2003年01月13日
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昔、筒井康孝が書いた小説に「農協月へ行く」というのがあった。70年代に土地を売ってにわか成金になった農家のオッサン連中が、金に糸目をつけずに海外旅行をしまくり、大いにひんしゅくを買った時代を風刺したものだったような気がする。

そして時は流れて21世紀・・・

去年書いた「農協さんの旅」に引き続き、tetywestがHPに掲載する農協旅行シリーズ第2弾の題名はズバリ!「果樹部会、中国へ行く」である。しかし今の農村は、長引く不況の影響をもろにかぶり、農家の収入はさっぱりで、後継者もいない老齢化社会となっている。嗚呼、祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・

ただ、この旅行はまだ実施されていない。これから行われる予定なのである。

「ルーヂャ第3号」で誤魔化していたtetywestの日記も昨日で終わり、もう次の企画を考えなくてはならなくなった。そんなときにJA果樹部会の役員による中国研修旅行の話がタイミングよく沸いてきたのだ。これをネタにしない手はない。「どうせ書くなら、計画段階から書いてしまえ」というわけである。

平成15年1月10日(金)午後6:00~

新しい年が始まって最初のJA果樹部会が開かれた。ミカンの価格は期待していたほど上がらず、重苦しい雰囲気の役員会だった。販売情勢報告と結果、袋かけミカンの集荷についての検討が終わったあとで、部会長が次のように切り出した。

「我々役員も、今年度で3年の任期を終了することになります。来年度からは新体制での果樹部会の一段の飛躍を期待するわけでありますが、ミカンを取り巻く情勢はかつてないほど厳しくなったなあと感じています。国内の産地間競争だけでなく、特にこれからは中国からの輸入も視野に入れた産地の対応が必要ではないかと思います。実際、野菜やイチゴは中国や韓国との競争になっているのが現状なのです」

「そこで、我々役員の最後の研修旅行として中国のミカンの現状を視察に行くことを提案したいと思います」



さて、会議が終わったあと残ったのは、部会長、販売課長、営農課長、tetywestである。このメンバーは「市場回り」でも一緒に行動している。そのときに部会長から内々にこの話を聞かされていたのだ。
部会長:「ワシは中国のことはさっぱりわからんきん、後の計画はA藤君、おまえがやってくれよ」
営農課長:「まず問題は、いつ行くかじゃわなぁ」
部会長:「一番ええのは2月の下旬じゃ」
営農課長:「そうすると、(販売)課長はいつが都合悪い言いよったんかいな?」
販売課長:「ちょっと待ってよ・・・(手帳を取り出して)・・・21日から23日は外してよ」
ここにいる全員が、販売課長はその期間に中国の青島へ行くのを知っている。それは果樹部会とは別のグループの旅行なのだが、そちらもどうしても抜けることができない販売課長は1ヶ月に2回も中国へ行くことになる。そのことも考慮して、出発は次の週、つまり2月28日からにしようと決まった。

次に研修場所を含む現地での日程だが、これはtetywestに任された。
tetywest:「産地視察に丸1日必要なことを考えると、2泊3日ではちょっときついと思います。3泊4日は欲しいわなぁ」
部会長:「よっしゃ、ほんだらそれで行こう。A藤君は旅行会社とツアーの交渉を、tetywest君は中国での研修日程をそれぞれ頼むぜ」

帰宅すると早速中国の友人にメールを書くtetywestだった。






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最終更新日  2003年01月13日 12時31分39秒
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