2010.01.23
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 もう一週間を切ってるからね、ピッチを上げて紹介だ。楽しみだなー。

pretties_savageeye.jpg スワンソング時代=ハードロック期、と思ってる向きもあるかも知れないけど、それは結構間違ってるんだよね。このアルバムはポップだったりバラードだったり、と言うあたりも充実してて、サウンドもエドワーズ、ポーヴィと言う二人のキーボーディストの存在でギター主体と言うわけでも無くなってきている。シンセサイザーも入って、印象はQuoのIf You Can't Stand The Heatあたりとも近いかもな。

 とにかくこのアルバムを聴いて一番思うのは「ポップ化」ということ。前作と同じメンバーだけど、明らかにこっちの方がポップだ。エドワーズ、グリーンの発言権が増してきたか。実際、契約の関係でクレジットがメイやトルスンのものになっているが実際はエドワーズやグリーンの曲、ってのは幾つかある様だ。例えばSad Eyeはアコギ弾き語り曲で、しかも明らかにメイの声では無く、作曲はトルスンになってるが彼は歌わない。実はグリーンの曲で、ギターもヴォーカルも彼だと言う。My Songも10ccみたいな作風で、やっぱりメイの声じゃない(後半にシャウトが聴こえるけど)。コレも本当はグリーン/エドワーズの共作らしい。多分メイの単独作になってる曲はグリーンかエドワーズ、またはその両方が絡んでるんじゃないかな。I'm Keepingなんかも同じ系統の方向性感じるもん。

 ハードで格好良いのはUnder the VolcanoとRemember That Boy。70年代のプリティーズの基本スタイルって感じのポップなR&Rの後者、ヘヴィに迫る前者。結局俺もこういう曲を彼らに求めてる部分はあるんで、やっぱり圧倒的に楽しい。前者が個人的にはベストトラック。
 ポーヴィの(多分本当に彼だと思う)It Isn't Rock 'n' Rollも好きだ。ピアニストらしい発想の曲だと思うけどどうかな。ヴァースはメイじゃなくてポーヴィが歌ってるのかな?サビでメイがシャウトする流れが最高。

 新しい要素、ってのは今回はむしろ全体的な、ポップと言う意味を含めての「洗練」で、本来の意味での新機軸は余り見当たらない。どの曲も以前のどれかで代用が効くような、微妙なインパクトの弱さがあるのは非常に残念。ポップなのは事実だけど、単純に「いい曲」は前2作の方が多いし。通して聴いてると明らかに好きなんだけど、聴いたあとにあんまり強い印象が残らないんだよな。





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Last updated  2010.01.23 07:44:53
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