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日銀、決定内容 pic.twitter.com/wGRZUnGd2K
— ありゃりゃ (@aryarya) July 31, 2024
米国雇用統計が発表された。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) August 2, 2024
失業率は市場予測を上回る4.3%で
「サームルール」を満たすことに。
米国経済が景気後退局面に入った可能性が高く、
NYダウは下落
ドル円は147円台前半まで下落(円高に)
日経平均先物は35,000円割れ
やはり日銀は利上げを急ぎ過ぎたのではないか。 https://t.co/FQEPVCFoU2
✅ドル円の急落はなぜ起こっているか?
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
「CPIの下ブレ」とか「FRBの利下げ示唆」とか「日銀の利上げ」とかの要因は複数ありますが、「値動きそのもの」を引き起こしているのは「円キャリートレードによるロングポジションの解消」です。これは歴史的に何度も繰り返されたことなので解説します
(続く
まず、「円キャリートレード」について解説します。円キャリートレードというのは「円を売って高金利の通貨を買い、その金利差を利益として受け取る手法」です。FXトレードでは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、毎日その金利差に応じた利益(スワップポイント)が得られます。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
日本円は低金利通貨として有名です。日本で円を銀行に預けていてもほとんど金利を貰えませんが、例えばドルをアメリカで銀行に預けておけば4%近い金利が貰えます。あなたが大量の円を持っていたとして、それをドルに換えてアメリカの銀行に預ければ、その金利を受け取ることができますよね?
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
FXトレードは二国間の通貨の交換(を疑似的に行うもの)なので、円をドルに交換した場合(=ドル円の買いポジション)には、これまた疑似的に、先ほど述べたような円をドルに換えてアメリカの銀行に預けているような状態になります(あくまでイメージで、厳密に言うと実体はそうではないです)
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
話を戻します。昨今の「日本の低金利&アメリカの高金利」状態の中、世界中でこの円キャリートレードを行う投資家やトレーダーが大量に発生しました。外国為替市場におけるトレードの95%は投機的取引だと言われています。金利差を狙った大量のドル円のロングポジションが構築されていきました。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
このように、二国間の金利差が長く開いた状態が続いた時に流行りだすのが「スワップ狙いのFX投資」です。FXではレバレッジをかけることができます。レバレッジ1倍(ほぼ現物取引)の状態では4%の金利差でも、レバレッジ2倍にすれば元本に対して8%のスワップポイントが受け取れます。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
少ない元手で毎日大量のスワップポイントがチャリンチャリンと入ってくるし、買ったら頭を使わず放置するだけでいいので、特に楽に儲けたいFX初心者を中心に流行します。基本的に通貨の強弱は金利差で決まるので、日米金利差が開いている間はこのようなトレーダーがどんどん増えていきます。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
そして、スワップポイントを受け取りながらもドル円が上昇することで為替差益まで取れるので、最初は恐る恐るやっていたトレーダーもだんだんと気が大きくなり、中にはレバレッジを2倍、3倍と膨らませるようになる人が出てきます。そしてさらにドル円の買いポジションは膨らんでいきます。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
しかし、このようなことが永遠に続くわけがありません。円キャリートレードの崩壊の時期が必ずやってきます。それは、二国間の金利差が縮小する(気配が見えた)時です。金利差が縮小すると肝心かなめのスワップポイントが減少し、円キャリートレードの根本が揺らぐのです。 https://t.co/xLmnM7GE4Q
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
ここで、頭の良いトレーダーは、「円キャリートレードの崩壊」を予見し、さっさと利食いして撤退します。彼らの利食いはもちろんドル円ロングポジションの解消です。さらに、頭の良い大口の投機筋が、短期での急落による為替差益を狙って、そこにドル円の売りポジション(ショート)を重ねてきます
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
含み益でホクホクしていたトレーダー達も、さすがに「これはヤバイ」と感じて、蜘蛛の子を散らすように逃げ出します。まさに「売りが売りを呼ぶ」展開がやってきます。ここに、下落しているのを見て、上昇に乗り遅れたトレーダーが半端に買いを入れて瞬殺されることでも売りは加速します。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
その下落がどこまで続くかは、それまでに積まれた円キャリートレードのロングポジションの量や、テクニカル的なサポートの位置にもよりますが、通常はそれまでのロングポジションを全て焼き尽くし、少し行き過ぎるところあたりまで落ちる(オーバーシュートと言います)ことが多いです。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
最後に、このような下落に巻き込まれないためのポイントをお伝えします。それはシンプルに、「流行りに乗らない」ことです。風邪の予防に「うがい手洗い」が効果的なように、投資の失敗の予防には「流行りに乗らない」ことが一番効果的です。「スワップ投資が流行りだしたら警戒する」のが大事です。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
主にFX取引の話をしてきましたが、株式投資にもこの考え方は使えます。円キャリートレードの巻き戻しが発生すると、S&P500などの投資信託に投資をしている人も為替差損で評価益が減少するので、適宜ポジション管理をしたり、狼狽売りしないためのメンタルコントロールに役立ててください。
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
以上です!
— ユキト@バツイチ投資家 (@yukito_ueful) August 1, 2024
偉そうに講釈たれていますが、何を隠そう私も昔、この通り円キャリートレードで死ぬほど痛い目に遭っています🥹笑
今回痛い目に遭ってしまった人は、次の失敗を避けるために、アンテナを高くしておきましょう!ここまで読んでくれてありがとうございました🥳✨ https://t.co/JKENZq2NBb
安心してください、減ってませんよ。 pic.twitter.com/OdVOJ1SV7z
— 越前🐕 (@taraba777) August 2, 2024
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