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ボルクムリーフの各銘柄は、私が最初に吸った当時から名前やパッケージが変更された物が多く、以前のどれが今のどれになっているのか良く分からない事があるのですが、この「リコリス」についてはパッケージデザインが変わったくらいなので分かりやすいです。 リコリスというのはスペインカンゾウの根から取れる甘味料、或いはそれを使った菓子の事のようですが、日本では生薬の原料で使われるくらいで、一般には馴染みのない味です。ですから私も最初にこれを味わった時には、何かの薬のような味だと感じました。でも、不味くて吸えないという訳でもなく、慣れてしまえば、これはこれで他にはない独特の甘い味わいを美味しく楽しめます。 ただ残念なのは、この銘柄も輸入が終了してしまっているようだという事です。某ネットショップでも売切れ表示になっています。リコリスの味に馴染みのない日本では売れ行きが悪かったのでしょう。致し方なしと言った所でしょうか。 ですから、お店で見かけたら、なくなる前に吸っておいて下さい。10月23日・追記 どうもこの「リコリス」は輸入終了にはなっていないとの事です。何故某ネットショップで売切れ表示になっているのか謎ですが、とりあえず継続販売される事が分かって良かったです。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2019.10.20
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ピーターソン・ブランドで復活した旧ダンヒル銘柄5種が、やっと日本に入ってきました。これから暫らくの間、これらのレポートをして行く予定です。入荷した5銘柄はダンヒル時代と製造元が同じで、ピーターソンへの正規の移管という事なので、旧ダンヒル時代と全く同じ物になっていると思われるのですが、本当にそうなのかどうか。その辺を中心にしたレポートにする予定です。お楽しみに! で、その最初のレポートになる今回は「マイミクスチャー965」(MM965)です。この煙草については、旧ダンヒル時代に吸った事があるのですが、当時自分としては初めてのラタキア物だったので、慣れない味に大変苦労した結果、個別のレポートは書かず終いになってしまいました。ですから、今回のレポートでは旧ダンヒル時代との比較ではなく、単純に素の喫味レポートのつもりで書こうと思います。 さて、まず開封時の香りですが、割りと軽めのラタキア臭で、熟成オリエント葉の鰹出汁臭の方がやや前にあるような感じです。・・・そうかぁ、ラタキアに慣れた今となっては、MM965の匂いも軽く感じられるようになったんだなぁ。初めて吸った当時は、物凄くキツく感じたものだが。(笑) カットは、やや細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気はやや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、・・・そうそう、これこれ、昔随分と吸うのに苦労した、あのネバネバして糸を引くような腐敗系のラタキア臭と、ネバつく割りには重くないコク・旨味と甘味が来ました。甘味混じりの出汁系の味は良いと思うのですが、このネバネバした臭みがなぁ・・・。これがもっと硬質な匂いだったなら、私のラタキア初体験はもっと良い結果になっていたんだろうに・・・。ラタキア物の中には、ネバネバ系ではない硬質な匂いの銘柄もあるので、そっちの方をラタキア初体験に選んだ方が良いのではないかと、今は思います。 火付きと火持ちは、まぁ、こんなもんでしょう。少なくともバンバン燃える類ではないので、燃え過ぎて困るような事はないと思います。それでもイイ気になって燃やし過ぎると、匂いがますますネバネバ系になって、臭みが強まります。 喫煙中盤まで吸い進んで、思い出に浸るのを止めて、改めて喫味を探って行くと、この煙草がラタキア物にしては意外に軽いという事に気付きました。味としては、少し甘味を伴った出汁系なのですが、重さや厚みはそれ程感じず、むしろ軽くて薄い気がします。奥行きもそんなにはありません。ただ、纏まりとバランスは良く出来ています。このバランスの良さと、旧ダンヒル時代の他より少し安い価格、それとパイプ煙草を扱うお店なら何処でも売ってる入手性の良さがあれば、そりゃ人気銘柄になるだろうなと感じます。旧ダンヒル時代のMM965の人気がそういう点に起因するのであれば、ピーターソン銘になって他より少し高くなった価格と、流通在庫が未だ安定していない現在の状況を考えると、以前のような人気銘柄になるのは少し難しいかも知れません。 喫煙終盤まで吸い進んで来ると、ネバネバ腐敗臭に慣れてきて、出汁系の喫味にむしろ硬さを感じるようになってきました。MM965は微妙に着香してあると以前に聞いた事があるので、その着香がこの段階で抜けて来たのかも知れません。或いは、ブレンドに含まれているとされるキャベンディッシュのベースであろうバーレー葉の硬質な喫味が表に出て来ているのかも。何れにしても吸い始めの印象と少し違った感じを受けます。まぁ、私も何年かの経験を積んで、ラタキア物をある程度まで分析的に吸えるようになって来たという事だろうと思います。(笑) という事で喫煙終了。後味は硬質な出汁系で、残り香は出汁系+ネバネバ腐敗臭でした。 全体的に見て、やや薄くて軽いものの、バランスの良いラタキア物だったと思います。このバランスの良さはダンヒル銘柄らしい所だと思います。 まぁ、でもどうなんでしょう。この内容でラットレーのレギュラー品よりも高い価格設定になっているというのは、少し苦しいのではないでしょうか。私だったら多分ラットレーを選びますから、今後この煙草が新たなファンを増やすのは難しいような気がします。 それと、以前に吸ったロバート・マッコーネルのMM965レプリカである「メリルボーン」との比較ですが、確かに良く似ていると思います。しかも、あっちの方が1割以上も価格が安いと来ています。・・・何だか益々ピーターソンの「MM965」は苦しい立場になりそうです。 この煙草を吸い始めた時に昔の記憶がフツフツと蘇って来たので、この煙草が旧ダンヒル時代と全く同じである可能性は非常に高いと思います。ですから、旧ダンヒル時代のMM965ファンの方は安心して吸っても大丈夫だと思います。ただ、価格や他ブランドとの現状での比較を考慮すると、この煙草を選ぶ必然性はかなり薄くなっていると言わざるを得ないとも思います。[必然性のある煙草ブログは此方 Click!]
2020.04.01
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先日レポートしたW.O.ラールセン「No.20ブロードブレンド」の減りが遅いです。もう吸い始めから1週間が経過しようとしている今になっても、まだ1缶がなくなりません。普通の着香物ならもう1缶を消費してしまっている頃です。 いや、別にラタキアに慣れないので吸う頻度が落ちているという訳ではありません。むしろラタキア感が希薄で抵抗感がないので、普通の着香物を吸うのと同じペースで吸っています。こういうペースでラタキア物を吸うのは、実は初めてだったりもするのですが、そういうペースであるにも関わらず、減りが遅いのです。 何故だろうと良く考えてみると、現在ラタキア用に使っているパイプは、どれも比較的火皿が小さいからだという事に気が付きました。今ラタキア用にしているパイプは、内径17mmの小径パイプから、最大でも20mmのサイズです。一方、非ラタキア用のローテーションでは、最少でも内径20mmで、だいたいが21mmとか22mmの大径パイプを使っています。 こうなると、1ボウルで消費する煙草の量は大きく違ってきます。内径22mm級のパイプですと、1ボウルで5gくらいの煙草が入ったりしますが、内径17mmですと、多分3gくらいがイイところなのではないでしょうか。となると、同じ回数の喫煙を行うと、大径パイプで6日で消費する量なら、小径パイプで10日持つ事になります。 この差は大きいです。 私は大径のパイプが好きで、日常ローテーション用は大振りなパイプにしています。でもその日常ローテーション用でさえ少し数が不足していると感じていて、ラタキア用に回せるパイプは小径のパイプばかりになっています。 ですから将来的に大径のパイプをたくさん所有するようになれば、ラタキア用も全部大径パイプになって、他のタイプの煙草と同じような消費ペースになるのだと思いますが、そこまで到達するにはまだまだ時間がかかりそうです。 理想の姿に近付くには、長い道程になりそうです。[理想の煙草ブログは此方 Click!]
2013.03.07
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いやぁ、萌えますねぇ~。(笑)この、いかにも後から取って付けたような秒針規制機構! 秒針軸を伸ばして円盤を付け、それをリューズを引く動作で動く鎌型の部品で制動するという仕組みです。何という分かり易さ!それと、両持ちタイプのテンプ受けは、恥ずかしながら自分としては所有するのが初めてだったりします。これも大きな萌えポイントです。見ての通り、特にキズや錆もなく、機械の状態は良さそうです。早々にオーバーホールに出して、その後すぐに使いたいと思っているのですが、何分、予算と順番というものがありまして・・・。(TT)考えてみると、昔の機種とは言え、セイコーの高級機種を手にするのは初めてです。時計のデザインとして、いかにもオッサン臭さが漂っているので、普段着の時にこの時計を着用するのは非常に抵抗があるのですが、スーツ姿の時には似合いそうです。ベルトは、黒のクロコに、ケース同色のバックルで決めたいところですが、同じ金色でも色調を合わせたバックルを探すのは難しそうです。まぁ、バックルはあまり見えないところなので、だいたい合ってればいいのかもしれません。調べてみますと、ネットオークションではだいたい4万円前後で落札されているようです。そういう時計をタダで貰えるなんて、物凄くラッキーだったと思っています。[傑作時計ブログならコチラ]にほんブログ村
2011.03.24
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今回のパイプ煙草レポートはソラーニの「スイートミステリー113」です。日本国内で販売されているソラーニのパイプ煙草としては最後のレポートになります。これまで吸ってきたソラーニの煙草はどれもなかなか美味しくて、それほどメジャーではないブランドではありますが、私は割りと好きな煙草が多かった印象があります。最後に試すこの煙草はどうでしょうか。 開封時の香りは、蜂蜜とトロピカルフルーツ、それにバニラを加えた派手な着香系です。果物系の香りが最も強く出ているので、全体的に軽やかな香りになっています。カットは、適度な大きさのラフカットがメインで、僅かにブロークンフレイクのような葉もあります。湿気は普通です。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりもやや円やかな香りが来ました。蜂蜜とトロピカルフルーツ、それとバニラを混ぜたような香りの方向性は開封時と同じなのですが、もう少し角を取ったと言うか、桃系の甘さを加えたような感じです。味は、酸味のある果物系の甘味で、非常に軽やかです。果物系の軽やかな甘さの着香は、私の好きな系統です。 火付きと火持ちは特に問題なく良好です。また燃え過ぎて困るような事もありません。技術的にも吸いやすい煙草です。 喫煙中盤も基本的に同じ喫味が続きます。着香のベースとなっているであろうバーレー葉によるものと思われる舌へのピリピリ感が少しありますが、気になる程ではありません。 喫煙終盤も果物系の着香は殆ど弱まる事無く続きます。そして、そのまま喫煙終了。後味は果物系で、残り香も果物系でした。 全体的に見て、結構深い果物系の着香が最後まで続く美味しい煙草でした。個性的とは言えませんし、「ミステリー」という名前ほどには不思議な感じはありませんが、果物系の着香がお好きな方であれば気に入る煙草だと思います。佳作です。 という事で、日本で販売されるソラーニの煙草を全て試し終わりましたが、どれもなかなか良い煙草でした。インパクトとか強い個性とかはそれ程ではなかったように思いますが、逆に失敗もない安定した質があります。価格も悪くないですし、もっと評価されても良さそうです。う~ん、売り方かなぁ・・・。[安定した煙草ブログは此方 Click!]
2016.08.28
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今回はラットレーの「ブラックマロリー」をレポートします。この辺になると、かなりメジャーな銘柄なので、お好きな方も多いのではないでしょうか。逆に私個人は、未だにラタキア物が得意ではありませんし、基本的に安いパウチ物の着香煙草中心にこれまで楽しんで来たので、こういう「本格派」な煙草を正当に評価できるのかどうか少し自信がありません。まぁ、その辺りを差し引いて読んでいただければと思います。 開封時の香りは、ドライな方のラタキア臭が主で、それに何か大鋸屑のような木の香りと、ちょっと果物系の酸味混じりの甘い香りが混ざります。ラタキア物にしては、かなり軽快な部類の香りだと思います。カットは細かいラフカットで、手巻きでも行けそうなくらいの細かさです。湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに普通に詰めて着火しますと、想像していたよりも軽い味が来ました。某ショップサイトでは「ストロングでフルボディ」と説明されているのですが、少なくとも序盤ではそういうイメージはありません。味そのものは、軽くて硬質なお吸い物系で、果物的な酸味と甘味も少々あります。ラタキア臭も、糸を引くような腐敗臭ではなく、むしろ鰹出汁系に近いです。もしかしたら、ラタキアよりもオリエント葉の方が勝るようなブレンドになっているのかも知れません。 火付きは悪くないですが、火持ちは少し悪いです。ちょっと油断すると立ち消えしがちで、特に最序盤では何度か再着火を強いられました。かと言って、ドロー&ブローを強めにすると味が乱れてしまいますし、その辺の丁度良い強さがちょっと難しいです。 喫煙中盤になっても味の軽さはそのままです。かなりラタキア感が希薄で、それよりもオリエント系の出汁っぽいコクや、果物系の甘味の方が目立ちます。これくらいラタキア感が希薄だと、初めてラタキアを吸う人でも楽に吸えそうです。本当にこれくらいラタキア感を抑えたブレンドの方が、味と香りの振り幅は大きく取れるのではないでしょうか。 喫煙終盤も同じ喫味で続き喫煙終了。後味はサッパリした果物系に薄っすらとしたラタキア味が混ざり、残り香は果物と出汁の混合という感じでした。 全体的に見て、ラタキアの比重が非常に軽く、果物と出汁の味と香りで、誰にでも比較的吸いやすい煙草だったと思います。個人的には、これくらいラタキアの比重が軽い方が、味のバリエーションが広がりやすく、且つ気軽に吸えるので良いのではないかと思っています。ラタキア特有の臭みも少ないですし、家人の抵抗も少ないのではないでしょうか。 コッテリしたラタキアが好きな人には物足りないかも知れませんが、ラタキアは飽くまで隠し味程度にしておくのが美味しいと思っている私にとっては、ラタキアの使い方として理想に近いブレンドです。飽きにくい味だと思いますし、なかなかの名品だと思います。[丁度良い煙草ブログは此方 Click!]
2015.09.14
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毎日使用しているパイプ用ライター・イムコロナ「オールドボーイ」をオーバーホールに出しました。 このライターは、2016年9月にもオーバーホールに出していますが、その時は購入してから5年程度が経過していました。それから約2年で再びオーバーホールした訳ですから、間隔が随分と短くなっています。まぁ、そうなるのも当然で、この2年は自分でライターの清掃等を全くしていなかったのです。それで火口の周辺にカーボンが溜まったのでしょう、ガスが入っているのに火が出たり出なかったりするという症状が出てしまいました。前回のオーバーホールの際は、それまでに何度か自分で清掃作業をしていたので、不調になり難かったのだと思います。日常清掃の類は、ライターでも必要なんでしょう。 前回のオーバーホールでは、発火ヤスリ、火口キャップ、火口ノズルの3点の部品を交換しましたが、今回は発火ヤスリだけの交換でした。殆ど清掃だけで調子が戻ったようなものです。費用は前回同様の税別4,500円で、これはこのライターの扱い元である株式会社フカシロによるオーバーホールの基本料金なのだそうです。 という事で、長く使う愛用のライターは、自分でも日常的に清掃作業をしましょうというお話でした。ちゃんちゃん。(笑)[必要な煙草ブログは此方 Click!]
2018.08.01
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今年になって新たに日本に入ってきた四つのダン・タバコ社製パイプ煙草の最後のレポートは「パーフェクトブレンド」です。100g缶に入った着香煙草です。早速開けてみましょう。 開封時の香りは、バニラ、柑橘、蜂蜜、花、それと微妙にチョコレートといった物が適度に混ざったような感じです。華やかですが、先日レポートした「アンタッチャブルズ」よりも角が取れていて、馴染みやすい香りだと思います。「ブルーノート」にも少し似てるかなぁ。カットは、やや細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気はやや強めです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、柑橘+バニラの軽快な香りと、砂糖か蜂蜜を少し入れた炭酸なしの温いレモネードのような味が来ました。味には少し紅茶系の風味もあるような気がします。ふむふむ、割りとスタンダードな内容で、吸ってて安心感があり、上手く纏まった着香です。 火付きと火持ちは良いと思います。開封時にやや湿気が強いように感じたのですが、火付きと火持ちに影響する程には強くないという事だと思います。燃え進みは少し早めでしょうか。 喫煙中盤も余り着香が抜けて来ず、基本的に序盤と同じ喫味が続きます。飛び抜けた所がないので、何だか普通にどんどん吸い進めます。また、そうやってどんどん吸って行っても、過燃焼で味が乱れるというような素振りがないので、そういう面でも安心感があって、リラックスして吸えます。 喫煙終盤になると流石に着香が抜けて来て、ちょっと薄っぺらい味になって来ました。でも、こういう流れは着香煙草では普通の事なので、特段悪いという訳ではありません。着香が抜けて見えて来るベースの煙草の味は、バージニア葉が多めなのか、予想よりもブラックキャベンディッシュの渋味が少なく、そこそこコクがあって、これならこれで嫌ではない喫味です。 という事で喫煙終了。後味は薄めの柑橘入り紅茶系、残り香はバニラ+柑橘でした。 全体的に見て、バニラ+柑橘系のスタンダードな着香煙草だったと思います。渋味も殆ど出ませんし、着香が嫌いでないなら安心して吸える煙草だと思います。 100g缶なので価格が高いように感じてしまいますが、重量単価で見ると普通の値段です。内容的にも良く纏まって癖のないスタンダードな着香煙草ですし、奇を衒わない安心感があります。ただ、まぁ、多少地味かな、喫味的にも缶デザイン的にも。(笑)[スタンダードな煙草ブログは此方 Click!]
2020.05.10
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JTの「カピート2・メローライト」を吸い始めました。以前吸ってレポートしたのが2011年でしたから、もう9年振りという事になります。 この煙草も最初に吸った当時は非常に軽い煙草という感想だったのですが、今回吸ってみると、そこまでの軽さは感じず、割りとオーソドックスなパウチ入り着香煙草だと感じます。勿論、決して重い煙草ではありませんが、こういう感じの喫味なら「ライト」と銘打っていない銘柄でも普通にありそうです。 ところで、今回の「カピート2・メローライト」も含めてJTブランドのパイプ煙草は、分かりやすくするためにJTブランドの煙草としてここでは扱っていますが、実際の輸入販売は、JTの子会社である「日本たばこアイメックス株式会社 」が行っています。この会社では、JT本体が製造・販売している紙巻煙草や無煙煙草、加熱式煙草以外の、いわゆる伝統的な煙草分野の製品と喫煙具を扱っています。パイプ煙草の他に、手巻きやシガー類、そして「小粋」等の刻み煙草がそれです。愛好家が少なく、JT本体の収益の柱にならない煙草分野を子会社に押しやっているという形です。まぁ、利益を追求しなければならない企業の事業戦略としては、こういう形も理解出来ます。 ただ、パイプ煙草愛用者の私としては、パイプやシガー、煙管と比べると飽くまで簡易喫煙法でしかなく、且つ煙草本来の美味しさや良い香りが損なわれている紙巻煙草や加熱式煙草にばかり熱心で、煙草本来の古典的な姿を軽んずるJTの姿勢には、あるべき煙草メーカーの姿勢として大きな疑問を感じます。・・・まぁ、でも、子会社として保持し続けているだけでも評価するべきなのかなぁ。煙草全体から距離を置こうとしている某D社よりはマシか? JTのパイプ煙草を吸っていると、こういう事が頻繁に頭に浮かんで来ます。それがJTパイプ煙草の欠点です。(笑)[評価するべき煙草ブログは此方 Click!]
2020.11.25
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ピーターソンの煙草を続けて吸っています。今回はレギュラーのパウチ物「コーンメイラブラック」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。 日本での発売当初とはデザインが少し変わりましたが、ちょっとダークな感じの赤い色のパッケージとなっている点は変わっていません。この煙草の着香はマイルドで取っ付きやすい仕上がりのチェリー系なのですが、そう言えばチェリー系の着香煙草のパッケージは、他のブランドでも赤を基調にしている場合が多いように思います。勿論、逆にパッケージが赤いからと言って、必ずしもその煙草がチェリー着香である訳ではありませんが、チェリー着香の煙草のパッケージは大抵が赤いパッケージになっています。 これは果実としてのチェリーが赤いからだと思うのですが、ここまで一貫して一つの色が各ブランドで採用されているのはチェリー系着香だけのような気がします。他の例えば柑橘系着香の場合、橙色のパッケージになっている銘柄もあるにはありますが、そこまで橙色一辺倒にはなっていませんし、チョコレート着香の場合でも、チョコレート色になっているパッケージは寧ろ稀だと思います。或いはバニラ着香とかでは、バニラに色のイメージがない事もあって、パッケージの色はバラバラです。 煙草界に於いて、ここまで味と色が強く結びつけられているのはチェリー系だけというのは、非常に興味深い所です。[強く結びつけられている煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.03
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ピーターソンの新しいパウチ物パイプ煙草4銘柄の最後となります。「アイリッシュデュー」です。パウチには「バージニア・バーレー・ブレンド」とありますので、バーレー葉の効いた割りと渋めの味を想像するのですが、果たしてどんな煙草なのでしょう。 開封時の香りは、典型的な大鋸屑臭で、カブトムシの飼育箱を思い出させます。カットはブロークン・フレイクで、その崩れ具合はマックバレンの「バージニアNo.1」よりも細かい感じになっています。湿気は普通です。 ふむ、これだけ見ると、バージニア系非着香の非常にベーシックな煙草のように思えます。 この煙草を火皿内径20mmのパイプに無造作に折り畳むようにして詰めて着火しますと、焚火系のスモーキーな煙と、バーレーの効いた渋い味が来ました。 情報筋によると、この煙草のケーシングにはアイリッシュ・ウィスキーが使われているそうなのですが、そういう洋酒系の香りは殆ど感じません。ウィスキーでケーシングと言えば「ボルクムリーフ」もそういう系統だったと思うのですが、あの煙草もやはり洋酒っぽい香りは殆ど感じませんでした。ですから、ウィスキー系をケーシングで使うのは、香り付けよりも臭み消しが目的なのではないかと感じます。 一方、味の方は、前述の通りかなり渋い方向性で、紅茶系の甘味がない訳ではないのですが、バーレー葉による硬質な渋味にかなり抑え込まれている印象です。甘さを抑えた味は、飽きが来にくいので常喫向けだと思いますが、逆に言えば、インパクトに欠け、一発勝負だと評価されにくいという側面はあろうかと思います。 火付きと火持ちは、ブロークン・フレイクとしては良い方だと思います。ラフカットやリボンカットよりも悪いですが、フレイクよりはイージーに吸えます。特にこの銘柄の場合、「バージニアNo.1」よりも良く解されているので、火付き&火持ちで苦労させられるような事はありません。 喫煙中盤から終盤にかけても喫味は基本的に変化しません。ずっと渋いまんまです。バーレー葉らしいチクチクしたタンバイトもあります。この煙草は「アイリッシュ云々」と命名されていますが、こういうバーレー葉の渋味が前面に出ている味は、むしろアメリカの紙巻煙草を思い起こさせます。所謂「アメリカン・ブレンド」というのは、着香・非着香に限らずバーレー葉の割合が高いというイメージを私は持っているのです。 という事で喫煙終了。後味は渋く、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、甘味を殆ど感じず、渋味を淡々と味わう常喫系の煙草だったと思います。同じブロークン・フレイクの非着香煙草であるマックバレン「バージニアNo.1」よりも甘味が抑えられていて、味に気持ちが持っていかれないという意味で、「バージニアNo.1」よりもパイプの慣らしに適した煙草かも知れません。ただ、パウチ物にしては価格が少し高く、パイプの慣らしで消費していくのは少し勿体無い感じがします。それが難点と言えば難点です。 非ラタキアで渋い常喫系の煙草を求めている方は結構いらっしゃるかと思うのですが、そういう方には良い銘柄だと思います。[渋い煙草ブログは此方 Click!]
2016.04.27
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ダン・タバコ社からは、かの「ブルーノート」を始めとして数々の美味しい煙草がリリースされていますが、今回試してみる「ビルベリーズ・ブラック・ブレンド」はその中でも非常に地味な存在であるように思われます。いったいどんな煙草なのでしょう。 開封時の香りは、蜂蜜の中に干草系の腐敗臭が微妙に混ざると伴に、かなり強い漬物的酸味を感じます。カットは基本的にリボンカットで、刻みの大きさは普通、湿気も普通くらいです。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、まずはコクのある円やかで太い感じの甘味が来ました。その味の中には酸味も確かにあるのですが、その酸味は甘味を軽快なものにするのではなく、コクを加えて重厚な方向に作用しているように思われます。一方香りは、蜂蜜・洋酒・バニラ・干草といった内容が複雑に絡み合い、非常に奥深さを感じさせるものになっています。 う~む、着香煙草でありながら、これはかなり重厚で複雑な煙草のようです。 火着き・火持ちは良好で、やや燃え過ぎになりやすい傾向があるようです。ですから、過燃焼にならないように、やや抑えた吸い方が良さそうです。 燃え進みが早く、あっと言う間に喫煙中盤を迎えますが、この段階ではバージニア葉の紅茶系の甘味がはっきりと認識できるようになります。序盤の複雑な着香も継続しているのですが、紅茶系の甘味が先行するような感じです。ですから、全体的に見るとやや軽めの喫味になります。 喫煙終盤になると、コクがかなり薄くなり、随分と軽い喫味になります。着香分はまだ微妙に残ってはいますが、ほとんど感知できなくなり、主に干草系&紅茶系の軽快な甘味だけになります。終盤でこれだけ軽い喫味になる煙草は珍しいのではないでしょうか。 という事で喫煙終了。後味は軽く、残り香はちょっと洋酒系でした。 全体的に見て、序盤が重厚で、終盤になるほど軽い喫味になるという、非常に面白い喫味の変化をする美味しい煙草でした。煙草の質もなかなか良さげで、着香の内容も良く練られているように思われる良い煙草です。 ダン・タバコ社の銘柄としては地味な存在である今回の煙草ですが、内容的には非常に充実していたように思います。煙草の質の高さ、良く練られた着香、喫味の変化の面白さなど、これだけの内容を備えた煙草はそんなに多くはないと思います。この辺は、さすがダン・タバコ社の煙草といった所でしょう。缶のデザインと名前の地味さを何とかすれば、もっと人気が出ても良さそうな気がします。 かなり楽しめる煙草ですから、皆さんもぜひ一度お試し下さい。[重厚な煙草ブログは此方 Click!]
2014.04.14
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スリービーの三つ目=最後のレポートは「オリエンタル・ミクスチャー」です。「オリエンタル」の定義は良く分かりませんが、少なくともオリエント葉とかそれをベースとしたラタキアとかがメインになるブレンドなのだろうと思います。早速吸ってみましょう。 開封時の香りは意外にもラタキア系でもオリエント葉系でもなく、殆ど完全にバニラ&果物系の着香煙草でした。「とういう事!?」(笑) 「オリエンタル」という名前は、葉っぱの品種とは全く関係ないようです。カットは、明るい色のリボンカットをメインに、黒いラフカットが混ざります。湿気は普通です。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、バニラ&果物系の味と香りが来ました。果物は桃っぽい感じです。これ、某情報サイトによるとバージニア葉とブラック・キャベンディッシュ、それとオリエント葉のブレンドなのだそうで、オリエント葉が入っている事で「オリエンタル」と言われても間違いではないかと思うのですが、少なくとも喫煙序盤の味わいからすると、一般的な欧州系着香煙草のように感じられます。ただ、名前云々の疑問を忘れたら、かなりジューシーな甘味と酸味を持った美味しい着香煙草だと感じられます。 火付きと火持ちは良好です。また、燃え過ぎて困るという事もないので、普通に平和に吸えます。 喫煙中盤から終盤にかけて、やや着香分が薄れては来ますが、渋い喫味にはならず、果物系の甘味と酸味が最後まで続きます。ベースとなっている煙草の質はなかなか良さそうで、糖度が十分にある感じです。ですから、最後まで美味しい味を楽しめます。 という事で喫煙終了。後味は果物系で、残り香はバニラ&果物系でした。 全体的に見て、上手く出来た果物系の着香煙草だったと思います。「オリエンタル」という名前から、熟成されたオリエント葉から来る出汁系の喫味か、オリエント葉の燻製であるラタキア物の典型的な喫味を想像していたのですが、中身は完全に良く出来た欧州系着香煙草でした。実は当初ラタキア系だと思っていたので、ラタキア用のパイプを使ってしまったのですが、もうちょっと事前調査をしておけば良かったと少し後悔しています。 着香煙草として見れば、ドギツくないソフトな着香が最後まで楽しめる上品なブレンドだと思います。ただ、割りとありふれた内容なので、過度な期待は抱かない方が良いでしょう。 元々イギリス生まれの「スリービー」ブランドのパイプ煙草は、今はドイツのコールハス社が作っているようなのですが、なるほどこの煙草も欧州テイストの着香煙草でした。名前を気にせず、普通の着香煙草として試してみるのが良いと思います。[上品な煙草ブログは此方 Click!]
2016.11.16
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国内で販売されているパイプ煙草を一通り試してレポートし終わったので、これからは新製品以外の銘柄は再喫という事になります。で、どんな感じの記事を書くか考えているのですが、良い考えが浮かばないので、まぁ、書きながら考えていこうと思います。そうしていれば、その内自然にスタイルが固まってくるでしょう。 という事で、今回はラットレーの「セブンリザーブ」です。かなり前に、レポート済みだった事を忘れて再び買ってしまっていたのを、今まで吸わずに置いていました。初めて吸ってレポートしたのは2017年5月28日です。 前にレポートした際と比べると、缶のラベルデザインが変わっています。「セブンリザーブ」は随分前から販売されている銘柄ですが、ラットレーの近年の新製品のラベルデザインに合わせて変更されたようです。この新しいデザインでは、ラベルの下半分に警告表示を入れるために大きな空白が設けられていますので、そういう面では前のデザインの方が好きですが、それを考慮しなければ、今のデザインはなかなかカッコイイと個人的には思っています。 私は国内販売されているパイプ煙草は全て一度は吸いましたから、ラタキア物もそれなりに吸ってきました。それで、あの臭みとかにもかなり慣れたとは思うのですが、未だにラタキアが強い銘柄には少し抵抗があります。自ら積極的にラタキア物を吸いたくなる事が殆どないのです。ですから、これはもう好みの問題で、仕方がありません。 この点、ラットレーのラタキア物は、私でも吸いやすいと感じる銘柄が多いです。ラタキアを完全に裏方に回しているのです。中には、ラタキアが本当にブレンドされているかどうか疑わしい銘柄もありますし、ラットレーにしてはラタキアが強く主張してくるような銘柄でも、他のブランドに比べるとラタキアは全く強くありません。 今回の「セブンリザーブ」は、ラットレーの中では比較的ラタキアの存在感がある方ではないかと思います。それでも、「臭い!」と感じるような匂いはなく、ちょっと強めの出汁臭に抑えられているので、匂いとしてはとっつきやすいです。味も、ラタキアらしさがありながらも、果物的な甘味と酸味があり、重苦しさが軽減されています。ですから、この「セブンリザーブ」辺りからラタキアに入門するのは良い選択ではないかと思います。 まぁ、そんなこんなで、今回はこの辺で・・・。[良い選択の煙草ブログは此方 Click!]
2018.09.30
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前回は本家ダンヒルの「アーリーモーニングパイプ」をレポートしたので、いよいよ今回はそのレプリカとなるロバート・マッコーネルの「アーリーバード」を吸ってみます。本家を試した直後ですから、レプリカとしての再現度がどれ程なのか分かりやすいと思います。早速開けてみましょう。 開封時の香りは、軽いラタキア臭が最初にフッと来て、その後にオリエントの出汁臭とヨーグルトっぽい匂いが来ました。この香りは本家と殆ど同じだと感じます。カットは、細かいリボンカットとラフカットの混合ですが、本家より少し荒い感じがしますし、こちらの方には明らかに解し切れていないようなブロークンフレイクが少し混ざっています。湿気はやや強めです。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、バージニア葉の紅茶系とオリエント葉の出汁系、それと遠くの方にラタキアといった具合の味が来ました。出汁系の旨味がやや前にあるように思いますが、本家を良く再現していると思います。ラタキアの存在感の薄さも本家と同じくらいです。 火付きと火持ちは問題ありません。燃え進みがやや遅く感じますが、それは開封時の感触から考えれば想定内ですし、本家の燃え方も同じでした。 本家の方では喫煙中盤で出汁系の喫味が前に出始めるのですが、今回の「アーリーバード」では最初から出汁系がかなり前にいるので、この段階での喫味の変化というのは特にはありません。それと、本家で感じた纏まりの良さというのを、この煙草では不思議と感じません。何がどう違うかと聞かれても明確には答えられないのですが、・・・う~ん、纏まっていると言うより、主張の弱い者どうしが同居しているという風に感じるのです。角が取れ切れていない、或いは少し味にエッジが立っているとでも言いましょうか・・・。もしかしたら使っているパイプの違いから来る差かも知れないのですが、微妙な違いがあるにはあります。 喫煙終盤になると、何だか味が薄くなったような気がします。出汁系の味がもっと前に出て来て、紅茶系の味が後ろに下がる傾向は本家と同じだと思うのですが、どうも味わいに奥深さがないと言うか、厚みがないと言うか、ともするとちょっとスカスカな感触になったのです。煙草をもうちょっと寝かせて熟成期間を取れば、この辺は良くなるのではないかと素人目には見えてしまいます。 という事で喫煙終了。後味も残り香も軽めの出汁系でした。 全体的に見て、レプリカとして本家「アーリーモーニングパイプ」の再現度は高かったと思いますが、ちょっと急拵え的で奥行きが足りないような感触がありました。もしこれから継続生産されれば、奥行きの物足りなさも改善されるような気もしますが、どうなんでしょう。 まぁ、レプリカとしての再現度という部分を考慮しなければ、これはこれで悪くない出来の煙草だと思います。あまり本家と比べてどうだというような評価の仕方をするべきではないのかも知れません。[旨味がある煙草ブログは此方 Click!]
2019.07.07
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ピーターソン銘になった旧ダンヒル銘柄のレポートの続きです。今回は「ロイヤルヨット」です。もちろん私はダンヒル銘時代にこの煙草も吸ってレポートしていますが、もう9年も昔の事で、以前のレポートを読まないとどんな煙草だったのか良く思い出せません。という事で、前のレポートを読みながら吸います。 開封時の香りは、程好く熟成の効いた干草系です。ここにヨーグルトっぽい酸味が加わっています。カットは、フレイクを解し切ったリボンカットで、やや細かくなっています。湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、コクのある紅茶系の味が来ました。甘味は強くないのですが、糖分が熟成されて旨味に変わったような味わいがあります。バージニア葉のストレートで(多分)非着香ですから、まぁそういう方向の味なんですが、熟成具合が深くもなく浅くもない絶妙なラインで抑えられていて、その熟成具合がこの煙草の最大の売りなのではないかと感じます。因みに香りは微妙に酸味のある焚火系です。 火付きと火持ちは問題ないと思います。燃え難くもなく、燃え過ぎにもならない適度な燃え方をしていると思います。ただ、燃え進みは少し遅い感じがします。 喫煙中盤になって来ると、ハッキリした甘味が出て来ました。かなり軽い感じの甘味で、旨味が分解されて甘味に戻ったような雰囲気があります。この煙草は非着香だと思うのですが、喫煙途中で明確に喫味の変化が認識出来るというのは、ちょっと珍しいような気がします。 喫煙終盤での喫味の変化はありませんが、やっぱりニコチンは強めのようで、この段階になると少しニコチン酔いっぽくなってきます。 という事で、喫煙終了。後味はコクのある紅茶系で、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、絶妙な熟成加減のバージニアストレートの煙草だったと思います。そして、前のレポートを読みながら吸った訳ですが、やはり以前に吸った旧ダンヒル版の「ロイヤルヨット」と同じ煙草だと感じました。 ピーターソン銘になったラタキア物3銘柄に続いて、バージニアストレートの「ロイヤルヨット」も、やはり旧ダンヒル版と完全に同じ煙草だと思います。旧ダンヒル版がお好きだった方は、安心してピーターソン版に移行しても良いのではないでしょうか。ただ、まぁ、価格に問題はあるかも知れませんが・・・。[安心の煙草ブログは此方 Click!]
2020.04.12
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今回のパイプ煙草レポートでは、ダン・タバコ(DTM)の「カリビアンブレンド」を吸います。勿論、最近輸入されるようになった一連の新製品の一つで、同じ缶デザインの別銘柄もあるようですから、これもちょっとしたシリーズ物かも知れません。 では、開けてみましょう。 開封時の香りは、バニラとフルーツで、如何にも南国カリブ海の果物のような匂いです。カットはリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通です。割りとスタンダードな着香煙草の姿だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、・・・うむ、オーソドックスな着香煙草ですなぁ・・・、バニラ&フルーツな香りとやはりフルーツ系の味が来ました。フルーツは柑橘系のニュアンスもありますが、桃が一番近いでしょうか。輸入元の解説では「エキゾチックなハチミツとバーボンバニラでケーシング」とあります。それと、喫煙序盤から舌を刺す刺激が少しあって、多分ブレンドされているブラックキャベンディッシュのベースであろうバーレー葉に由来するものと思われます。 火付きと火持ちは普通です。燃え難くもなく、燃え過ぎもしない感じなので、喫煙テクニックとしては容易な部類だと思います。 喫煙中盤も同じような喫味が続きます。バニラと桃に近い果物系の喫味です。微妙な舌への刺激もあります。着香の出方とか味の内容とかは割りとオーソドックスですから、着香がお好きな方なら美味しく楽しめると思います。けれども、オーソドックスなだけに、これでなければダメなんだという側面は乏しく、よっぽど味が好みでなければ常喫にはなり難いようにも感じます。まぁ、大抵の着香煙草がそういう風ではありますから、色々吸って行く内の一つとして楽しめば良いのだと思います。 喫煙終盤では、少し着香分の味が薄まって来たでしょうか。この辺もオーソドックスな着香煙草の流れです。で、着香分が薄まって来た分、ベースの煙草の味わいが前に出て来る訳ですが、この煙草の場合、その味わいはバージニアの甘味とバーレー系と思われるコクが感覚的に半々で、なかなかちゃんと作られた本格派煙草のような体裁になっています。ですからパイプ煙草として最後まで楽しめ、DTMの着香煙草造りの上手さが感じられます。 という事で喫煙終了。後味はバーレーっぽいコクが残り、残り香はバニラ&フルーツでした。 全体的に見て、バニラ&フルーツ系のオーソドックスな着香煙草ではありますが、DTMのブレンドの上手さを感じられる良品だったと思います。 上手にブレンドされた着香煙草という、正にDTMを象徴するような煙草だと思います。パウチ入りではなく、缶入りで販売されるに足る内容はありますが、まぁ、個性という意味では物足りなさもあります。その辺の評価は、吸う人によって変わって来ると思いますので、取り合えず試してみるのも良いと思います。 言ってみれば「普通に美味しい缶入り着香煙草」です。でも「普通」って大事ですよね。[個性のある煙草ブログは此方 Click!]
2022.03.23
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今回からコモイの新製品を吸い始めます。最初はラタキア物の「イングリッシュミクスチャー」です。 コモイのパイプ煙草と言えば、以前はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)製の「カスク」シリーズが輸入されていたのですが、多分最初の輸入ロット分が捌けてしまうと、次のロットは輸入されず、国内では順次廃止銘柄になってしまいました。「カスク」シリーズは100g缶での販売形態だったので、売り難い面があったのだろうと思いますが、私としては好きな銘柄もあり、なくなったのは大変に残念でした。 今回新たに輸入されたシリーズは「地域ミクスチャー」とでも言いましょうか、「イングリッシュ」「アイリッシュ」「スコッティッシュ」「コーニッシュ」と、各地域に特有のブレンドとなっているようです。製造はドイツのコールハス社が行っているそうで、そこが前のSTG製「カスク」シリーズと大きく異なる点です。 それでは早速「イングリッシュミクスチャー」を開けてみましょう。 開封時の香りは、軽めで硬質なラタキア臭で、魚の干物の匂いに近いです。そんなにガツンとは来ませんが、如何にもラタキア物らしい匂いだと思います。カットはリボンとラフの混合で、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、魚の干物や鰹節を思わせるような旨味と軽めで硬質なラタキア臭が来ました。味も匂いもラタキア物らしいものですが、やはりそこまでガツンとは来ないので、ラタキア派ではない人でも比較的取っ付きやすいタイプだと思います。 火付きと火持ちは普通だと思います。どんどん燃える訳でもなく、かと言って全然燃えないという訳でもないので、比較的普通に吸える範疇です。ただ、燃え進みは、やや遅い方かも知れません。 喫煙中盤も基本的に喫味は同じです。ラタキア物らしい豊かな旨味が美味しい煙草なのですが、決してガツンとは来ずに、比較的マイルドで円やかなタッチで、且つラタキア的な臭みもそこまで強烈ではないので、とても吸いやすく「ながら喫煙」でも行けます。かなり上手くブレンドされた煙草だと思います。 喫煙終盤も喫味の変化はありません。終始マイルドで吸いやすいタッチの喫味なので、何となく「ながら喫煙」で吸っていて、何時の間にか吸い終わっていたという感じです。強く主張してくる訳ではないのですが、決して浅薄ではないので、例えばラタキア派の方なら常喫に非常に適した煙草だと言えるのではないでしょうか。 という事で喫煙終了。後味は軽めの出汁系で、残り香は硬質で軽めのラタキア臭でした。 全体的に見て、ラタキア物として十分な味わいを持ちながらも、マイルドで吸いやすく、常喫に適した上手いブレンドだったと思います。 輸入元の解説では「オリエントやラタキアを好むスモーカーには評判のミクスチャー。」とありますが、確かにそれが頷ける煙草だったと思います。ラタキア好きの方には必須の銘柄になるかも知れません。[必須の煙草ブログは此方 Click!]
2022.07.17
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マックバレン製パイプ煙草の集中喫煙が一段落したので、次はちょっとだけダン・タバコ社製に行こうと思っているのですが、その前に気分を変えてフレイクを吸います。お久し振りのラットレー「マーリンフレイク」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年1月の事でした。 この煙草を最初に吸った時には、不思議な塩味を感じたのですが、今回はそれよりもペリクの味を強く感じます。この煙草はバージニア&ペリクの名品ですから、そう感じるのは当たり前なのですが、前はこんなにペリクは前に出ていなかったように記憶しています。 また角缶に変更になった際もレポートしていますが、その時は火種の維持に随分と苦労しました。火付きも火持ちも、かなり悪い類だったのです。ところが、今回の喫煙では、フレイクらしい火付きの悪さはあるものの、一般的なフレイクの火付き・火持ちの範疇で、特に苦労するという事がありません。 このように、同じ銘柄でも間を空けて吸い直すと、違う感想を持ったりします。勿論、煙草の葉は農産物ですから、最終製品の製造ロットの違いによる製品のばらつきもあるでしょうし、季節やパイプ、吸う側の変化というのもあるでしょう。連続して同じ銘柄を吸っていると、こうした変化に気付かなかったりしますが、年単位の間を空けて吸い直すと、まるで違う銘柄のように感じたりします。残念なのは、感じる違いが煙草側の変化によるものなのか、それとも吸う側の変化によるものなのか殆ど判別出来ないという点です。 同じ銘柄の二つのレポートがあって、それぞれの評価が異なっている場合、それが煙草側の変化によるものなのか、それとも吸う側の違いによるものなのか分からないというのは、煙草レポートを読む側にしてみれば、かなり厄介な事です。それぞれのレポートの内容について、何をどこまで信じて良いのか判断出来ないという事になるからです。 ・・・でも、これって、どうしようもないんですよねぇ。レポートを書いている自分でさえ、良く分からないんですから。orz ま、煙草レポートなんて、全部、話半分で読んで下さい。そして、ちょっとでも気になる評価があったら、実際に自分で吸ってみて下さい。また、実際に吸ってみて気に入らなかったとしても、数年後に吸い直してみると、案外気に入る事もあったりします。 他人の評価にしろ、自分の評価にしろ、一つの評価を過剰に信じ込まないのが吉だという事です。[案外気に入る煙草ブログは此方 Click!]
2023.11.01
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もうすっかり忘れていたのですが、昨日は毎年恒例のIPSD(International Pipe Smoking Day)でしたね。今年は木曜日になりました。私の近隣では例によって特にイベント事とかの情報もなく、静かな一日でした。まぁ、地方のパイプ界隈なんてこんなもんです。・・・と去年と同じような日記を書いてます。ってか、ここまでほぼ去年のコピペです。(笑) ところで、昨年の今頃は久し振りの海外通販でパイプを購入し、更に年内にもう1本ほど海外通販で購入しようと目論んでいたのですが、その後は円安が更に進み、結局昨年中の購入は断念しました。で、また少し円高に振れて来たので、そろそろ行こうかなと思っています。ただ、残念ながら今年は昨年ほど経済的余裕がなく、今すぐに海外通販が出来る状態ではなかったりします。この辺、外国為替の状況と自分の経済的状況が上手く合わないのは、どうしようもありません。願わくば、次に経済的余裕が生まれた際に円高になっていて欲しいものです。 という事で、一日遅れですが『「パイプスモーカーの連帯」、「世界の平和」を祈念して』『愛用のパイプに火を点し、思いを新たに』したいと思います。本当に各地の騒乱が早く収まりますように。それと、昨年からの一連の災害に遭われた方々の生活が早く回復しますように。[世界の平和を祈念した煙草ブログは此方 Click!]
2025.02.21
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少し残念なお知らせがあります。 諸般の事情により、来週4月12日から6月上旬までの予定で、このブログの記事更新を休止します。 ・・・いやぁ、まぁね、何でこんな事になるんだよ・・・という気持ちなのですが、喫煙量が激減して記事数の確保が難しくなっている状況なので、タイミング的には丁度良いとも言えます。更新休止中に幾つか記事を書き溜めておく事が出来そうです。 更新再開時には改めて「X」上とかでお知らせいたしますので、期待せずにお待ち下さい。よろしくお願いします。[丁度良い煙草ブログは此方 Click!]
2026.04.05
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ラールセンのパイプ煙草の内、パウチ物のデザインが変わって、お店の在庫分についても順次新しいパウチに入れ替わってきています。ラールセンの煙草のファンである私としても、新しいパッケージに切り替わったら、前に吸ったことのある銘柄でも、改めてそれを買うようにしています。で、今回は「メロー&テイスティ」を買ってきました。写真の向って右が、新パッケージです。 「メロウ&テイスティ」は甘くて美味しい煙草です。 開封直後の香りは、優しい感じのバニラ・チョコレートです。微妙に柑橘系の酸味が混ざるでしょうか。ラールセンらしい良い香りです。 葉は粗めのカットで、湿気は普通ぐらいです。 フランク・メソッドでパイプに詰めて吸い始めますと、開封時と同様の優しいバニラ・チョコレートの香りが鼻をくすぐります。とてもイイ感じです。 喫煙序盤の甘さは意外と強くなく、割りとスッキリした甘さです。微妙に混ざる柑橘系の酸味が、甘みに軽快さを出しているのだと思います。 喫煙中盤を過ぎてくると、着香成分が抜けてきて、味が徐々に煙草らしい甘みに置き換わっていくのですが、元の着香自体が割りとスッキリした甘みなので、大きく味が変わるという雰囲気ではありません。 で、そういう流れで、最後まで軽快な甘さを保って喫煙終了。 火付き・火持ちはかなり良い方だと思います。煩わしい程には再着火が必要になる事はありません。 全体的な味の傾向から言えば、同じくラールセンのパウチ物である「ザ・マスターズ・ブレンド」から少し酸味を抑えて単純化したという感じです。その「ザ・マスターズ・ブレンド」を真ん中とすると、右側に「メロー&テイスティ」があり、反対側に「ファイン&エレガント」があるというイメージでしょうか。吸い比べると面白いと思います。 で、その「ザ・マスターズ・ブレンド」も、新パッケージを近々買ってくる予定なので、吸い始めたら、またご報告したいと思います。[美味しい煙草ブログなら Click!]
2011.06.29
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ゴールデンブレンド・シリーズの「アマレット」です。この辺のパウチ物着香煙草は意外に地味な存在で、インプレ記事とかも滅多に見ません。私自身としても、もう重箱の隅を突いているような感覚です。 開封時の香りは、杏と洋酒の香りが柔らかく漂う感じで、ドギツさはありません。カットは割りと大きなラフカットで、手触りはかなり乾燥しています。もしかしたら、長期に渡る店頭在庫のために、乾燥が進んでしまっているのかも知れません。 これを、内径20mmの普通のパイプに、少し硬めに詰めて着火します。煙草が乾いていたので、かなり辛い味を想像していたのですが、意外にもそんな事はありませんでした。最初に来る香りは、開封時の香りをさらにソフトにしたような雰囲気で、味の方は、微妙に出汁を効かせた杏ジュースといった趣です。甘味は適度に抑えられています。 火着き・火持ちは普通です。乾燥している分だけ燃えやすいイメージを抱いていましたが、実際はそんな事はなく、普通の燃焼性です。ですから、過燃焼気味にはなりません。多分、乾燥している分を大きなカットが補って、適度な燃焼性になっているのではないかと思います。 喫煙中盤になってくると、早くも着香分の杏の味と香りが弱まり、鰹出汁系のコクが前面に出てきます。ベタベタの着香煙草を想像していただけに、この展開は意外です。コクの部分は、深めに熟成を効かせたオリエント葉によるものに思われます。 店頭在庫中の乾燥によって、着香成分がかなり飛んでしまった結果なのかも知れませんが、ドッシリとしたコクのある味を中盤以降は楽しめます。 このコクのある喫味は結局最後まで続き、喫煙終了。後味は、鰹出汁系の旨味が残り、香りも煙草らしい干草が燃えた匂いで、杏系統の香りはほとんど残りませんでした。 全体的に見て、「アマレット」という名前の割りには、着香による香りは弱く、ほとんどオリエント系の鰹出汁っぽい味で吸わせる煙草でした。着香分は、それを僅かに装飾する程度にしか効いていなかったように思います。 この喫味は、やはり店頭在庫中の乾燥によって着香分が飛んでしまったためと考えるのが妥当なような気がしますが、それにしてもベースの煙草の味と旨味がしっかりとしたものである事は確かです。着香を楽しむよりは、煙草の味を楽しむ割りと本格的なブレンドであるとも言えます。そういう意味で、ベタベタの着香を想像させる「アマレット」という名前は、少し損をしているように思います。 なかなか旨味の豊かな良い煙草だと思います。[適度な煙草ブログは此方 Click!]
2013.02.02
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別に誕生日という訳でもないのですが、今回のパイプ煙草レポートはダン・タバコ社(DTM)の「バースデーブレンド」です。名前からして誕生日のお祝いに適したブレンドという事なのでしょうが、実際どうなのでしょう。とにかく吸ってみます。 開封時の香りは、何か甘い果物系統のカクテルとかリキュールとかを思わせる洋酒系です。情報筋によるとブルーキュラソーのアロマなのだそうですが、言われてみれば確かにそんなような香りです。カットは適度な大きさのリボンカットなのですが、薄茶色から黒色までの様々な色の葉が混ざっています。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時の香りから想像される通りの甘い果物系リキュールとかそういうカクテルを思わせる味と香りが来ました。そこに微妙にナッツ系の風味も混ざっていて、単純に甘いだけではない奥深い味わいになっています。単に派手で華やかな喫味という訳ではなく、落ち着きがありながらも艶やかさもあるという・・・、言葉にすると何だか分かりにくいですが。(笑) 火付きと火持ちは良好です。かなり燃えやすい感触なのですが、いきなり過燃焼になって味が乱れるという程でもないようです。 喫煙中盤になっても甘い果物系リキュールの喫味が続きます。この煙草の缶のデザインは、渋い執事が蝋燭の炎とパイプを乗せたトレーを、誕生日を迎えたご主人に恭しく持ってきたというような絵になっていて、それなりに雰囲気があるのですが、確かにそれに相応しいような喫味になっていると思います。落ち着きがありながらも、ちょっと嬉しいラグジュアリーな味が缶デザインに良く現れていて、いつもの事ながらDTMの缶デザインは秀逸だと感心します。 喫煙終盤になると着香分が薄れてきて、地の煙草の味が少し見えてきます。糖度は結構あって甘いのですが、一方でナッツ系のコクや渋味もあって、なかなか複雑で奥深いです。これに薄まってはいるものの着香分の甘い果物系リキュールの味が乗っているので、この段階でも非常に美味しく楽しめます。 という事で喫煙終了。後味は甘い果物系リキュールで、残り香もそういう感じでした。 全体的に見て、艶やかながらも落ち着きのある甘い果物系リキュールの味を終始楽しめる美味しい煙草でした。誕生日のお祝いに吸うにも適していると思いますし、常喫しても楽しめそうです。本当に、いつもながらDTMの着香煙草は上手に美味しく作られています。 この煙草、「バースデーブレンド」という名前なので、誕生日のための煙草だと思われてしまって、常喫する人は少ないのだろうと思うのですが、着香の上手さ・美味しさは、同社の人気銘柄「ブルーノート」にも勝るとも劣らない出来だと感じます。名前に拘らずに常喫しても良い煙草なのではないでしょうか。美味しい着香煙草です。[上手な煙草ブログは此方 Click!]
2016.10.26
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昨年、ダンヒルがパイプ煙草から撤退し、「ダンヒル」ブランドのパイプ煙草は流通在庫を残すのみとなりました。その後、ロバート・マッコーネルから一瞬だけレプリカ銘柄が発売されたりしましたが、それも問題が生じて直ぐになくなりました。 で、更に、「ダンヒル」銘パイプ煙草の最後の製造元であったスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)が正式にダンヒル社から権利を買い取ったという話が出て、もしかしたら再販されるかも知れないと思っていたのですが、・・・遂に再販が開始されたようです。しかも「ピーターソン」ブランドで! 先日、ドイツのネットショップから新製品のメールが届いたのですが、発売になったのは以下の3銘柄だそうです。 マイミクスチャー965 アーリーモーニングパイプ ナイトキャップ 「ピーターソン」ブランドのパイプ煙草はSTG製ですし、「ダンヒル」のパイプ煙草もSTG製だった訳ですから、これはもう完全に同じ物と考えても良さそうです。しかも、名前も缶デザインも同じです。違うのはブランド銘だけのように見えます。 このドイツのパイプショップの「ピーターソン」パイプ煙草のラインアップを見ると、「LAST CHANCE」という表示が出ている銘柄が幾つかあります。「ゴールドブレンド」や「ラグジュアリーブレンド」といった銘柄です。多分、生産が終了し、後はショップ在庫のみという意味なのだと思いますが、「ダンヒル」後継銘柄発売と同じタイミングだというのが興味深い所です。もしかしたら、ピーターソン社としては限られた会社資源を「ダンヒル」後継銘柄に振り向けるために旧来の銘柄の幾つかを廃止にしたという事なのかも知れません。 また、アイルランドを代表するパイプブランドであるピーターソンが、イギリスを代表するパイプブランド「ダンヒル」の後を継ぐというのも、ちょっと面白い話だと思います。これがもし後を継ぐのがイギリスの他のブランドだったりすると、ブレグジットの問題とか絡んできて、世界的な流通に何らかの障害が出るかも知れません。ピーターソン(アイルランド)の煙草は、イギリスの煙草とは少し毛色が違って、やや欧州本土的な雰囲気があると感じていますが、それでもやっぱり欧州本土よりイギリスに近い味わいがあると思います。ですから、まぁ、ピーターソンで良かったんではないでしょうか。 という事で、ダンヒル後継ピーターソン銘柄の日本への輸入を楽しみに待ちましょう。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2019.09.18
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ボルクムリーフの「チェリーキャベンディッシュ」を吸っています。以前レポートしたボルクムリーフの50g丸缶「ゴールド・チェリー&バニラ」のパッケージ変更バージョンだと思っていたのですが、吸ってるうちに、段々と自信がなくなってきました。もしかしたら違うブレンドかも知れません。orz この煙草は、ややマイルドなチェリー着香で、酸味と甘味のバランスが良く取れた美味しい煙草だと思うのですが、どうも以前の「ゴールド・チェリー&バニラ」を吸った時の感想と微妙に違っているような気がするのです。当時はもっと刺々しいチェリー着香だったようにレポートしています。この辺は、時を経て私の感じ方が変わった所為なのか、それとも本当に違うブレンドなのか、良く分かりません。 ・・・本当に良く分からなくなってきたので、この銘柄に関しては後々改めて本レポートを書きたいと思います。ただ、今吸ってるパウチは開封してから時間が経ってしまったので、近々買い直してレポートします。請う、ご期待。 ・・・って、他のボルクムリーフもレポートし直した方が良かったりして。(笑)[バランスが良い煙草ブログは此方 Click!]
2019.10.23
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ロバート・マッコーネルの「オリエンタルスクエア」をレポートします。やはり別の名前で昨年発売になっていた煙草で、旧称は「ダーバースクエア」となっていました。つまりダンヒル「ダーバーミクスチャー」のレプリカです。 この煙草が旧称で発売になった際には吸えずに終わったのですが、ダンヒル「ダーバーミクスチャー」については吸ってレポートした事があるので、今回はそのレポートを横目で見つつ「オリエンタルスクエア」を吸ってみたいと思います。 まず、開封時の香りは、熟成オリエント葉の出汁系の匂いが前にある、やや硬質で軽めのラタキア臭です。そこに少しクリームっぽいニュアンスが加わっています。カットはほぼリボンカットで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、バージニア葉の紅茶系の甘味が最初に来ました。バージニアに少しオリエントを混ぜて奥行きを出した感じの甘さで、開封時のラタキア臭からはちょっと想像し難い味です。一方、香りの方にはラタキアが生きていて、ラタキア特有の臭みが、常時という訳ではありませんが頻繁に鼻先を横切ります。 行方不明になる程ではないにしろ、ラタキアのブレンド割合はかなり少なそうです。 火付きと火持ちには特段の問題はなさそうです。燃え進みはやや遅めではありますが、何度も再着火が必要になる事はありませんし、逆に燃え過ぎて困るという事もありません。普通に吸えると思います。 喫煙中盤で慣れが出てきたのか、ラタキア感がますます希薄になりました。まだ行方不明にはなっていませんが、これくらい影の薄いラタキアであれば、ラタキアが苦手の方でもそこそこ吸えるのではないでしょうか。 喫煙終盤になるとラタキア感が更に薄くなります。確かにラタキアが存在しているのは分かるのですが、かなり遠くの方にいる感じです。この煙草の缶の裏に書かれた説明書きには「高い割合のダーク&イエローのバージニアに、ラタキアとオリエント葉を加えた」とあるのですが、正にそのような喫味になっていると思います。喫味の中心にあるのは、飽くまでバージニア葉なのです。 という事で喫煙終了。後味はバージニアの紅茶系で、残り香は焚火に微妙なラタキア臭が加わった感じでした。 全体的に見て、ラタキアとオリエントでアクセントを付けたバージニア・ブレンドという風情の煙草だったと思います。例えばラットレーの幾つかの銘柄にあるようなラタキアが行方不明になるようなラタキア・ブレンドではありませんが、「ラタキアを吸ってます!」という雰囲気は殆どない煙草です。 それで改めでダンヒル「ダーバーミクスチャー」を吸った時のレポートを読み返してみると、大筋で今回の「オリエンタルスクエア」と同じような感想を持っています。「ダーバーミクスチャー」の方がもう少しラタキアが前にあったように思いますが、今回の「オリエンタルスクエア」はレプリカとしてはかなりイイ線を行っているようです。 「ダーバーミクスチャー」が好きだった方は、ピーターソン銘の同銘柄が出てくるまでは、とりあえず今回の「オリエンタルスクエア」で代替しておくというのもアリだと思います。[イイ線を行っている煙草ブログは此方 Click!]
2019.11.24
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ダン・タバコ(DTM)の「ブラックブレンド」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは2014年の4月の事でした。7年ぶりの喫煙という事になります。 今回の缶は最初のレポートの時とデザインが変わっていません。ですから、今回の缶は製造時期が随分と前なのでしょう。警告表示が直接印刷されずに剥がせるシールタイプの缶で、しかも警告シール用のスペースが設けられていないデザインだと何だかホッとします。やっぱりパイプ煙草の缶はこうでないと。まぁ、でも昔の缶のままだという事は、余り売れないので在庫がなかなか捌けていないという事でもありますが・・・。orz 警告表示のない缶デザインが欲しい方は、今の内に買っておいて下さい。・・・あ、いや、こうやって煽ると、せっかくの古い缶デザインのロットも早く無くなってしまうな・・・。 名前から想像出来るかと思いますが、この煙草はダークでブラックな感じのコッテリ系着香煙草です。着香内容としては、バニラ・蜂蜜・洋酒・果物の混合という感じで、少々酸味もあるのですが、不思議と重厚な雰囲気になっています。これはこれで美味しい煙草です。 ・・・古い缶デザインの煙草だと、何だか愛おしくて、余計に美味しく感じるのでありました。(笑)[愛おしい煙草ブログは此方 Click!]
2021.08.15
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今回吸うのはダン・タバコ(DTM)の「モナリザ」です。缶デザインは上の写真の通りなのですが、このOKサインのモナリザって、何処かで見た事がありますよね。そうです、以前から存在する同社の「ダビンチ」と同じ絵です。ただ、絵の中に描かれた文は違っていて、それがそれぞれの煙草の内容を示しているようです。ただし、イタリア語らしくて意味が分かっていませんが。(笑) という事で開けてみましょう。 開封時の香りは、果物系に近いフローラル系とでも言いましょうか、何かの花のようでもあり、何かの果物のようでもあり、とにかくとても香しい香りです。カットは、殆どリボンカットに近くなるまで良く解されたレディラブドに、一部ラフカットが混ざっています。湿気は、ちょっと多めかも知れません。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、果物系の軽い酸味を伴った甘味と、何かの果物と花を混ぜたような香りが来ました。味も香りも非常に軽快で華やかなので、本来は落ち着いた雰囲気のモナリザが軽々しくOKサインを出しているという缶デザインに良く合っているようにも思います。 火付きと火持ちは良いです。特に難しい所はないので、普通に吸えます。或いは、やや強めに感じた湿気に合わせて、気持ち緩めに詰めても良いかも知れません。 喫煙中盤になると、微妙に着香分が薄くなったようにも感じますが、基本的に同じ喫味が続きます。 ところで、同社の「ダビンチ」と同じ缶デザインとなっている「モナリザ」ですが、どうして同じにしたのでしょう。「ダビンチ」はイタリア産キャンティワインを着香で使っているとの事なので、イタリア繋がりで「ダビンチ」の名が付けられたのだと思うのですが、今回の「モナリザ」に関してはイタリアやレオナルド・ダ・ビンチを連想させる要素が見当たりません。使われているバージニア葉はマイソール(インド)産だそうですから、イタリアとは関係なさそうですし、着香もフルーツ系で、そこにもイタリアを感じさせる要素はありません。・・・華やかな喫味でイタリア女性を想起させ、その代表としてモナ・リザを持ち出したのかも知れませんが、華やかな女性というのは世界中にいる訳ですから、これもちょっと無理がありますし・・・。缶の絵には「Il tabaco eccellente raccomandato dalla gioconda」とあって、翻訳サイトによると「モナリザが推奨する優れたタバコ」となるそうなのですが、これでは「モナリザ」という名前の理由になっていません。 う~む、謎です。(笑) そんなこんなで喫煙終盤になりましたが、この段階でも基本的な喫味は変わりません。ただ、やっぱり着香分は少々薄くなって来てますし、ブレンドされているブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉に由来すると思われる微妙に舌を刺す刺激が目立つようになって来ています。この辺は、着香煙草としては仕方のない所だと思います。 という事で喫煙終了。後味は果物系に少々の刺激、残り香はフローラル&フルーツ系でした。 全体的に見て、華やかなフローラル&フルーツ系の喫味が美味しい着香煙草だったと思います。着香煙草が好みでない方にはお勧めし難いですが、着香好きの方なら楽しめる煙草だと思います。ある意味、着香が上手いDTMらしい銘柄だとも言えそうです。 名前の由来は謎ですし、缶デザインが被っているのもどうかと思いますが、内容的には一つの定番銘柄として定着して行きそうな煙草です。[定番の煙草ブログは此方 Click!]
2022.03.02
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今回はサミュエル・ガーウィズ「セントジェームズフレイク」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2016年4月の事でした。 これを吸った当時、この煙草の香りを「ヨーグルトとか石鹸とかの系統の、ちょっと生臭いような香りで、これに発酵した干草系の匂いが混ざります。」と表現しているのですが、今吸ってみると、何かの果物と何かの発酵食品を混ぜたような香りに感じます。果物系の少しマッタリと甘い香りが前にあって、後ろに動物系の発酵食品があります。 この煙草のブレンドはバージニア&ペリクで非着香だそうですから、適度にブレンドされたペリクによって果物っぽい酸味の部分と発酵系の香りが出ているのだと思います。ペリクがブレンドされると、牧場の牛の匂いのような臭みを放つ場合と、漬物系若しくは果物系の酸味と旨味を伴った良い香りを放つ場合があって、それは多分、ブレンドされる割合によって変わって来るのではないかと思っています。多いと牧場っぽくなり、少ないと果物っぽくなると・・・。 既に日本では廃止になってしまいましたが、私の好きだった「エリンモアフレイク」は果物系の香りを放つバージニア&ペリクでした。一方、牧場っぽい匂いを出すバージニア&ペリク煙草としては、やはり日本では廃止となった「スリーナンズ」が印象深いです。どちらも米国では継続して販売されているようですから、未だ吸った事がない方は是非とも個人輸入して試してみる事をお勧めします。 私はこういうバージニア&ペリクのブレンドが非着香煙草の中では一番好きで、ラタキアの供給不足が始まった当初は、煙草にコクを加える別の手段として、今後はラタキアに代わってペリクが注目されるようになるのではないかと期待していたのですが、世の中どうもそういう方向には向かっていないようで、バージニア&ペリクの煙草は思ったようには増えていません。単にラタキア銘柄が減っただけという・・・。 まぁ、煙草の市場自体が縮小して行っているので仕方ないのかも知れません。[期待の煙草ブログは此方 Click!]
2022.12.07
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ゴールデンブレンドの「バニラ」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2012年の1月の事でした。 意外にもそれ程ゴリゴリ着香には感じない煙草です。着香感にしても煙草感にしても軽く感じる喫味で、日常的に「ながら喫煙」に向いているように思います。酸味を伴ったフルーツ系の風味がバニラよりも前にあるようにも感じられるので、その辺が軽さを感じる要因になっているのかも知れません。それと、舌を刺す刺激も少しあるので、それも重厚感を無くす要素です。 こういう軽い喫味の煙草というのも、それはそれで良い物です。パイプ喫煙は紙巻煙草の喫煙よりも趣味性が高いので、その喫味に対して手応えを求めがちになりますが、手応えのある煙草ばかり吸っていると、私の場合は少し疲れてしまう事があります。疲れてしまうと、1ボウルを吸い切らない内に喫煙終了し、ボウルに残った葉を捨ててしまう場合もあったりします。それは少し勿体ない・・・。 やっぱり気分的に重量級の煙草を吸いたくない日もある訳で、そういう時はこのゴールデンブレンド「バニラ」のように、気軽にスイスイ吸える煙草が良いです。 軽い煙草や重い煙草、美味しい煙草やそうでもない煙草が色々あって、そういう多彩さを楽しめるというのも、趣味としてのパイプ喫煙の良さの一つだと思います。[多彩な煙草ブログは此方 Click!]
2023.05.31
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ちょっと前に吸ったダン・タバコ(DTM)「パーフェクトブレンド」の味が、ラットレー「ブラックバージニア」と似てると感じたので、「実際どうなんだろう?」という事で、そのラットレー「ブラックバージニア」を買って来ました。この煙草の100g缶を初めてレポートしたのは2015年10月で、今回と同じ50g缶の方をレポートしたのは2021年7月の事でした。 で、比べてみての感想を先に書いてしまうと、着香の内容に違いはありますが、基本的な方向性は大変良く似ているなという事です。着香感は強くなく、黒くなるまで熟成させた葉の濃厚な旨味が喫味の大半を占めています。その熟成は、発酵によるジュクジュクとしたものではなく、乾燥&濃縮によって旨味を太くしたような感じになっています。実際、「パーフェクトブレンド」にしても今回の「ブラックバージニア」にしても、発酵臭の類はなく、黒く乾燥した硬い葉がブレンドの中心になっています。これって、火力乾燥によるものなのでしょうか。何か、そういう感じがします。 こういう煙草って、自分は実は大変好みであるなぁと改めて気付きました。「ブラックバージニア」の100g缶を初めて吸った時は、その美味しさに大変感動した記憶がありますし、その50g缶は割りと違った喫味に感じられたものの、やはりかなり美味しい煙草だと思っていました。ちょっと前に吸った「パーフェクトブレンド」にしても、同時に買ったDTM製20gパウチ物の中では一番好感を持ちました。今後似たような方向性の煙草を探して選ぶというのも、一つのやり方かも知れません。 これまで多くの銘柄を何度も吸って来ましたが、未だに新たな気付きがある事に驚いています。[新たな気付きがある煙草ブログは此方 Click!]
2023.09.20
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ラールセンの現行パウチ物3銘柄の最後に吸うのは「スイートアロマティック」です。この煙草を最初にレポートしたのは2011年8月で、これもレポート当時で既に何個目かのパウチでした。 これも非常に華やかなフルーツ系の喫味が大変に美味しい着香煙草です。他にない個性という意味では「ファイン&エレガント」程ではないかとは思うのですが、逆に万人受けしそうな仕上がりだと感じます。流石、以前は「マスターズブレンド」と呼ばれていただけの事はあります。 そう、この華やかさが今の「ラールセン」ブランドの中心的特徴になっているように思います。「ファイン&エレガント」もそうですし、次回吸う予定の「シグナチュア」も同じ方向性です。少しマッタリ系の「メロー&テイスティ」でさえ、他のブランドのマッタリ系と比べると随分と華やかです。 もっと多くの銘柄が存在した昔は、ラールセンにも非着香物やラタキア物、ガッツリとマッタリ系な物もあったのですが、市場規模が縮小して行く中で生き残っているのは、華やか系だけになってしまいました。まぁ、華やか系以外を吸いたくなったら、他ブランドの煙草を買えば良いのですから、特段大きな問題ではありません。今や一つのブランドだけで全ての需要を満たすような時代ではないという事です。 一つのブランドで全ての要求を満たすのではく、複数の個性的なブランドで多くの要求に応えて行くという流れは、煙草以外の分野でも見られる潮流ですよね。それで良いと個人的には思っています。[要求に応える煙草ブログは此方 Click!]
2025.02.26
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ピーターソンのパウチ物4銘柄の最後に吸うのは「アイリッシュデュー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年4月の事でした。 前回の「アラン」の記事で指摘した通り、今回の「アイリッシュデュー」のパウチに入れられた警告表示は「アラン」より少し大きくなっています。ですから、今回の「アイリッシュデュー」の製造時期は前回の「アラン」より遅く、その分だけ流通在庫期間が短く、中身の乾燥も進んでいない事が予想されます。 で、開封してみますと、本当に予想通り、普通の乾燥具合で、全く過乾燥な感じはありません。そして、味わいについても最初のレポートの通りとなっています。 まぁ業界的に、パイプ煙草の流通在庫期間が同シリーズの中でもバラバラになるのは、特段気にする事でもないのでしょう。そもそもパイプ煙草製品には、JTの紙巻煙草と違って「賞味期限」という概念がありません。だいたいが、茶色く枯れさせた葉っぱを、更に長期間熟成させた上で刻んで封入している訳ですから、賞味期限もヘッタクレもありませんわなぁ。乾き過ぎたら加湿すれば良いだけですし。 ただ、特に密閉度の高くないパウチ入りの着香煙草の場合、乾燥と伴に着香も飛んでしまうので、一度過乾燥してしまうと、着香分の味わいは確実に変化してしまいます。それは後から加湿しても戻らないので、もうどうにもなりません。また、流通在庫期間に加えて、その間の環境温度の変動も、味わいの変化に寄与するでしょうから、やはり在庫期間が余り長くなるのは良いとは言えません。 とは言え、着香分が飛んでしまったとしても、不味くて吸えなくなるという事にはならないので、やっぱりそんなに気にする事でもないのですが・・・。 ま、こういう事もあるというのも、パイプ煙草の面白さの一つと考えるのが「吉」でしょう。[面白い煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.22
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さて、アガシの機械を少し細かく見ていきましょう。 真っ先に目に飛び込んでくるのは、やはりビス止めのゴールドシャトンだと思います。二番車から四番車までが、ビス止めシャトンになっています。 軸受のルビーを収める穴を受板に開け、そこにルビーを入れます。その上からやや柔らかい素材のシャトンをかぶせ、それをネジで固定します。これはルビーの位置決めや傾きの調整がしやすいということで、こういう構造になっているのですが、技術が進歩し加工精度が上がってくると、この方式は廃れていきます。 まずシャトンが単なる圧入方式になり、最近ではシャトンもなくなって、ルビーを直接受板に圧入するようになっています。ルビーの適正な位置と傾きが、そういう単純な構造でも出せるようになったということでしょう。 ですから、ビス止めシャトンだから「高級」であるとは必ずしも言えないのでしょう。ルビーのセッティングに高い技術を持っているメーカーは、かなり早い時期からビス止めシャトンがなくなっていっているようです。 また、この機械では、ガンギ車受はシャトンではなくキャップ式になっています。これは、保油性を高めるための工夫だそうで、回転数の高いガンギ車とアンクルの軸受に採用されることが多かったようです。 ただ、この手法も、揮発しにくい潤滑油が開発されてくると、必ずしも必要というわけではなくなってきます。 まぁ、ビス止めシャトンにしてもキャップ式ガンギ車受にしても、技術的に進んでいなかった時期の機械だからこその工夫なのですが、良い時計を作ろうとする涙ぐましい努力が垣間見られる技術ではありますね。 今の機械よりも趣深い風景です。
2007.05.18
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今吸っている「ブラックXX」が余りに濃厚なので、連日吸っていると飽きてしまいました。それで、別の煙草も開けて、並行して吸っていく事にしました。今回開ける煙草はダンヒル「ウルトラ・マイルド」です。ウルトラな程にマイルドなのだそうですから、濃厚な「ブラックXX」と並行して吸っていくには丁度良いのではないかと思います。 開封時の香りは、比較的発酵の進んだ干草系のもので、漬物的酸味も感じます。カットは、細めのリボンカットで、湿気は普通です。 パイプに詰めて着火しますと、最初に来るのは浅い熟成のバージニア系の甘さでした。紅茶系の軽快な甘さとも言えます。開封時の香りが発酵した干草系だったので、こういう味が来るのはちょっと意外でした。微妙ながら漬物系の酸味も感じますので、それが甘味の軽快さを作っているのかも知れません。 着火後の香りも、どちらかと言うと浅い熟成の干草系です。 火着き・火持ちは良好で、且つ余り高温にもなりません。 吸い込んでいきますと、バージニアの軽快な甘さを楽しめるのですが、濃度は薄めで、この辺は「ウルトラ・マイルド」と銘打っているだけの事はあると思います。薄味ながらも雑味が少ないので、甘味の輪郭は非常に鮮明です。上手くまとめたなぁというイメージです。 浅い熟成の非着香バージニアブレンドとしては、薄味ながら、ある意味スタンダードな喫味で、優等生的でもあります。まさに、ダンヒルらしい煙草だと感じます。 こういうダンヒルらしさというのは、常喫としては良いと思いますが、逆に言うと少し退屈でもあります。特に、こういう非着香煙草では、1回の喫煙中で味わいの変化がある訳でもなく、喫煙そのものに気持ちを集中して吸っていくというスタイルには向かないのではないかと思います。どちらかと言うと、常喫として、別の何かをしながら吸うのに向いているのではないでしょうか。ニコチンの効きも穏やかですから、この煙草に何かを邪魔される事はありません。 とか何とか考えながら、喫煙終了。後味は紅茶系の軽い甘さが残り、残り香はうっすらと干草系でした。 ダンヒルというのは、パイプ界では最も名の通ったブランドです。有名だから、その煙草の喫味がスタンダードとされるようになるのか、それとも逆に、オーソドックスな喫味だからこそ、スタンダードとなってブランドが有名になっていくのか。卵が先か、ニワトリが先かという事なのでしょうが、まぁ、何れにしても名前なりの内容はあるという事かと思います。 ダンヒルの名前に違わぬ、間違いのない煙草だと思います。[上手くまとめた煙草ブログは此方 Click!]
2012.05.13
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パイプ煙草から撤退したダンヒルに代わって、人気のあったダンヒル銘柄(製造はSTG)のレプリカをロバート・マッコーネル(製造はコールハス)が昨年発売しましたが、余りにも似た名前と缶デザインの煙草を無許可で発売したため問題となり、結局それらのレプリカは短期間で販売終了となりました。私もこの段階のレプリカ煙草は幾つかしか入手できませんでした。 ところが、ロバート・マッコーネル社としても一度始めた商売を直ぐには止められないようで、今度は新たな缶デザインとかなり違った名前で同じ煙草を発売しました。缶デザインも名前も随分と違うので、事前の知識がなければダンヒル・レプリカとは気付かないようになっています。このダンヒル・レプリカのシリーズは全18銘柄あり、この秋にそれら全てが日本に入って来ました。 ただ、どうなんでしょう。STG製旧ダンヒル銘柄については、同じくSTGが製造しているピーターソンにそのまま引き継がれる事が決り、既にピーターソン銘での供給が海外では始まっています。つまり、そのままの本物がブランドだけ換えて再デリバリーされ始めた訳です。こうなると、レプリカを製造販売する意義は殆どなくなります。もしかしたら、ロバート・マッコーネルのダンヒル・レプリカのシリーズは、名前を変えてもやっぱり短命で終わるかも知れません。・・・いや、言われなければレプリカとは分からない名前なので、同社の普通のラインアップの新製品として、そのまま売られ続けるかも知れません。どっちに転ぶかは、売れ行き次第なんでしょう。 という事で、ロバート・マッコーネルのダンヒル・レプリカのリニューアルバージョンをこれから集中的にレポートしていきます(ただし、旧名称の時に既にレポートしている銘柄については、再喫煙草として軽いレポートに留めます。) 一回目の今日は「メリルボーン」です。 ロバート・マッコーネル「メリルボーン」の旧称は「マイミクスチャー999」です。この旧称はダンヒルの「マイミクスチャー965」にそっくりですよね。・・・つまり、そういう事です。(笑) ダンヒル「MM965」については、私も吸った事があるのですが、パイプを始めて直ぐの頃だったので、慣れないラタキアをまともには吸う事が出来ず、一缶を消費するのに随分と期間を要したのを憶えています。そして、喫味レポートも書いていません。ですから、今回吸ってみる「メリルボーン」との比較は殆ど出来ません。全く新規に吸うつもりでレポートします。 さて、「メリルボーン」の開封時の香りは、やや軽く硬質なイメージのラタキア臭です。どちらかと言えば、ラタキアよりも非ラタキアのオリエント葉の熟成臭の方が強い感じです。これに微妙に果物系のような甘い香りが混ざっています。カットは細かいリボンカットで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、随分とスモーキーな煙が最初に来ました。糖度が低く着香もしていないバーレー葉のような硬質な喫味です。何だか味気ないなぁと数十秒ほど吸っていますと、そこから唐突に軽いラタキアが顔を出しました。非ラタキアのオリエント葉の熟成臭がメインにあって、それに少しのラタキアが混ざっているような匂いです。味も、熟成オリエント葉の出汁系のコクが中心にあって、それにラタキアよる糸を引くような腐敗した味が少し混ざります。 ・・・う~ん、MM965の方はこんな味だったっけか。糸を引くような腐敗臭に苦労したのは憶えているので、その部分が似ていると言えば似ています。 火付きは問題ないと思いますが、火持ちはそれ程良くはありません。ただ、ラタキアというのは盛大に燃やすと臭みが強くなるイメージがありますから、ちょっと燃え難いこのくらいが丁度良いのではないでしょうか。燃え難いので、燃え進みは遅い方だと思います。 喫煙中盤でも軽いオリエント&ラタキアな喫味は続きます。この煙草の缶の裏には簡単なブレンド内容が書かれていて、そこには「ブラウンキャベンディッシュに、ライト・オリエントとスモール・バージニア葉が混ぜられている。イングリッシュ・ブレンド。」とあります。やはりラタキアよりもオリエントがメインであるようです。また、ブラウンキャベンディッシュのベースはバーレー葉である事が予想されますから、それが冒頭に書かれるような喫味であるのは吸ってみれば納得できます。 喫煙終盤になって、燃え進みが遅く、味もやや単調で奥行きに欠けるような所があり、何だか飽きて来ました。ニコチンもやや強めに効いて、ちょっと快適ではありません。それで、もう少し吸えそうではあったのですが、完全に吸い終わる前に喫煙を終了しました。う~む、パイプに詰める良を少し減らして、早めに終わってしまう方が良い煙草だったのかも知れません。 残り香は軽い出汁系+ラタキアの腐敗臭で、後味は硬質の出汁系でした。 全体的に見て、熟成オリエントの味にラタキアでアクセントを付けながら、トータル的にはバーレー葉のような硬質なコクで吸わせる煙草だったと思います。ダンヒルのMM965のレプリカという事なのですが・・・、あれってこんな味でしたっけ? 今回の喫煙では、燃え進みが遅く、途中で飽きてしまいましたが、基本的には軽く硬質な味の薄いラタキア物として、常喫でも行ける煙草だとは思います。まぁ、でも、どうなんだろう。ラタキア物は随分と久し振りに吸うので、その辺もあるのだろうとは思うのですが、こと今回の喫煙については、余り良い印象ではありませんでした。 MM965を常喫していた方がどういう評価をするのか気になる所です。[気になる煙草ブログは此方 Click!]
2019.11.20
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JTの「桃山」を吸っています。これも今まではパウチだけを吸っていて、100g缶を吸うのは初めてです。とは言え、中身はパウチ版と同じです。 今の「桃山」は、同じくマックバレン社製の前の「桃山II」からのリニューアル版なのですが、レシピとしては国産時代の「桃山」により近い内容になっているそうです。ですから、国産時代をご存知の方からすれば、現行「桃山」の方が懐かしい感じがするのだろうと思います。けれども、国産時代を知らない私にしてみれば、マックバレン社製になってからの「桃山II」の方が「桃山」の原点です。しかも、最初に「桃山II」の香りを嗅いだ時には、遠い昔に何処かで嗅いだ事のある懐かしい香りに思われ、自分の幼い時のパイプ煙草の原点がここにあったのだと確信させるものでした。 冷静に考えて、パイプ煙草としての味や香りの完成度や奥深さは、現行の「桃山」の方が前の「桃山II」より上だと思います。けれども、パイプ煙草の自分の原点は「桃山II」にあるので、あの香りをもう一度味わいたい気持ちが今でもあります。 こういう原点・原体験というのは人それぞれだと思います。皆さんの煙草・パイプ煙草の原点は何処にありますか? 時たまそういう事を思い出してみるのも悪くありません。[原点の煙草ブログは此方 Click!]
2020.11.29
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ピーターソン銘で復活した旧ダンヒル銘柄に三つの銘柄が追加されましたが、今回はその内の二つ目として「エリザベシアンミクスチャー」を吸ってみます。これはダンヒル時代の終盤で日本にも輸入されていた銘柄ですし、当時と製造元は同じですから、中身は全く変わっていないだろうと思われます。バージニア&ペリク(Va&Pe)のブレンドで、私の好きなタイプです。 因みに、ダンヒル時代に吸ったレポートは2015年4月にアップしています。喫味の細かい話はそちらをご覧頂くとして、今回は本当に同じ中身なのかどうか、ダンヒル時代のレポートを読みながら吸ってみたいと思います。 まず開封してみますと、ダンヒル時代と同じ香りとカット、湿り具合のように感じます。以前のレポートの通りです。で、吸い始めてみますと、以前よりちょっと辛みが出ているような気がします。ただ、この違いは、乾燥の進み具合、或いはパイプの違い等による喫味の変化の範疇にあるように思われ、同じ缶の煙草でも何回か吸っていると、これくらいの喫味の差は出そうです。 で、当時は「いきなり『ダンヒルらしい纏まりです』などと纏めてしまいたくなるような纏まり具合なんです。」なんて書いてますが、今回の喫煙でも同じ感想です。また「今まで吸ってきたダンヒルの煙草の中では最も好きかも知れません。」とも書いていますが、それも同じです。実は前回吸った同じくVa&Peのコインカット煙草「デラックスネイビーロールズ」に期待していたのですが、あれが予想外にもやや手応えに欠ける喫味だっただけに、「俺的ダンヒルNo.1銘柄」の地位は依然として「エリザベシアンミクスチャー」という事になりそうです。(笑) ま、そういう風で、やっぱりダンヒル銘末期時代と同じ煙草であるようです。私の好きなVa&Peカテゴリーの煙草ですし、纏まり過ぎてて面白味に欠けるなんていう思いは置いといて、取り敢えずこの煙草が復活した事を喜びたいと思います。[喜びたい煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.28
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今回から暫くの間、JTブランドのパイプ煙草を吸います。とは言え、現在のJTブランドのパイプ煙草は全てマックバレンが製造していますから、先般からのマックバレンの集中喫煙の続きでもあります。で、今回は「桃山」です。この煙草の前のバージョン「桃山2」を最初にレポートしたのは2011年3月で、モデルチェンジした現在の「桃山」をレポートしたのは2015年3月でした。 私にとって前の「桃山2」は、昔何処かで嗅いだ事のある香りに懐かしさを覚える煙草=私にとってのパイプ煙草の原体験的な銘柄だったのですが、モデルチェンジ後の「桃山」は、そういう思い入れがない代わりに、より本格的な奥深さを感じる煙草になっています。国内生産されていた時代の「桃山」を知る方なら、もっと違った評価になるのだろうと思うのですが、それを知らない私にとっては、「桃山2」も今の「桃山」も甲乙付け難い名品に思えます。 私は知らないのですが、「桃山」が国内生産からマックバレン製に変わった時は、国内パイプスモーカーから随分と色々言われたのではないでしょうか。同じく、例えばダンヒルがパイプ煙草を自社生産から他社からのOEMに切り替えた際、或いはそのOEM元さえも変わってしまった際も、多くの批判が出たと聞いた事があります。同じ銘柄が生産者を変えて継続販売される際は、いつもそんな感じです。生産者が変わると、同じレシピでも味が変わってしまう訳ですから、同じ名前の煙草でも、生産者が変わると実質的に廃止になるのと同然です。そりゃあ批判したくなる気持ちも分かります。 でも、好きだった銘柄が次から次へと本当に廃止になっていく近年の状況から見ると、当時名前とレシピが残るだけでもラッキーだったと言えるのではないでしょうか。 まぁ、時代が変わると同じ事象に対する評価も変わるという事だと思います。[甲乙付け難い煙草ブログは此方 Click!]
2023.10.08
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ダン・タバコ社(DTM)の煙草を続けて吸っています。今回は「ダビンチ」です。これも昨年の新製品ラッシュよりもずっと前から販売されている銘柄です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年8月の事でした。 前回の「ブルーノート」と同様に、この「ダビンチ」もDTMらしい良く出来た着香煙草だと思います。イタリア・トスカーナの赤ワインによる着香という事なのですが、アルコール系よりもバニラ系の濃厚な風味を感じます。 昨年発売になったDTMの新製品のなかに「モナリザ」という銘柄があって、それの缶ラベルには「ダビンチ」と同じ「OKサインのモナリザ」が描かれています。「ダビンチ」の着香がイタリア絡みである事を考えると、「モナリザ」も同じくイタリア絡みの着香内容なのかと思いきや、そういう情報は見当たりませんし、昨年実際に吸ってみても良く分かりませんでした。未だに謎です。(笑) 缶デザインが被っていて困るのは、買う時とかに一瞬どっちがどっちだったか分からなくなるという事です。今回買う際も「あれ? 前から売っていたのはどっちだったっけ?」と迷ってしまいました。せっかくユニークな缶デザインなのですから、夫々にもうちょっと個性的な缶デザインにして欲しかったように思います。 きっと将来的には、錯誤して狙っていた方とは逆の銘柄を買ってしまう事になるんだろうなぁ・・・。orz[ユニークな煙草ブログは此方 Click!]
2023.11.12
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ラールセンの「ファイン&エレガント」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年4月の事でした。 私の常備煙草であり、且つ新パイプの評価用の煙草でもあります。それで、昨年末に購入した新パイプ2本の評価用に先日購入したのですが、実は今吸っているのは、以前に購入してストックしていた分で、先日購入した分は次のストック用に回ります。当然、新パイプの評価は、今回開けたパウチの煙草で行います。 新パイプの評価で使うべき煙草は、自分が一番好きな煙草であるべきだと私は考えています。一番好きな煙草を一番美味しく吸えるパイプが、自分にとっての最高のパイプだと思っているからです。勿論、好きな煙草は幾つもある訳ですから、その中からどれを選ぶべきかも問題です。それで私は、比較的安価で、且つお店で在庫が切れる事が滅多にないという要素を加味して選んでいます。そして、一度選んだら出来るだけ銘柄を変えずに、一定の基準でパイプの評価が出来るようにしています。 この煙草を新パイプの評価用としてずっと使っているのは、こういう理由からです。 という事で、後日アップする予定の新パイプの喫味レポートは、この煙草を吸って行います。お楽しみに![楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2025.02.09
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新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。例によって、ウィンズロウのおめでたい「フジ」パイプの写真で今年もスタートです。 今年最初の記事という事で、今年の本ブログに於ける見通しや目標とかを書いて行きます。 まずパイプ煙草に関してですが、昨年のドクターパイプのような大物の輸入があれば、当然吸ってレポートしますし、勿論、毎年恒例となっているような季節物限定品も、出来る限り全て入手し吸うつもりです。まぁでも、この辺は多くを期待出来ないかな。 パイプ本体については、まず昨年末に入手した2本のパイプの喫味レポートを早期にアップする予定です。それと、もし円安がある程度収まれば、一昨年買ってみて気に入ったウィンズロウ「グレードEG」を買い足そうと考えています。 それ以外の煙草関連と時計関連については、今の所何の予定もありませんから、きっとまた何もない一年になる事でしょう。また、記事のアップロード頻度に関しては、昨年以上に今年は減らして行く事になりそうです。と言いますのも、最近の喫煙量が減少傾向なので、煙草銘柄レポートのネタ数が一層減りそうだからです。まぁ、無理せず自然体で行くつもりなので、この辺はご了承下さい。m(__)m まぁ、そんな感じで、今年もユルユルと書いて行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。(^^)/[今年も煙草ブログは此方 Click!]
2026.01.04
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新パッケージになったラールセンのパウチ物の三つ目になります「ザ・マスターズ・ブレンド」です。写真右側が新パッケージですが、良く見るとパッケージに描かれた絵柄そのものは変わっていないことが分かります。そして、当然ですが中身は全く変わっていません。 開封時の香りは、落ち着きがあるにも関わらず、かなり華やかな香りで、蜂蜜、柑橘系果物、チョコレートといったところが感じられます。同じラールセンのパウチ物で比べると、ファイン&エレガントよりも落ち着いた甘さで、「メロウ&テイスティ」よりも軽やかな感じです。 カットは、ラフカットと細めのリボンカットの混合で、全体的には割りと細かい刻みになっています。湿り気は普通くらいでしょうか。 パイプに詰めて着火しますと、開封時の香りの通りの味がします。チョコレート系と蜂蜜系の甘味に、柑橘系の酸味を加えた味で、軽快になり過ぎずに適度に落ち着いた甘味を楽しめます。このバランスは、なかなか絶妙です。 ・・・あぁ、やっぱり自分はラールセンの着香煙草と相性が良いなぁと、つくづく感じます。このマスターズ・ブレンドは軽過ぎず重過ぎず、華やかながら落ち着いているという、本当に絶妙のポイントを突いてきてくれます。 私は同じくラールセンの「ファイン&エレガント」を常備煙草にしているのですが、実はこの「マスターズ・ブレンド」も常備煙草の第二候補として、いつも心に留めている銘柄だったりします。 こうした絶妙なバランスの味は、大きく変化する事なく最後まで続きます。火付き・火持ちが良いので、どんどん燃え進み、気付いたら全部灰になっているような感じで、非常に気楽に吸い切れます。 喫煙終了後の後味も爽やかで、ルームノートもイイ感じです。全体的に、非常に良質の着香煙草という風合いで、その分煙草らしさという面では物足りないかもしれませんが、それを補って余りある美味しさだと思います。しかも1パウチ1,250円なので、内容の割りには高くない価格設定です。 という事で、この煙草は、着香好きのパイプ・スモーカーさんには、ぜひともお奨めしたい銘柄の一つです。[お奨めの煙草ブログはコチラ Click!]
2011.08.29
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今回のパイプ煙草レポートは、ラットレーの100g缶「ブラウンクルーニー」です。この煙草は、ちょっと前にご報告した同社の「ブラックバージニア」と同じくバージニア葉のストレートのようなのですが、同じバージニアのストレートで、しかも同じ会社が作る煙草なのですから、「ブラックバージニア」とそんなに大きな違いはないのではないかと想像してしまうのですが、果たしてどのような煙草になっているのでしょうか。 開封時の香りは、ヨーグルトっぽい発酵臭で、それにやや干草系の匂いが混ざります。カットは、ほとんどリボンカットに近い所まで解されたブロークンフレイクで、色は焦げ茶色です。ですから、「ブラックバージニア」とは異なる熟成過程・熟成具合である事が分かります。湿気は、やや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、・・・あー、なるほど全然違う、「ブラックバージニア」とは全く違う喫味が来ました。前の「ブラックバージニア」は珍しいコーヒー牛乳味だったのですが、今回の「ブラウンクルーニー」はもっとオーソドックスなバージニアストレートの味です。砂糖を少しだけ入れた薄めの紅茶の味をメインにしつつ、発酵がそれほど進んでいない干草系の風味を少し混ぜ、そこにヨーグルトを少しトッピングしたという感じの味と香りです。サミュエル・ガーウィズの「フルバージニアフレイク」とか、その辺の喫味に非常に近いです。ブロークンフレイクの煙草ですから、煙草の葉っぱを何枚も重ねてプレスし熟成させるというフレイク煙草の製法の部分は「フルバージニアフレイク」と同じでしょうから、喫味が似てくるのは当たり前かも知れません。 ただ、今回の「ブラウンクルーニー」は不思議と薄い味で、スカスカという感じではないのですが、決してドカンとは来ない喫味です。この辺は「フルバージニアフレイク」の方がパンチがあると言えそうです。 火付きと火持ちは、まぁ許容範囲ですが、あまり良い方ではありません。着火はやや手間取りますし、置いておくと予想より早く立ち消えします。やはり煙草の湿気がやや強いからでしょう。ちょっと緩めに詰めた方が良さそうです。 喫煙中盤になって、少し味が濃くなって来ました。ボウルの下の方の葉っぱにタール等が蓄積されてきたのかも知れません。また、ちょっとした塩気も感じるようになりました。塩気と言えば、同じくラットレーの「マリンフレイク」が思い出されるのですが、あれ程の強さではなく、非常に微かです。 喫煙終盤は中盤からの喫味がそのまま続き、そのまま喫煙終了。後味は紅茶と干草に塩味が少し、残り香は焚き火系でした。 全体的に見て、薄味で塩気があるとは言え、割りとオーソドックスなバージニアストレートだったと思います。コーヒー牛乳味だった前の「ブラックバージニア」とは全く違う喫味で、一つの会社且つ同じバージニアストレートでこれだけの違いが出せるというのは、非常に興味深い事だと思います。ただ、この「ブラウンクルーニー」単体で考えた場合、バージニアストレートとしてそれほど独特という訳でもなく、バージニアストレートという言葉で想像される喫味の範疇であったのも確かです。そういう意味では、一般的なバージニアストレートの中で好きな銘柄を決めていく過程で、この煙草の喫味のバランスが丁度マッチする人もいらっしゃるのではないかと思います。 バージニアストレート系の煙草を探求するなら、この煙草も一つの選択肢として吸ってみる価値はあるかと思います。[振り幅の大きい煙草ブログは此方 Click!]
2015.11.11
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今吸っているのはラールセンの「クラフツマンズエディション2018」です。日本では2018年末に輸入販売された煙草ですから、ついこの前の事です。 バージニアフレイクを良く解してリボンカット状にし、そこに少しブラックキャベンディッシュらしき葉を混ぜたような見た目です。味は、洋酒系のケーシングを施された糖度の高いバージニアといった感じの紅茶系で、バーレー葉らしき刺激も少し。微かに果物系の味も感じますが、基本的に非着香もしくは微着香の煙草で、価格なりの高級感があります。 これを最初に吸った時のレポートでも書きましたが、この煙草の味と価格なら、レギュラー品としても十分に戦える内容になっているように思います。毎年色々販売される限定物の中で、レギュラー品としても十分に採算が取れるほど売れそうな内容の煙草というのは、実際は多くはありません。先日吸ったピーターソン「スペシャルリザーブ2018」もそうですが、今回のラールセン「クラフツマンズエディション2018」も、そういう煙草です。 あ、いや、或いは、こういうのが2018年の流行だったのかも。 今年の「クラフツマンズエディション2019」は、果たしてどんな煙草になるのでしょう。今から楽しみです。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2019.09.29
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マックバレンのパウチ物を引き続き吸っています。今回は「バニラトフィー」です。 発売された直後に吸ってレポートした時は「バニラトフィークリーム」という名前だったのですが、知らない間に名前とパッケージが微妙に変わってます。同社の「バニラクリーム」と混同しないようにしたのかも知れません。 バニラ・ミルク・キャラメルという感じの煙草で、比較的新しい銘柄です。マックバレンのパウチ物では既に廃止になった銘柄が幾つもあるのですが、これはしっかり継続販売されています。廃止になった銘柄を見ると、例えば「ベルベット」シリーズ2銘柄や「キューブ」シリーズ3銘柄のように割りと大胆に「攻めた」銘柄が多いようで、逆にこの「バニラトフィ」のような比較的オーソドックスな線から外れていない銘柄は残されているように見えます。 オーソドックスな銘柄を残して、「攻めた」銘柄は止めるという方向性は、多分に守備的です。一頃は「攻めた」新製品を多発していたイメージのあるマックバレンなのですが、最近は新製品を出す事がなくなり、すっかり守備的な経営に終始しているようです。これも時代の流れなのでしょう。 そう言えば、最近は全くの新製品というのを見ていないような気がします。別銘柄のレプリカとか、他社からの譲り受け銘柄とか、日本では新製品だけれども海外では売られていた銘柄とか、そういうのばかりです。 こういう風だと、銘柄レポートが記事のメインとなっているこのブログとしては、非常に苦しい訳です。記事内容の幅を広げていく必要がありそうです。[幅の広い煙草ブログは此方 Click!]
2020.08.02
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JTの「プロムナード」を吸っています。最初に吸ってレポートしたのは2012年6月でしたから、もう8年以上前です。 この煙草も、以前吸った時とイメージが異なる物の一つです。最初に吸ってレポートした際には、チョコレートやメープルシロップの味を感じていて、ショップさんの解説でもそういう風な味とされているのですが、今回吸ってみると、ウィスキーとかバーボンでケーシングした煙草のような味がします。ボルクムリーフとかにあるような、あの風味です。・・・う~ん、甘味はもっとあるかなぁ。少なくとも、チョコレートは殆ど感じません。長期在庫で着香が飛んだのかも知れません。 まぁ、でも結構美味しいです。着香感は希薄で、素のバージニアに洋酒が浸み込んでいるような風味なので、もう少し高い価格帯の煙草のようです。それと、ちょっとバーレー葉の刺激があって、良いアクセントになっています。バーレー葉が表に感じられるという意味では、販売元のJTアイメックスの説明にある「ソフトな甘味を生かしたアメリカタイプ」という表現も理解出来ますが、良くあるアメリカン着香の煙草よりもバージニア葉の甘味が感じられます。良いブレンドだと思います。 さて、これを含めてJTのパウチ物パイプ煙草は、現在40g入りで1,170円という価格設定になっています。これは50g換算で1,463円ですから、実際そんなに安い煙草ではなかったりします。マックバレンの「バージニアNo.1」より高いのです。製造元(マックバレン)も輸入・販売元(JTアイメックス)も同じなのに価格が高くなるという事は、「JT」というブランドに価値を持たせているという事になりますが、ことパイプ煙草の分野でプレミアを付けるだけの神通力が「JT」にあるとは思えない・・・。そういう所に疑問は感じるとは言え、悪くない煙草です。[プレミアな煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.16
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ピーターソンに三つ追加された旧ダンヒル銘柄ですが、最後にレポートするのは「スタンダードミクスチャー」です。ダンヒル版当時のレポートは2014年3月にアップしています。また、ロバート・マッコーネルのレプリカ版である「ノッティンヒル」については2019年12月にレポートしています。 ブランドがダンヒルからピーターソンになったとは言え、ダンヒル撤退時の製造元(スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG))はピーターソン版になった今も製造元として変わっていません。ですから、レシピは当然として、原料も製造工場も変わっていないでしょうから、ピーターソン版になった旧ダンヒル銘柄は、旧ダンヒル時代と全く同じ煙草であると思われます。実際に吸ってみても、私には喫味の変化が認識出来ません。今回吸っている「スタンダードミクスチャー」も同様です。 このラタキアが入っているのかどうか良く分からない熟成オリエントがメインの「スタンダードミクスチャー」の喫味は、2014年にレポートした時と同じに感じます。ピーターソン版になった今の缶にも「A BLEND OF VIRGINIA AND TURKISH TOBACCOS」と書いてあり、ラタキアの文字は見当たりません。勿論、ラタキアはターキッシュ(オリエント)葉の燻製ですから、ターキッシュと記載されていれば、それがラタキアを示している可能性はあります。また、実際の喫味でも、ラタキアっぽい部分があるにはあります。ですから私は、この煙草をラタキア用に使っているパイプで吸っています。 でもやっぱりラタキアっぽさは非常に希薄で、ラタキアに慣れていない人でも普通に吸えそうな煙草です。ラタキアっぽさが希薄なだけに、むしろラタキア入門には適さないかも知れないと思われるくらいです。例え、この煙草を吸い慣れたとしても、一般的なラタキア銘柄には立ち向かえないのではないでしょうか。 ま、そんなこんなで。とにかく旧ダンヒル銘柄の復活は喜ばしい事です。[喜ばしい煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.02
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昨年末に輸入が始まった「ビーボ」を吸います。ダン・タバコ社(DTM)製です。ただ、新たに入って来たと言っても、手巻き用のパウチ入りシャグ(ファインカット版)の「ビーボ」は以前から輸入されていて、パイプ用としては新入荷という事になります。尤も、手巻き用「ビーボ」の輸入元の解説では「パイプたばこの名品からシャグが生まれた。」とありますから、オリジナルの方のパイプ用が後から日本に入って来たという形になります。という事で、手巻きで吸った事のある方も多いのではないでしょうか。私は最近すっかり手巻きを吸わなくなったので、「ビーボ」は初めて吸います。 因みに、手巻き用のファインカット版の日本での現在の売価は40g入りパウチで1,500円となっていますから、50g換算で1,875円となります。対して、パイプ用の荒いリボンカット版である今回の「ビーボ」の現在の売価は50g缶で2,300円です。ファインカットにする方が手間がかかって高価になりそうな気がするのですが、どうなんでしょう。単にパウチと缶という入れ物の違いによる価格差にしては大きいようにも思いますし・・・。 ま、でも取り合えず早速開けてみましょう。 開封時の香りは、かなり酸っぱい感じで、スモモを想起させます。ですから漬物系ではなく、果物系の酸っぱさです。カットは、濃い茶色のリボンカットで、やや渇き気味の感触です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、予想よりマイルドではありますが、酸味が前にある果物系の味と香りが来ました。やっぱりスモモっぽい感じです。酸味が前にあると言っても、後ろにはちゃんと甘味があって、それでトータルとして果物らしい喫味に落ち着いています。 火付きと火持ちは良好です。少し乾いた手触りだったので、ちょっと燃え過ぎるかも知れないと思っていましたが、そんな事はなく普通に吸えます。ただ、燃え進みはちょっと早いかな。 喫煙中盤でも喫味に変化はありません。酸っぱめのスモモの味わいです。で、酸っぱくても美味しいのは、酸味の後ろにある甘味のお陰だと思います。適度な甘みが酸味を楽しめる範疇に抑えてくれているという感じでしょうか。 喫煙終盤もスモモの味が続きます。ここまで来て未だに着香の味が続くのは、かなり深い着香になっているせいだと思います。そう考えると、やはりDTMの着香は上手いという事なのでしょう。 という事で喫煙終了。後味も残り香もスモモでした。う~ん、残り香の方が酸味を強く感じるかな。 全体的に見て、スモモっぽい酸味が前にある果物系の喫味が美味しい煙草でした。こういう酸味が楽しめる煙草というのは多くないと思うので、貴重な存在かも知れません。 私はファインカット版を吸った事がないので、カットの違いによる喫味の違いや重量単価の差が妥当なのかどうかを云々する事は出来ませんが、パイプ煙草として「ビーボ」を見る限りに於いては、価格なりに美味しい煙草だと思います。 果物系着香がお好きなら、試してみる価値はあります。[価値のある煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.23
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