July 4, 2005
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2005-07-05 03:31:43
あと半日で、小粒ともお別れのときがやってきます。
その半日の半分以上は眠るのだから、小粒を見ていられるのもあと数時間ですね。

昨日、小粒を膝に乗せていて『いつの間にこんなに大きくなったのだろう、まるで別の子を抱っこしているようだ』と思いました。60グラムという小ささで産まれ、ずっと痩せっぽっちで小さかった小粒なのに、もう大人の夏毛がツンツンと生え始め、いつの間にか立派なソマリの仔猫、いえ、若猫のようになりました。

実は、小粒が貰われていく先は、遠く離れているのでもう二度と会えないかもしれませんが、私の知り合いのお家です。猫の先輩でもあります。いつも猫のことで分からないことがあったときや困ったときに、助けて頂きました。猫に詳しい方なので、その方が産まれた仔猫のなかの一匹が欲しいと言われたときには、きっとショータイプに近い健康な子を貰うつもりなのだと思いましたが、実際に見に来られて選んだのは小粒でした。

実は、小粒の腕の怪我は治っていません。その方がいらしたときも、びっこを引いて歩いていました。そして、つい2週間前のことですが、小粒の腕はもう治らないと診断されました。関節炎が治る過程で、腕の軟骨が石灰化していることと、骨の先端が一部融解しているので大人になったとき腕の長さが左右違ってくる可能性もあると言われました。

私も母も、てっきり治るものだと思っていたので診断には驚きましたが、生きて産まれてきてくれた、そしてしっかり大きくなってくれた喜びのほうが大きくて、さほどショックではありませんでした。しかし、せっかく決まった婿入りももう一度考えてもらわなければならなくなり、事情を説明し次の出産の子供の方が良いのではと提案もしましたが、その方の答えは『小粒と一緒に暮らしたい』というものでした。

猫なんていくらでもいるのに、小粒がいいと言って頂けて嬉しかったです。

その方が初めて小粒に会った日『この子は、不思議な子だね。守ってあげたくなっちゃうね』と言って撫でてくれました。私は、その方がどんな風に猫と暮らしているのか知っているので、その言葉が本当だと信じることが出来ます。小粒と離れるのは辛いですが、体の弱い小粒だからこそ、手放してその方に委ねた方が幸せにしてあげられる。


2005-07-03 13:05:05





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最終更新日  July 5, 2005 04:51:56 AM
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