2004年10月06日
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カテゴリ: ミカン
tetywestは農薬を使ってミカンを栽培しています。若い頃には「無農薬栽培」に挑戦したこともあったのですが、湿度の高い温帯モンスーン気候の日本では、無農薬ではきれいなミカンが出来ないことを悟りました。

無登録農薬問題以降、農家は農薬の使用基準には特に気を遣っています。ミカンを出荷するときには、どんな農薬と除草剤をいつ散布したのかを園地、品種ごとに全部記録してJAに提出しなければなりません。また、JAではミカン販売金額の0.07%(当然、農家から徴収します)を使って独自に「果実残留農薬検査」を行っています。これは1検体当たり検査費用が5万円かかるのですが、殺虫剤・殺菌剤・除草剤併せて90成分を一度に分析できるのだそうです。

農家は何も好き好んで農薬を散布しているわけではありません。手間とコストと健康を危険に曝すリスクを負うわけですから・・・。tetywestも台風18号の後どうしようかと悩んだ末、黒点病の予防のために最後の殺菌剤を散布しました。農薬名は「ジマンダイセン水和剤」です。

この時期に黒点病が発生するかどうかは微妙なところで、その後の天候次第なのです。9月になっても残暑が厳しくて雨が多ければ黒点病が発生します。しかし、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」に拠ると、「ミカンへの使用時期は収穫30日前まで」と書いてあります。つまり9月5日に散布すると10月5日までは収穫できないので、9月下旬に収穫する「極早生」にはどのみち散布できないのです。

ですからtetywestも極早生には散布しませんでした。

結果的には、9月は高温だったものの、台風21号が来るまでは晴天が続いて乾燥したので、極早生に黒点病の発生はありませんでした。しかしtetywestは、
「これは一種の『バクチ』なんじゃないの?」
と思うのです。堅実な農家のする事ではありません。

「それなら、収穫1ヶ月前の8月下旬に散布したら?」


防除指針によれば、6月中旬に最初の黒点病の防除をして、その後1ヶ月ごとに7月中旬、8月中旬、9月中旬(極早生は除く)と防除をします。しかし、今年のように雨が多い年には少しずつ早めに散布することになってしまうのです。

この問題にであったためにtetywestは、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」をもう一度じっくりと見直してみました。すると、

ミカンへの使用時期は収穫30日前まで4回以内
ブドウ          収穫60日前まで2回以内
リンゴ          収穫60日前まで3回以内
ナシ           収穫45日前まで5回以内
カキ           収穫45日前まで2回以内
カンキツ(ミカンを除く)収穫90日前まで4回以内

と、果物の種類によって使用時期と回数が違っているのです。さらに、

マクワウリ        収穫7日前まで7回以内
スイカ           収穫7日前まで7回以内

トマト             収穫前日まで 2回以内
キウリ            収穫前日まで 3回以内

と、野菜では使用時期が極端に緩和されているではありませんか!!!!



参考URL:http://www.greenjapan.co.jp/jimandaisen.htm
      グリーンジャパン>農薬情報>殺菌剤






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最終更新日  2004年10月06日 01時53分49秒
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