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2003年2月11日
、アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)は、WMAP衛星の観測によって、宇宙の年齢や今後の運命がほぼ特定できたと発表しました。
宇宙の年齢はこれまで、50億才・80億才・200億才と様々に変遷し、最近では140億才前後に落ち着いていました。
WMAPというこの衛星は、宇宙ができて38万年後のビッグバン名残のマイクロ波を観測できるのだそうです。
WMAP宇宙背景放射観測衛星
(Wilkinson Microwave Anisotropy Prove)

宇宙が生まれるときの大爆発
Big Ban!から38万年後、灼熱状態だった宇宙が、膨張しながら少しずつ冷えて、絶対温度3000度くらいの宇宙になったときの、名残の電波を観測したもの。宇宙の古代地図のようなもの。
WMAPの観測で、この時の温度の揺らぎを100万分の1度まで計測できた。

WMAPで撮影した宇宙の古代地図(緑の部分)
これまでの観測結果とWMAPの観測結果により次のことが分かりました。
宇宙は137億才
ハッブル定数は 71
星やガスを形成する普通の物質(バリオン)
4%
見えない冷たい暗黒物質(ダークマター) 23%
見えないダークエネルギー 73%
宇宙は曲りの無い平坦な空間で、このまま加速膨張を続ける
初めの星は、宇宙誕生後2億年で輝いた
初めの銀河は、誕生後9億年で形成された
12億年後には、銀河団の大規模構造が認められる
上の図は過去5年間のWMAP観測の結果に基づいて、発表されたばかりの表です。
宇宙初期には、ニュートリノがたくさんあり、この観測の辺りでは10%くらい残っていたようです。
最新発表では、普通の物質バリオンは4,6%ということになりました。
私は、この結果を聞き、本当にショックでした。
宇宙空間には、こんなにたくさんの銀河やその中の星々・ガス・そして私たちと物質はたくさんあると思っていましたが、ガスも含めて4,6%しか無いんです。
しかも物質の内、3%くらいはガスとして存在していますので、星や私たちのような物質は、1%ちょっとしかないです。
そして残りは、まだ正体の分からないダークマターと、これまた解明されていないダークエネルギーが殆どなんです。
初期宇宙では、小さい銀河が衝突を繰り返して次第に大きい銀河になっていく様子が、たくさん観測されました。

二つの銀河が衝突しています。
衝突による衝撃で新しい星がたくさん生まれています。
二つの銀河の衝突現場
NASAの新しいデータ
ワシントン-。 NASAは今週、宇宙とその開発に関する私たちの理解を洗練するウィルキンソンMicrowave Anisotropy Probe(WMAP)によって集められた5年間のデータを発表しました。 それは少なくとも3つの主な発見を含む情報の埋蔵物です:
宇宙ニュートリノの海が宇宙を透過するという新しい証拠
「私たちは並はずれた時間で生きています。」と、NASAのゴダード宇宙飛行センターのゲーリー・ヒンショーはグリーンベルト、メリーランド州で言いました。 「私たちのものは私たちの宇宙のそのような詳細で遠大な測定をするヒトの歴史で第一世代です。」
WMAPは早い宇宙の残りを測定します--最も古い光。 早い時間の状態はこの光の上で刻印されます。 それは、何が、より早く起こったかに関する結果と、宇宙の後の開発のための背面光です。
WMAPによって宇宙がほんの38万歳、ニュートリノが当時、宇宙の10%、原子に12%したショー、63%暗黒物質であった時から見られた光、光子を15%電子レンジで温めてください。そうすれば、暗黒エネルギーは取るにたらなかったです。 対照的に、WMAPデータからの見積りは、現在の宇宙が4.6%のパーセント原子、23%の暗黒物質、72%の暗黒エネルギー、および1パーセント未満のニュートリノから成るのを示します。
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