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2008/02/20
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カテゴリ: 爽快ヨガ
「気功・導引は広い意味で中国のヨガです」
私の先生、龍村修先生はこういいます。
このことを書いて見ます。

ヨガでいう人体を通るプラーナの通路(ルート)を
ナーディ といいます。
(この記事の最後に*参考として
 私が書いた”ヨガの思想・基礎知識の原稿の中から
 ナーディの部分を抜粋しますので目を通して下さい。)

 「スシュムナー=脊椎に気、プラーナを通すイメージで~」

聞いたことがあるはず。d(^-^)

もう一方、私たちが暮らす日本では、 経絡 という
人体の気の道が馴染み深いものとしてあります。
中国の古い医学から来たものです。
気功や導引(気功の元になったもの)でこの経絡の考えは使われています。
経絡(けいらく)はご存知なくともツボ(経穴:けいけつ)のことは
ぞ存知ですね。

 たとえば手の親指と人差し指の根元の間(第2中手骨側)を
 もう一方の手で挟むように押してみてください。
 つよく刺激が感じるところがあると思います。
合谷(ごうこく) というツボです。
 合谷は 手陽明大腸経(てのようめいだいちょうけい) という
 経絡(氣のルート)上にあるツボの一つで
 大腸と関係ありますから、便秘に効くツボとして

 歯痛に効くということも大腸経のルートをみると理解できます。

手陽明大腸経 は人差し指の爪の根元にあるツボ”商陽”から始まり
 手の甲がわ、腕の 陽の当たる側を通り 、肩より2つに分かれます。
 大腸へ下降するルートと
 鼻の横”迎香”というツボに上がる氣のルートです。
 歯痛にはこの上に上がるルートで効くらしいですね。 
陽明 とは”陰陽”の陽側のレベルを表す言葉です。)

このナーディと経絡、なにか関係があるようですね。
プラーナと氣の概念も似ています。

このことを研究されている方に 本山博 博士がおられます。
アーユルヴェーダやこの方面の研究の大家です。

本山博士の著書の中に、この関係の元になった
歴史的事実を記述しているところがあります。
ヨガと気功の関係を研究するときの重要な文章です。
「中国の経絡思想は、いわゆる春秋時代に入って出来てきたもののようです。
それ以前、中国には「経絡」ということばはないし、「気」ということばもなかった。
それが2400~2500年ぐらい前の戦国時代にコータンとカシミールを結ぶ
中印雪山道、さらにはタリム盆地の南辺を通って秦の国に至る
オアシスルートの道が出来たのです。
・・中略
この時代になるとインドで行なわれていたような外科手術を扁鵲がするようになった。
それは山越えの道がインドと中国の間にできて、
医学的な技術も伝わったのだと思います。
そのころに外科医学やヨーガを含む医学が伝わって、
ナディというのが経絡になったわけです。」


 以上 「チャクラの覚醒と解脱」
 本山博著 宗教心理出版刊より

インドと中国の二つの氣の道、ナーディと経絡は
実際の道、シルクロードが結んだんですね。

だから気功や導引は中国のヨガ(瑜伽)なんです。




*参考 nobo∴著 「ヨガの思想・基礎知識」より

7 ヨガの身体観

7-1 人体は小宇宙

 人体は小宇宙だといいます。それをハタヨガ(クンダリニーヨガ)の古典
シヴァ・サンヒターのなかに見ることができます。

 「この肉体のなかにメール山があって、七つの島に囲まれている。
 そこには、河があり、海があり、山があり、田地があり、領主がいる。」


 「そこには、リシ(聖仙)やムニ(聖者)も住み、すべての星宿、惑星もおられる。
 そこには、巡礼の聖地もあり、神殿があり、神殿の神々がおられる。」
                      シヴァサンヒター 2・1

体内を自然環境、地球の縮図を見ています。

星々や神々まで人体の中にあるという、ヨガの身体観を著わしたものです。
”人体は小宇宙説”その元になる文章のひとつです。

文の中にある、メール山(須弥山)は人体の脊柱だと考えてください。

そこの中心をスシュムナー管というエネルギーが通るメインの道(河)があり
左右にイダーとピンガラーという側道があり、
月(陰)のエネルギーや日(陽)のエネルギーが昼夜運行しているとされます。


7-2 気道・ナーディー(ナディ)  

気道ナーディーとは気のエネルギー、プラーナの通り道をいい、
人体に7万2千本(シヴァサンヒター説では35万本)の道が走っているとされます。

実際の肺に空気を通している”気道”ではなく、中国医学で言う経絡に近い考えのものです。

主要なものは

 1) 中心気道 スシュムナー
 2) 左気道  イダー 
 3) 右気道  ピンガラー の三本です。

一般的に、スシュムナーは尾骨の先から頭頂までのまっすぐな管、

イダーとピンガラーは尾骨(骨盤底:ムーラダーラ)から、
(イダーは左に、ピンガラーは右に)いったん出て、
上部にあるチャクラ(エネルギーセンター)を挟む形で交差を繰り返し上昇する管です。
顔の付近では,イダーは左鼻を通り、ピンガラーは右鼻を通ります。
その後、アジナーチャクラ(額のチャクラ)でスシュムナーに合流します。

他の主要なナーディーとして
シヴァサンヒターでは、つぎのものを名前だけ挙げています。

 4) ガーンダーリー
 5) ハスティジフヴィカー
 6) クフー
 7) サラスヴァティー
 8) プーシャー
 9) シャンキニー
 10) パヤスヴィニー
 11) ヴァールニー
 12) アランブサー
 13) ヴィシュヴォーダリー
 14) ヤシュヴィニー



7-3 プラーナー(プラナ) 

 プラーナーは中国の気功で扱う”気”のエネルギー概念と同じく
広い意味で自然の気エネルギーを表わし、
狭い意味で生体の気エネルギーを表わしたことばです。

 これを、操ることをプラーナー・アーヤーマー、
略してプラーナーヤーマといいます。ヨガの8支則の4番目です。

 ここでは狭い意味のプラーナーを見てみます。

人体内で働く、気を総称し”ヴァーユ(風)”と呼び
10種のヴァーユを、ハタヨガの古典、ゲーランダサンヒターならび、シヴァサンヒターで
挙げています。

10種のヴァーユ、(プラーナーを代表とする体内の気)

 1) プラーナー 人体の胸(心臓)から鼻までではたらく気
 2) アパーナー へそから足までにはたらく気
 3) サマーナー へそから心臓までにはたらく気
 4) ウダーナー 鼻から頭にはたらく気
 5) ヴィアーナ 全身に行き渡る気
 6) ナーガ   おくび(ゲップ)
 7) クールマ  まばたき
 8) クリカラ   くしゃみ
 9) デーヴァダッタ あくび
 10) ダナンジャ 声の気

とくにこの中で 1)プラーナー と 2)アパーナーは
上半身の気、プラーナ、下半身の気、アパーナとして
よく出てきますので大事です。



7-4 クンダリニー

 クンダリーとも呼ばれるこのエネルギーは、
眠れる蛇とも、シャクティ女神とも呼ばれる力です。
性エネルギー・女神のエネルギー・始源エネルギーとも例えられます。

このクンダリニーはスシュムナー管の最下部入り口、ムーラダーラチャクラに
三回り半のとぐろを巻いて寝ているそうです。

ハタヨーガプラディーピカーにも書いてあるように、これを覚醒させ、
頭上のチャクラ(サハスララチャクラ:シヴァ神の坐)まで上昇、合一させるのが
ハタヨガ(クンダリニーヨガ)の目標なのです。

そのための方法として、ムドラーと呼ばれる特殊なヨガポーズや
いろいろなプラーナヤーマがあるのです。







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最終更新日  2008/02/20 06:53:38 AM


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