に軽くしてくれた。「食べよう」一方、呉菲は帰りの車で上機嫌だった。陶俊輝は何がそんなに嬉しいのか分からなかったが、呉菲は副代表が偉そうな陽華のキャラ設定を壊してくれたという。事件後、結局、邱建祥は責任を取って恒利を辞めたが、王傑森もその数ヶ月後に退社していた。しかし陽華が辞めたのは騒ぎの直後だったという。「つまりミスを犯したマネージャーが陽華なのよ~ふふ」つづく( ๑≧ꇴ≦)呉菲wwwイイヨイイヨ~w
2023.12.11
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第27話「勝ち組」邱建祥(チウジエンシャン)は大学生だった陽華(ヤンホワ)の才能を認め、自らスカウトしていた。当時、彼の下で働きたいと願う者は大勢いたが、ファンドマネージャーになれるのは20人、そのうち中心メンバーが8人で、さらに実際に邱氏から直々に指導を受けられるのが3人だったという。「その3人の中で最少年でキャリアも浅いながら、最も多くのファンドを操ったのが陽華だ」蔡亮(ツァイリャン)はまるで自分のことのように自慢したが、結局、陽華は″永利(ヨンリー)21″の失敗で出世コースから外れてしまう。一方、陶俊輝(タオジュンフイ)は秦施(チンシー)に嫉妬する呉菲(ウーフェイ)を安心させるため、結婚を早めることにした。そこで母を連れて呉家を訪ねたが、とんとん拍子で話がまとまり、呉父が呉菲に新居の鍵までプレゼントしてくれる。しかし息子と帰宅した陶母は呉家の態度に困惑していた。以前は新居の相談をしてもはぐらかされてばかり、それが一転、いきなり数千万の豪邸を差し出したのだ。「もしかしてあなたたち喧嘩でもしたの?ごまかさないで」「…分かった、話すよ」陶俊輝は婚前協議書にサインしたと教えた。陶母は憤慨、いくら相手が金持ちとは言え、息子が見下されるのは許せないという。確かに呉菲は家柄も年齢も秦施よりはるかに好条件だが、息子が卑屈になったり取り入るのは嫌だった。「あなたの努力を知っている、自力で1歩ずつここまで登り詰めた お金なんかどうでもいい、2人が幸せかどうかよ!」「頼もしいママがいて幸せだよ」蔡亮は陽華に会計を任せ、秦施を連れて先に店を出た。「あいつが過去のことを話したのは初めてだ、これで分かったよ 邱建祥との確執は永利21が原因なんだ、これからは君があいつを導いて欲しい」秦施と陽華は蔡亮と別れ、歩いて帰った。すると秦施がファンドの失敗は陽華のせいではないという。「知り合う前のことなのになぜ分かるんだ?」「知っていたわ、その頃にあなたを見初めたんだものw…あなたを信じてる」「トラブルの2年前、僕は邱建祥に代わって永利21のトレーダーとなった 1年後には収益率を37%まで押し上げたよ、当時は22歳でコミッションだけで数千万元を得た だがまさかその10ヶ月後、突然、全てを失うとは思いもよらなかった」陽華はミスが怖いわけではなく、本当に恐ろしいのは人の心、嫉妬や欲望だという。その時、ふいに迷い犬がやって来た。「老婆(ラオポー)…うちの子にしないか?」秦施を初めて″奥さん″と呼んだ陽華、秦施は照れくさいような何とも言えない幸せを感じる。しかしすぐに飼い主が現れ、子犬を引き取って帰って行った。「僕も以前は周りにチヤホヤされて全て思いのままだった でもある日、自分が何者でもないと気づいたんだ…犬以下なんだと…」「あなたは私の可愛い子、これからは私が養ってあげる、大事に育てるわ、捨てたりしない」陽華は思わず秦施に抱きついたが、その時、秦施の携帯が鳴った。📱<梅梅(メイメイ)が死ぬと騒いでいる…すぐ来てくれ」秦文宇(チンウェンユー)のマンションでは刃物を持った梅梅がベランダに立っていた。必死に説得する文宇、そこへ慌てて秦施と陽華が駆けつける。「…来ないで!飛び降りるから!」「どうぞどうぞ、こんな高層階から飛び降りたらその綺麗な顔がくちゃぐちゃよ? このまま死んだらこの男の思うツボ、それでいいの?」「何よ!兄妹で私をいじめて…ゥッ…うわ〜ん!」すると梅梅は刃物を捨てて泣き崩れてしまう。最近、献身的に妻に尽くしていた秦文宇、実はそれには理由があった。文宇は母から子供ができたら車を買ってやると言われ、梅梅にこっそり排卵促進薬を飲ませていたという。梅梅はスポーツカーのために妻に薬を盛ったと知って激怒、しかし文宇は梅梅こそ出産した暁には自社株20%を譲渡してもらう約束だったと暴露した。再び言い争いになる2人、その時、秦施が離婚協議書を持って来る。「毎回、2人に離婚を勧めたのはどうせ別れないと分かっていたからよ でもお互い計算ずくだったとはね、恐れ入ったわ… 親友、家族、弁護士として言わせてもらう、これ以上、結婚生活を続ける必要はない」すると文宇は自棄になって協議書にサインしてテーブルに置いた。「どうせみんなで俺を見下しているんだろう? 俺は優秀な兄貴と妹の引き立て役に過ぎない 2人は親に可愛がられたが、俺は違う、一度も褒められたことがない お前たちは人生の勝ち組、俺は何をやっても失敗ばかり、美人妻は離婚協議書を常備している! 俺だって人間だ!プライドがある!子作りに協力して何が悪い!」「そんな悲しいこと言わないで!」梅梅は思わず文宇に抱きつき、自分にとっては最高の夫だと泣いた。秦施は兄夫婦の仲直りを見届けて陽華とマンションへ帰った。「あの二人、人の気を引くために喧嘩しているのよ いい加減、大人になって欲しいわ、新鮮さを保ちたいなら他に目を向ければいいのに…」「それは違うと思う、良い関係によそ見は関係ない」「じゃあ、一人の女性に永遠の愛を誓える?」「相手による…君ならたぶん大丈夫」「たぶん大丈夫って?他に候補がいるのね?」「君だけだよ」復帰初日、陽華は迷惑をかけた蔡亮に差し入れを届けた。いつもの傲慢さが消えた親友の姿に戸惑う蔡亮、しかしあの一件で陽華は投資部へ移動が決まり大出世だという。陽華はクビにされたかと思えば出世と言われ困惑していたが、デスクに戻るとその理由はすぐに分かった。実は邱建祥が利益供与の疑いで拘束され、ファンドの販売は停止、賈(ジア)経理(マネージャー)は頭取に呼び出され絞られているという。一方、秦施にも良い知らせが舞い込んだ。主任・喬思明(チャオシーミン)の話では張(ジャン)弁護士が武漢に転勤が決まり、唐伊慧(タンイーフイ)がその部屋を秦施に使わせると言ったという。資料室の一件ですっかり秦施に嫌われ、機嫌を取るのに必死な喬主任、そこで秦施がオフィスを移ったらお祝いに大きな花かごを届けると言った。「あ、思い出した、あなたと李黛(リーダイ)が2500万のことを漏らした件、私は誰にも言ってない…」「分かった分かった!シャンパンもつける」「ところで大勢、集まっていたけれど、誰が来たの?」大女優・何東娜(ホードンナー)が深夜に天航(ティエンハン)ホテルから強制退去させられた。呉菲は代理人として記者会見に出席、経緯を説明する。何東娜はチャリティ活動に参加するため前夜にホテルにチェックインしたが、入浴中にシャワールームのガラスが割れて腕を負傷した。ホテル側は手当てを怠っただけでなく、午前3時に一方的に追い出したという。「天航ホテルの無礼に対し厳重に抗議します 当方の要求は謝罪と当該スタッフの解雇、損害賠償です」何東娜側はホテルに3日の猶予を与え、謝罪がなければ起訴を起こすという。秦施は証拠が確実なら勝って当然の案件だと分かった。しかし喬主任はどうもおかしいという。ホテル業界と言えば今は不景気、宣伝になりそうな大女優を追い出すだろうか。秦施はそれより薄利の訴訟に興味を持たない唐伊慧がなぜ引き受けたのか不思議だった。「鋭いね、何東娜は西美(シーメイ)PRの社長の友人だとか…彼女の広報も西美が担当している」「また西美?…ふっ、将来の娘婿においしい案件を用意したのね」「それだけじゃない」驚いたことに唐伊慧は陶俊輝に馬太斉(マータイチー)と陳俊(チェンジュン)を加えた最強の弁護団を作っていた。実は何東娜の夫はベンチャーキャピタルの代表・胡平(フーピン)だという。胡平は経済界で知らぬ者がいない大物投資家、めったにお目にかかれない存在だった。唐伊慧は何東娜のツテで紹介してもらえることになったが、肝心な時に夫が急なトラブルで陳弁護士と出張へ出かけることになる。「明日の朝にしたら?…世間話ならいいけれど、私は投資の話が苦手なの せっかく会えるチャンスなのよ?!リスケジュールなんて絶対に無理!」「なら諦めろ、計画は半年遅らせただろう」「投資会社の翻意がなければ今頃、上場してたのに…」唐伊慧は彼らがライバル事務所のセンチュリーに投資したことに憤り、何とか胡平を取り込もうと必死だった。それにしてもこれほど精鋭を揃えた事務所に胡平の相手ができる人材がいないとは…。つづく(; ゚ェ゚)老婆=妻って地味に衝撃よねw
2023.12.10
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第26話「私にできること」丁方方(ディンファンファン)の婚約者・曹以任(ツァオイーレン)は起業で大成功を収めた青年実業家に見えたが、会社の内情は自転車操業だった。陶俊輝(タオジュンフイ)は事業の弱点を指摘、曹以任は丁氏という後ろ盾を得るため方方と結婚するつもりだと見抜かれてしまう。「僕たちは同類だと思っていたのに…」「思い込みですよ、午後に事務所で婚前協議書にサインを…」陶俊輝は環境モニタリングの調査を検査局にいる友人に協力してもらったが、実際に調べたのは食器棚だけだった。「やるわね~成長したじゃない」秦施(チンシー)はあの堅物の陶俊輝が曹以任に鎌をかけたと知って感心、するとそこへ裁判所から戻った呉菲(ウーフェイ)がやって来る。「話があるの…」呉菲は強張った表情で笑顔がなかった。…陶俊輝と秦施の写真は事務所の防犯カメラのものだった『ひどすぎます!父の依頼で動いていたのね!』呉菲は唐伊慧(タンイーフイ)のオフィスに乗り込むなり写真を突き返し、激しく抗議したしかし唐伊慧は悪びれる様子もなく、そもそも陶俊輝も防犯カメラの場所を知っているはずだという『初恋は忘れられないものなの、うちの夫も隣席の女子学生のことを今でも良く覚えてる 過去にとらわれないで、今はあなたが婚約者なのよ?』『でも…彼、私にはあんな目を向けたことがない』『嫉妬した方が負け、自信のある人間は人を妬まない、幸せな結婚の秘訣を知りたい? …それは親が与えてくれた以上の愛を期待しないこと、幸せは自分で作るものよ』すると唐伊慧は陶俊輝の真心を試したいなら方法があると言った…呉菲は陶俊輝に唐伊慧から受け取った婚前協議書を渡した。陶俊輝はこれが不機嫌な理由だと誤解し、内容も確認せずサインしようとする。すると驚いた呉菲が止めた。「どうして?中身も見ないで…問題だらけなのよ?私たちの愛に対する侮辱よ! なぜ怒らないの?!こんなもの破り捨てるべきでしょう?!」呉菲は興奮して泣きじゃくりながら、なぜ自らサインしようとするのかと嘆いた。しかし陶俊輝は人生は思うようにならないことばかりだという。「他人に誤解されて腹を立てても何も変わらない、大事なのは君だけだ」「…俊輝、すぐ結婚したい」「はお」↓( ;∀;)菲菲、上手いわ一方、陽華(ヤンホワ)は方宇(ファンユー)金融の商品が危険だとして販売を止め、上役の不興を買ってクビを言い渡された。仕方なく身分証を返して帰宅したが、偶然にも仕事を抜けて戻っていた秦施とはち合わせになる。すると料理に失敗したのか、キッチンが大惨事になっていた。「…あなたに手作りの料理を届けようと思ったの、まさか帰って来るなんて」「突然、どうしたの?」「突然じゃない、あなたのために何かしたいとずっと思ってた 今まであなたに世話をかけてばかりだったし、あなたのおかげで困難を乗り越えられたんだもの 私もあなたのために何かしてあげたくて…」「苦手なことをする必要はないよ」陽華は秦施の思いやりが嬉しかった。しかし秦施は家庭を陽華の足枷にしたくないという。「どちらも犠牲にせず、2人で成長して行きたいの…」「じゃあもし僕が失業したらどうする?」「私が養う、あなたが何をしようと私は応援するわ」「ありがとう」「わたしこそ、そばにいてくれて感謝してる」その日の午後、曹以任の代理人・李黛(リーダイ)が協議書を届けた。秦施は李黛を受付まで見送ったが、そこで曹以任がサインする前に丁氏と会っていたと知る。実は曹以任はこの日をずっと待っていた。婚約協議書の案件は決着がついた。しかし秦施は曹以任の弱点をつかむために利用されたと勘ぐり、唐伊慧のオフィスを訪ねる。「曹以任は老丁に取引を持ちかけたのかも? 結局、老丁も曹以任も商売人、投資で儲けが出るなら手を組んでも不思議じゃない 何だか案件の裏で別の誰かが動いている気がする…姐、私を罠にはめたでしょう? …姐が私をあんな席に追いやったのは反省させるためね?」「まったく、孫悟空みたいに輪をはめてやりたいわ 今後は勝手なことをしないで、事務所の利益に関わる情報は隠さないでね」「分かった、これからは何でも言う通りにする!」秦施は唐伊慧に命じられ、街の公共法律相談を担当した。するとあれほど秦施を怖がっていた補佐の海涛(ハイタオ)たちが家庭部に戻って欲しいという。「みんな秦律師を待ってます」「成長するために企業部へ行ったのよ?弁護士の勉強は一生続くの」秦施は奉仕を終え、陽華を迎えに行くことにした。しかし陽華が銀行をクビになったと知る。「それで解雇されたの?!…ひどい奴らね」一方、銀行は邱建祥(チウジエンシャン)から代理販売の案件を取り消され、新エネルギーシティの責任者を紹介する話もご破算になった。蔡亮(ツァイリャン)は老賈(ジア)から陽華を雇った責任を追及されたが、陽華は22歳で米国金融機関のアナリストとなった逸材で、その分析に間違いはないと反発する。そこへ部下が現れた。「あの…陽華が戻ってきました」秦施と陽華が待っていると、蔡亮と賈経理が駆けつけた。陽華が妻を連れて来たと知って賈経理は失笑、最近の若者は職場で問題が起きると女房を呼ぶのかと呆れる。「夫を解雇しましたね?理由を教えてください」すると秦施は労働基準法で認められている解雇の条件を6つ教えた。「…2?(※雇用先の規則に違反した場合)」「よく考えてください、陽華は金融機関から委託された商品に合理的な疑問を抱いただけ では改めて、陽華はどの条件に該当しましたか?」秦施は賈経理がどんな難癖をつけても論破し、逆に理由なく解雇すれば法律違反だと畳み掛けた。「仲裁機関かメディア、どちらでもお付き合いしますよ?」「きっ、君は一体、何者だ?!」「誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所のシニア弁護士・秦施です 私の身内を虐げるなら、まず私の同意を得てください…行きましょう」( ๑≧ꇴ≦)風www秦施はサプライズで料理を届けることはできなかったが、確かに得意なことで挽回した。しかし事務所から出た陽華は偶然、銀行を訪ねた邱建祥と鉢合わせになってしまう。邱建祥は陽華に気づいて自分の会社へ来ないかと誘ったが、陽華は無視して秦施と帰って行った。その夜、秦施は陽華と蔡亮の3人で飲みに出かけた。鼻持ちならない老賈が秦施にやり込められ上機嫌の蔡亮、酔った勢いで今も陽華に頭が上がらない理由を話し始める。実は大学時代、2人は模擬トレーディング大会のチーム戦に参加した。大会期間は1ヶ月、収益率で勝敗が決まる。2人は2週間で収益率17.32%、断トツの1位だった。しかし陽華はそこで売買をストップ、次第に2位以下が追い上げてくる。蔡亮はこのままでは抜かれると焦り勝手に株を購入、結局、この株で損失を出し、2位のチームに追い抜かれた。チームの差はわずか0.2%だったという。「俺は自分が株に向いていないと悟った、だから銀行に就職したんだよ こいつには永遠に大きな借りができた」すると陽華が初めて自分の過去を語り始めた。「この大会の後、僕に電話が来たんだ」邱建祥は陽華の才能を見抜き、自分の仲間にならないかと誘った。卒業後、陽華はカナダへ渡り邱建祥のもとで2年間、学んだという。「その後、ファンドマネージャーに…」つづく( ゚ェ゚)ん?もしや唐姐、陶俊輝を試すために秦施を11階へ呼んだのか?ってかそもそも唐姐が夫の元カノへの嫉妬で金の亡者になったんじゃ…w
2023.12.07
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第25話「婚前契約」その夜、陽華(ヤンホワ)は意を決して秦施(チンシー)の寝室を訪ねた。「どうしたの?話はないんでしょう?!」秦施はとりつく島もなくドアを閉めようとしたが、陽華は咄嗟に足を出して止めた。「悪かった…確かに陶俊輝(タオジュンフイ)に嫉妬していた 君と過ごした7年間を妬み、僕より先に君と出会い、思い出があることに嫉妬したんだ でも結局、僕の方が幸運だと分かった、今もこの先も君は僕のものだから…」てっきり自分の暴言が原因だと思っていた秦施は勘違いと気づき、失笑した。「幼稚かな?」「可愛い♡…あ、もしや酔ってるの?」「酔う前に来たよ」一方、呉菲(ウーフェイ)は陶俊輝を連れて丁方方(ディンファンファン)のマンションを訪ねた。すると曹以任(ツァオイーレン)もいると知り、陶俊輝は驚く。「今日、彼と会えなかったんでしょう?」「今後は先に教えてくれ」仲直りした秦施と陽華、そこで秦施は曹以任の不動屋について分析を頼んだ。彼の会社は住宅を家主から安価で借り上げ、リフォーム後に高値で貸し出している。家賃は年払いにすれば1年分で14ヶ月住むことが可能、月払いが希望なら独自のサービスで担保なしのローンを組めるという。「あの賃貸料では利益率が低過ぎて儲けがないわ」しかし陽華はあっさり曹以任のからくりを見抜いた。彼は客から集めた資金を元手にして自社のクレジット商品を売り、そのお金で改装してテナント料を得ているのだろう。「ブライトリース社の利率は16%、コストは収益の10%だから会社は6%の差額を得る リフォームローンの利息は4~8%、1軒につき10万元必要でも自社の内装工事なら8万で済む 10軒リフォームすればさらに安くなるだろう、低金利で銀行から借りれば利益率はあがる…」かつてウォール街で働いていた曹以任。陽華は金融に携わる者が得意とするのは″作り話″だと言った。その頃、陶俊輝は呉菲の計らいで曹以任と直接、話せる機会を得た。そこで方方のためにも婚前協議書にサインするよう説得したが、思いがけず曹以任の素顔を知る。曹以任は能力があっても一般家庭に生まれたというだけで辛酸を舐めてきたと嘆いた。「この世で重視されるのは20%の人間だけ、私はその中に入りたい 君と僕は同類だろう?君ならサインするかい?」「どちらにせよ丁总が認めなければ君たちは法律上の夫婦とは認められない」すると曹以任は失笑し、男の秘密を共有しようと言った。「結婚は男にとってどうでもいいことだ」曹以任は乾杯しようと言ったが、陶俊輝は独りでワインを飲み干した。一方、陽華は男にとって結婚は大事なことだと話していた。男の本能は独占、自分が欲しいものを独り占めにしたがるという。それはゲーム機やカメラでも同じ、ましてや好きな女は絶対に手に入れたいと思うものだ。すると秦施は性別による優越感はないのか聞いた。「実は男の遺伝子は弱く、女性より淘汰される確率が高い、人類の役目は種の保存だ 子供を産んでくれる人がいなければ男の遺伝子はこの世から消えてしまうだろう それに今やインターネット時代、男性に絶対的地位などない 男だというだけで誇れることは何もないんだ 結婚を女性に対する施しだと思っている男は恐ろしく狡猾で幼稚としか言いようがないね」「ねえ~今夜は一緒に寝ない?」秦施は陽華にすっかり魅了され、うっかり口を滑らせた。「ぁ…忘れて!」「いいよ…いや提案のこと」「もう時間切れよ!」秦施は気まずくなって寝室に駆け込み、仕事を始めた。その頃、陽華は初めての共寝に期待しながら、シチュエーションを想像してパジャマを選ぶことにする。すると偶然、本棚のトロフィーに目が留まった。それは2007年の弁論大会最優秀賞のトロフィーで、蔡亮(ツァイリャン)によれば陶俊輝の後輩が受賞している。…その後、2人は恋人になったんだ…一方、陶俊輝は今回の案件の根底には丁氏の曹以任への不信感があると気づいていた。恐らくそれは呉菲の父も同じだろう。陶俊輝は呉菲を自宅まで送り届けると、自分は婚前契約にサインすると言った。しかし呉菲はそもそも協議書などないとごまかし、心配いらないと笑って帰ってしまう。陶俊輝は笑顔で見送ったが、その時、秦施からメッセージが届いた。…曹以任のブライトリース社の商品と融資を調べてみて…秦施の寝室に陽華がやって来た。仕事中だった秦施は書類を退かして陽華をベッドに招き入れたが、陽華はふと思い出してゲームの続きを始めてしまう。「このままじゃ気になって眠れないんだ」しかし永遠と待たされた秦施はついに実力行使、携帯を取り上げて陽華を押し倒し、自分から唇を重ねた。「誰かさんが法律の勉強を始めたって本当?」「君が目的を果たすのを手伝いたいんだ…君を助けるのが僕の務めだろう?」「私に聞いてよね、他の女から夫の行動を聞きたくない」「李黛(リーダイ)とはやましいことはないよ」「…信じるわ」「君は僕のどこが好き?」「私は…その頭脳と心、あなたは心が綺麗で純粋だもの、それにすごく勇敢で誠実だわ 純粋な心を持ち続けている人なんてめったにいない」翌朝、呉菲の部屋に父がやって来た。これから出廷する呉菲は準備で忙しかったが、父は大事な話だと訴える。確かに陶俊輝の人柄と能力を認めて娘との結婚を許したが、実は蘭(ラン)会長の案件の詳細を知っていささか不安になった。「お前と引き合わせてくれたのが蘭会長だ だが彼は蘭会長に対して情け容赦なかった、パパとママはそこが気に掛かる 蘭会長の案件と知っていたら受けるべきじゃなかった しかも彼は蘭会長の信頼を利用して不正の証拠を集めていたんだ まさか己の仕事のためにそこまで冷酷になれるとは…世話になった人をあっさり切り捨てた」呉菲はやはり父が丁氏の案件を陶俊輝に紹介したのは牽制するためだったと分かった。「話はそれを見てからだ…」すると父は封筒を置いて出て行ってしまう。一方、名実ともに夫婦となった秦施と陽華は幸せな朝を迎えていた。方宇(ファンユー)金融を調べていた陽華は問題点を見つけ、蔡亮にファンドから手を引くよう勧めた。しかし新エネルギーシティのプロジェクトは頭取の肝入り、蔡亮は社長の怒りを買えば2人ともクビになると訴える。その時、陽華の携帯に老周(ラオジョウ)から連絡が来た。周老は陽華の銀行が松江(ソンジャン)エネルギーシティの信託商品を扱うと知り、これから行くという。「お前さんの業績アップに貢献しようと思ってな~」「老周、この商品は買わないで」呉菲は原告側の代理人として出廷したが、父からもらった封筒のせいで上の空だった。裁判中にもミスが続き、肩を落とす呉菲。実は封筒の中には陶俊輝がオフィスで寝てしまった秦施を愛おしそうに眺めている写真が入っていた。一方、陶俊輝は秦施の助言に従ってブライトリース社を調べ上げていた。そこで曹以任のオフィスに乗り込み、物件の環境モニタリングの結果を提示する。「マンションの改修期間は3ヶ月から1年 最長で1年超の工期なのにホルムアルデヒドは基準値を超えてる」これは個別の案件ではなく、20ヶ所の物件を調べた結果だった。「噂通り君は鋭いな…」 つづく((( *´꒳`* )))ポワワーン
2023.12.06
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第24話「男の素顔」秦施(チンシー)から″オフィスで文字を打つだけの簡単な仕事″と揶揄された呉菲(ウーフェイ)。そこであくまで丁方方(ディンファンファン)の幼なじみとして曹以任(ツァオイーレン)に接触した。陶俊輝(タオジュンフイ)は自分に相談すべきだったとたしなめたが、呉菲はどうせ反対したはずだという。「2人のコミュニケーションを観察した結果、まさに熱愛中のカップルだったわ 方方って以前は傲慢で留学を鼻にかけてた ブライズメイドもみんなに断られて、だから私が手を挙げたの でも今は謙虚になり、人の立場に立って考えるようになってた 彼の影響だと思う…2人の愛は本物よ!」陶俊輝は呉菲の印象だけで簡単に結論は出せないと冷静だった。しかし呉菲は曹以任と2人だけになった時、直接、尋ねてみたという。「婚前協議書にサインしたの?その件で彼女は困ってる 友人としてはサインして欲しい、父娘の関係を壊さないためよ」「道理は分かるよ、彼女のためには何でもする、彼女に頼まれればサインするよ でも父親のためならしないね」一方、秦施は外で調査員の剛子(ガンズ)から報告を聞いていた。接待でクラブに来ていた曹以任は特に変わった様子はなかったが、やがて女を呼び出して一緒に帰ったという。「朝まで一緒に部屋にいたよ」「この写真のこと?…彼女は婚約者の方方よ」「え?そうなの?」「チキン代は返してね」焦った剛子はまだ結果待ちの情報があると訴えたが、どうやら期待できそうにない。しかし秦施には頼りになる部下がいた。家庭部の補佐・周茜茜(ジョウチェンチェン)と海涛(ハイタオ)がやって来た。突然、同席した2人に動揺を隠せない剛子、すると2人は早速、秦施に資料を渡して矢継ぎ早に報告する。(゚ロ゚ノ)ノ<いや誰よ?!@ガンズ曹以任の前妻・ジェシカはカナダ華僑で音楽家、典型的な中流家庭で育ったが、実は伯父2人と叔父が実業家で一族は裕福だった。ジェシカも18歳で資産分与されており、結婚した時の曹以任は奨学金に頼るただの前途ある学生だったという。しかし協議書に署名していたため、離婚した時は無一文だった。「結婚後3年間は働かず、妻が企業資金を出しています」「で、離婚理由は彼女の浮気なの?」「その通りです、相手は彼と起業した親友でした、友人の家は鉄工業を営む有名な富豪です」曹以任は一般的な家庭出身だったが優秀で、奨学金をもらってバイトで生計を立てていたという。卒業後はウォール街で就職したが、1年後に退職して結婚していた。「曹以任は努力して上を目指していたのね、でも疑問がある 前妻も今の恋人も裕福だったり家柄が良かったりする…偶然かしら? ともかくご苦労さま、何でも食べて、おごるわ」調査員として肩身が狭い剛子、その時、ようやく待っていた報告が届いた。「今、偶然かって聞いた?…俺がその疑問に答えよう!」剛子はクラブの店員になりすまして曹以任を探っていた。その時、わざと酒をこぼして着替えを手伝いながら、高級腕時計の写真を撮ったという。時計は限定品でシリアルナンバーがあり、誰が購入したのか分かるようになっていた。「買ったのは彼女よ、実家はホテルを経営してる…あれは典型的なヒモ男よ」秦施は陶俊輝に証拠を提示、実は曹以任には他にも貢がせた相手がいたという。しかし陶俊輝はもし財力や人脈目当てだとしても、結婚はあくまで双方の同意だとシビアだった。「自覚してるんでしょう?だって曹以任の状況はあなたに似てる」「嫌味はやめろ、君が言ったんだ、金と真実の愛は関係ないと…」陶俊輝は図星だったのか、顔を真っ赤にして反論した。「我々の仕事は協議書を作ることだ、今日、曹以任が事務所に来ることになってる 簡単な案件だ、早く片付けるぞ」一方、陽華(ヤンホワ)は邱建祥(チウジエンシャン)の会社・方宇(ファンユー)金融を調べていた。すると蔡亮(ツァイリャン)が駆けつけ、偶然にも妻の従兄が陶俊輝と同期だと分かったという。「それで調べてもらったんだ、予想を上回る優秀さだったよ!」陶俊輝は大学入試統一テストで理系のトップ、4年分の単位を3年で履修し、司法試験もトップ通過だった。そんな陶俊輝を目標にして奮起し、彼の記録を幾つも塗り替えた後輩がいたという。後輩はそれまで陶俊輝が独占していた弁論大会の最優秀賞を唯一奪った人物で、結局、2人は恋人になった。誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所に李黛(リーダイ)がやって来た。驚いたことに李黛は曹以任の代理人で、婚前協議書についての全件を委任されたという。「協議書を要求しているのは丁小姐の父親 それで丁小姐に確認したところ、曹以任がサインするなら自分もするそうよ… 委任状はここに、私が何でも答えるわ どうせ情報は全て調べ上げているんでしょう?例えば腕時計の件とか…」さすがは李黛だった。時計を贈ったドリスの父はウォール街時代の顧客で、株で大儲けさせてもらったという。「腕時計はそのお礼だそうよ」すると李黛は最後に曹以任からのメッセージを聞かせた。…僕と方方の愛情を紙切れで証明する必要はない、他人に信じてもらう必要もない…秦施は曹以任がわざと李黛を選んだと勘づき、侮れない男だと苛立った。蔡亮は陽華に方宇金融だけには関わるなと釘を刺した。過去に陽華と邱社長の間で確執があったのは知っているが、今は与信部が必死に接待している最中だという。現在、松江(ソンジャン)に建設中の新エネルギーシティは巨大なプロジェクトだった。与信部の老賈(ジア)は責任者と深い関わりがある邱社長から顧客をもらおうと必死だという。すると陽華は老周(ラオジョウ)が新エネルギーシティの株を調べろと言ったことを思い出し、急に席を立った。秦施は李黛とランチに出かけた。そこで初めて李黛が辞める時、陽華に自分を託したことを知る。「自力でやっていけるとでも思った? 陽華は優れた頭脳を持ってる、うまく使わずに家に置いておくの?」実は陽華は李黛に法学部の学生が必修課程で学ぶ本をいくつか教えて欲しいと頼んでいた。「秦施、あなた自分の知識で陽華を押さえつけてるんじゃない?」秦施はドレスの試着の時、陽華に法律のことも分からずアドバイスするなと怒ったことを思い出した。「んなわけないわ」「無自覚なの?あなたの最大の欠点は野心、でもそれが長所でもある」「向上心と言ってよ」その夜、陽華は夕食の支度をしながらどこか上の空だった。秦施は何か話があるのかと聞いたが、陽華は何もないと嘘をつく。李黛の言葉が引っかかり、自分のせいで陽華が怒っていると誤解した秦施、そこで言いたいことがあるなら話して欲しいと食い下がったが、陽華は何もないとごまかした。「…分かったわ」秦施は寝室に閉じこもりイライラしていた。「無視されるくらいなら口論した方がまだマシよ…」一方、陽華は書斎で悩み抜いた挙句、蔡亮の助言に従うことにした。…きちんと話した方がいい、早いところ危機を打破しないと敵につけいられるぞ?!…そこで思い切って寝室を訪ねたが、秦施に冷たくあしらわれてしまう。「何?話はないんでしょう?!」秦施はドアを閉めようとしたが、陽華が足を出して止めた。つづく( ̄▽ ̄;)元カレはイケメン枠なんだ・・・そうなんだ・・・
2023.12.05
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第23話「嫉妬」娘の新婚家庭を見に来た秦施(チンシー)の母・胡小妹(フーシャオメイ)。陽華(ヤンホワ)は几帳面のようで夫婦の部屋には埃ひとつなく、きれいに整頓されていた。その時、秦施はちょうど陶俊輝(タオジュンフイ)のオフィスで協議書を作っていたが、母の突然の訪問に戸惑う陽華からヘルプが届く。しばし手を止め、楽しそうに陽華とメッセージを交わす秦施、その様子を見た陶俊輝は急に機嫌が悪くなった。「(机コンコン!)携帯をいじるな、で、できたのか?」「ぁ…もうすぐよ」すると秦施は呉菲(ウーフェイ)が自分への嫌がらせで陶俊輝をパートナーに推薦したのは分かっていると切り出した。ただ定例会議に参加して自分の勉強不足を実感、過去のことは水に流して指導して欲しいという。陶俊輝は呆れながらも突き放せず、自分が抱えている案件の資料を机に置いた。「契約書に目を通して漏れや矛盾を全て洗い出せ、供述内容の分析も…朝までだ」(´・ω・`)お、おぅ…その頃、陽華は豚の脳みそ料理を食べさせられていた。「小施の大好物なのよ~大学受験の前は毎日、これを煮てあげた」:(;゙゚’ω゚’):<ちっ…超絶うまいです…ゥッ… (Ŏ艸Ŏ)ゥッ…@管理人一方、秦施に仕事を任せた陶俊輝は実家に帰っていた。すると陶母は息子の新居が見つからないと知り、これも過去の失敗のせいだと悔やむ。「あの時、秦施にしなきゃ良かったのに…」「ママ、秦施と家を買った時、俺は全額を払えなかった、秦家が助けてくれたんだよ 別れた時も相場以上の額を返してくれた」しかし陶母は秦施の事務所へ移った息子が気が気でない。「秦施には関わらないでね」「秦施は結婚して子供もいる、関わるはずないだろう?」その夜、呉菲は父に婚前協議書を返した。「パパ、もうこの話はしないで、丁(ディン)总の案件で私たちを試すのはやめて」「うちの法務部に提案されただけだ、だからすぐお前に見せただろう?強制はしないよ」呉父は誤解だと訴え、丁氏が他の弁護士ではどうしても娘を説得できず頼って来たと釈明した。呉父は娘が部屋に戻るとすぐ電話をかけた。「君の言う通り娘に協議書を突き返されたよ…丁总の案件にも裏があると勘付いたようだ 当然、陶俊輝も気づいているだろう」実は呉父は娘が蘭(ラン)会長の二の舞になることを心配し、たとえ悪者になっても守ってやりたいという。「ご安心ください、必ずご期待に応えます」すると唐伊慧(タンイーフイ)は電話を切った。「それで秦施をどうするつもりなんだ?」金誠(ジンチョン)は妻が秦施を推薦しながら投票せず、抜擢しながら押さえつけていると指摘する。「このままでは他の事務所へ逃げられるぞ?家庭部のリーダーを2人も失っていいのか?」「秦施は野心が強すぎる、聞く耳を持たずやりたい放題よ 家庭部と企業部では案件のレベルが違う、あの性格ではいずれ問題を起こすわ そうなれば私たちが尻拭いする羽目になる…安心して、本気で潰すつもりはないの 彼女が正式に企業部の弁護士になる前に反抗心を抑えたいだけ」胡小妹は陽華が家を買うため就職すると知った。すると共働きになるなら家事は自分が引き受けると強引に決め、帰ることにする。「そうだ陽華、あまり遅くなるようなら娘を迎えに行って、夜道は危ないから」そこで陽華は夜食を作って事務所に届けることにした。陶俊輝が事務所に戻ると、オフィスのソファーで秦施が眠っていた。秦施を起こさないよう資料を回収し、そっと自分の上着をかけてやる陶俊輝、しかしその頃、ちょうど陽華が差し入れを持って事務所のビルに到着していた。陶俊輝は秦施がまとめてくれた資料を見ながら仕事を始めた。すると寝返りを打った秦施から上着が落ちてしまう。陶俊輝は上着を拾ってまた秦施にかけたが、ふと秦施の頭に付箋が付いていることに気づいた。そこで付箋を取ろうと手を伸ばしたが、その時、ちょうど秦施を探していた陽華が現れる。「触るな」陽華は自分で秦施の頭から付箋を取ると、ちょうど秦施が目を覚ました。秦施は陶俊輝のオフィスで眠ってしまったと気づき、慌てて陽華を連れて資料室に戻った。「ここが君のオフィス?」「ええ、話は聞いているでしょう?今だけよ」帰りの車の中、陽華は黙り込んでいた。秦施の携帯には陽華からメッセージが溜まっている。「ごめん、資料を読んでいるうちに寝てしまって…陶俊輝が戻ったことも気づかなかった あ…彼がうちの事務所に入ったことも言ってなかったっけ… 急だったの、いきなり来たのよ?誰も知らなかった、忙しくて言うのを忘れていたわ …怒ってるの?」「そう見える?」「とんでもございません!…だってあなたは優しくて心が広い恋人の鑑だもの お迎えありがとう」一方、秦文宇(チンウェンユー)は心を入れ替え、妻に尽くそうと決めた。そこで部屋を飾りつけて仕事から戻った任梅梅(レンメイメイ)を出迎えたが、かえって何か悪さしたのかと疑われてしまう。「まさか!今後は君に従うよ!」陽華は帰宅してもまだ不機嫌だった。「何をそんなに怒っているの?」すると陽華は嫉妬からうっかり秦施のやり方に口を出してしまう。「あんな職場で腹が立たない?奴のオフィスは立派なのに君は資料室だ 理不尽なルールを変えたいと息巻いていたが、成果は?利用されていると思わない? 君は焦りすぎだ、昇進もポジションも望まない方が楽だよ 欲望を偽ろうとするから苦しいんだ」「ぅ~ん…今の話を削除するわ、疲れているか喧嘩したくないの」陽華は仕方なく差し入れの夜食を広げた。「欲望については認識が違うから話したくない… もしかしてオフィスだけじゃなく、陶俊輝に不満があるんじゃないの?」しかし秦施はどんな手を使っても今は経験を積まねばならないと訴えた。陶俊輝が試用期間後も残るとは限らず、唐伊慧も自分が後釜になる可能性があると言ってくれたという。陽華は唐伊慧が秦施を犬扱いしていると嫌ったが、秦施には恩人であり、雇い主に尾を振るのも当然だと言いのけた。「…ひとつ聞きたい、陶俊輝は君に興味が?」「あるわ、締め殺したいでしょうね だって2年前に別れた婚約者が結婚して2年、しかも2歳半の息子までいるんだもの 計算したつもりだったのにバグがあったわ~彼から見れば私は二股をかけていたクズよ」「…親を説得できずに君を傷つけたんだ、君を恨める立場じゃない」「でも彼は優秀でプライドが高いから、面子を潰されたと思っているのよ」「優秀でプライドが高い?」陽華は秦施が陶俊輝を優秀だと言ったことが頭から離れず、なかなか眠れなかった。そこで自分の写真と陶俊輝の似顔絵を並べ、財神(ツァイシェン)と仙子(シェンズー)に見極めてもらうことにする。「どちらが賢くて優秀か教えてくれ!行け!」すると財神は陽華の写真を選んだが、迷っていた仙子がふらふらと陶俊輝に向かった。その時、秦施が仕事のアドバイスを聞こうとやって来る。陽華は慌てて机を隠したが、するどい秦施は亀に投票させていたと察した。翌日、職場で話を聞いた蔡亮(ツァイリャン)は本気で元カレと張り合えば負けると警告した。しかし弁護士など口がうまいだけ、今や秦施も陽華にベタ惚れではないかとからかう。「何て言われた?」「彼女曰く、どちらが優秀か自分が答えるのはフェアじゃないと…」蔡亮は早速、陶俊輝を検索した。すると確かに優秀でイケメン、柔道の心得もあると分かる。「まあいいじゃないか、夫になったお前が勝ちだ」その時、陽華は見覚えのある客に気づいて顔をこわばらせた。陽華と因縁のある邱建祥(チウジエンシャン)が雲商銀行に現れた。彼は方宇(ファンユー)金融の社長で、雲商銀行は方宇グループのファンドを販売しているという。銀行に顔を出すことはめったになく、蔡亮も偶然、見かけて提携を知ったほどだった。「与信部の老賈(ジア)や頭取と旧知の仲なんだ…おい、まさか辞めないよな?」「…積立金6ヶ月分を払うまではな」一方、呉菲は方方(ファンファン)のジョギングに同行、婚約者を紹介してもらっていた。つづく(  ̄꒳ ̄)唐伊慧さすがですw
2023.12.04
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第22話「父と娘」誠(チョン)&慧(フイ)に秦施(チンシー)が以前、担当していたクライアント・丁(ディン)氏がやって来た。聞けば呉菲(ウーフェイ)の父の紹介で陶俊輝(タオジュンフイ)を訪ねて来たという。案件が欲しい秦施は丁氏と旧知の関係を利用して同席したが、実は結婚を控えた娘を守るため婚前協議書の依頼に来たと分かった。陶俊輝とランチに出かけた呉菲は丁氏の案件に秦施も加わると聞いて憤慨した。「なぜ秦施まで担当に?私のパパの顧客でパパのコネなのよ?!」「秦施は俺より丁父娘に詳しい、それに家庭部のトップだった」実は丁氏はこれまで4回離婚、そのうち3回を秦施が担当していた。呉菲も娘の方方(ファンファン)と幼なじみだったが、方方が弁護士を全て拒んでいるという。結婚まであと2週間、この短い期間で説得するには方方の信頼が厚い秦施の協力が必要だった。「…分かった、その代わり私も入れてもらう」呉菲は早速、打ち合わせに参加して秦施を牽制、仕方なく秦施は単独行動で方方と会う約束を取り付けた。一方、就職すると決めた陽華(ヤンホワ)は蔡亮(ツァイリャン)の紹介で何社か面接を受けていた。経歴なら申し分ない陽華、しかし4年間も無職だった理由を聞かれ、人付き合いが嫌いだと答えて全滅してしまう。蔡亮は呆れ果てたが見捨てることもできず、実は自分の銀行にも空いている職があると教えた。「ただお前には物足りないと思って…」こうして陽華は蔡亮の下で働くことになった。「お前の能力は心配ない…ただその性格を直してくれ」蔡亮は仕事中の陽華の画像をこっそり陽母に送った。何も知らなかった陽母は大喜び、慌てて夫に画像を見せる。息子は家を買うため融資が必要となり、蔡亮の雲商銀行に就職したというのだ。「秦施は一体、何をしたのかしら?!仕事や家に無関心だった子がまるで別人よ!」「これも愛の力だな」陶俊輝と呉菲はまず調査員に婚約者の身辺を調べさせた。丁方方は高校からカナダへ留学し、奨学金で名門大学へ進学したという。現在は投資会社とインテリア会社を経営、資産家の父に頼らず自分の稼ぎで生活していた。婚約者・曹以任(ツァオイーレン)はエリートで、カナダの名門校で金融を専攻し、その後、ウォール街へ。2人の出会いはカナダ、アジア人学生が好むメンバー制の芸術サロンだったという。しかし曹以任は方方より10歳も年上で離婚歴があった。その頃、秦施も方方から直接、婚約者の話を聞いていた。相手は離婚歴があり娘までいるという。「私と知り合った時はすでに別居してたの、前の奥さんと彼は大学の同級生よ 仕事が多忙で家庭を疎かにしていたから奥さんに別の人ができたの」方方は父が婚約者を金目当てと疑っているのは分かっていたが、誤解だと訴えた。むしろ彼のような素晴らしい人がお金しか取り柄のない自分を選んでくれたのだという。曹以任は離婚で妻に全財産を渡し、帰国後は大企業を辞めて不動産仲介業を始めた。しかし半年後には会社を辞めて起業、ネットを使った無店舗で低手数料の仲介業を始め、わずか7ヶ月で資産を1億元まで増やしたという。資産状況は絶好調で丁家の資産を当てにする必要はない。方方の会社も彼の人脈を使って成功しているため、彼女にとって曹以任は恩人でもあった。方方も秦施と同様、親の離婚が原因で結婚に何も期待していなかった。恋愛もできず悩んだ時期もあったが、曹以任は他の誰とも違ったという。すると秦施は丁氏の代理人ではないが、ただ結婚は両親の祝福を受けられた方が良いと助言した。「パパと曹以任に共同の利益があれば友人になれるはずよ?」「共同の利益?あるかな?」「それはあなたよ」一方、雲商銀行では若い女性行員たちの間でイケメンの陽華は噂の的だった。蔡亮の話ではカウンター業務は独身女性ばかり、拘束時間が長いせいか彼氏ができにくいという。「だから独身男性は奪い合いなんだ、お前ももう少し人付き合いしろよ」「一生で関われる人数は有限だが、そのうち長い付き合いができる知人はわずか20% これもパレートの法則に合っている」すると陽華はわざと聞こえるように大きな声で言った。「…それに僕は″既婚者″だ、社交はいらない!」陽華はそれ以来、デスクに結婚式の写真を飾るようになった。秦施は方方と別れ、陽華をランチに誘った。その時、陽華はちょうど蔡亮と社員食堂でお昼を食べていたが、切り上げて出かけてしまう。秦施は陽華が無理して就職したのではと心配したが、制服姿は確かに格好良かった。「ねえ、経済的観点から見て、真実の愛をどう評価する?」「まず最初に基準を知るべきだ、僕の理解では経済的影響を受けない純粋な愛のことだよね?」「その通り」「だが現実では将来のない者は誰も愛さない、有望株を求める でもこれも一種の生存本能だ、本能に背く愛情は存在しない」「つまり真実の愛は疑似問題なのね?」「愛情にも証拠が必要だということだね」「分かった、ありがとう」( ゚ェ゚)いや全然、分かりませんw資料に目を通した呉菲は内容が本当なら方方はむしろ玉の輿、曹以任の愛は真実だと言った。そこへ秦施が現れ、揚げ足を取られてしまう。「金銭目当てでないなら真実の愛なの?…私たちは弁護士よ?何が真実の愛かなんて分からない 協議書が守るのは愛ではなく財産、そしてサインさせるのが私たちの仕事よ 真実の愛じゃない方が簡単かもね…で、あなたたちはサインした?」呉菲は痛いところを突かれたのか、急に興奮して声を荒らげた。「仕事に関係ないでしょう?!」「聞いただけよ、そんなに怒らないで~」「だったらあなたたち夫婦はどうなの?!」「したわよ」秦施にあっさり認められ、呉菲はぐうの根も出ない。すると陶俊輝は言い争っても実りはないとなだめ、自分が協議書を起草すると言った。方方にその気があれば話し合いを、駄目なら諦めるしかない。しかし秦施は引き受けた案件なら必ず成功させると言った。「弁護士はきれいなオフィスの中でスーツ姿で文字を打つだけの簡単なお仕事じゃない」秦施に挑発された呉菲は激怒、机を叩いて家庭部に戻ってしまう。秦施はこっそり陶俊輝の調査員を捕まえ、資料室へ連れて行った。「名前は?」「俺は斉大剛(チーダーガン)、剛子(ガンズ)と呼んでくれ」「私と手を組まない?」「それは報酬によるな~」一方、雲商銀行では蔡亮の不安が的中、陽華と行員たちの間に軋轢が生まれていた。支店の花・小甄(シャオジェン)は陽華の前でわざとつまずいたが、陽華が咄嗟に避けたせいで思い切り転んでしまう。コピー中についでのコピーを頼まれても無視、行員の見舞金のカンパが来ても知らない人だと断った。残業を強要されれば、連絡ミスしたせいだと相手を責めて帰ってしまう。陶俊輝が資料室を訪ねると、秦施が座ることも忘れて熱心に本を読んでいた。「覚えてるかっ?!」「え?!…うわっ!」急に声をかけられた秦施は驚き、うっかり箱にぶつかって転んでしまう。「集中していたな」陶俊輝は秦施に手を貸しながら、昔と変わらない秦施の様子が嬉しかった。「協議書の内容について相談しようかと…」秦施の母がマンションにやって来た。陽華は秦施なら仕事で遅くなると言ったが、秦母は家の様子を見に来ただけだという。困惑した陽華はすぐ秦施にメッセージを送った。…家に君のママが来た😲…何しに来たの?…食べ物を届けに…しっかり食べて、母は偏食を嫌がるから😉秦施は陶俊輝のオフィスにいたが、仕事そっちのけで陽華と楽しそうにメッセージのやり取りをしてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)陽華wwwウケるwwwww
2023.12.04
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第21話「母の愛」念願の11階へ移動するも不遇な扱いを受けていた秦施(チンシー)。しかし陽華(ヤンホワ)や陶俊輝(タオジュンフイ)の励ましで本来の弁護士の姿を取り戻し、ようやく自分の居場所を見つけた。唐伊慧(タンイーフイ)は魔物の巣窟といわれる企業部で命綱を見つけた秦施に感心し、顧客の開店イベントに行かないかと誘う。「明後日はダメ…結婚式に出席するから」「そんなに大事なの?」「そうよ、私がいないとダメなの」秦施と陽華の結婚式当日。披露宴は2人の希望通り派手な演出はなかったが、家族や親しい友人たちが集まり、暖い祝福に包まれた。父と腕を組み新郎の元へ歩いて行く秦施、その時、ふいに足が止まってしまう。…この世に永遠の誓いなんて存在しない、婚姻もそのうちの1つ、共に白髪が生えるまでなんてただの勘違い、多くの結婚が誠実な約束から不実な嘘に変わる、でも自分の結婚が嘘から始まり、真実に変わるとは思ってもみなかった…秦軍(チンジュン)は娘を歩かせようとしたが、その時、陽華が迎えにきた。「安心して、僕がいる…」秦施は自分の結婚でパニックに陥ったが、今は優しい陽華がそばにいた。「僕を見て…深呼吸して…もう大丈夫?…さあ、行こう」2人は招待客の前に立つと、誓いのキスを交わす。すると陽華は顔を近づけながら思わず聞いた。「…契約違反じゃないよね?」目を閉じて待っていた秦施だったが一転、いきなり自分から唇を重ねた。(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ〜陽華は披露宴で酔っ払った秦施を抱きかかえてマンションに帰った。結婚への不安はどこへやら、秦施はまだまだ飲み足りないとはしゃいでいる。「すごく楽しかった~!…そうだ、もっと楽しいことする?」陽華は期待に胸を膨らませたが、″もっと楽しいこと″とはご祝儀の計算だった。「式の費用をまかなっても利益が出るな…秦家に返そうと思うけど、他に何かもらってない?」すると秦施は陽華を連れて寝室のクローゼットへ向かった。「ここに母の愛が詰まってるの」秦施がタンスの扉を開けると、母が無理やり押し込めたふかふかの婚礼布団が飛び出して来る。嫌でも初夜を意識して気まずい2人、そこで陽華は片付けは明日にしようと言って出て行った。「…おやすみ」「おやすみ」秦施は独りになってから布団の間に挟まっていた封筒を見つけた。中には母の手紙が入っている。…あなたが生まれた時からママはこの世で一番の幸せ者だった、あなたはずっと私のそばにいて幸せをくれた、でも私たちの結婚があなたを傷つけてきたと知らなかったの、本当にごめんなさい、あなたを守ってあげられなくて…胡小妹(フーシャオメイ)はずっと専業主婦だったが、実は初めて掃除のパートに出てお金を稼ぎ、この婚礼布団を買ったという。…どうかいつまでも幸せに、ママのことは心配いらない、愛しているわ、ママより…陽華がシャワーから出ると、寝室からすすり泣きが聞こえた。秦施はまだウェディングドレス姿のまま、なぜかクローゼットで泣いている。その手には母からの手紙があった。「泣かないで…」秦施を抱きしめ慰める陽華、やがて朝になったが、2人はベッドの上で抱き合って目を覚ます。おはよう〜…え!?(*´・ω)(ω・`*)ん?…はっ?!驚いた陽華は顔を洗って来ると断って逃げるように部屋を飛び出した。真っ白いTシャツの胸元には化粧を落とさず眠ってしまった秦施の顔型が…。秦施は気まずそうにコーヒーを飲んでいた。何と言ったらいいのか分からなかったが、陽華は自分が責任を取るという。「でも私たち、何もなかったよね?」「あった、というか僕には大事なことだ、君の気持ちがどうであれ、男として本心を言っておく 秦律師、君が好きだ、君の恋人になりたい」秦施は陽華の思い違いなのかと疑ったが、陽華はその証拠にキスした。「これで伝わったかな?」「ん〜もう一度、確認しないと」すると2人は抱き合い、再び唇を重ねた。しかし同時に2人の電話が鳴り、盛り上がった気持ちも急に冷めてしまう。陽華は実家に呼ばれた。すると母から子作りのことを聞かれ、秦施も年齢的に早く子供を欲しがっていると安心させる。「…それで健康で賢い子供を産むために生活と身体のリズムを整えてるよ」実は陽華の答えは秦施の受け売りだった。秦施は結婚式の次は子供の催促だと見抜き、やみくもに拒否しても陽母が納得しないという。『身体の調整には半年から1年はかかる… その頃には両親より私たちが必死になっているかも、それでもダメなら逆に慰めてくれるわ』秦施はさらりと大胆なことを言ってのけたが、陽華はそれが嬉しかった。一方、秦施は父からの電話で不動産へ向かっていた。すると物件を眺めている母の姿を見つける。何でも母が今の家を売って引っ越したいと訴え、一方的に不動産屋で待ち合わせしたという。『もし来なければ離婚です!』秦施は母の愛情を思い出して思わず抱きついた。「ママ、これからは無条件でママの味方よ!」胡小妹(フーシャオメイ)は理由もなく甘える娘の姿に失笑し、実は家を買いたいという。「分かった、応援する」「でもパパは反対なの、もしママとパパが離婚したらどうする?」「もちろん、私はママについて行くわ」秦施は父がなぜ家を売って引っ越すことに反対なのか聞いた。実は売るも何もこの部屋は前妻・劉艶(リュウエン)の名義だという。驚いた秦施は上階で暮らす劉艶からも話を聞いた。当時、父は協議離婚で身ひとつで出て行くことになったが住む家もなく、結局、そのまま住まわせたという。秦軍はいずれ出て行くつもりだったが劇団もパッとせず、わずかな稼ぎも親友に貸していた。「でもその友人が銀行に返済できなくて夜逃げ、あなたのパパが結局、肩代わりしたのよ」父は秦施が高校生の時に友人の借金を完済したが、その頃にはもう頭金があっても住宅ローンを組めなかったという。「陶俊輝(タオジュンフイ)と別れた時、住宅購入費の半分を返したわ、あのお金は?」「半分は貯金から…あとは借りた」実は父は事あるごとに内緒で劉艶に借金していた。秦施は母を呼んで家の責務状況を伝えた。母はショックを受けていたが、父が実は銀行に30万ほど預けていると明かす。「私はママよりたぶん先に逝くから、少しは残してやりたいと思って…」すると胡小妹は寝室に向かった。秦施が心配して様子を見に行くと、母はタンスの奥から出した通帳を渡す。「どうしたのこれ?」「私がコツコツ貯めてきたの、小施、それで借金を返して来て」胡小妹は夫を責めるつもりはなかった。借金を秘密にしていたのは自分を心配させたくなかったのだろう。「あなたのお祖父ちゃんに約束してくれたの ″お嬢さんを大切にします、決して心配や苦労はさせない″って… 約束を守ってくれたのね、だから怒れないわ」こうして両親のわだかまりはなくなった。秦施は安堵して帰ることにしたが、母は前妻の家に住みたくないと譲らず、結局、父と喧嘩になってしまう。その頃、陶俊輝と呉菲(ウーフェイ)も新居を探していた。呉菲は気に入った物件があったが、陶俊輝は自分たちの収入ではとても手が出ないと反対する。「2人なら2LDKで十分だろう?」「あなたに苦労させたくなくて…」「人生は苦労の連続だ、目的達成のためなら辛くない」秦施は陽華と合流、車で自宅へ向かった。「なぜうちはよその家と違うのかしら?つまらないことで大騒ぎして… 父もどうして妥協しないの?」秦施はどちらにしても母の味方をすると伝え、自分のマンションを譲って賃貸へ移りたいという。「たくさん案件を受けて頭金を用意すれば解決よ」実は母は秦施の提案を拒んでいた。新婚家庭に転がり込んで娘夫婦を追い出したとなれば陽華の両親が黙っていないだろう。しかし秦施は母も同意していると嘘をついた。「…家探しは少し待ってくれ、就職したい」「だってバカな人たちと働きたくないんでしょう?」「融資を受けたいんだ、君の家は秦ママに譲って僕らの家を買う 半年以内に買えば賃貸を探さずに済む」「ぁ…これは私の実家の問題よ?愚痴を言っただけで深い意味はないの あなたがポリシーを曲げる必要はないわ」すると秦施はこの世で一番、感動的なセリフを聞いた。「僕のポリシーは大切な人を幸せにすること、それは一生、変わらない 一歩、踏み出すことで実現するのに迷う必要が?」そんなある日、ある大物クライアントが呉菲の父の紹介で誠&慧にやって来た。「陶律師と約束が…」「あ、老丁(ディン)?!」「秦小姐?!」実は秦施と老丁は旧知の仲だった。「今日はどんな要件で?…まさかまた離婚じゃないですよね?ふふふ〜」つづく( ;∀;)ママ…
2023.11.30
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第20話「内助の功」仕事を放り出した秦文宇(チンウェンユー)は自分の無能さを認め、任梅梅(レンメイメイ)を支えることが自分の仕事かもしれないと悟った。梅梅は夫をひれ伏せることに成功し大満足、一方、秦施(チンシー)と言えば念願の11階へ移動になったものの不遇な扱いを受けていた。そんな中、秦家と陽家は結婚式に向けて動き始める。秦施は母の唯一の希望のため拒めなかったと言い訳したが、陽華は快く受け入れてくれた。「心配しないで、僕の母のためでもあるんだ、で君には何か希望がある?」「…特に何も、だって父と兄2人で合計5回でしょう?正直もうあの騒ぎにうんざり 結婚には価値を感じないし、結婚式に期待なんてない あ、そうだ、プレゼントがあるの」秦施は財神(ツァイシェン)のためにパートナーを見つけていた。「名前は…仙子(シェンズー)ね」どうやら財神は仙子を気に入ったようだ。秦施の結婚式は仕事柄、宴会に詳しい梅梅がコーディネート、早速、宴会場を押さえた。陽華は両親を連れて会場の下見と料理の試食に出かけたが、梅梅は陽華の経済観念に面食らってしまう。📱<秦施、どうなってるの?3割引にしてサービス料もカット、一番下のランクを選んだ上、料理は殺生せずに菜食でって…そんな披露宴ある?!招待客は少ないから小ホール、司会者もメイクも撮影も不要?結婚式は人生の一大イベントなのよ?!彼、何て言ったと思う?( ー̀ωー́ )<豪華さは幸せの証じゃない、ダイヤの硬度で絆は表せない…📱<…て、まるで他人が見栄っ張りみたいじゃないの!しかし秦施は全て陽華に従うよう頼み、今後は自分に連絡する必要はないと言って電話を切ってしまう。挙式の2週間前、秦施と陽華は衣装合わせに出かけた。タキシードが様になる陽華と仙女のように美しい秦施のウェディングドレス姿。見学に来た秦文斌(チンウェンビン)は思わず涙腺がゆるんだ。「陽華、これからも妹を敬い、愛して、雨よけとなり決して手放さないように… 夫婦であり、良き師、友であって欲しい、約束できるな?」秦施は兄の深い愛情に感激したが、契約結婚のため陽華にそこまで要求することはできない。(๑ ŏ_ŏ )<哥…(๑ •̀ㅂ•́ )<無理です( ゚Д゚)゚Д゚)゚Д゚)<はあ?!陽華の答えに文斌はもちろん、文宇と梅梅も困惑した。「いえ、僕は雨よけにはなれないと…秦施は僕が出会った女性の中でもっとも優秀で勇敢だ 彼女は僕の師です、彼女の伴侶になれることは僕の幸せです」秦施と陽華は他の衣装も試したいと言って試着室に消えた。しかしいつまでたっても出てこない。実はその頃、2人はこっそりホテルを逃げ出していた。「このまま出てきて大丈夫なのか?」「あんなに試着してたら仕事に間に合わない、あなたも撮影なんて嫌でしょう?」「でも撮らないのがもったいないほど綺麗だよ…」すると秦施は自撮りで2人の記念写真を残した。秦施は車で陽華を送ってから事務所に戻って会議だと伝えた。陽華は李黛(リーダイ)から助言された通り、そろそろ秦施のプライドを打ち砕いて救いの手を差し伸べる時だと気づく。「困った時には力になる…資料室を出られる策を講じるよ」「どうしてそれを?」「事務所のサイトを見た、パートナーに君の名前がなかったから」プライドが傷ついた秦施は急に不機嫌になり、弁護士でもない陽華に何が分かるのかと八つ当たりしてしまう。「時には人を頼るのも大事な能力のひとつだよ?」「それはご親切にどうも、必要な時は頼むわ、それでいい?」すると陽華は怒って歩いて帰ってしまう。秦施は実習とは名ばかりで、パートナー弁護士たちの使いっ走りだった。呉菲(ウーフェイ)は陶俊輝(タオジュンフイ)から秦施がひとつも案件がないと聞いて笑いが止まらない。「因果応報だわ!」一方、帰宅した秦施は陽華相手にパートナーたちへの不満をぶちまけた。陽華は黙って聞いていたが、秦施にも問題があると指摘する。「私に?何よ?!」「…君の問題だし、僕の専門は法律じゃないからアドバイスはできないな」すると陽華は部屋に戻ってしまう。揚げ足を取られた秦施は憤慨、しかし実は陽華が李黛からアドバイスをもらい、それとなくアシストしてくれていると知らずにいた。陽華は友人の投資仲間に結婚式の招待状を渡した。すると老周(ラオジョウ)が陽華にこっそり息子が転職したと報告する。実は前の上司が洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)で破産、しかし新しい上司は良い人だという。「胡平(フーピン)と言うんだ」「胡平?」「知り合いか?なら良かった、新エネルギーシティの株を調べてみるといい」陽華は興味ないと言ったが…。陶俊輝はエレベーターで偶然、家庭部の補佐たちの噂話を耳にした。「秦律師、苦労しているみたいね~」「遅かれ早かれ報いは受けるわ」すると11階へ上がった陶俊輝はちょうどパートナーから仕事を回してもらおうと必死な秦施の姿を見かけた。かつて愛した人の惨めな姿に胸を痛めた陶俊輝はいきなり秦施の腕をつかみ、自分のオフィスに連れて行く。「君は律師だろう?飲み物やケーキの買い出し、チケットの予約が仕事なのか?! 犬みたいに媚びへつらいやがって!」「何ですって?!好きで使い走りをしていると?!」「誰も強制していない、君が勝手に卑屈になっているだけだ!」秦施は資料室へ戻ると自分の行動を思い出して反省した。確かに勝手に気を利かせて振り回され、案件を欲しがるあまり雑用に甘んじている。秦施は思い立ってスケジュール帳を開くと、いつの間にか貼ってあった陽華の付箋を見つけた。…自分自身への態度が君の世界を決める…秦施は元カレからの叱咤と偽装夫の励ましで目が覚めた。そこで出張へ出かけるパートナー2人を待ち伏せし、親切にも空港まで送り届けることにする。すると秦施は得意の運転で暴走、これまでの仕返しをした。その夜、秦施は陽華がシャワーを浴びている間に感謝のブタ型メロンを置いた。しかし陽華から何のリアクションもない。秦施は様子を見に行こうとしたが、その時、扉の下から書類が投げ込まれた。…誠(チョン)&慧(フイ)律師事務所 合伙人(パートナー)律師資料…書類には付箋がたくさん貼り付いていた。企業部の会議、陳(チェン)律師と沈(シェン)律師は相変わらず秦施を買い出しに行かせようとした。しかし秦施は席を立たず、自分もセットを1つ頼むという。「早くしないと…人気店なので30分は待ちますよ」すると秦施は堂々と最初に意見を述べた。結局、デリバリーは秘書に頼んだが、会議が終わってもまだ届かない。つづく( ゚ェ゚)え?沈弁護士って2人??? ←分かっていないw
2023.11.29
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第19話「招かれざる隣人」秦施(チンシー)は酔い潰れた陽華(ヤンホワ)を迎えに行った。一緒に飲んでいた蔡亮(ツァイリャン)は奥さんが来たと知らせて起こしたが、陽華は自分に妻などいないと驚いて飛び起きる。すると目の前に秦施が立っていた。「…僕の女神だ」陽華は人目もはばからず愛しい秦施にしがみついた。「まさか彼、詩を詠んでない?」「もう詠みました」蔡亮は秦施の車まで陽華を運んだ。「秦律師、2人の結婚が嘘でも、陽華は本気であなたに惚れていますよ こう見えて内心はもろくて弱い、だからあいつを利用しても傷つけないでやってください あ、誤解なら聞き流して…」一方、唐伊慧(タンイーフイ)は常連の店で偶然、呉菲(ウーフェイ)の姿を見かけた。マネージャーの話では呉菲と一緒にいるのは西美(シーメイ)PRの社長だという。唐伊慧は社長のテーブルに自分の酒を差し入れ、顔見知りになるきっかけを作った。すると呉菲が父親を紹介、実は西美PRの社長の娘だと明かす。唐伊慧はひとまず挨拶だけで退散したが、化粧直しをしていると呉菲がひょっこりやって来た。呉菲は自分が父を説得し、誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所を会社の顧問弁護士にすると持ちかける。しかしそこは百戦錬磨の唐伊慧、今夜の偶然を仕掛けたのが呉菲だと見抜いていた。「それは願ってもない申し出だわ、それで交換条件は何?」その頃、秦施は大きな陽華を支えながら何とか帰宅していた。ソファーに倒れたままスヤスヤと眠っている陽華。秦施は毛布をかけて陽華の寝顔を眺めているうち、何とも愛おしくなって思わず頬にキスしてしまう。翌朝、秦施はクライアントと話しながらオフィスに入った。するとなぜか自分の机に呉菲が座っている。「秦律師、ここは私のオフィスよ?」秦施が困惑していると、補佐の周茜茜(ジョウチェンチェン)が喬(チャオ)主任が待っていると伝えた。ついに11階行きが決まったのだと胸を躍らせる秦施、しかし喬主任が案内した部屋は11階の資料室だった。秦施は思わず引き返して唐伊慧のオフィスへ向かったが、秘書から来客中だと止められてしまう。その時、突然、李黛(リーダイ)が現れた。李黛は秦施を連れて人目のない階段に出た。すでに事務所を辞めると決心、退職願を出したという。さすがに入所3ヶ月の補佐が父親のコネを使い、普通は5~6年かかるシニアに抜擢されるなど理不尽過ぎる。ただでさえ独身は既婚の同僚には敵わないのだ。しかしさすがは鋭い秦施、李黛の退職の理由は他にありそうだと疑う。実は李黛は思わぬ人物に足をすくわれた。…あれは年末の業績評価が出た時のこと補佐となって4年目の茜茜は自分の評価がBと知って動揺した今回、A以上がもらえなければ昇進できず、恐らく事務所に残れなくなるそこで李黛にシニアの優秀者推薦が欲しいと頼んだ李黛は茜茜にその資格があるのかと呆れたが、驚いたことに茜茜は資格があるという『李律師の机になぜあのUSBがあったと?私は最初から李律師の味方です 私たちのように後ろ盾がない者は助け合わないと、違いますか?』実は李黛に例の監視カメラの映像を渡したのは秦施ではなく茜茜だった…秦施はそれでも李黛に事務所へ残るよう説得した。実は2年間も嘘をつき通して頑張ってきたのは、昇進して事務所の独身女性への偏見や不平等を正すためだという。所内で2人はライバルだと思われていたが、実のところ互いに理不尽なルールに怯まない同志でもあった。しかし李黛はあまりに目標が高過ぎると呆れ、自分はもっと現実的だという。「ここまで愚かだったとはね…投票で勝てると思ったの?」李黛は喬思明(チャオスーミン)を引っ張ってきた。喬主任の話では11階の人選を決める投票で秦弁護士と沈(シェン)弁護士が3対3の同票だったという。しかし最終的にパートナーになったのは外部から招いた弁護士だった。「秦律師、君も知っている人だ」秦施は堂々と自分の荷物を引き取りに行った。したり顔の呉菲は秦施の荷物ならすでまとめて隅に置いてあるという。「あら、ご自分で運ぶの?誰かに手伝わせましょうか?」「…本当に数ヶ月でスキルが身につくと思うの?指導できなくて残念だわ 現状に満足しないで、まぁせいぜい頑張ってね」秦施は颯爽と出て行ったが、11階へ上がると急に鬱々とした気分になった。その時、偶然、廊下で陶俊輝(タオジュンフイ)とはち合わせになってしまう。唐伊慧が外部から招いたパートナー弁護士は秦施の元婚約者で呉菲の現婚約者・陶俊輝だった。陶俊輝は資料室で荷物を片付けている秦施を訪ね、自分のオフィスは隣の隣だと教える。「…あなたは公私共に順風満帆でしょう?若くて可愛い婚約者もいて何の不満があるの? わざわざ波風を立てて私という小船を転覆させて楽しい?」「君の船は定員オーバーだった、気づかなかったよ… 2年前に僕と別れてすぐ別の男と結婚、2歳半の子供がいるって誰の子だ?!」「…言いたくない、なぜ過去を蒸し返すの?」「そうだな、君には心底、呆れたよ」出世のためについた秦施の嘘、それは思わぬ形で自分に跳ね返ってきた。秦施は陽華のメッセージに気づいて10階の受付に降りた。陽華は忙しい秦施がまた食事を抜いていると心配し、ランチを作ってきたという。「あ!お肉が入ってる!菜食主義はやめたの?」「残業続きなのに野菜と豆腐じゃ力が出ないだろう?」「ありがとう!…で、手は大丈夫?反撃されたらもっと悲惨だったわ」秦施は陽華がガラスを割ったと知っていた。しかし陽華は次があればもう1発お見舞いするという。「ふふ、そっちの紙袋は?」「ミントを株分けしたんだ、オフィスに置くといいよ」すると陽華は昨夜、酔っ払って迷惑をかけなかったか確認した。秦施は迷惑ではないと答え、ただ詩を詠めるのが意外なだけだという。「夕食は家で食べるね」「本当に?じゃあ食材を買って帰るよ」その時、ちょうど事務所を見て回っていた陶俊輝が10階に降りてきた。陶俊輝は休憩室で仲良く弁当を食べている秦施と陽華の姿に気づき、何とも複雑な気分になってしまう。唐伊慧は資料室の秦施を訪ねた。「一体、呉菲に何をしたの?」唐伊慧の話では呉菲が自ら西美PR社長の娘だと明かし、婚約者の陶俊輝を推薦して来たという。なぜか呉菲は秦施を敵視しているというのだ。「でもあなたと沈は私の腹心、あなたを11階へ上げたのはあなたの方がメンタルが強いからよ 陶俊輝を調べて欲しい、うちへ来た目的が知りたいの それにしてもまさか李黛が辞めるとはね~家庭部を任せる人が必要だわ〜」すると唐伊慧は実習期間を3ヶ月とし、その後の去就は秦施次第だと言った。一方、李黛は喬主任の前で書類にサインを済ませ、IDを返した。喬主任はさすが潔いと感心したが、実は呉菲が秦弁護士を敵視していると知る。しかし李黛にも理由までは分からなかった。「だから皆、秦律師はもたないと言っているのか…」喬主任はあの秦施が辞めるとは思えなかったが、したたかな唐伊慧の思惑も読めなかった。実は11階の投票で唐伊慧は秦施に投票しなかったという。その頃、呉菲はランチに出かけていた。予約した広い席にはすでに料理が並んでいたが、座っているのは呉菲しかいない。結局、いつまで待っても補佐たちは1人も来なかった。事務所を去った李黛は陽華を呼び出した。陽華は自分たちの偽装結婚を知った李黛を警戒したが、実は脅しが目的ではないという。確かに秦施のやり方には賛成できないが、間違いなく自分より勇敢だ。「秦施は事務所の欠点を変えようとしてる、でもうまく行くはずない」「結果は最後まで分からないさ」李黛は思わず失笑し、傲慢なところが秦施と良く似ているという。「秦施には共に戦う仲間と裏で支える人が必要よ、だからあなたに彼女を助けて欲しいの」任梅梅(レンメイメイ)がお飾り社長の秦文宇(チンウェンユー)に仕事を任せて1ヶ月が経った。てっきり1週間で根を上げると持っていたが、驚いたことに毎日、定時に出社している。暇を持て余した梅梅は秦施の苦境も知らず電話でおしゃべりに付き合わせていたが、その時、会社から連絡が入った。「ごめん、あとでかけ直すわ」実は文宇が出社しておらず、サインがもらえずに業務が滞っているという。梅梅はようやく自分の出番が来たと喜び、いそいそと仕事に出かけた。つづく( ゚ェ゚)いや、お兄ちゃんはもういいのw
2023.11.28
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第18話「結婚の証」陶俊輝(タオジュンフイ)の母の誕生日。呉菲(ウーフェイ)は陶俊輝と秦施(チンシー)の関係を怪しみ、わざと陶母に自分の上司が陶俊輝の大学の後輩・秦施だと明かした。秦施の名を聞いた陶母は動揺したが、咄嗟に知らない人だとごまかしてしまう。一方、秦施と陽華(ヤンホワ)はついに入籍した。…秦施、こんな任務まで果たすなんて、あなたって無敵ね…「なんて素敵な赤い色~❤️」秦施は寝室で仕事をしていたが、ふと結婚証明書をながめて自画自賛した。しかし隣の部屋には証明書の自分の写真に納得できない陽華の姿がある。「気まずそうな顔してる…財神(ツァイシェン)、パパの写真を見てごらん? あ、首を引っ込めたな?撮り直しできないかな~」その時、秦施からメッセージが来た。…もう寝た?……いいや、起きてる……聞きたいことがあるの、倉庫で何か言いかけたけど何?…陽華は秦施にキスしかけたことを思い出し、妄想が広がった。このまま寝室を訪ねて倉庫での続きを始めるべきか。陽華は秦施の寝室へ向かったが、ふと頭の中で警報が鳴った。結婚協定の第3項・第4条を破って恋愛関係や夫婦の義務を要求した場合、刑事もしくは民事的責任を負わねばならない。結局、陽華は仕事で疲れている秦施のためにマッサージを始めた。「昼間の話ってこれ?ありがとう」陶俊輝は呉菲をマンションまで送り届けた。「秦施のことで何が知りたいんだ?」「なぜ元カノだって隠していたの?」陶俊輝は仕方なく秦施が元婚約者で、7年間つきあっていながら別れたと正直に明かした。母が秦施を気に入らず、秦施も結婚を恐れたという。しかし聞けば別れたのは2年前、呉菲は秦施の結婚が2年前で息子までいることを訝しんだ。「どういうこと?」「息子がいるのか?」「今は海外で療養中なの…なるほど、あの女はあなたを裏切っていたのね?」陶俊輝はもう過ぎたことだとなだめたが、呉菲は自分の愛する人を苦しめた秦施をどうしても見逃せなかった。秦施は人事部に結婚証明書を提出した。入籍は数日前だったが、実は国外で結婚届を出したため、手違いで取り消されていたという。「急ぎだと聞いたから国内で出し直したわ」一方、玉蘭(ユーラン)グループの債務問題も金誠(ジンチョン)が蘭暁亭(ランシャオティン)のため保証人を見つけ、無事に解決した。秦施は事務所で債権者の代理人である陶俊輝と同意書を交わし、せっかくなので呉菲と一緒にランチでもどうかと誘う。しかし陶俊輝は用があると断り、足早に事務所を後にした。するとエレベーターホールで偶然、陽華とはち合わせになる。陽華は秦施を傷つけて捨てた陶俊輝への怒りが込み上げ、思わず足止めした。「どけ…」憤慨した陶俊輝は陽華を突き飛ばすと、陽華はいきなり殴りかかり、ガラスを割ってしまう。李黛(リーダイ)は出世のために偽装結婚までした秦施に呆れた。「雲を踏み台にするなんて落ちるのが怖くないの?」「私が踏み台にするのは他人の無能や恐怖心、それから怠惰よ あなたも過ちを知られることや上司の評価を恐れてる?私は恐れない」すると陽華から電話が来た。秦施が事務所を出ると受付前の小さな窓が割れていた。エレベーターホールで待っていた陽華は自分が割ったことは伝えず、ともかく場所を変えることにする。実は陽華は結婚を知った母がまた秦施に迷惑をかけているのではと心配した。事務所には来ていないと聞いて安心したが、簡単に諦めるような人ではないという。「じゃあ家族で顔合わせしようか?」「本気で?…うちのママを侮ってはダメだ、口では秦ママに負けない」「誰がママを手強いと言った?パパに比べたらママなんてただの中年女よ 私の性格が誰に似たと?」こうして秦家と陽家が一堂に会した。秦父と陽母の対面に戦々恐々の秦施と陽華、しかし思いがけず2人は意気投合する。実はかつて秦軍(チンジュン)は文芸工作団の団長で役者だった経験があり、舞踏団にいる陽母と一緒に歌を披露した。「秦施をひと目見て気に入ったのは率直な性格が私に似ていたからなんです~」「褒め過ぎです、甘やかしたので礼儀知らずな娘で…」予想に反して和やかな雰囲気で始まった両家のお顔合わせ、しかしついに秦母の不満が爆発した。胡小妹(フーシャオメイ)は定職もなく結婚資金も準備できない陽華を牽制した。結婚式の費用だけはどうしても譲れず、平均家庭以上にしてもらう必要がある。陽母は秦施が結婚資金も何もいらないと言ってくれたと訴えたが、秦母は納得できなかった。「確かめたいのはそちら様の誠意なんです、せっかく苦労してここまで育て上げたのに… まさかこの年になって突然、現れた男に相談もなく連れ去られるなんて思わなかったわ」秦母は一方的に不満をぶちまけたが、言いたいことを全て吐き出したところで陽父が口を開いた。「秦母、確かにうちは裕福ではありません しかし子供たちにとって大事な式ですので力を尽くします 家はあるし、車も買えばいい、新郎の家としてやるべきことはやりましょう」式?(*´・ω・)(・ω・`*)え?陽母は息子が無職の手前、例え優秀でも秦母に言い返せなかった。自宅に戻るなり文句たらたらの陽母、しかし陽父は愛し合う子供たちのためにも結婚式を挙げてやろうという。偽装結婚とも知らず、母を説得してくれる優しい父に後ろめたさが残る陽華。一方、秦施は両親を車で送っていた。「ママ、家や車なら私が持っているじゃない? 結婚するだけよ、なぜ格式にこだわるの?家族で食事するだけでいいじゃない?」しかし胡小妹は故郷の親族から近所の知り合い、上の階の住人まで呼ぶと言い出した。「招待客は私が決める!行き遅れと言った人を全員、呼んでやるわ!」「ママ、自己顕示欲で結婚式しないで」すると怒りが収まらない胡小妹は車を止めろと騒ぎ出した。両親は途中で車を降りて帰った。結局、母と和解できないまま事務所へ戻った秦施、すると陽華から電話がかかってくる。「この世界で一番、好きなものと嫌いなものは?」「…何?酔っているの?」「僕は母から結婚を急かされるのが嫌だった~見合いも嫌だ~そして好きなのは… あ、嫌いなのはうちの前の旅館だ~今、僕が好きなものは… いや、今、一番嫌いなのは陶俊輝だ!君を見る目つきが嫌なんだ それに君があいつのために怪我したのも嫌だ ヤツを殴ってやりたくて、この前、殴ってやった…本当は殴りかけただけだけど…フフ 秦施…君はお金では買えない、世界の美しさを全部、集めた宝石だ 僕の全てを君にあげる、欲しいものも欲しくないものも…全部… 妻よ、僕たちは結婚したんだ…愛してる、本当に君を愛している…(バタン)」すると陽華はそこで酔い潰れて寝てしまう。実はその時、秦施は事務所の防犯カメラで陽華が陶俊輝に殴りかかり、ガラスを割ってしまう様子を見ていた。「ふふ、幼稚なんだから」しかし秦施はそんな陽華が愛おしくなり、思わず画面に映る陽華の頭をなでてしまう。一方、呉菲は秦施に復讐しようと画策、偶然を装って父と一緒にいるところを唐伊慧に見せた。秦施は陽華を迎えに行った。一緒に飲んでいた蔡亮(ツァイリャン)はそれほど飲んでいないと言ったが、全く起きる様子がない。「おい、目を覚ませ、奥さんだぞ?!」「奥さん?…僕には妻なんかいないぞ!」陽華が飛び起きると、目の前に秦施が立っていた。つづく( ๑≧ꇴ≦)ちょw老秦と陽ママがwwwハライタイ~アハハハハハハハハ~
2023.11.27
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第17話「100%の信頼」結婚に向けて動き出した秦施(チンシー)と陽華(ヤンホワ)。しかし秦家に挨拶に来た陽華はうっかり飲み過ぎて酩酊し、いつもの悪い癖が出てしまう。「秦施は星の大海…幸せという光で僕を包んでくれる…」陽華は秦施との突然の出会いを思い出しながら、自分の一目惚れだったと明かした。秦文宇(チンウェンユー)は詩人のような陽華に大笑い、すると秦軍(チンジュン)が娘を心配し、結婚したら転職してはどうかと提案する。その時、陽華が海外赴任というのは嘘だと口を滑らせた。秦施が慌てて止めに入ったが手遅れ、父から正直に全て話すまで帰さないと言われてしまう。秦文宇は母のマンションに立ち寄り、実家での一幕を面白おかしく聞かせた。投資コンサルタントだと思っていた陽華が無職で、実際はデイトレーダーで小銭を稼ぎながら親と同居しているという。これに胡小妹(フーシャオメイ)が激怒、なぜ優秀な陶俊輝(タオジュンフイ)を捨てて定職のない男を選んだのかと娘を非難した。すると秦施が2年前に別れた本当の理由を明かしたという。『陽華は関係ない、彼の母親に反対されたの、なぜだか分かる? 離婚家庭の子は受け入れられないからよ、私たちは品格に欠けた社会のクズなの、分かる? 私じゃない、向こうが断ったのっ!』文宇は今、思い出しても痛快だった。いつも偉そうにしている秦施がまさか振られた方だったとは…。しかし急に劉艶(リュウエン)は怒り出し、息子を叩き始めた。「妹が馬鹿にされ、父親の顔を潰されたのに…それでも兄なの?!」秦施は居たたまれなくなり実家を引き上げることにした。すると散々、母に蔑まれた陽華がふいに口を開く。「ご両親にも理想の娘婿像があるでしょう 僕は優秀ではありませんが、これだけは約束できます 秦施に犠牲を求めたり、夢を邪魔したりはしません、それだけは信じて欲しい…」これまで見事なチームワークで乗り越えて来た秦施と陽華、しかし思わぬところでつまづいた。秦施はむしゃくしゃしながら駐車場へ到着すると、ふと振り返って陽華を待つ。しかし何を勘違いしたのか、酔っ払った陽華は両手を広げて秦施を迎えようとた。「何してるの?…車の鍵よ」「あ…」そこへ母が慌てて駆けつけた。「大事な物を忘れてる…あなたが彼を選んだのよ、自分で責任を取りなさい、もう何も言わない」秦施は無事に戸籍簿を手に入れ任務完了、仕事に戻った。そこでちょうど道場にいた陶俊輝を捕まえ、蘭暁亭(ランシャオティン)が返済条件をのむと伝える。すると陶俊輝は新たな条件を加えた。例え返済を約束してもその間に何が起こるか予測できず、抵当権を付けるか保証人を立てて欲しいという。確かに今の状況で蘭会長を保証してくれる銀行や企業などないだろう。「でもそれを見つけるのが君の仕事だ」秦施は独りで背負うと決めた蘭会長の勇気を応援すべきだと訴えたが、陶俊輝は呆れた様子で″女はきまぐれだ″と言った。「強固な非婚主義者が別れた途端、他の男と結婚するからな」実はその頃、呉菲(ウーフェイ)は密かに取り寄せた2007年の弁論大会の映像を見ていた。陽華は改めて自分の失態を謝罪した。しかし秦施は自分のために実家へ来てくれた陽華を責めるつもりはないという。「僕が口を滑らせてしまった、償うよ」「必要ない…あ、でもどうしてもって言うなら手伝って欲しいことがあるの」翌日、秦施は陽華と一緒に所長のオフィスを訪ねた。唐伊慧(タンイーフイ)は秦施が黙って蘭暁亭と接触していたことに腹を立てたが、金誠(ジンチョン)は陽華の提案を冷静に考えている。「財務諸表を見ましたがセンターの経営は良好で、問題発覚前にIPOに着手、15校を開設予定でした 今回の問題で投資家が引き上げてしまいましたが、今なら少ない投資で最多の株が得られます IPOが終われば大きな収益が見込めるかと… アナリストとして分析には責任を持ちます でも実際に勝負に出るか否かは投資家が決めること、リスクのない商売はありません」秦施と陽華は説明を終えてエレベーターに乗った。「あの場で断らなかったのは望みがあるってことよ…今頃は人選を考えているはず」「さすが自信家だな」「私じゃない、あなたを信じているの、100%信頼してる」陽華はその言葉が飛び上がるほど嬉しかったが、悟られまいと必死に笑顔を我慢した。すると喬(キョウ)主任が家庭部に戻って来た秦施に気づき、婚姻証明書をもらおうと追いかけてくる。焦った秦施は陽華を連れて咄嗟に倉庫室に逃げ込み、息を潜めた。ピッタリ密着して抱き合う陽華と秦施、すると陽華は秦施への想いが止まらなくなる。「秦律師…あの…その…僕たち…」陽華は秦施に顔を近づけたが、急に着信音が鳴って我に返った。「あなたの電話みたい」電話の相手は陽父だった。陽父は息子と秦施を呼び出した。実は妻の代わりに秦施へ謝罪に来たという。確かに妻はやり過ぎたが、これも息子への盲目的な愛のためだと理解を求めた。「どうか許してやってくれ」すると陽父は息子が秦施と出会ってから大きく変わったと話し、息子のやる気を引き出してくれたと感謝する。「私は何も…」「いいや、君は良くやってくれた、息子は世の女性にとって理想の配偶者とは程遠い 君と出会えたことは幸運だ、これで私も安心だよ」「でも…私の家庭環境を気になさらないと? この前、陽媽は″うちの家系で離婚した人はいない″と… 実は私の父はバツ2なんです」寛大な陽父もさすがに離婚2回ともなると困惑したが、すかさず陽華がかばった。「人の目より自分がどう思うかだ、僕は全く気にしないよ」秦施は陽華の言葉に感激した。…感動は日常の中でいつも不意に訪れる、例えば彼が何気なく言ったこの言葉も…その場しのぎかもしれないが、でも私は陽華の本音だと信じられた陽父は息子の秦施への愛が本物だと安心し、戸籍簿を渡した。「パパ、これは母さんが隠していたんじゃ?」「私が見つけられないとでも?…母さんの考えることなんてお見通しさ」李黛は喬主任から秦施が罰として今月の報奨金と通勤手当、食事手当が取り消されると聞いた。既婚者を偽っていた割には処分が軽いと思ったが、よくよく聞いてみると蘭会長を黙って助けていたことが原因だと知る。「秦律師は蘭总を助けるため、投資家を集めて欲しいと頼んだらしい」「え?」(,,Ծ‸Ծ,,).oO(目立ちたがりの秦施めっ!陶俊輝は仕事帰りに母の好物を買って久しぶりに実家へ戻った。今日は母の誕生日、すると1時間前に到着していた呉菲が自分の部屋に飾られた優勝杯と賞状を眺めている。「何を見ているんだ?」「優勝杯がひとつ足りないんじゃない?2007年の最優秀賞はあなたじゃなかったの?」「どうかな…違う」呉菲はそれとなく誘導したが、陶俊輝は適当にはぐらかした。陶俊輝と呉菲は陶母の誕生日を祝って食卓を囲んだ。すると呉菲が陶母に実は自分の上司が陶俊輝の後輩だと教える。どうやら呉菲は秦施との関係に気づいたようだが…。つづく(๑´ω`๑)今日も癒し陽華❤️しかし無邪気だった呉菲まで…
2023.11.27
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第16話「顔合わせ」実家で父と喧嘩になり、ひと足先に誕生日会をあとにした秦施(チンシー)。ちょうど秦文斌(チンウェンビン)も研究所から呼び戻されたことから、秦施は兄を車で送って行くことにした。「最近、やけに怒りっぽくなったな」文斌は妹が結婚に否定的なのも複雑な家庭環境で育ったせいだと分かっていた。「以前、お前は言ってたな 婚姻の始まりはただの契約に過ぎない、愛情の量や持続期間に保証はないと… 俺たち夫婦の愛も少々、減ったが情は増えた、俺にとっては責任も増えたな」「で、幸せ?」「俺の主観で言えば満足してる」 その夜、秦施は実家から帰ってきた陽華(ヤンホワ)に唐突に聞いた。「ねえ、私が好きなの?」「(´゚ω゚),:;*.’:;.,.. ブハッ!」「結婚は私にはメリットがある、でもなぜあなたは私と結婚したいの?」すると陽華は母が李黛(リーダイ)に口実を与えてしまった償いと、結婚することで母の暴走を止められると説明した。「母に勝てる女性は今のところ君だけだ、それに僕も財神(ツァイシェン)もここが気に入っている」「じゃあ私を好きになったんじゃ…」「ちっ、違うよ…」「口だけじゃダメ」2人は早速、書面で3年を期限とした婚姻協定を結び、離婚の際にもめないよう婚前協定も作成することにした。入籍は戸籍簿と身分証さえあれば届けが出せる。しかし互いに戸籍簿は母が管理していた。「速戦即決よ!」その夜、陽華は秦施に新しい携帯電話をプレゼントした。秦施が襲撃された時に落としてひび割れた携帯をそのまま使っているのを知っていたのだろう。すると秦施は部屋に戻ってから早速、メッセージを送った。…嫁妆(持参金)@PDF…にわかに現実味を帯びて来た秦施との結婚、陽華はメッセージを眺めながら自然と笑顔になった。一方、蘭暁亭(ランシャオティン)は秦施の提案を受け入れ、玉蘭(ユーラン)グループの役員会に臨んだ。そこで筆頭株主が持つ人事権を発動し、玉蘭グループの新総裁に趙丹平(ジャオダンピン)を指名する。役員たちの猛反発は秦施の想定内だったが、事務所では想定外の問題が起こった。何でも事務所に既婚者と偽っている弁護士がいると分かり、唐伊慧(タンイーフイ)の逆鱗に触れたという。秦施は李黛の裏切りに憤りながら、ともかく急いで11階へ向かった。しかしよくよく聞いてみれば自分のことではなく、家庭部にいたシニア弁護士・スティーブンの話だと分かる。実はイギリス研修へ行ったスティーブンが半年前に妻と離婚していたことが発覚したのだ。ε~( ˘ω˘ )ホッ!九死に一生を得た秦施、安堵してオフィスに戻るとセオリー通り菓子を頬張った。すると喬(チャオ)主任から内線が掛かって来る。実は今回の件で唐伊慧が疑心暗鬼になり、所員の人事書類を確認するよう頼まれたという。「それで秦律師の資料に不備があった 都合が良い時に婚姻状況の証明書を持って来てくれないか?」ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ秦施は実家へ戻り、両親に陽華と結婚すると伝えた。「この前は言い過ぎたわ…私を心配してくれる2人の気持ちを疎かにしちゃいけない だから早く身を固めて2人を安心させたくなったの」娘の優しい言葉に秦軍(チンジュン)と胡小妹(フーシャオメイ)は大喜び、しかし秦施が戸籍簿を要求すると表情が一変した。「なぜ戸籍簿を?」「届出を出して来るの…今日」一方、陽華も戸籍簿を取りに実家を訪ねた。すると陽母は部屋の鍵を全て閉めて抵抗、秦施とは結婚させないという。陽華は父に頼ったが、陽父は戸籍簿の隠し場所を知らなかった。「ママが仕事へ出かけたら探しておくよ」娘の結婚を喜んでいた胡小妹だったが、さすがに挨拶にも来ない相手といきなり結婚するのは許せないと反対した。秦施は母も結婚式や結納金がなかったと訴えたが、胡小妹はそのせいで肩身の狭い思いをして来たと嘆く。「早く結婚してくれるのは嬉しいの でもせめて普通の家庭のように男性の結婚準備ができてからにして欲しいわ」秦施の野望はあっけなく打ち砕かれた。「どうしてみんな私の邪魔をするの?ただ籍を入れて昇進したいだけなのに… 11階は天竺かっつーの!」しかし陽華は確かに秦母の言い分も一理あるという。「陽華哥哥、申し訳ないけど挨拶に来てくれない? ママが何か言ったら適当に承諾して、籍さえ入れれば後は何とかする!お願い!」「いや気掛かりなのはうちの母だと思うけど…」「ならまずうちのママを片付けてからそっちのママを…」「分かった、いつでもいいよ」陽華が挨拶に来ると聞いて秦文宇(チンウェンユー)と任梅梅(レンメイメイ)、長兄嫁まで集まった。すると案の定、陽華は老秦から酒を勧められる。実は蔡亮(ツァイリャン)から初めての訪問で避けて通れない難関が酒だと聞いていた。『酒で試されるのは男の平常心、魅力、勇気、責任感だ 固辞するのも飲み過ぎるのもいけない、酔ってもいいが酔い潰れてはだめだ』↓酒キタッ!秦施はキッチンへ消えた母の様子を心配して席を立った。「お望み通り連れて来たのに何が不満なの?」しかし母は何も言わず、ヘソを曲げながら料理を作っている。その間に陽華は文宇に注がれるままどんぶりの酒を飲み干し、すっかり泥酔していた。つづく( ˶´꒳`˵ )陽華ったら、好きなのバレバレね〜
2023.11.26
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第15話「秘密の共有」陽華(ヤンホワ)が家事をこなしながら旧友・老周(ラオジョウ)にアドバイスしていると秦施(チンシー)から連絡が来た。「それじゃまた…もしもし?」「陽華?ちょっと聞きたいことがあって…」秦施は遠回しに引き受けるには危険だが人助けになる仕事をどう思うか聞いた。しかし陽華は答えようがないという。「すでに答えは出ているんだろう?ただ僕に背中を押して欲しいだけでは?」「でも…この選択が正しいのか分からないの」「君は良い弁護士だと自負していた、良い弁護士ならどんな選択をする?」「ふふ、そうね、ありがとう」陽華は秦施が自分に相談してくれたことが嬉しかった。「…あ、陽華、お願いがあるの」秦施は蘭暁亭(ランシャオティン)の案件を引き受けようと決めてホテルの部屋を訪ねた。そこで偶然にも先に来ていた李黛(リーダイ)とはち合わせになる。趙丹平(ジャオダンピン)は2人の突飛な行動に困惑、事務所が見限った案件をどうして引き受けたいのか聞いた。すると李黛は弱者が不公平な扱いを受けることが許せないと訴え、秦施にも同意を求める。しかし秦施は自分の理由とは違うと否定した。「私は正義のために来たわけではなく、あえて難しい案件に挑戦したいからです」秦施は陽華にアドバイスを頼んでいた。確かに蘭会長に離婚を勧めたが、それは洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)と無関係であることが前提の話、しかし実際は資金貸付の保証人で、今、離婚しても10億の返済義務は免れないという。陽華が提案した債務問題の解決法は2つだった。1つは資産の売却、しかし非流通株まで手放す必要があり、仲の悪い兄が協力してくれるとは思えなかった。2つ目は蘭会長が責務返還を果たすこと、蘭会長の会社は抵当に入っているが財務状況が良好なため不良債権にならず、債権者も金を取り戻せるなら経営の継続を認めてくれるはずだという。「実は昨日、陶俊輝(タオジュンフイ)弁護士が訪ねてきました 提案を受けたのです、龐(パン)氏の国外逃亡は周知の事実、返済の可否は蘭总しだいです もし積極的な返済計画があれば蘭总名義の企業の存続に同意すると…」すると李黛も確かにその案が唯一の解決策だと賛同した。しかし趙丹平はこれを機に玉蘭グループの経営権が伯父に移ってしまうことを懸念する。役員たちにとって蘭会長は親の資産を引き継いだだけの何もできない女だった。「その件についてはゆっくり考えてみるわ」秦施はホテルの前で李黛と別れたが、ふと思い立ってランチに誘った。何かを食べてストレスを緩和させるのが秦施のセオリー、しかしそれより李黛の別れ際の言葉がどうも引っかかる。…秘密を共有するのはこれで3回目ね…秦施は残りの2つの秘密は何か聞いた。すると李黛は例の2500万の件でクビになった高(ガオ)弁護士の情報源が自分と喬(チャオ)主任の立ち話だったと明かす。「あなたはそれを知りながら報告しなかった、この恩は忘れない でも仮は作りたくないから返すわね」李黛は秦施のUSBを返したが、今度は携帯に録音した音声を聞かせた。…何を言ってるの?!息子と秦施は結婚していないわ…それは損害賠償の件で李黛を頼った陽母の声だった。李黛は以前から秦施と陽華の関係に違和感を感じていたが、これで腑に落ちたという。「出世のために既婚者を装っていたのね…11階行きを辞退して欲しい 誤解しないで、ポジションを奪うつもりはないの でもお互いに張り合ってきた目的はたった1つ、フェアであること」すると李黛は音声データのコピーを渡して帰った。秦施の夢が音を立てて崩れ始めた。確かに不正を働いたのは事実だが、実力に偽りはないと自負している。それにしても引き出しに入れたUSBがなぜ李黛の手に渡ったのだろうか。しかし今はそれどころではなかった。「最悪、移籍してやり直せばいいわ…例えゴールにたどり着けなくてもあきらめるしかない」母の音声を聞いた陽華は責任を感じた。「もし昇進できたら上司に真相を話す?」「…11階へ行けたらもちろん話すわ、今の状況を変えたい、時代錯誤もいいところよ」「その時は見届けたい」すると陽華は秦施を苦境から救い出す方法があると言った。「結婚しよう」秦施は父・秦軍(チンジュン)の70歳を祝うため実家へ帰った。久しぶりに家族が集まり記念撮影することに、しかし前妻の劉艶(リュウエン)がどさくさに紛れて父の隣に座ってしまう。秦施は肩身の狭い思いをする母を思うと居たたまれなくなり、咄嗟にカメラを止めた。「関係ない人は出て行って、家族写真にお客はいらない」母を邪魔者扱いされた文宇は激怒、妹と喧嘩になり、互いの母親を巻き込んで大騒ぎになってしまう。秦軍は我ながら普通の家族が作れなかった不甲斐なさを嘆いた。思えば最初の妻は秦文斌(チンウェンビン)が4歳の時に海外で夢を叶えたいと訴え、自由にするしかなかったという。そして劉艶と再婚、劉艶はいきなり母親になったが、長男を我が子同然に可愛がってくれた。「そんな劉艶を大切にするのは当然だろう?」当時は起業したばかりでガムシャラに働いた。しかし収入が増えるにつれて家庭は上手くいかなくなったという。「お金と何の関係が?!いくら円満でも泥棒ネコには勝てないの」劉艶は秦施の母に夫を奪われたと逆恨みしていたが、秦軍は胡小妹(フーシャオメイ)との再婚にやましいことはないという。「皆、家族なんだ、言い争いはやめよう 文宇には申し訳なかった、あの頃は仕事でイライラして口より先に手が出た お前はバカで騙されてばかりだが、そんなふうに育てたのは私に責任がある」「パパ…ゥッ…もう大丈夫、梅梅(メイメイ)がいる、もう離婚話なんてしないよ…ぁ…」文宇はうっかり口を滑らせ、父の逆鱗に触れた。「今、何と言った?!」実は秦家には父を反面教師とし、″秦家の子は離婚しない、死別のみ″という厳しい掟があった。焦った文宇は咄嗟に秦施が恋人と同棲しているとばらし、矛先を変えてしまう。一方、陽華は実家へ戻り、秦施と結婚すると報告した。しかし李黛から真実を聞いた陽母は秦施を嘘つきだと責め、反対する。「ママ、断りなく同僚に接触しないと約束しただろう? 李黛は秦施のライバルなんだ、彼女の話を鵜呑みにしないで」「だったら秦施を呼んでいらっしゃい、私の誤解なら謝るわ」「呼ばなくていい、結婚していると嘘をつかせたのは僕なんだ 僕は彼女を愛している、他の男が近づくのを許せなくて…」((( *´꒳`* )))ファ~❤️父に離婚騒動を知られた秦文宇は面壁を命じられた。背後では秦施が両親から恋人のことを追求されている。「陶俊輝と別れたのはその男が原因か?!」「違うわ…」秦軍はとにかく陽華を連れて来いと命じたが、秦施は海外勤務なので無理だと誤魔化した。「お互いに仕事で忙しいの…たまに連絡するだけで十分よ 離婚できない家訓だし、結婚する自信がないの もし結婚しても離婚したら自殺と他殺、どちらにする?」秦施は開き直り、結婚したからと言って幸せになるとは限らないと自論を展開した。「ママはパパと結婚して三十数年、未だ兄たちは″おばさん″呼ばわりする、まるで他人よ? 夫の誕生日すら前妻に遠慮して料理は何が良いかお伺いを立ててる、これが幸せなの?」秦軍は相変わらず口が減らない娘にへき易し、2度と顔を見せるなと追い返してしまう。秦文斌は妹を追いかけ、途中まで乗せて欲しいと頼んだ。「研究所から戻れと連絡が来たんだ」「じゃあ乗って…」一方、実家では父のいない間に陽華の話題で盛り上がっていた。梅梅の話では陽華は背が高くイケメンで投資コンサルタントだという。秦施の母は大喜びだったが、梅梅はどこか変わっている気がすると漏らした。「具体的には言えないけれど、会えば分かるわ でもよく気がついてすごく優しい人、秦施とお似合いよ」しかし母の気掛かりは陽華が結婚を望んでいるかどうかだった。つづく(๑´ω`๑)そう言えば陽華が何気に結婚指輪をはめているのが可愛いw
2023.11.23
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第14話「襲撃」蘭暁亭(ランシャオティン)の離婚訴訟を担当することになった秦施(チンシー)と李黛(リーダイ)。2人は早急に蘭会長の資産を把握すべく奔走したが、夫婦の共有財産はすでに抵当に入っていた。海外の資産も口座が全て夫・龐定方(パンディンファン)の名義、これでは分与が難しい。ただし蘭会長が遺産相続で得た玉蘭(ユーラン)グループの株28%だけは譲渡不可のため無事だった。蘭会長は兄と不仲で、株をめぐる対立は容易に想像できた。玉蘭グループの創業者の死後、株は長男が23%、長女と次女が14%づつ相続したが、その後、次女つまり趙丹平(ジャオダンピン)の母が蘭会長に株を譲渡したことで蘭会長は筆頭株主となり、龐氏を総裁にしたという。実は龐氏はグループ株を一切、所有しておらず、単なる社員に過ぎなかった。蘭会長が持っている株の時価評価額は22億だった。その時、ホワイトボードを眺めていた李黛が債権者から集めた金額と同じだと気づく。「ピッタリだわ…初めから妻の株で補填するつもりだったのね」洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)と言えば設立は5年前、実はその年、グループの後継者候補の1人となる蘭会長の兄の息子が入社していた。妻の財力で頭角を表した龐氏にとってこの甥の存在はさぞ脅威だったことだろう。秦施は陽華(ヤンホワ)からの着信に気づき、一旦、休憩にして場所を変えた。「もしもし?どうしたの?今夜は残業なの…」📱<分かった、いつ終わる?迎えに行くよ「必要ないわ…電話が入った、じゃあね…もしもし?」驚いたことに割り込み電話の相手は元カレの陶俊輝(タオジュンフイ)だった。陶俊輝は洛威玉蘭の件で話したいと伝え、駐車場で待っているという。秦施が会議室に戻ると酷い悪臭が充満していた。「どうしたの?!」「秦律師にデリバリーが届いて…てっきり差し入れだと思って開けたら…」すると保冷バックから″関わるな″と切り貼りした脅迫文が見つかる。秦施は仕方なく今夜のところは切り上げることにして陶俊輝に会うことにした。一方、仕事から干された呉菲(ウーフェイ)は陶俊輝の部屋で帰りを待っていた。暇つぶしに本棚から一冊の本を手にした呉菲、すると挟んであった昔の写真が落ちてくる。写真には制服を着た陶俊輝と秦施が写っていた。裏には″弁論大会優勝″とある。確か2人は互いに相手を良く知らないと言っていたが、どういうことなのか。仕事が早く終わった秦施は陶俊輝にこれから行くと連絡しながら歩いていた。すると地下駐車場で突然、強面の男たちが現れ、連れ去られそうになってしまう。その時、秦施が落とした電話で異変を察知した陶俊輝が駆けつけた。しかし陶俊輝が男とやり合っている間に秦施は別の男たちに捕まってしまう。秦施はかつて陶俊輝から護身術を学んだことがあった。…弁護士も危険が多いから身を守れないと、もし護身術でダメな時は不意を突いて逃げろ…秦施は男に肘鉄を食らわせ、急いで逃げた。しかしうっかり転倒し、男に追い付かれてしまう。その時、物陰から陽華が現れ、男をスタンガンで撃退した。陽華は秦施を連れて逃げようとしたが、秦施に懇願され陶俊輝を助けに向かう。屈強な男にはスタンガンが効かず思い切り顔を殴られてしまう陽華、すると男が陽華に気を取られているうちに陶俊輝が一撃をお見舞いした。その頃、結婚相談所から損害賠償を要求された陽母はあろうことか李黛に連絡していた。それにしてもなぜ息子は親孝行も育ての恩も忘れて出て行ってしまったのか。すると陽父は息子も自分に似て独占欲が強いと指摘した。「好きな物や大切なものは誰が何と言おうと諦めない」「…つまりあの2人の仲は本物だと?!」陶俊輝と陽華のおかげで襲撃事件は未遂に終わり、警察が到着した。秦施は殴られた陽華の顔を確認していたが、なぜか陽華は機嫌が悪い。「…腫れているけど大丈夫そうね」「医者でもないのに分かるのか?」すると陶俊輝が自分の車で一緒に事情聴取へ行こうと声をかけた。しかし陽華は秦施の手を取り、自分たちの車で行くと断る。「誰の車でも一緒だろう?秦施に話があるんだ」「妻と話すなら僕たちの車に乗ってくれ」秦施は後部座席に負傷した元カレと偽夫を乗せて帰途についた。相変わらず不貞腐れている陽華、すると陶俊輝が債務返済について相談があるという。「共有財産を調査しているだろう?積極的に債務を返済すれば酌量の余地がある」「私の依頼人には関係ない」「だが2人の婚姻中に起こったことだ…夫婦は共に利益を得るだけではない 君だって夫が失業したからといって離婚しないだろう?」「(; ̄꒳ ̄).oO(呉菲…このおしゃべりめ!」「債権者が黙っていないぞ?もし返済を進めれば少とも蘭会長の他の事業は影響を受けずに済む さもなければ全部、凍結され、離婚訴訟が終わったら倒産することになる」「私を脅してるつもり?!」秦施は興奮して思わず振り返った。「前を見ろ…」そんな2人のやり取りを陽華は黙って聞いていた。秦施と陶俊輝の話し合いは物別れに終わった。するとストレスを感じた秦施はたまらず自宅近くのコンビニに駆け込んでおでんをどか食いしてしまう。「それでどういうこと?」秦施は陽華が駐車場に来たのは偶然ではないと分かっていた。実は陽華にも洛威玉蘭の件で金を失った知人がいるという。知人の話ではすでに裏社会の回収業者が動いており、蘭会長が離婚することまで知っていた。「…あの男たちに見覚えがある」陽華は秦施に身の危険が迫っていると焦り、見舞いの帰りに実家に寄ってスタンガンを手に入れると、秦施の事務所へ向かったという。「契約の内容を超える行動だったわ…助けに来てくれて心から感謝してる」陽華は店で薬を買って秦施の腕の怪我を手当した。「そうだ、今夜の元カレに嫉妬する夫の演技は最高だったわ スタンプを一つ押してあげる(ペタン@❤️)」「秦律師、そそっかしいところがなくなれば僕もスタンプをあげるよ」陽華は手当てを終えると、今度は秦施が殴られて赤くなった陽華の顔に薬を塗ることにした。頰が触れそうなほど近づいてドキドキしてしまう陽華、そこで咄嗟に話を振ることにする。「この件から手を引いたら?怖くないのか?」「怖いわ、でも逃げるわけにはいかない 正義を維持し、市民の合法的権益を守る…これがモットーなの 惚れないでよ?!ふふふ~さあ、撤収よ」その時、部活帰りの学生たちが大きなカバンを持って入ってきた。陽華は学生のカバンが秦施に当たりそうになり、咄嗟に秦施をかばって抱きしめてしまう。陶俊輝が帰宅すると呉菲はソファーで眠っていた。起こさないようそっと上着を掛けたが、結局、呉菲は目を覚ましてしまう。すると呉菲は陶俊輝が怪我をしていると気づき、写真どころのではなくなった。聞けば秦施が回収業者に襲われて助けたという。一方、秦施は思いがけず陽華に抱きしめられ、急に陽華を意識するようになった。目を閉じれば陽華と一緒にベッドで寝ている夢を見てしまう。我ながら動揺した秦施は早々に事務所へ出かけ、オフィスで寝ることにした。翌朝、陽華が書斎を出るとすでに秦施の姿はなかった。…出勤するわ、手作りの朝食をどうぞ〜♡…陽華は幸せを感じながら朝食を食べ始めると、老周(ラオジョウ)から連絡が来た。📱<私だ、例の工場に着いたぞ「分かった、僕の言った通りにして」一方、李黛は昨夜、地下駐車場で弁護士が拉致されそうになったと聞いた。しかし男2人が駆けつけ、無事だったという。李黛はそれとなく秦施に探りを入れたが、上手くかわされてしまう。誠(チョン)&慧(フイ)は蘭会長の案件から手を引くと決めた。実は龐氏が会社名義で10億近く借金しており、その契約書の保証人が蘭暁亭だという。唐伊慧はすでに本人にも確認を済ませ、離婚しても一文なしになると分かった。「私たちにできることはない、手を引くわ」すると唐伊慧は秦施を呼び止め、昨夜の襲撃を心配して休ませることにする。「診断書をもらってね…はい、お見舞い」「じゃあ遠慮なく…」「遠慮したことがあった?ふふ」その頃、陽華は家事をこなしながら、工場を見学している老周に助言していた。「可能なら株主全員に会うといい、株主間に対立があれば買収の際にトラブルが起きやすいんだ」つづく((( *´꒳`* )))ポワワーン
2023.11.22
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第13話「オシドリの行方」洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)の投資詐欺で債権者の代理人となった陶俊輝(タオジュンフイ)。恋人・呉菲(ウーフェイ)の様子から経営者夫妻が離婚すると気づき、仕事のペースを上げることにした。一方、買い物帰りだった秦施(チンシー)と陽華(ヤンホワ)は李黛(リーダイ)から蘭暁亭(ランシャオティン)が失踪したと連絡を受けていた。そこで蘭会長の別荘に行ってみたが人影はなく、周囲はすでに債権者だらけだった。「他に心当たりはありませんか?」「誰があなたに知らせたの?」唐伊慧(タンイーフイ)は秦施にこの案件に関わるなと警告していたが、秦施は人手なら多い方が良いと言った。金誠(ジンチョン)と唐伊慧はホテルに駆けつけ、趙丹平(ジャオダンピン)から手がかりを聞いていた。しかし事件のせいで取り巻きたちは潮が引くようにいなくなり、今や伯母には頼れる友人もいないという。一方、陽華は蘭暁亭を思い通りに動かせるのが結局、夫の龐定方(パンディンファン)だけだと気づいた。「サンフランシスコ発の最終便は20分前に到着してる…」思えば蘭会長は事務所を頼って来た時、本当なら自分も渡米して夫や息子と一緒に2週間後に帰国する予定だったと話していた。…昨日の電話でも夫は″帰国便を予約した″と言っていたわ…秦施は空港の到着ロビーで蘭会長を見つけた。すでに最終便が到着して1時間、蘭会長は来るはずのない夫と息子の姿を探している。秦施は蘭会長を無理に連れ帰ろうとはせず、ひとまず座って待とうとなだめた。「龐会長に連絡してみては?」龐定方は妻との連絡を断った。蘭暁亭はようやく現実を受け入れ、閑散とした空港で泣き崩れてしまう。「結婚前は優秀な女性になろうとした、でも結婚後は母のような良妻賢母になろうとしたわ 私の人生は完璧だと思っていた、でも儚い夢だったのね 秦律師…私はどうしたらいいの?」「私を信じて、嵐はいつか必ず過ぎ去ります」こうして蘭暁亭は無事にホテルへ戻った。すでに踏ん切りがついたのか、今後は金誠の考えに従うと決め、秦施の誠意ある対応に感謝する。「これからもよろしくね」秦施と陽華は深夜にマンションへ戻った。すっかり疲れ果て、エレベーターの中で立ったまま眠ってしまう秦施。陽華は秦施を抱きかかえてベッドまで運ぶと、秦施の寝言に思わず顔をほころばせた。「陽華、私の肉を取らないで〜ムニャムニャ…」↓ちょっと期待外れだった寝言w翌朝、秦施と陽華は朝食を食べながら、昨夜の食材がまだ車の中だと思い出した。「仕事に行って、ここは僕が…」「ありがとう!…あ、住むところがなければここにいてもいいわ でも部屋の掃除が条件よ、嫌ならいいけど…」「いいよ」一方、仲直りした秦文宇(チンウェンユー)と任梅梅(レンメイメイ)は新婚に戻ったように熱々だった。文宇は昼休みに一緒に食事に行こうと誘ったが、梅梅は義父の誕生日プレゼントを買うため、姑と出かけるという。「この前は占い師を呼んだな、パパは70過ぎにもなってまた離婚するって言われてたっけ でも兄貴と俺の結婚の時期を当てた人なんだ、秦施も占ってもらったが俺にも分かる あいつは一生、独身だな」「バカね、秦施には恋人がいるの、あ、でも秘密にしてね」秦施は李黛と2人で蘭暁亭の離婚訴訟を担当することになった。早速、趙丹平同席のもと家庭部で会議が始まり、今日中に離婚調停申立書を提出すると決める。2人はおしどり夫婦として有名だった。しかし李黛の指示で密かに動いていた茜茜(チェンチェン)が夫の不貞行為の証拠をつかんだという。実は米国へ逃げた龐定方は息子に英語を教えて5年になる王嘉玲(ワンジアリン)と一緒にいた。写真を見た趙丹平は伯父の裏切りに激高、手続きを急いで欲しいと訴える。「彼女も既婚者だったはずよ?伯母が苦しんでいるっていうのに…でもこの事は伯母には内密に」そこで秦施たちは提訴と同時に財産保全の申し立てと資産の清算も進めることにした。一方、蘭会長が離婚を進めると知った陶俊輝は胃痛がひどくなるばかりだった。確かに提訴しても一審は必ず調停となり、ここで不成立なら原告が取り下げ、再び提訴できるのは半年後だ。しかしこのまま龐定方が帰国せず欠席裁判となれば時間がかかるはず、どちらが先に結審するかは分からない。恐らく原告側は財産保全の申し立てをするはずだ。対抗して資産凍結を申し立てるにしても陶俊輝が把握できた財産は一部に過ぎない。正確な総額は当事者しか分からず、こればかりは離婚弁護士のほうが詳しかった。陽華は旧友・老周(ラオジョウ)の見舞いにやって来た。するとちょうど病室から出て来た強面の男たちとすれ違う。聞けばあの男たちは洛威玉蘭の巨額の案件に目をつけた債権回収業者だった。「あれはどう見ても裏社会の人間だな… 私は返金を求めていないのにけしかけて来たんだ、いくらバカでも連中に頼むもんか」しかしすでにあの回収業者に依頼した債権者も多いという。「そうだ、もう一つ情報がある、蘭会長が離婚を決めたらしいぞ?さっきの連中が言っていた」蘭会長の案件から外された呉菲は秦施に直談判した。「私を外した理由なら分かっています、でも絶対に情報を漏らしません!」しかし秦施は陶俊輝が理由ではないと否定した。誠&慧法律事務所で高級弁護士になれるのはわずか、その枠を手に入れるため誰もが必死に働いているという。呉菲は自分がコネを利用していると疑われ、憤慨した。「能力を証明して見せます、秦律師の偏見にはがっかりしました!」実は秦施も自分で分かっていた。…嫉妬から若者の向上心を打ち砕くなんて…すると秦施はまた引き出しからお菓子を出して食べてしまう。一方、李黛から入会金の返金を求められた結婚相談所の孫(スン)は陽母に損害賠償を要求していた。身に覚えのない陽母は確かに息子は独身だと反発、念のため弁護士に相談しようと思いつく。「確かにもらったはずだけど…あ、あったわ!」すると陽母はハンドバッグの中から李黛の名刺を見つけた。つづく(ヾノ・∀・`)イヤイヤイヤイヤイヤ〜あれは寝ていないでしょう?w
2023.11.21
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第12話「所長の思惑」洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)による巨額の投資詐欺。実質経営者である龐定方(パンディンファン)はすでに資金を持って高跳びしていた。蘭暁亭(ランシャオティン)は姪・趙丹平(ジャオダンピン)の勧めで誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所を頼ったが、未だ夫に裏切られたと信じられずにいる。所長・金誠(ジンチョン)は家庭部の秦施(チンシー)と李黛(リーダイ)も招集し、念のため最悪の想定だと断りを入れてから見解を示した。蘭会長が経営に関わっていないと証明されれば刑事裁判では無罪、しかし民事では連帯責務を問われることになる。その場合、夫婦で協議書を作っていなければ共有財産が全て返済に充てられてしまうだろう。「道連れになりたくないなら方法は1つです」すると金誠は李黛に答えを振った。「…離婚です」「あり得ない!」残酷な提案に蘭暁亭は取り乱したが、金誠は冷静な趙丹平に判断を委ねた。「良く考えて、答えが出たらご連絡ください」秦施と李黛は案件に関わらない振りをしながら、それぞれ内密に調査を始めた。実は李黛は早々に趙丹平にメッセージを送り、すでに龐定方の居場所を聞き出している。一方、秦施は唐伊慧(タンイーフイ)からは今回の案件に手を出さないよう釘を刺されていた。…今は保身に努めなさい、これは面倒な案件よ?失敗すれば不利になる…しかし呉菲(ウーフェイ)を呼び、西美(シーメイ)PRの知人から蘭会長の資産状況を探るよう頼んだ。陽華(ヤンホワ)は蔡亮(ツァイリャン)とジムで汗を流していた。陽母は鳴りを潜めていたが、実は蔡亮に毎日のように連絡して探りを入れているという。「それはお疲れ様、で部屋は見つかったか?」陽華は蔡亮に部屋探しを頼んでいたが、蔡亮はしばらく秦施に置いてもらえばいいという。家賃を払ったとしても一人暮らしよりは割安、何より陽華の条件に合う物件を見つけるのは難しかった。「それにしてもお前がママ以外の女性と同居できるとは思わなかったな~」「財神(ツァイシェン)も女だ」「そこまで言うならもう1人いる、元カノの姚(ヤオ)…」すると陽華は急に運動をやめて帰ってしまう。李黛は所長が会議で自分に話を振ったことから、これはチャンスだと勘違いした。しかし喬(チャオ)主任から思わぬ指摘を受ける。「秦施は老板娘の2500万を取り戻した、もはや老板娘の実の娘も同じだよ 娘を仕事から遠ざけようとするのはつまり利点がないどころか割を食う危険があるからさ」李黛は秦施が企業部行きを決めたのだと気づき、自分に見込みがないと分かって落胆した。秦施は早めに仕事を切り上げ、陽華と夕食の買い物にやって来た。しかし陽華は秦施が選ぶ食品に何かと難癖をつけては棚に戻してしまう。(* ゚ェ゚)<冷蔵庫にまだ肉がある…それに肉の食べ過ぎだ…あ、こっちは特売だよ( ー̀ωー́ )<…カートを別にして秦施はようやく自分が欲しい物をカゴに入れると、本当は蘭会長の案件を担当したいと吐露した。確かに厄介な案件だが、夫に騙されて全てを押し付けられた妻を見過ごせない。一方、呉菲も陶俊輝(タオジュンフイ)からそれとなく情報を聞き出そうとしていた。するとかえって陶俊輝に蘭会長が誠&慧へ来たことがばれてしまう。「君は嘘をつく時、同じ言葉を繰り返すからな」( ̄▽ ̄;)<めいよーめいよー呉菲は慌ててごまかそうとしていたが、その時、夫と一緒に買い物している秦施を見つけた。「秦律師!偶然ですね…あ、お二人も火鍋ですか?」秦施は元カレの婚約者が自分の部下である呉菲だと知った。つまり呉菲こそ西美PRの社長の娘ということになる。「あなたってずい分と謙虚なのね…私だったら大いに言いふらすわ 家庭環境がいいのはプラスポイントだもの」秦施は陶俊輝に嫌みを言ったが、当の陶俊輝は上の空で聞いていなかった。かつてあのマンションで一緒に火鍋を食べていたのは自分と秦施だったはず、それが今では互いに別の相手がいる。「火鍋が食べたいな…」陶俊輝は急に的外れなことを言って呉菲を困らせた。「秦律師、俺たちの関係を知ったなら、2度と洛威玉蘭の件を探らせないでくれ」驚いた呉菲は秦施とは無関係だとごまかしたが、秦施は了承した。「…あなたの婚約者は私の部下です、私はただ仕事を頼んだだけ でも分かったわ、この仕事からは降りてもらう、喧嘩にならないようにね」帰りの車の中、秦施は難しい顔で黙り込んでいた。陽華は部下が元カレの婚約者と知って秦施が傷ついていると思ったが、実は仕事のことを考えていたと知る。「何かある、陶俊輝は胃が悪いの、ストレスがかかると炭酸水を飲む、カゴに大量に入っていたわ それに呉菲が私の部下だと知っていた、彼女の持ってきた情報は信頼できない」「女性としての感情より欲望が勝るとは…」「ふっ、悪いことじゃないわ」しかしその夜、趙丹平が買い物に出掛けている隙に蘭暁亭がホテルの部屋から消えてしまう。その頃、李黛は歩きながら結婚相談所の孫(スン)と電話していた。既婚の陽華を紹介したのは契約違反、そこで入会金を全額返金して欲しいという。驚いた孫はのらりくらりとかわしたが、その時、唐伊慧から着信があり李黛は話を切り上げた。「はい、どうかしましたか?」「急いで来て、手伝いも呼んで、ただし口の固い人を」すると李黛はわざと秦施に連絡した。「秦律師?蘭会長が失踪したわ」呉菲は秦施と会ってから陶俊輝の様子がおかしいことに気づいた。「何かあるでしょう?!とぼけてもお見通しよ?…怖いんでしょう?!」陶俊輝は呉菲の推理に思わず失笑したが、なぜ急に秦施に傾倒するようになったのか分からない。すると呉菲は秦施がライバルである李律師の弱みを握りながら追及しなかったと話した。『…自分の良心を失ってはダメ、陰険なことはしたくない、それで勝ってもつまらないわ』呉菲はどんな欠点もかすむほど格好良かったと目を輝かせた。「で、誠&慧がこの案件を引き受けたら秦施が担当すると思うか?」「まさか、だって家庭部は刑事事件を担当しない…あっ! 秦律師は担当外の案件に興味を持たなかったわ…ブツブツ…」「どうかしたのか?」「没什么没什么」呉菲は無意識に同じ言葉を2回繰り返していた。つづく(; ゚ェ゚)陽華の出番が少な〜い
2023.11.20
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第11話「突然の訪問者」秦施(チンシー)と陽華(ヤンホワ)は見事なチームワークで危機を乗り越えた。こうして陽華は母の束縛から解放され、秦施も念願のパートナー弁護士まであと一歩となる。「全て計画通りよ、いつ家に帰って勝利の報告をくれるの?」「それが…」2人の協力関係はこれで解消のはずだったが、陽華の口から思わぬ言葉が飛び出した。「実は…母がここに来たいと…」(´゚ω゚).:;*.’:;.. ブハッ!陽母は息子と秦施の交際に大反対し、2度と結婚を迫らないと約束した。確かに陽華も当初は実家へ戻ることを望んでいたが、これを機に独立することにしたという。「でも僕らの交際が偽装だとは言えなくて…」陽母は複雑な家庭の娘である秦施を毛嫌いしていた。しかし今後は干渉しないと約束、ただせめて暮らしぶりだけでも見て安心したいという。秦施は難色を示した。偽装がバレるのが恐いのではなく、自宅の場所を知られて突撃訪問されるのが不安だという。「確かに!君の言う通りだ」「ママって見栄っ張り?」(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン「プライドが高い?」(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン「なら良い方法がある」陽母がマンションにやって来た。当日、秦施は親友で兄嫁の任梅梅(レンメイメイ)のマンションに避難、事情を説明して両親には内緒にして欲しいと頼む。実は秦施の母は思い込みが激しく、娘が男の知人と話しているのを見ただけで妄想が膨らみ、2人の子供が二重かどうかまで心配した。陶俊輝(タオジュンフイ)と別れた時もベッドで3日間、泣き続けたのは秦施ではなく母だったという。一方、陽母はマンションの部屋をくまなくチェック、最後に寝室に入った。するとベッドが一つしかない。「その…一緒に寝ているの?」「いいや、秦律師は…ぁ、秦施と僕は生活のリズムが違う、だから寝室は別にしてる お茶を入れて来るよ」陽華がリビングに戻ると、独りでベッド回りをチェックしていた陽母は偶然、落ちていた避妊具を見つけた。「このバカ息子!あんたって子は!結婚前にできたら世間に後ろ指を差されるわ!」「ママ?!どした?!…″できたら″って何が?!」🚪″<バタン!陽母は動揺して逃げるように帰った。陽華には訳が分からなかったが、秦施の思惑通り陽母は2度と訪問しようなどと思わないだろう。↓「できたらって…」その頃、秦施と梅梅はシューティングゲームで憂さ晴らししていた。すると思いがけず秦文宇(チンウェンユー)の浮気相手・ビビアンが梅梅に会いたいと連絡して来る。梅梅は勝負服を選んですっかり戦闘体制、実はこれまでも女狐を何人も片付けてきた。しかし今回ばかりはいささか怯えて見える。「愛情って怖い、誰かを愛することは刃先を自分に向けてナイフを渡すのと同じなの とにかくこの2年はどん底よ、散々な目に遭ったわ…だから今回は離婚を受け入れる」ビビアンの要求は手切れ金だった。秦文宇を騙して金を巻き上げる計画だったが、実際に家業を動かしているのは妻の梅梅で、文宇には何の権限もないと知る。そこで家に転がり込んで来た文宇を帰す条件で100万を要求した。「確かにあの人は私と別れたら何もないの でも大人なら自分の行動に責任を取らないとね、呂鳳荷(リューフォンホー)小姐」「人違いでは?」するとひょっこり秦施が現れ、ビビアンに関する調査書を渡した。「私は秦施、梅梅の代理人で秦文宇の妹よ…ホテルで会ったわね? あなたの容疑は公文書偽造と詐欺、秦文宇が24時間以内に戻らなければ拉致容疑も加わるわ」梅梅はそこで席を立つとビビアンを引っ叩き、400元を渡して颯爽と引き上げた。ビビアンは腹いせに秦文宇を平手打ちにして400元と一緒に追い出した。行き場のない文宇は母に泣きつき、大した怪我でもないのに死にそうだとわめく。「また始まった~何かあるとすぐ″死にそうだ″って言うんだから!」すると姑から連絡をもらった梅梅がやって来た。梅梅は仮病だと分かっていたが、文宇はもう少し待てば自分が逝くので離婚の必要はないという。「梅梅!あの女は大嘘つきだった!俺は騙されたんだ! 君を困らせたいと思っただけ、誓って浮気していない!」ほとほと呆れる梅梅だったが惚れた弱みなのか文宇を見捨てられず、姑のためにも夫婦で一緒にマンションへ帰った。秦施は陽母の家庭訪問もやり過ごし、これで全ての問題が解決した。翌朝、陽華は身支度を整えてから秦施を起こし、朝食を作り始める。しかし秦施は相変わらずギリギリに起きて急いで支度、慌ただしく部屋から出て来た。「遅刻しちゃう!朝食はいらない!」すると陽華は秦施に朝食とコーヒーを持たせ、忘れ物がないか確認した。「ありがとう!…ぁ、それであなたの部屋探しは?」陽華は秦施との生活に慣れたせいか、急に新居のことを聞かれていささか戸惑ってしまう。「あ…探しているところだ、すぐ出ていくよ そうだ、今夜は一緒に食事しないか?専業主夫の勤めだから」「ぁ…分かった、至れり尽くせりね…行って来まーす!」陽華は両手がふさがっている秦施のためにドアを開け、見送ってくれた。↓(; ̄▽ ̄)何言ってんだ、俺秦施と李黛(リーダイ)は急に11階へ呼ばれた。何やら会議室は重苦しい空気に包まれていたが、その時、唐伊慧(タンイーフイ)の携帯が鳴る。唐伊慧はフロアにいるスタッフたちを全て下がらせると、その時、蘭暁亭(ランシャオティン)と姪の趙丹平(ジャオダンピン)がやって来た。一方、陽華は旧友・老周(ラオ・ジョウ)が入院したと聞いて見舞いにやって来た。投資仲間の話では洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)に全財産を注ぎ込んでおり、今回の破綻によるショックではないかという。陽華は元気を出すよう励ましたが、老周は意外にもケロリとしていた。実は老周の息子の嫁が洛威玉蘭を怪しみ、こっそり投資額を減らしていたという。「嫁が気に入らなかったが、いざという時、頼りになるのは女の勘だな」怪我の功名か、今では息子と嫁が毎日、交代で世話に来てくれるという。老周は100万元を失ったが、その代り家族と過ごす時間を取り戻していた。趙丹平は誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所に伯母の代理人を頼んだ。実はこの1週間、上海中の法律事務所を当たったが全て断られたという。なぜならどの事務所も洛威玉蘭の責務者側に立ったからだ。一度は縁を切ったものの、趙丹平は伯母のことを良く理解している誠&慧こそ最善の事務所だと考え直したという。つづく(  ̄꒳ ̄)う~ん、確かにクリーム色もいいんだけど、やっぱりシューカイは水色よ ←そこw
2023.11.16
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第10話「チームワーク」秦施(チンシー)は陽華(ヤンホワ)を口説き落とし、無事に夫婦同伴でパーティーに参加した。今日は誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所のパートナー弁護士たちが所長夫妻の自宅に集結し、家庭部と刑事部からパートナー候補者が招待されている。11階へ移れるのは1人だけ、すると驚いたことにライバルの李黛(リーダイ)が現れた。李黛は自分も管理職から推薦をもらいパートナー候補者になったという。卞静(ビエンジン)の退職でパートナー弁護士は男だけになった。陽華はパートナーとしてふさわしいとアピールして来るよう勧めたが、秦施は男たちの話題に入れないと嘆く。そこへ李黛が現れた。「あなたでも入り込めない場があるのね~」李黛は唐伊慧(タンイーフイ)の後ろ盾がある秦施が優勢だと思っていたが、どうやら自分と変わらないと揶揄する。「ふん、あなたも頑張ってね」負けん気の強い秦施は作り笑顔を見せてその場を離れた。すると陽華が李黛の今の話は誤りだと指摘する。「秦施はあなたと違う」秦施は所長に声をかけ、弁護士たちの仲間に入れてもらった。すると陳(チェン)律師は女性弁護士にとって法曹界はストレスが多いだろうと牽制する。しかし秦施は仕事を辛いと感じたことがないと答えた。「知性は人を美しく見せます」一方、陽華も弁護士たちが同伴した妻たちのグループに誘われた。妻たちもキャリアウーマンに偏見があるのか、秦施が働き過ぎだと遠回しに嫌みを言う。すると陽華は妻にとって仕事は楽しみであり、能力のない者には苦痛でも妻は疲れを感じたりしないとやり返した。「知性は人を美しくみせる…では失礼」陳弁護士は男も女も金を稼ぐことばかりでは出生率が下がり、職場の競争も激しくなると自論を展開した。もし既婚女性が労働環境から退けば全ての問題は解決するという。「妻も高学歴だが、論文を評価された時より家庭の方が達成感を得られると話しているよ」しかし秦施は立場を変えてみなければ分からないと反論した。「もし奥様が同じ生活を与えてくれるなら陳律師は喜んで専業主夫になりますか?」「いや、嫌ではなく荷が重いだけだ、家庭の問題は妻の方がうまく処理できる」「数億を動かす企業買収案件は容易いのに、子育てや家事、親の介護は荷が重いと? つまりキャリアウーマンが家庭に入るのは昇進したのに減給されるようなものですね」このディベートは明らかに秦施の勝ちだった。気をよくした秦施は次々に弁護士たちをやり込めたが、逆に男に偏見があると指摘されてしまう。(; ゚ェ゚)oO(ぁ…ちょっとやり過ぎたかしら…その時、ちょうど陽華がやって来た。陽華は秦施を援護した。「妻は仕事を愛し過ぎているだけなんです… 2人で家庭か仕事を選ぶなら僕が家庭を選ぶでしょう」(  ̄꒳ ̄)oO(必殺技が決まったわ…しかし陽華もいささか喋り過ぎた。「欲望を満たすために労働するのは無意味です、幸せに暮らすには1ヶ月4500元…」「あ~夫の考えはここまでで」秦施は慌てて止めると、その時、運良く食事ができたと声がかかり、皆が席を立った。「やるわね、誰の真似?」「自己流だよ、チームワークの成果かな?」陽華は妻が牛肉アレルギーだと断り、代わりにステーキをもらった。夫の演技もさまになって来た陽華、しかし急に李黛から電話がかかってくる。📱<さっきの演説は素晴らしかった~でも円満な家庭があるのになぜ独身のふりをして見合いを?陽華が付近を見回すと、屋敷の中から電話している李黛の姿がある。その時、陽華はようやく思い出した。母が最後のチャンスだと言って机に置いた見合い相手の写真、あれは確かに李黛だ。李黛は自分が見合い相手だったと明かし、独身と偽って見合いした理由を問いただした。そもそも母親が息子の結婚を知らないのはおかしいという。実は李黛は後ろ手に持った携帯で会話を録音していた。「答えに心当たりはある、でも秦律師に不利なものばかりよ 告発はしないわ、その代わり伝えて欲しいの、一歩引くようにと…」追い詰められる陽華、その時、陽華を探していた秦施と唐伊慧がやって来た。李黛は秦施と唐伊慧に見られてしまった以上、全て明かすしかないという。「結婚20周年パーティーの時、陽先生が秦律師に内緒で現れましたね? あれはサプライズではなく私とお見合いに来たのです」「あり得ないわ…」唐伊慧は驚いて秦施に真相を聞いた。すると秦施は姑と仲が悪く、陽母の嫌がらせだという。「あなたはお見合いだと知っていたの?」「フル(・_・ ))(( ・_・)フル」唐伊慧はただ事ではないと、腰を据えて話を聞くことにした。すると李黛はいくら嫁が嫌いだと言っても息子を相談所に登録する母などいないという。「年に数回しか会えないのになぜ帰国を隠したの?普通なら帰国してすぐ会いに行くはずでは? 私は2人の結婚が偽装で捏造だと疑っています」「僕は失業した…」陽華は1年前に失業したと明かし、妻に心配をかけないよう帰国せず再就職先を探し回っていたと説明した。「失業しても収入はあったのでさほど生活にも困らなかった、妻に嫌われたくなくて…」「馬鹿な人ね」秦施は思わず陽華に抱きついて泣いているふりをした。確かに家庭内の揉め事はどの夫婦にもあるもの、唐伊慧はむしろ夫婦らしいと理解を示し、李黛の目論見は失敗する。その時、金誠(ジンチョン)がタブレットを持って駆けつけた。実は洛威(ルオウェイ)インターナショナルが記者会見を開き、国内ファンドとの関係を否定したという。一方、女性経営協会の会長・蘭暁亭(ランシャオティン)は国際空港に急いでいた。留守を任された趙丹平(ジャオダンピン)は伯母を見送るため同行していたが、その時、前に割り込んで来た車が急ブレーキで停止、衝突してしまう。蘭暁亭は急いでいるので別の車を呼んで欲しいと姪に頼んだ。すると相手側の車から陶俊輝(タオジュンフイ)が現れる。「陶律師?!わざと事故を起こしたの?」「すみません、引き止めるために止むを得ず」陶俊輝は洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)に投資した雲雅(ヤンユー)グループの江(ジャン)社長から調査を頼まれたと伝えた。「蘭会長、急いで出国し、誰を身代わりにするつもりですか?」何も知らなかった趙丹平は自分のことだと気づいて動揺を隠せない。蘭暁亭は言い訳しようとしたが、陶俊輝から洛威インターナショナルが洛威玉蘭との関係を否定し、訴えを起こしたと聞いた。その夜、秦施と陽華はマンションで夕食になった。ニュースでは蘭会長の夫・龐定方(パンディンファン)が詐欺および出資法違反の疑いで当局の調べを受けていると報道している。今回は20億がからむ案件のため大手の法律事務所は大忙し、各社が被害に遭った債権者を奪い合っていた。しかし誠&慧法律事務所は唐伊慧がかつて蘭会長に取り入っていたこともあり、今回は見送る方針だという。「実は誠&慧には信頼できない部分も多いの 例えば本人の実力よりコネを重視するし、女の昇進も遅い でも所長夫妻に人徳がある、誠&慧は節度ある事務所だと思ってる」「でも独身女性はパートナーになれないんだろう? 僕は所長夫妻が案件を受けないのは情のためじゃないと思うな」「ある人と同じ意見ね」「誰?」李黛は補佐を集めて今回の案件の調査を指示していた。『でも会議で…』『少しは空気を読んで、所長がどうやって6年で誠&慧を業界大手にしたと? 誠&慧の″慧″は唐总のことだと思う?誠&慧の智慧を体現するのは老金よ 案件を受けないのは断りたいからじゃない、動く時期を考えているの』陽華の退職したという設定が功を奏した。これで秦施が11階へ行くまで陽華が専業主夫として毎日、株と家事をしていれば辻褄が合う。「残された唯一の問題は子供だけど…」「それは協力できないかも…」「忘れたの?海外で療養中ってシナリオでしょう? 以前は私の母、今はあなたの姐姐の家に…国際結婚して2児の母よ、ヘレン?とか何とか…」「え?僕に姐姐がいるの?…君は小説家になれそうだな」しかし問題はあっさり解決したという。秦施は唐伊慧とヨガに出かけ、子供を呼び寄せるかどうか悩んでいると相談した。すると唐伊慧はせっかく馬律師や陳律師が秦施に好印象を持ったため、仕事に影響が出ることを懸念する。『来月の会議で11階の人選を決める投票があるわ、もう少し待ったら?』秦施は全て計画通りだと陽華を安心させた。「それでいつ家に帰って勝利の報告をくれる?」つづく( ̄▽ ̄;)李黛の顔になかなか慣れないわ…w
2023.11.15
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第9話「愛なき結婚」陽華(ヤンホワ)は母が誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所へ押しかけたことに責任を感じ、秦施(チンシー)との協力関係もここまでと諦めた。しかし秦施は愛情だけが結婚する理由ではないと主張、自分たちは利害が一致したので結婚するという。陽母は秦施が不真面目で人生をなめていると非難し、結婚したとしてもすぐ別れる羽目になると声を荒らげた。「うちの家系で離婚した人はいない!絶対だめ!」興奮した陽母は知らず知らずのうちに秦施の地雷を踏んでいた。「結婚を嫌がる彼に見合いを迫ったのに、結婚を決めたら今度は邪魔をする… 独身だから何?離婚して何が悪いんです?!世間体と息子さんの気持ち、どちらが大事だと? 母親なら我が子を理解して社会の偏見から守るべきよ、古くさい偏見で彼を傷つけないで!」さすがは弁護士、陽華は秦施の姿に思わず見惚れた。その時、ついに母の口から念願の言葉が飛び出す。「陽華、帰りましょう!結婚しなくていい、たとえ一生、独身でもママは何も言わないわ!」すると陽母は慌ただしく息子を連れて出て行った。応接室を出た秦施はオフィスに戻るためエレベータで下に降りた。思えば急ぐあまり裸足で走って来たが、脱ぎ捨てたハイヒールはどこだろうか。すると事務所の前で陽華が待っていた。「どうしたの?」実は陽華は帰り際、秦施が裸足だと気づいた。そこで母を先に家に帰してから引き返し、秦施を抱き上げてオフィスまで運ぶ。家庭部では仲睦まじい夫婦の姿に歓声が上がったが、2人の関係を怪しむ李黛(リーダイ)だけは困惑した。陽華は秦施の汚れた足を綺麗に拭いてくれた。…どした?!引きこもり過ぎて私が輝いて見えるとか?…でも甘やかされるのって本当に久しぶりすると陽華は迷惑をかけてしまったと謝罪し、実家で母と話し合って来ると伝えた。秦施は相談があったが事務所では話せず、家で帰りを待つことにする。一方、李黛は陽母がなぜ息子の結婚を知らなかったのか不思議だった。結婚して2年、同程度の収入と子供もいながら母親に結婚を隠す必要があるだろうか。「周りが思っているほど上手く行っていないとか? もしや陽華には人に言えない秘密があったりして…あるいは本当に独身なの?(ハッ!)」李黛は陽華が独身なら秦施が既婚と偽っていることになると気づいた。陽家では久しぶりに家族3人で食卓を囲んだ。陽母はこれで息子が戻って来ると上機嫌だったが、陽華は結婚しないとしても独立したいという。「僕は身勝手だった、自由を求めながらも親に頼り切っていたよ、反省している 秦施と暮らして自分の欠点に気づいたんだ 彼女は自立していて、困難に立ち向かう勇気もある …ママ、事務所に押しかけたのは失礼だよ? ママの気持ちは分かるけれど、彼女も人様の大事な娘なんだ、傷つけてはいけない そもそも両親の離婚と彼女は関係ない」陽母は家に戻る約束だと訴えたが、陽父は大人になった息子の選択を尊重した。「今夜はとことん飲もう!」その頃、離婚を決意した秦文宇(チンウェンユー)は性懲りも無く浮気相手のビビアンと外食していた。しかし会計でスマホ決済まで止められていると分かる。「あとで返すから立て替えてくれるか?」文宇は適当に誤魔化して別れたが、任梅梅(レンメイメイ)に連絡しても梨のつぶてだった。すでに母が手を回したせいで兄にも弟分・胡鵬(フーポン)にも門前払いにされ、いよいよ携帯のバッテリーも残量わずかになってしまう。するとようやく泊めてくれる遊び相手が見つかり、文宇は何とかその日を乗り切った。父と酒を飲んだ陽華は酩酊状態でマンションに戻った。そこで秦施はもう一度だけ夫婦同伴に協力して欲しいと頭を下げたが、陽華はその前にひとつ確認したいことがあるという。「洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)の件を口外するなと言ったのは事務所が投資していたからか?」陽華はエレベーターホールで偶然、弁護士たちの噂話を耳にしていた。…さすが秦弁護士だな、あっという間に玉蘭グループから2500万を取り戻したなんて…秦施は言葉につまった。すると急に陽華が先にシャワーを浴びて来ると言ってバスルームに消えてしまう。その頃、陽母は泥酔した夫に呆れていた。実は夫は酔っ払うと決まって甘い詩を詠む癖がある。「神は何と完璧な女性を創ったのだろうか?私は前世でどんな徳を積んで彼女の心を射止めたのか 愛する妻よぉぉぉ〜君と一緒にいられて幸せだぁぁぁ~」「…分かった分かった、もう寝てちょうだい」陽母は夫の変な癖が息子に遺伝していないことを願ったが、陽華はしっかり受け継いでいた。陽華はシャワーを浴びて出て来たが、どこか様子がおかしかった。「もう寝た方がいい、神が君に与えた美貌が無駄になってしまう、な?」すると陽華は秦施をベッドまで誘導する。「…初めて君を見た時、その美しさに圧倒された、神が創った奇跡に感動したよ ″夜が更けて 窓外 露が降り 今宵 花は散って塚と成る 春が来ては去り 夢だけが虚しく残る″ おやすみ、僕の女神」秦施は陽華が部屋から出ると、ベッドを叩きながら笑い転げた。翌朝、陽華は酷い二日酔いで目を覚ました。すでに支度を済ませた秦施はちょうど完成した特製の酔い覚ましを飲ませ、陽華にも急いで支度しろという。「約束したでしょう?所長の家に行くって」「行くとは言ってない、昨日の質問にまだ答えてくれないから…」「なぜ知りたいの?」陽華は秦施が事務所を救うため情報を隠し、他の債権者を蔑ろにしているなら良い弁護士とは言えないという。しかし秦施は2500万の債務など存在しないと否定、仮にあっても当然、事務所を守ると答えた。「私の職業倫理であり職責だもの、もしトラブルがあっても他の債権者に教える義務はない」陽華はパーティーへの同伴を拒否した。「良い弁護士とは物事を正誤だけで判断しない… 債権者が一般人だとしたら出資金も苦労して稼いだはず 自らの利益のために真相を伏せて、彼らを大損させても良い弁護士と言えるか?」「もちろん思っているわ、投資にリスクはつきもの、ハイリターンならハイリスクを覚悟すべきよ その程度の危機意識もないの?情に流されやすいからあなたは個人投資家どまりなのよ」「…そうだな、君は正しい」陽華はかつて担当したファンドが失敗した苦い過去を思い出し、言い返すことができなかった。「じゃあ支度して」「一緒に行くとは言ってない」すると秦施は昨夜、録音していた陽華の朗読を流した。秦施に弱みを握られ、パーティーに同伴せざるを得なくなった陽華。すると秦施は車の中でお揃いの結婚指輪を陽華の指にはめた。「これで完璧ね」陽華は不思議と悪い気がしなかったが、飲み過ぎたせいでまだ気分は最悪だった。所長の豪邸にはすでに事務所の中堅弁護士たちが集まっていた。「あれが大方(ダーファン)律師と陳(チェン)律師よ、大方は刑事部の弁護士で私のライバル さっき挨拶したのが金誠(ジンチョン)、所長よ 一緒にポーカーしているのは沈(シェン)律師、馬(マー)弁護士…」すると金誠は顔色が悪い陽華を心配し、妻に黒茶を準備するよう頼んだ。「はおだはおだ、庭で飲んだら?」「そうだな」つづく((( *´꒳`* )))シューカイが好き過ぎるwwwでも投資に関しては秦施が正しいな
2023.11.14
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第8話「来襲」誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所に趙丹平(ジャオダンピン)が乗り込んできた。趙丹平は洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)に関するデマを流したのが誠&慧事務所だと疑い、責任を取れと迫って来る。しかし同席した秦施(チンシー)がすでにデマを流した人物を特定していた。犯人は事務所の人間ではなかったが、ただ情報元が誠&慧の高(ガオ)弁護士だったという。唐伊慧(タンイーフイ)はその場で高弁護士を解雇し、秦施も被害者同士で協力したいと申し出た。「それは無理ね…」すると趙丹平は2500万の小切手を唐伊慧に突き返し、絶縁を言い渡して帰った。唐伊慧は蘭会長を怒らせることになったが、無事に金を取り戻した。それにしても高弁護士はどこから秘密情報を手に入れたのだろうか。秦施はオフィスに戻ると、高弁護士がこっそり電話している監視カメラの映像を慎重に調べた。すると電話をかける前に誰かの話に耳をそばだてている高弁護士の様子が映っている。秦施は画面の隅にあるガラス戸を拡大、不明瞭ではあったが、その装いから李黛(リーダイ)だと分かった。唐伊慧は自分を救ってくれた秦施に深く感謝し、望みを叶えることにした。「明日、うちのパートナーが全員、集まるわ、あなたもいらっしゃい、ご主人も一緒にね」秦施は陽華(ヤンホワ)が海外行きの準備で忙しいとごまかしたが、唐伊慧は自分の推薦があっても最終的にはパートナー全員の投票で決まると警告する。「未婚の女性弁護士が選ばれる可能性は低いの」秦施はその言葉に無力感を感じながら、確かに既婚と偽らなければ再就職もままならなかったと分かっている。当時、面接に行けば決まって結婚の予定はないのか問われ、ことごとく落とされて来た。「分かった、夫と行くわ」結局、秦施は離婚すると言い出せなかった。一方、夫婦仲でもめている任梅梅(レンメイメイ)は秦施の調査で夫の浮気相手であるビビアンの素性を知った。ビビアンは詐欺師の常習犯で半年前に出所したばかりだという。そこで梅梅は姑を頼った。姑は息子夫婦をマンションに呼んで離婚協議に同席、すると秦文宇(チンウェンユー)はサインした協議書と財布を置いて出て行ってしまう。文宇は母が大きくしたホテルだけは譲らなかったが、他の財源を失った。すると姑は梅梅に3日間は連絡が来ても出ないよう助言する。「内輪の揉め事は私が払拭したけれど、外からの圧力もかけた方がいい?」「大丈夫です、自分で何とかします」姑は梅梅が肝心な時に限って強く出られないと揶揄し、息子は甘やかしても夫は駄目だと持論を展開した。「私が悪い見本よ、私みたいになりたい?」李黛は刑事部の高弁護士が急にクビになったと知った。これで情報漏洩の問題は解決したが、情報元が喬(チャオ)主任と自分の話だった可能性が高い。李黛は焦って主任に相談したが、主任は終わった話を蒸し返すなと冷たかった。仕方なくオフィスに戻って気を落ち着かせる李黛、するとノートパソコンの上に見慣れないUSBメモリーが置いてある。そこで早速、データを見たところ、電話で情報を流している高弁護士の映像が流れた。やがてガラス戸がアップになると、そこに映る自分の姿を見て息をのむ。李黛は秦施の仕業だと気づき動揺したが、その時、偶然、結婚相談所の孫(スン)から連絡が来た。実は紹介した陽華は恋人ができたため、別の相手を紹介するという。「ねえ、会員は全員が独身なの?独身だと偽っている人がいるんじゃない?」「まさか、うちの調査は完璧よ」李黛は秦施の弱みを握るため、陽華と見合い相手が同一人物なのか確認しようとした。そこで秦施のオフィスに忍び込んだが、今度は本人に見つかってしまう。「ぁ…ここ数年、私たちは競い合ってきたわ、あなたのことが嫌いだけど尊敬してもいる だから裏で陰険な真似はしない、もし誰かさんが汚い手を使っていたら…とことん戦うわ」すると李黛はわざと写真立てを落とし、拾うふりをして陽華の顔を確認しようとする。しかし写真はすでにすり替えられ、顔が写っているのは秦施だけだった。陽華は母の留守に実家へ戻り、父に頼んで荷物を持ち出すことにした。しかし陽父は独立には賛成するものの、時期が悪いと止める。何より愛情は時間をかけて育むものだと同居に反対した。陽華は結婚前に一緒に暮らせば相手が良く分かると訴え、父が以前、酔った時に口を滑らせた話を持ち出す。「パパは3秒で結婚を決めたんだろう?」「確かに一目惚れだった、だが実際は1年付き合ってから結婚したんだぞ?」すると陽父は母が芝居をしていると明かし、このままでは秦施に迷惑をかけかねないと心配した。「どういうこと?」実は陽母は執念で秦施の事務所を探し当て、誠&慧法律事務所に向かっていた。陽母は受付で秦律師に会いたいと頼んだ。しかし弁護士との相談は予約が必要なため、突然、来ても会えないと門前払いにされてしまう。諦めきれない陽母は強引に立ち入ろうとして受付と一悶着、その時、ちょうど李黛がランチに行くため事務所から出てきた。「陽華の母だと伝えてくれれば必ず会ってくれるわ!」エレベーターを待っていた李泰は″陽華の母″と聞いて驚いた。「あの…陽華のママですか?」李黛は陽母に秦施がランチに出ていると話し、戻るまで話し相手をすることにした。そこでそれとなく結婚相談所からもらった陽華の写真を携帯の待ち受けに変え、わざと椅子の上に置く。「あら?息子だわ?!」「うちの事務所では息子さん夫婦は有名ですよ?」「夫婦?!」その時、秦施が息急き切って駆けつけた。秦施は話が漏れないよう陽母を応接室へ案内した。「なぜ結婚したと嘘をついているの?」「結婚を前提に交際中なのは事実ですし、同居しています」しかし陽母は息子と秦施が恋愛中でないことなどお見通しだと言った。これでも8000人以上を教えた教師、どんな2人が結ばれるのかは見れば分かるという。「今日はあなたの正体を探りに来たの、まさか本物の弁護士だったとはね… 真実を話して、息子とはどんな関係なの?」 その時、陽華が到着した。陽華は想定外の事態になったと責任を感じ、これで協力関係を終わりにしたいという。「協力って何?!秦律師とはどんな関係なの?弱みを握られているとか?」すると秦施が代わりに説明した。「結婚は愛情だけでするものとは限りません 陽華は独身生活でコストがかかる、私は恋愛する時間がないが結婚したい つまり2人の利害が一致したのです」つづく( ゚ェ゚)恐るべしママンw
2023.11.13
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第7話「変わり者」秦施(チンシー)が慌ててマンションに帰ると、親友で兄嫁の任梅梅(レンメイメイ)が陽華(ヤンホワ)と仲良く酒を飲んでいた。陽華は機転を聞かせて恋人だと名乗っており、秦施は話を合わせて何とか穏便にやり過ごそうとする。「北海道で出会ったんですって?…あの時、一緒に行ったのは私よね?!」(´゚ω゚).:;*.’:;.. ブハッ!すると梅梅は陽華と連絡先を交換したいと言った。秦施は焦ったが、陽華はきっぱり断ってくれる。「アプリは使ってない、6人しか登録していなから必要ないんだ」「6人?うっそーん」陽華はアドレス帳を見せて証明した。通話料が安いのでスマホに変えたが、基本、通話さえできれば十分だという。SNSはストレスの元、むしろ知らない方が幸せなこともある。そもそもグループに6人いれば知り合いの知り合いをたどって十分に誰とでもつながれた。「これなら人間関係に煩わされずに済む、シンプルな生活ほど悩みも少ない」(* ゚ェ゚)<達観してるね~大師@梅梅梅梅は変わり者の陽華に興味を持った。そこで今度は金銭感覚を調べようと、財産はどれくらいあれば幸せか聞いてみる。すると陽華は迷わず1ヶ月に4500元あれば十分だと断言した。「一人暮らしなら25平米の賃貸住宅で十分、ルームシェアなら安上がりだ 家電の使用も控えればいい、テレビより読書、ネットより運動、冷蔵庫もエアコンもいらない 洋服は数着あれば対応できるし、あとは財神(ツァイシェン)が月に500元…」「待って、供物には500元も使うの?!」|ω・`)<財神は神様じゃなくて亀の名前よ…「亀?!ハァ~ったく仙人か?!それで結婚する気あるの?!」「僕は結婚も必要な…」オホホホ~!(^ꇴ^)ノシ☆バン!ヾノ。 ・ㅅ・)ノシ秦施は陽華の話を止め、ボロが出ないよう外出させることにした。「そうだ、排水管が詰まってるの、洗剤を買って来て~!」梅梅は秦施が2年も恋人がいることを隠していたと知りショックだった。すると泥酔した勢いで本音をぶちまけてしまう。「陶俊輝(タオジュンフイ)と付き合っていた時も私は唯一の味方だった 彼と別れた時も懸命にサポートしたのは私よ? 心の穴が埋まったら真っ先に私に話してくれると思ってた!」秦施は梅梅を傷つけたと反省し、事情を説明しようとしたが、興奮した梅梅に遮られてしまう。「私が意地でも離婚しないのはあんたを失望させたくないからよぉぉぉ 世の中には真実の愛があると教えたかったのぉぉぉ なのに自分が失敗するなんて…。・゜・(ノД`)・゜・。うわ~ん!」梅梅は顔を真っ赤にして号泣したが、秦施はその姿があまりに滑稽で失笑してしまう。( ๑≧ꇴ≦)_📱oO(録画しとこっとw陶俊輝は呉菲(ウーフェイ)から秦施が自分を調べていると知った。恐らく洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)を担当しているか気になっているのだろう。「えーっ?!なぜ分かったの?!」「今や誠(チョン)&慧(フイ)が洛威玉蘭と揉めているのは誰でも知っている…君以外はね」「ふふふ、じゃあ~あなたが担当なのね?」「俺は何も言ってないぞ?」陶俊輝は会社からの帰り道、ふと思い出のマンションに寄ってみた。かつて秦施との結婚を夢見ながら改装した一室、今も部屋には明かりが灯っている。…暗証番号は頭金を払った日だ(000725)…その時、ちょうど買い物から戻った陽華を見つけた。「陽華?…ここに住んでいるのか?」「ああ、秦施に用でも?」「通りかかっただけだ」陶俊輝は陽華の買い物袋に入っている洗剤に気づき、それでは詰まりが直らないと助言した。「階下のU字管が詰まっているんだ、俺も以前、ここに住んでいたんでね」すると陽華は不機嫌そうに帰ってしまう。陽華が戻ると部屋は散らかし放題、秦施の姿はなかった。ひとまず急いで片付けていたが、その時、シャワーから出た秦施がタオル一枚でふらふら歩いてくる。「早く服を着て!」驚いた陽華は慌てて視線をそらし、ドギマギしながら掃除を始めた。すると今度は秦施がめちゃくちゃな化粧をして変な格好で現れる。「会社に行って来る…」陽華は夢遊状態の秦施を部屋に連れ戻し、上着だけ脱がせて寝かせた。「優しいのね…ムニャムニャ…」しかし陽華がシャワーから出てみると、眠ったはずの秦施が再び仕事へ出かけようとしていた。陽華は上着を着る間もなく飛び出し秦施を引き止めたが、勢いあまって2人は抱き合ってしまう。翌朝、秦施が目を覚ますと部屋の前で陽華が寝ていた。聞けば泥酔して何度も仕事へ行こうとしたという。陽華は住まいの提供に感謝していたが、昨夜のことを考えると協力関係を早めに終えるべきだと提案した。実は秦施には酔っ払うと仕事に行きたがる癖があるという。「放っておけばいいの、どうせ出かけてもすぐ地べたで寝てしまうから…」陽華は呆れたが、ともかく梅梅に嘘をついた以上、対策が必要だと訴えた。「じゃあ、まずは玄関の暗証番号を変えましょう」「もう変えた」「さすがね、それから梅梅と同僚にはあなたの帰省休暇が終わってボリビアに転勤したと言うわ 私の方も当分、あなたの出番はないから…でもあなたの方は? あなたには洛威玉蘭でお世話になったし、うちに住んでもらって構わないわ」「もう少しだけ泊めてもらえると助かるよ、じゃあルームシェアの協議書を作ろう」「そうだ、昨日の買い物分を精算するわ」「いいよ、家賃だと思ってくれれば…「貧乏なくせに〜ってハッ!つまり借りを作りたくないってことで…」「いらないよ」秦施は陽華のプライドを傷つけ気まずくなった。すると手持ち無沙汰の陽華が昨日、買って来たミントの鉢植えに水をかけ始める。「へえ~そうやって育てるのね、ミントの花言葉って何かしら?」秦施が携帯で調べようとするとなぜか陽華が止めた。「確かめたいだけよ…ミントの花言葉は…″永遠の愛″?」結局、2人は一層、気まずくなり、秦施は新しい暗証番号を聞いて仕事へ出かけた。「000511だ…僕と財神の誕生日」秦施が部屋を出ると唐伊慧(タンイーフイ)から連絡が来た。噂の件で趙丹平(ジャオダンピン)が事務所へ来るという。「大荒れになりそう、夫は出張中だし、すぐに事務所に来て」一方、陽母は上海の法律事務所に片っ端から電話をかけ、秦施の職場を探していた。つづく(  ̄꒳ ̄)いきなり裸でびっくりしたわ
2023.11.11
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第6話「投資の罠」秦施(チンシー)は陽華(ヤンホワ)がまとめた財務調査レポートを唐伊慧(ダンイーフイ)に提出した。やはり洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)のファンドは詐欺の可能性が高く、秦施は女性経営者協会との顧問契約を延期すべきだと説得する。「確かに最初は信頼できる投資先で、割戻率も適正範囲内だった、この1年で悪化したのね」唐伊慧はあの蘭暁亭(ランシャオティン)が気づかないはずないと否定したが、秦施は取り引きが破綻するまで分からないものだと言った。しかし唐伊慧はすでに契約書を趙丹平(ジャオダンピン)へ発送してしまったという。秦施は慌てて呉菲(ウーフェイ)に連絡、そのおかげで契約書が相手側の手に渡る寸前で取り戻すことに成功した。唐伊慧は事態の深刻さにうなだれた。そこへ契約書を止められた李黛(リーダイ)が怒鳴り込んで来る。何も知らずに秦施を非難する李黛だったが、陽華のレポートを確認して呆然となった。その時、メッセージを見た金誠(ジンチョン)から連絡が来る。金誠は出張で空港へ向かっている途中だったが、妻が蘭会長に取り入るため洛威玉蘭へ2500万も投資していたと聞いて引き返すことにした。金誠は秦施と李黛に投資協定の書類を見せた。李黛は問題ないと判断、むしろ解約請求すればかなりの違約金がかかると懸念する。しかし秦施はペーパーカンパニーが多過ぎると反対した。「秦施、君のレポートは誰が書いた?信頼度が重要になる」「夫の陽華です」金誠はひとまず担保となる土地を調査させてみたが、その土地には複数の抵当がついており、担保にはならないと分かった。金誠は陽華が知り得たデータや情報を口外しないよう頼み、問題が明るみに出る前に金を取り戻すことにした。そこで唐伊慧は蘭会長に連絡し、急に入り用になったので解約したいと申し出る。蘭暁亭はあと1週間で償還日のため損してしまうと説得したが、唐伊慧は夫が事務所を広げることになり、勝手に投資したのがばれてしまったとごまかした。「たぶん大丈夫、夫が出張から戻ったら優先的に処理させるわね」「ありがとうございます、後日、改めてお詫びに伺います」事務所の救世主となった秦施はオフィスへ戻るとハイヒールを脱いで緊張を解いた。すると昨夜、怪我をした足の指にいつのまにか絆創膏が巻いてある。秦施は陽華が手当てしてくれたのだと気づき、思わず笑みがこぼれた。一方、見合い相手にはすっぽかされ、大口の仕事まで失った李黛。喬(チャオ)主任からライバルの秦施と能力は互角だが、結局、既婚者である秦施が有利だと諭されてしまう。李黛は非婚主義者じゃないものの、仕事のためにプライベートを捨てて来た。すると久しぶりに結婚相談所の孫(スン)老師から連絡が来る。何でも先日、ドタキャンした見合い相手の母親から謝罪の電話があり、もう一度だけチャンスが欲しいと頼まれたという。📱<写真を送るから、それを見て判断して見合い相手は確かに眉目秀麗だった。しかし″ヤンホワ″という名前に聞き覚えがある。確か秦施の夫の名前も陽華だ。秦施と李黛が所長室に呼ばれた。2人が11階へ上がると弁護士たちが大わらわ、何事かと思えば事務所の資金繰りが厳しいと噂が広まり、対応に追われているという。唐伊慧は陽華が漏らしたと疑ったが、秦施は口外しないよう釘を刺してあると安心させた。疑惑の目は李黛へ、慌てた李黛は確かに喬主任と世間話したが、契約のことなら全員が知っていると言い訳する。すると秦施はこれでかえって蘭会長が返金せざるを得なくなったとなだめた。李黛はオフィスへ戻る道すがら、それとなく秦施から夫の情報を引き出そうとした。しかし喬主任に情報を漏らしたと勘付かれ、口裏を合わせておいた方が身のためだと警告されてしまう。李黛は冷静を装ったが、秦施と別れると慌てて喬主任に連絡した。陽母は息子に連絡し、結婚相談所から電話があったと報告した。どうやらまだ独身だと思っているようで、見合いを勧められたという。「秦施に内緒で会ってみたら?」陽母は鎌をかけたが、息子から恋人がいるのに必要ないとあっさり断られてしまう。そこで友人に秦施の勤め先を聞かれても答えられなかったと誘導してみたが、事務所の名前を聞き出すことはできなかった。呉菲は秦施に訴状を届けがてら好物のパイを差し入れた。すると西美(シーメイ)PRと何か関係があるのかと聞かれてしまう。チャリティーパーティの招待券を西美から手に入れたせいだ。「その…はい、すごく″親しい人″がいるので…」「じゃあ、新世界の弁護士・陶俊輝(タオジュンフイ)を知ってる?」「あ…恋人が″西美PRの社長の娘″だとか、お知り合いですか?」「大学の弁論部で一緒だったの、彼が今どの案件を担当しているか調べられる? 洛威玉蘭の担当かも…」夫との不仲でムシャクシャする任梅梅(レンメイメイ)は秦施と酒を飲むことにした。「家で待ってるから、今日はとことん飲みましょう」「分かった、早く帰るわ」秦施は陽華が越して来たことをすっかり忘れていた。そこで慌てて梅梅に連絡し、会議で遅くなりそうだと嘘をつく。「だからまた今度にしない?」「あらそう~でもお酒の相手ならいるわ」梅梅はすでに秦施の部屋にいた。驚いた秦施は陽華の携帯に掛け直したが、陽華ではなく梅梅が出る。「安心して、2人で飲むから…ふふふ」一方、李黛は喬主任に見合い相手の写真を見せていた。確か見合いをすっぽかされた日、喬主任はパーティー会場に来た陽華を見ているはず、しかし喬主任は良く見えなかったという。「だったら秦律師のデスクに写真があるだろう?」李黛は早速、秦施のオフィスに駆けつけたが、すでに鍵が閉まっていた。「どうかしましたか?」驚いた李黛が振り返ると、呉菲が見ていた。「秦律師なら急用で出かけましたけど?」「ああ~いいの、仕事に戻って…」つづく( ̄▽ ̄;)李黛のアップはキツイ…でも陽ママ、李黛でいいなら秦施でも十分そうだけど、基準が不明w
2023.11.09
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第5話「見えない手がかり」母からの連絡で久しぶりに実家を訪ねた陽華(ヤンホワ)。これで家に戻れるものと思ったが、息子と秦施(チンシー)の関係を怪しんだ陽母はさらなる攻撃を仕掛けた。「結婚式は半年も前から予約するそうよ?そうそう、3ヶ月以内に空きがあるホテルを探したわ 2人の結婚には心から賛成してる、ママは理解があるの、安心して好きな道を進みなさい」しかし陽華もここで引き下がるわけにいかず、次なる対抗策を考えることにした。一方、顧客を奪われた秦施も追い詰められていた。思えば陶俊輝(タオジュンフイ)が女性経営者協会の法律顧問の座を狙っていないのなら、なぜチャリティーパーティに来ていたのだろうか。その時、陽華からの着信が鳴った。秦施はようやく陽華の荷物を返さなかったことを思い出し、仕事帰りに届けると約束する。「あ、そうだ、洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)が怪しいって言ってたわね?負担にならない範囲で教えて」📱<パソコンはある?洛威玉蘭のサイトのリンクを開いてみて「親会社に飛んだだけだけど…」実は本社の洛威インターナショナルには中国での共同プロジェクトや子会社の記載はなかった。洛威玉蘭のサイトは見る限りデザインも名称も本社との関係をほのめかしているが、確かに明示はない。もし出資者を集めるため故意に本社との関係を匂わせて誘導したとすれば大問題だ。秦施は主任・喬思明(チャオシーミン)に女性経営者協会との契約を1日だけ遅らせるよう頼み込んだ。明確な理由はなかったが喬主任は万が一の時のため3時間だけ作業を止める。秦施はその間に補佐の呉菲(ウーフェイ)と調査を始めた。こうして契約書の作成が遅れ、李黛(リーダイ)は今日中に唐伊慧(タンイーフイ)からサインをもらえなくなってしまう。秦施と呉菲は手がかりがつかめないまま終業時間になった。呉菲は残業覚悟で恋人との夕食をキャンセルしたが、秦施はすでに8時だと聞いて慌てて帰ることにする。「人に見られないよう片付けておいてくれる?お願いね!じゃあ」秦施は約束から30分も遅れて長兄・秦文斌(チンウェンビン)の家に到着した。腹ペコだった秦施は兄嫁の手料理にかぶりついたが、そこへ二兄・秦文宇(チンウェンユー)がやって来る。不倫騒動以来、険悪な雰囲気の秦施と文宇。文斌は父の70歳祝いの相談のために呼んだと切り出したが、2人の言い争いは収まらない。「俺は梅梅(メイメイ)と離婚する!」「浮気しておいてよく言うわ、パパに言えるの?」「浮気したなんて出任せだ、あの男はお前と別れて正解だったな 人の家庭を壊す女なんて一生独身だ!」「妹に何てことを言うんだ?」文斌は母が違っても同じ父を持つ兄弟妹だと言い聞かせ、家族なら団結すべきだと諭した。「梅梅には私が謝っておこう、長兄は親も同然、弟妹の過ちは私の過ちだ、この話は終わりに」陶俊輝は残業の呉菲に差し入れを届けにやって来た。呉菲は忙しい仕事の合間を縫って地下駐車場へ駆けつけ、しばし優しい恋人との食事を楽しむ。すると陶俊輝は誠(チョン)&慧(フイ)に後輩が多いため、恋人の世話を頼むことにした。しかし呉菲の上司で家庭部のトップが実は秦施だと知り困惑する。「彼女のあだ名はステープラーよ、噛み付いたら放さない、噛む度に穴があくから…ふふふ」「大学の時よりマシだな、あの時は警察犬だ」当時、秦施は模擬法廷の授業で矛盾の匂いを嗅ぎつけたら決して逃さず、こんなあだ名がついたという。呉菲は大笑い、そこで上司の地雷を踏まないよう秦施の好みを知りたいと頼んだが、陶俊輝はあまり親しくなかったので分からないと嘘をついた。マンションに戻った秦施は再び洛威玉蘭の資料を調べ始めた。しかしふと兄の言葉を思い出し、感傷的になってしまう。…あの男はお前と別れて正解だった…すると陽華からの着信が鳴った。秦施は陽華の荷物の件を思い出し、慌てて立ち上がったせいで足の指を負傷してしまう。「メッセージで住所を送るから取りに来てくれる?」陽華の荷物はまだ車に載せたままだった。秦施はひとまず何か飲んで待ってもらうことにしたが、部屋は散らかり放題でスリッパもない。すると陽華は机の上に広げてある洛威玉蘭の資料に気づいた。秦施は陽華が経済に詳しいことから大学の専攻が金融だと気づき、専門的な資料を見て欲しいと頼む。「資料を集めたけど何の問題もない、でもこの理解不明な資料の中に秘密があるような気がして… 手伝ってくれない?明日の出勤前までに何か分かれば助かる」「いいよ」「…で条件は?」陽華はないと言ったが、秦施に執拗に問い詰められて認めた。「ある、でも資料を読んでからにする、それから引き受けるかどうか考えてくれ」陽華は秦施に休むよう勧めた。ありがたい秦施だったがプランBが必要になる可能性を考え、陽華に付き合うことにする。しかし結局、秦施はソファーで爆睡、陽華は自分のコートをそっとかけた。本人が話していた通り、地震が来ても起きそうにない。やがて朝になった。陽華は予定より早くレポートを書き上げ、リビングの片付けまで済ませる。そこで何度か秦施に声をかけたが起きそうになかった。陽華はふいに母への反撃を思い出し、眠っている秦施と一緒に証拠写真を撮ることにする。その時、秦施が目を覚まし、昨夜の陽華の条件がこれだと分かった。「あと少しならサポートしてあげる」秦施は身支度を整えると、早速、陽華と動画を撮った。「携帯を貸して…(ポチッ!)ママ~!賛成してくれてありがとう! 安心してください、陽華は優しくて幸せです」すると秦施はいきなり陽華の頬にキスし、自分にもお返しするよう指示した。秦施に言われるままキスしてしまう陽華。「またねママ~!(ブチッ!)はい、これをママに送ればオッケー」「まだ足りなかったら?」「最後の一押しね、今日からここに住めば?」秦施はあっさり同居に合意し、資料だらけの書斎を貸すことにした。「私は帰って寝るだけ、顔を合わせる時間も少ないわ 家賃もいらない、2ヶ月もすればママも降参するでしょう? 昨夜のお礼もしなくちゃならないし…」そこで陽華は洛威玉蘭についてのレポートを渡した。「この結論で間違いないの?」「金融と数字で間違えることはない」「ありがとう、仕事に行くわね、鍵の番号は000725、家にある物は自由に使って! 何なら一生、住んでもいいわ!バイバ~イ!(ガチャン!」(; ゚ェ゚)<いや、そんなに住まないけど…陽母は息子から届いた動画を見て衝撃、思わず食器を落として割った。一方、陽華は旅館を引き上げ、相棒の亀・財神(ツァイシェン)を連れて引っ越しが完了する。「財神、自由の空気は甘いものだな~新生活を楽しもう」つづく( ゚ェ゚)パパかと思ったら兄さんだった件w
2023.11.08
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第4話「アメとムチ」秦施(チンシー)はライバルから顧客を奪い返すため、陽華(ヤンホワ)と夫婦を装い、玉蘭(ユーラン)グループのチャリティーパーティーに潜入した。しかしそこで思いがけず元恋人で新世界の弁護士・陶俊輝(タオジュンフイ)と鉢合わせしてしまう。秦施は化粧室に逃げ込み、自分を落ち着かせてから会場へ戻ることにしたが、廊下で陶俊輝が待ちぶせしていた。陶俊輝は秦施の腕をつかみ、強引に男子トイレへ連れ込んだ。「西美(シーメイ)の招待状をどうやって手に入れた?」まさか手配したのが呉菲(ウーフェイ)だとは知らず、陶俊輝は下手な芝居をして実利のない仕事を手に入れようと奔走する元恋人の姿を嘆く。「今頃は法曹界のトップを走っているはずなのに、なぜ落ちぶれたんだ?」その時、秦施を探していた陽華が偶然にも男子トイレをのぞいた。「大丈夫か?…さあ、行こう」こうして無事に会場へ戻った秦施。陽華は秦施が架空の夫を仕立てた本当の理由が元彼ではないかと勘繰ったが、秦施は深入りしないよう釘を刺して蘭暁亭(ランシャオティン)の説得に行ってしまう。一方、秦施の兄・秦文宇(チンウェンユー)はホテルでの不倫騒動が世間に広まり、クズの烙印を押されてへそを曲げていた。任梅梅(レンメイメイ)は秦施の助言に従って夫婦仲の改善に乗り出そうとしたが、夫は性懲りも無く例の女と連絡を取っている。「これでも潔癖だと言い張るつもり?!」頭に血が上った梅梅は思わず花瓶を投げつけ、誤って文宇の額を切った。流血した文宇は激高、マンションを飛び出してしまう。蘭会長はここまで乗り込んだ秦施の勇気を認めてくれた。ただ協会の事は姪に任せたので口を出せないという。何より男性のように強い女性を好まず、優雅でいるべきだと助言した。「過度の野心は危険よ?…努力が報われるとは限らない、身の丈を知ることね」秦施の捨て身の行動は失敗、すると落胆する秦施の席へ陶俊輝が現れた。「代理人にもなれないとはな…」棘のある言葉に秦施は顔をこわばらせたが、そこに陽華が料理を持ってやって来た。しかし牛ステーキを見た陶俊輝は秦施と陽華の関係を訝しむ。「陽くん…彼女の好みを知らないのか?」「人の好みは変わるのよ」秦施はステーキを一口食べて見せると、陽華と部屋に戻って行った。秦施は牛肉にアレルギーがあった。客室に戻った秦施は全身に発疹が現れ、早々にパジャマに着替えて休むことにする。すると陽華が同じ失敗を繰り返さぬよう今日の反省点をまとめた。「原因1、君は顧客を理解していなかった、2つ目は…メモしないのか?」「聞いてるわ、大丈夫」陽華は感情的になったのが致命的だったと指摘、プランBが必要だと提案したが、秦施はふと車に薬があったことを思い出した。「取って来てくれる?」秦施は陽華を追い出し、やっと静かに休めそうだった。しかしすぐに部屋の呼び鈴が鳴る。「何?忘れ物なの?…ったくもう」秦施が面倒くさそうにドアを開けると、客室係が立っていた。「お届け物です」一方、地下駐車場に到着した陽華は車で薬を見つけたが、使用期限切れだった。陶俊輝はラウンジで独り酒を飲んでいた。若い夫と現れた元恋人、陶俊輝はかつて秦施が一方的に自分の荷物を送り返して来た時のことを思い出す。…家のことは兄と相談して、さようなら、秦施…その時、封筒の中から婚約指輪が転がり落ちた。陶俊輝は何度も秦施に連絡したがなしのつぶて、結局、話し合いもできないまま海外へ出発してしまう。するとロビーへ向かう陽華がラウンジを横切る姿を見つけた。「陽華!」陶俊輝は陽華を引き止めた。結婚して2年という割には妻の牛肉アレルギーを知らなかったのだろうか。「好みは変わっても体質は変わらないだろう?まあ非婚主義者ですら結婚する世の中だ」「…彼女にフラれたの?未練がありそうだが、妻の口から君の名前すら出たことがない 確かに妻は素晴らしい人だが執着しないで欲しい、僕の妻なんだ それに妻は非婚主義者じゃない」「アレルギー薬を買いに行くのか?彼女の車のトランクに入っているはずだ 彼女は買わないから俺が買って2年に1度、交換していた」「残念ながら君の薬は捨てられてしまったようだ、どうせ期限切れだろう?」陽華はロビーで新しい薬を買って戻った。するとなぜか秦施はすでに同じ薬を飲んでぐっすり眠っている。陽華は秦施の無邪気な寝顔を見て思わず笑顔になったが、やがて轟音が響き始めた。その頃、家を飛び出した秦文宇は弟分に任せているクラブで店の女の子と遊んでいた。すると梅梅の携帯にクレジットカードの利用通知が届く。翌朝、秦施は荷物をまとめて早々にホテルを出た。地下駐車場の車の中では陽華が自分のアイマスクをつけて眠っている。「部屋は広いのに車で寝るなんて紳士ね~急用ができたから帰るわよ」陽華は秦施のいびきのせいで寝られなかったとは言えなかった。「そうだ、昨夜、ラウンジで陶俊輝と会った」驚いた秦施は思わず急ブレーキをかけ、怪しまれていないかと心配する。「フル(・_・ ))(( ・_・)フル…君の結婚を気にしているみたいだった、まだ君に未練があるんじゃ?」「彼の話を信じちゃだめよ」その頃、陶俊輝は従業員に成り済ました調査員と一緒に蘭会長の夫・龐定方(パンディンファン)の部屋を訪ねていた。しかしすでに部屋はもぬけの殻、電話をかけても電源を切っている。「何か勘付いて逃げたのかな?」秦施は社交場を嫌う陶俊輝がパーティーにいたことを訝しんだ。「誰か気になる人がいたんだわ…」すると熱心に玉蘭(ユーラン)グループのパンフレットを読んでいた陽華が″絡威(ルオウェイ)玉蘭″はどこか怪しいと指摘した。その時、梅梅から連絡が入り、話はそこで終わってしまう。📱<あいつを殺しに行くから後始末お願いね陽華は驚いて通報するよう言ったが、秦施は毎度のことだと取り合わず、急にスピードを上げた。秦施は陽華を旅館の前で降ろした。しかし秦施の乱暴な運転のせいで陽華は顔面蒼白、立っているのもやっとで話すことができない。「大丈夫?…じゃあ何かあったら連絡してね」すると秦施は陽華の荷物を乗せたまま帰ってしまう。秦文宇は店に梅梅が来たとも知らず、酔い潰れていた。すると梅梅はテーブルの空き瓶を見てあることに気づく。「21年前のスコッチ?…これはどの店でも欠品中よ?さすがは小胡(シャオフー)ね、注いで」梅梅は夫の弟分が偽酒で大儲けしていると気づき、食品局に検査してもらうと脅した。驚いた弟分は身内で解決しようと懇願、そこへちょうど秦施が到着する。「どうも〜話し合いなら私と…」秦施は兄が可愛がっている弟分に昔から騙されてばかりいると知っていた。「高1の時は偽の答案を、高2では偽スニーカー、高3で密輸品の携帯…で、とうとう偽の酒? 兄がオーナーであなたが実質的経営者よね?兄は罰金刑で済むけれど、あなたは懲役刑よ?」焦った弟分は思わずひざまずき、2度と兄貴を店には入れないと誓った。陽華は久しぶりに携帯の電源を入れた。すると父から怒涛のメッセージが入っていたが、最後に母の音声メッセージが聞こえてくる。…暇があったら帰って来て、話があるの…陽華はついに母が折れたと喜び、相棒の亀に実家へ帰れると伝えた。秦施と梅梅は散々、弟分を脅かして店を出た。しかし梅梅はまだまだ怒りが収まらない。夫は家業を継いだものの飲み歩いて遊んでいるだけ、自分が切り盛りしていなければとっくに潰れているだろう。すると秦施は夫を繋ぎ止めたいなら追い詰めるなと諭した。兄は35にもなってまるで子供、犬のドゥドゥと同じで飴と鞭を使えばいいという。「あなたも反省して、″2:8の法則″を知らないの?20%を捕まえておけば80%は無視よ」 「屁理屈ばっかり言って…でも正直、結婚しない方が賢明ね」つづく( ๑≧ꇴ≦)あははは~シューカイがサイコー過ぎるw
2023.11.07
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第3話「偽装夫婦」秦施(チンシー)は何とか陽華(ヤンホワ)を説得しようとしたが、とりつく島もなかった。「あなたは自分の利益しか考えない卑怯な人間だ」陽華の辛辣な言葉に秦施は呆然、一旦は帰ろうとしたが、プライドを傷つけられたまま逃げるわけにいかなかった。「…私は優秀な弁護士よ、法の下の平等と正義を守っている でも私のような人間は不合理な人事制度でつまづいてしまう 大手の事務所に入れず、重要案件も任されない、でもまだ諦めるには早いの なぜ自分を夫に選んだのか聞いたわね?…本当の理由を教えるわ ″魂が震える感覚は痛快で心が満たされる、だが同時にリスクが伴い戦々恐々だ 上質のものほど脆く、彩雲は散りやすい″ SNSに投稿したでしょう?今は削除されているけれど… その言葉に惹かれてあなたを選んだの、どうやら人選ミスだったようね」結局、秦施は説得をあきらめてマンションに帰った。整理整頓が苦手で散らかし放題の自宅、一方、陽華は親友・蔡亮(ツァイリャン)の車で旅館に到着した。蔡亮はさすがに言い過ぎだったと呆れ、謝罪するよう助言して帰って行く。すると陽華は携帯電話を取り出し、秦施に連絡した。「秦律師…僕が悪かった、ごめん、もう一度、会えないかな?」翌日、陽華は改めて秦施と話し合う場を設けた。聞けば陽華は結婚を口実に就職を迫る母親を牽制するため、偽りの婚約者が必要だという。「…君のことはよく知らないが、正義を貫くための嘘なら必ずしも間違いとは言えない」まさかあっさり自分のポリシーを曲げ、大嫌いな相手に頼らねばならないほど陽華は追い詰められているらしい。2人の立場は逆転、交渉権は秦施が握った。「条件は簡単、私の夫になって… もちろん名義だけで、たまに私の夫として社交の場に出てくれればいいの 期間は半年、その後は2度と関わらない」「いいだろう」「口約束より念書ね、今日は私が書くわ」「半年だけ君を信じるよ、嘘をついたり僕に損害を与えた場合は…」「うちの事務所に暴露すればいいわ」陽華は念書にサインすると早速、自宅へ一緒に来て欲しいと頼んだ。しかし秦施も夫としてパーティーに出席して欲しいという。「じゃあ1時から2時間ほど御宅で過ごして、それから出張に同伴してくれる?」「2時間あれば母を説得できるだろう」交渉は成立、すると秦施はふと例の投稿をなぜ削除したのか尋ねる。陽華は一瞬、言葉につまったが、正直に答えた。「自分の価値観が少数派だと嘆いたが、幼稚な行為だった 他人に見られるとは思わなかったし、ましてや共感されるとは… それが君を呼び出した理由の1つだ」陽華にはすでに母を動揺させる予想図が完成していた。6歳も年上の秦施を紹介すれば母も驚くはず、そこで結婚後は自分が買った家から引っ越せと脅し、母名義の貯金の管理も秦施に任せると畳み掛ける。母が慌て始めたらこっちのもの、最後に子供は作らないと駄目押しすれば母から折れるはずだ。しかし陽母はそんな息子の魂胆などお見通しだった。…バカ息子め、私に勝とうなんて100年早いわ…「私たちは何も口を挟まないわ 父さんとも話していたの、あなたが結婚したら小さな家に引っ越そうってね そりゃ孫の顔も見たいけど、あなたたちの人生だもの、好きにしていいわ 1年後と言わず、3ヶ月もあればいいんじゃない?」陽華は予想外の展開に戦意を喪失、押し黙ってしまう。すると秦施が口を開いた。「さっきの話は彼の考えです、ご両親に反対されるのが心配だったようで… 私はもう若くないのですぐにでも結婚したい でもご両親を転居させるわけにもいきません 結婚後は彼が私のマンションに引っ越し、私が稼いで彼に家事をしてもらいます」「ちょ、ちょっと待って…つまり息子は入り婿になるの?」「そうなりますね、彼は私に従うと…」陽華は母の動揺を見逃さなかった。…ふっ、お見事、女主人に挑戦状を叩きつけ、ママの支配欲という急所を突くとは…焦った陽母はならばまず両家の顔合わせが必要だとかまをかけた。すると秦施は親も自分に従うのでどちらでも構わないという。「私の父も寛大なんです、何しろバツ3ですから」勝負はあった。陽華は秦施をすっかり見直し、予定通り一緒にパーティーへ向かう。すると秦施はファイルを渡し、移動中に夫のプロフィールを覚えておくよう頼んだ。夫はカナダの金融機関で企業のM&Aを担当、大学の専攻は国際金融だという。「え…息子までいるのか?!」2人の息子は2歳半、しかし病弱なため海外の病院で療養中という設定だ。「牡羊座でAB型、アニメが好きなの」「待った、結婚2年なのになぜ2歳半の子が?」「ふふ」秦施はいたずらっぽく笑うと、パーティーでボロを出さないよう釘を刺しておいた。秦施と陽華は浙江省平湖のホテルに到着、客室に入ると早速、お互いに準備を始めた。スーツに着替えた陽華はチャリティーのパンフレットを読んでいたが、秦施からドレスのファスナーを上げてくれと頼まれる。秦施の美しい背中に動揺してうっかりつまずく陽華、何とか震える手でファスナーを閉めたものの、秦施から正装するよう要求された。「これが正装だけど?」「他にないの?」仕方なく秦施は陽華をホテルのブティックへ連れて行き、タキシードに着替えさせた。タキシード姿の陽華は秦施の夫として申し分ないエリート銀行マンに変身した。「とても払えないんだけど…洋服代」「いいのよ、返品するからw」しかも陽華は顧客を奪い返しに来た秦施の力強いパートナーになってくれる。「趙丹平(ジャオダンピン)は自分から1200万を奪った李黛(リーダイ)を代理人に指名した その手腕を買ったからよ、でも私の能力を見ずに決めるのは不公平だわ だから今日は私の能力をアピールしたいの」秦施は蘭暁亭(ランシャオティン)の情に訴えかけてみると言ったが、陽華は説得するなら夫・龐定方(パンディンファン)が先だと助言した。陽華はそれとなく龐定方たちの話に加わり、経済について議論を交わした。大物の前でも堂々とした様子の陽華、その姿に秦施は目を細める。しかしその輪の中に陶俊輝(タオジュンフイ)がいると気づいて秦施の表情が一変した。それでもこの好機を逃すわけにいかず、陽華の元へ駆けつける。「こんにちは会長、誠(チョン)&慧(フイ)の弁護士、秦施です、彼は夫の陽華です」陽華は秦施と陶俊輝のぎくしゃくした様子から2人の関係にすぐ気づいた。新世界法律事務所の陶俊輝は秦施と同窓生で2期上だった。2人は結婚を約束していたが陶母が大反対して破局、秦施は新世界をやめて今の事務所に移ってしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)陽華と元カレの落差よw
2023.11.04
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第2話「コーヒーと緑茶」見合いをドタキャンして家を追い出された陽華(ヤンホワ)。陽父は息子を心配していたが、陽母はどうせ数日で戻って来ると高を括っていた。そもそも引きこもりの息子には数えるほどしか友人がおらず、行き先は向かいにある安い旅館しかないだろう。案の定、陽華は長春(チャンチュン)旅館にいたが、おぼっちゃま育ちにとって決して清潔とは言えない安宿での生活は確かに苦痛だった。架空の夫と対面した秦施(チンシー)は結局、一睡もできないまま唐伊慧(タンイーフイ)とのジョギングに出かけた。しかし今朝は走らず、ヨガ教室へ行くという。例の女性経営者協会の会長・蘭暁亭(ランシャオティン)がヨガ教室に通っているからだ。秦施は唐伊慧が法律顧問の座をあきらめていないと知ったが、なぜここまで執着するのか分からない。実は夫の金誠(ジンチョン)には唐伊慧と付き合う前に7年も交際していた恋人がいた。先週、金誠の同窓会があり、唐伊慧はふと元カノを思い出してネットで調べてみたという。すると彼女の夫は上場企業の社長となり、妻の実家の援助で今や資産は数十億になっていた。唐伊慧は夫がもし彼女と別れず結婚していたら、もっと出世したのではと考えたという。「だから夫の地位を高めてあげたいの」唐伊慧はヨガ教室から蘭会長に連絡、コーチを紹介して欲しいので朝食でもどうかと誘った。しかし蘭暁亭は出張のため空港へ向かっていると伝え、今後は協会を任せている姪・趙丹平(ジャオダンピン)に連絡して欲しいという。唐伊慧は避けられていると分かったが、夫のためにもここで引き下がるわけにいかなかった。「こうなったら直接、趙丹平と話すわ」その頃、陽華は親友の蔡亮(ツァイリャン)とジムで汗を流していた。陽華は母の本当の狙いが結婚ではなく就職だと分かっていたが、今回ばかりは本気らしい。しかし蔡亮は陽華を心配する母親の気持ちも理解できた。国の棟梁となるべきエリートが今や引きこもり、株売買で年に20万も稼げれば十分だとぬかす。当の本人は自由でストレスがないと飄々としていたが、蔡亮は自由を得るには何かを犠牲にする必要があると諭した。「昔、仕事を失った件で自棄になっているんだろう?彼女と別れたのもそのせいか? ともかく親を心配させるべきではない、時には善意の嘘も必要だ」すると陽華はふと秦施のことを思い出した。「たとえば仕事のために既婚者だと偽るのも同じことか?」「お前は男だからまだ良いよ、もし女なら仕事と結婚は絶対に切り離せないから大変だ」陽華は秦施が嘘をついた理由を理解したが、それでも賛同はできないと頑なだった。誠&慧法律事務所ではシニア弁護士・李黛(リーダイ)がデスクにいた新人に調べ物を頼んでいた。しかし呉菲(ウーフェイ)は秦施の補佐弁護士のため、すぐ対応はできないと断ってしまう。李黛は他の補佐に頼んで部屋に戻ったが、先輩の周茜茜(ジョウチェンチェン)が慌てて呉菲に助言した。「助理と言ってもただの職位で従属関係ではないの、シニアは全員あなたの上司よ、分かる?」実は秦施と李黛はまるでコーヒーと緑茶のように相入れないライバルだった。つまり呉菲は自ら秦施側の人間だと宣言したも同然だという。秦施は補佐たちを集めてミーティングを始めた。しかし指名された呉菲は準備不足のため、誰でも調べられるような情報しか発表できない。「…趙丹平を調べるようメールを送ってから3時間よ? しかも元夫はうちのクライアント、データも残っているはずなのに調べる時間がなかったの? 仕事に集中して、コネだけで事務所にいられると思わないで」すると他の補佐たちが次々に手を挙げた。趙丹平は驚いたことに唐伊慧との面会に応じてくれた。同行した秦施は趙丹平が人情と責任を重んじる高潔な人間で、裏工作を嫌うタイプだと教える。「この件が成功したらプライベートのことで話があるの…怒らないで」その時、趙丹平が現れた。秦施は率直に協会の法務を担当したいと希望し、公平なチャンスが欲しいと訴える。すると趙丹平は顧問になりたいなら夫に取られた1200万を取り返してくれと迫った。困惑する唐伊慧だったが、秦施は職業倫理の遵守は専門家として基本的な素養だと暗に批判する。「私たちを試すためにおっしゃっただけですよね?」「…私は原則を重んじる人が好きなの、よろしくね」趙丹平は顧問を任せることにしたが、担当弁護士は秦施ではなく李黛を指名した。秦施は自分の手柄を李黛に奪われ、その代わり夫と過ごせるよう3日間の休暇をもらった。苛立ちをごまかすため甘い物に手を出してしまう秦施、一方、陽華は母と話し合おうとしたが、けんもほろろに電話を切られてしまう。📱<あなたの求める幸せはこの家にない、自分の居場所を探しなさい!ブチッ陽父は何とか妻と息子の間を取り持とうとするも、上手くいかなかった。事務所では秦施と李黛の立場が逆転した。李黛の不興を買ってしまった呉菲は仲間はずれにされ、仕事を手伝わせてもらえない。「まだ2日目で何も分からないのに…酷すぎると思わない? 秦律師には叱られ、李律師に嫌われ、敵ばかりよ でも私にも落ち度があったわ、考えが甘かった」呉菲はランチを買いに出かけがてら恋人に電話で愚痴った。すると恋人は自分が養うので嫌になったらいつでもやめて良いという。実は呉菲の恋人・陶俊輝(タオジュンフイ)は蘭会長を調べていた。調査員の報告では数日前、とあるパーティーで弁護士数人と接触していたという。陶俊輝は証拠の写真を見ていたが、その中の一枚に目を留めた。思わず画像を拡大してみる俊輝、やはり蘭会長の前に立つ美しい女性は秦施だ。李黛は補佐たちを連れてランチに出掛けていた。事務所でひとり昼食を取る呉菲、すると周茜茜から連絡があり、仕事を頼まれる。「秦律師からよ、蘭总の資料を集めて、李律師には内密にね」陽華は母との交渉に失敗、途方に暮れながら自分のSNSを眺めていた。『なぜ僕を夫に選んだ?』『オーストラリア旅行に行った時の写真をアップしたでしょう? その写真を偶然、見かけてフォローしたの、すごく良い写真だと思ったわ』陽華は秦施が気に入ったという写真を改めて見てみたが、何の変哲もないごく普通の写真でしかない。すると陽華はふと思いつき、ネットの掲示板でレンタル彼女を募集することにした。周茜茜は呉菲に集めさせた情報を横取り、何食わぬ顔で秦施に報告した。蘭会長は54歳で玉蘭(ユーラン)グループ取締役、グループは不動産や医療、教育を手掛け、時価総額は数十億、実質経営者は夫・龐定方(パンディンファン)だという。「それだけ?」秦施は落胆し、蘭会長の出張先はどこか聞いた。自分で調べていない茜茜は言葉に詰まったが、その時、呉菲が入って来る。「確認が取れました、蘭总は浙江省平湖の慈善パーティーに… 白内障無料手術イベントの祝賀会です」「パーティーの招待券を手に入れて」するとちょうど呉菲の携帯が鳴る。「(…はい、そうです)秦律師、明日のパーティーは家族同伴だそうです、ご主人の都合は?」「大丈夫」こうして呉菲は見事にミーティングの失敗を挽回した。その夜、陽華はカフェでレンタル彼女と待ち合わせした。念のため蔡亮を身代わりにして座らせ、斜め後ろの席で様子を見るという。「お前はIQ146の天才だろ?なぜレンタル彼女なんか…相手が詐欺師だったらどうするよ? 数十ページの財務諸表を一瞬で理解するお前が母親に手を焼くとはな~ いっそのこと自立したらどうだ?30歳目前の男が両親と同居するのは変だぞ?」その時、蔡亮は店に現れた美しい女性に目が釘付けになった。「彼女ならいい!」するとその女性は迷わず陽華の席にやって来る。「お待たせ、私が″花火″よ」しかし陽華は応募してきた秦施を断り、席を立って出て行ってしまう。外は激しい雨だった。蔡亮は訳がわからないまま車に乗り込んだが、助手席の陽華からまだ車を出すなと止められる。その時、予想通り秦施が現れ、傘を捨てて後部座席に乗り込んだ。「あなたは私の登場に驚いていなかった、つまり私が来ると分かっていたのね?」「思い過ごしだ」「いいえ」「だとしても断る、嘘を切り札に使う人間は信用できない」秦施は一瞬、言葉を失った。思えば師匠に推薦されて事務所を移った時にはすでに32歳。それでも当時は嘘をついてまで夢を叶えるつもりはないと師匠に反発していた。しかし退路を失った今、秦施は陽華を説得するしかない。「…私はあなたの敵じゃない、双方が利益を得られるのよ?」つづく( ゚ェ゚)実は陽華、一目惚れだったのか?
2023.11.03
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第1話「離婚協議書」…今日は憂鬱だわ…弁護士の秦施(チンシー)は朝から実家の経営するホテルに向かった。1046号室の前で激高しているのはクライアントの任梅梅(レンメイメイ)、どうやら夫の浮気現場に乗り込もうと躍起になっている。秦施はひとまず興奮する梅梅をなだめて引き上げさせ、客室に閉じこもっている秦文宇(チンウェンユー)に中へ入れて欲しいと頼んだ。すると文宇は覗き穴から外を確認、妹だけしかいないと分かるとドアを開ける。客室には文宇1人だったが、秦施はあっさりクローゼットの中に隠れている女を見つけた。しかし文宇は女性と会っていただけで、さすがに自分のホテルで浮気などするはずないという。任梅梅は秦施の同級生で兄嫁でもあった。梅梅の代理人として離婚協議に同席する秦施、しかしいざとなるとどちらもサインしない。実は夫婦の痴話喧嘩は日常茶飯事で、離婚協議書もかれこれ第17版になっていた。「いい大人がみっともない 2人とも経済的に自立して子供もいない、さっさとサインして幸せな新生活を始めたら? それが嫌なら互いに反省して 別れられないくせに何かと離婚と騒いで…次は弁護士費用も倍額よ」↓その肩パット…w一方、陽華(ヤンホワ)は一流大学を卒業しながら28歳にもなって無職、実家暮らしだった。陽母はせめて結婚して欲しいと見合いをセッティングするが、息子は何かと難癖をつけてことごとく断ってしまう。「ママの夢は息子がそれなりに出世して家庭を持つこと…すぐ結婚しろとは言わない ただ皆のように年相応の生き方をして少しずつ社会復帰すればいいの」しかし母の苦言もどこ吹く風、陽華はデイトレードで小銭を稼ぎながら相棒の亀・財神(ツァイシェン)と過ごす毎日に満足している。すると我慢も限界に来た陽母は再び見合い相手の写真を渡し、これが最後のチャンスだと釘を刺した。「今夜8時、相手の名前は李黛(リーダイ)、弁護士よ…失敗したら家から追い出すから」そんな2人の様子を陽父は黙って見ているしかなかった。↓シューカイのタートルネック((( *´꒳`* )))ここは上海の大手法律事務所・誠(チョン)&慧(フイ)。今夜は経営者である金誠(ジンチョン)と唐伊慧(タンイーフイ)の結婚20周年パーティーだ。秦施はこの事務所でシニア弁護士として個室を持つまでに出世し、いつかパートナー弁護士となって11階に移ることを夢見ている。すると出先で今夜のドレス選びをしている唐伊慧から電話が入った。実は今日から弁護士協会の副会長の姪・呉菲(ウーフェイ)が出社しているという。「あなたに頼むわね、それから11階の卞静(ビエンジン)が辞めることになったの」卞静とは秦施をこの事務所に推薦してくれた師匠だった。しかし2人の間には誰にも明かせない因縁がある。2年前、卞静は自慢の教え子である秦施を事務所に紹介したが、その時、秦施も既婚者だと嘘をついていた。何も知らなかった秦施は仕事柄、嘘をつくことに罪悪感があったが、結局、師匠の助言に従いキャリアを優先する。それ以来、秦施のデスクには偽の夫との合成写真が飾ってあった。夫は金融業界で働くため世界中を駆け回り、年に数回しか会えないと嘘をついている。すると唐伊慧は可愛がっている秦施を卞静の後任に推するつもりだと話し、それまで問題を起こさないよう警告した。結婚20周年パーティーには多くの招待客が集まった。その中に女性経営者協会の会長・蘭暁亭(ランシャオティン)の姿がある。唐伊慧は協会の法律顧問の座を手に入れようと尽力していたが、ここに来てついに協会が法律顧問を変えることになった。そこで秦施に蘭会長を取り込めたらすぐパートナーに昇格させると発破をかけ、送り込む。一方、陽華も見合いのため、とあるパーティー会場に到着した。李黛という弁護士を探す陽華、その時、突然、誰かが陽華を英語名で呼び止める。「…ジェームス・ヤン?」「あの…あなたは?」「やっと会えたわね、彼女ならこっちよ」唐伊慧は写真でしか見たことがない秦施の夫を見つけて喜んだ。「秦施ったら水臭い、サプライズだったのね?」「何が?」秦施は意味が分からないまま振り返ると、そこには決して会うはずのない架空の夫が立っていた。秦施は嘘がばれるのを恐れ、陽華が何か言う前に咄嗟に口づけした。当然ながら陽華は呆然、その隙に秦施は陽華を引っ張って控室へ逃げ込む。「あの…自己紹介するわね、私は秦施、あなたは陽華でしょう?」「なぜ名前を?どこかで会った?」陽華は憮然としながらベッタリとついた口紅を拭き取った。陽華は自分が秦施の架空の夫だと知った。実は今の事務所に入る時、師匠が勝手に既婚者として秦施を推薦したという。どの業界も独身女性やバツイチは敬遠され、出世のためには既婚である必要があった。「なるほど、それでネットで偽装結婚相手を探し、僕は知らぬ間に夫にされていたわけか…」「無作為ではないの…ともかく申し訳ないと思ってるわ まさかこうして出会うなんて夢にも思っていなくて…でも決して迷惑はかけない」しかし陽華は秦施の嘘が自分に影響がないとは言い切れないと冷たかった。そこで秦施はそれとなく携帯の録音ボタンを押し、要求があるなら聞くという。「話し合いましょう」「…離婚したい」唐伊慧は取り込み中の秦施に変わって蘭会長を接待していた。そこへ蘭会長の姪・趙丹平(ジャオダンピン)が現れる。唐伊慧は若く美しい丹平を称賛したが、なぜか丹平は唐伊慧に辛辣だった。「優秀さでは弁護士には及びません、弁舌で人を屈服させるんですから… 贈り物がないのでお祝いの言葉だけでごめんなさい」「お気遣いなく、どうぞごゆっくり」唐伊慧は会長の姪の態度を訝しんだが、その理由はすぐに分かった。陽華の見合い相手である李黛は秦施の同僚で、パートナーの席を争うライバルでもあった。実は趙丹平が夫と離婚した時、夫の弁護士が李黛だったと分かる。「だから誠&慧と聞いて顔色が変わったのね…そりゃ1200万も取られたら私だって逆上するわ この1年の努力が水の泡になった」唐伊慧は落胆したが、金誠は挽回の余地があるとなだめた。「ダメでも今の顧客で十分じゃないか」「数百億の価値がある一大商圏なのよ?!」すると金誠は妻の機嫌を直そうと優しく抱きしめた。一方、秦施は離婚を公表するまで3ヶ月の猶予が欲しいと頼んでいた。しかし陽華は3日しか認めず、それでも応じなければ今すぐ上司に真相を暴露するという。秦施は仕方なく条件を飲んだが、陽華は口約束では効力がないので念書にサインするよう頼んだ。なかなか侮れない陽華、これでは録音しても意味はなく、秦施はせいぜい条件を追加することしかできない。そこで秦施は3日間の秘密厳守を要求し、その間に陽華が原因で損失を受けた場合は年棒の2倍を払ってもらうと脅した。「3日間?」「3日間」「…はお」秦施は急いで事務所に戻った。その時、ちょうど大きなお腹を抱えて事務所を引き上げる卞静と出くわす。秦施はあの日、屋上で師匠と話したことを思い出した。『私は良妻賢母を目指すわ』『…ゆっくり目標に近づくはずが、スピードアップが必要みたい』『あなたらきっとできる、ただ目標達成まではしっかり自分を守るのよ? 私があなたなら絶対に秘密を暴かない』『皆が保身に走れば過ちが正されることはない…結局、各自が代償を払うことになる』卞静は秦施に気づいて微笑んだが、そのまま何も言わずに去って行った。陽母は宣言通り陽華を追い出すことにした。家中の部屋の鍵を交換し、すでに息子の荷物と亀は部屋の前に出してある。やがて帰宅した息子の声が聞こえてきた。しかし陽母は息子と会おうとせず、戻りたければ結婚しろと叫ぶ。「こんな夜中にどこへ行けっていうんだ?!」その時、陽華の携帯に父からメッセージが届いた。…ママは頭に血が上っている、しばらく避難しろ…メーターボックスに小遣いを入れておいたつづく( ๑≧ꇴ≦)相変わらず衣装の破壊力がハンパないそれにしてもシューカイかっこいいわ~
2023.11.02
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