機械式時計と煙草でブログ!

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2016.04.27
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 開封時の香りは、典型的な大鋸屑臭で、カブトムシの飼育箱を思い出させます。カットはブロークン・フレイクで、その崩れ具合はマックバレンの「バージニアNo.1」よりも細かい感じになっています。湿気は普通です。
 ふむ、これだけ見ると、バージニア系非着香の非常にベーシックな煙草のように思えます。

 この煙草を火皿内径20mmのパイプに無造作に折り畳むようにして詰めて着火しますと、焚火系のスモーキーな煙と、バーレーの効いた渋い味が来ました。
 情報筋によると、この煙草のケーシングにはアイリッシュ・ウィスキーが使われているそうなのですが、そういう洋酒系の香りは殆ど感じません。ウィスキーでケーシングと言えば「ボルクムリーフ」もそういう系統だったと思うのですが、あの煙草もやはり洋酒っぽい香りは殆ど感じませんでした。ですから、ウィスキー系をケーシングで使うのは、香り付けよりも臭み消しが目的なのではないかと感じます。
 一方、味の方は、前述の通りかなり渋い方向性で、紅茶系の甘味がない訳ではないのですが、バーレー葉による硬質な渋味にかなり抑え込まれている印象です。甘さを抑えた味は、飽きが来にくいので常喫向けだと思いますが、逆に言えば、インパクトに欠け、一発勝負だと評価されにくいという側面はあろうかと思います。

 火付きと火持ちは、ブロークン・フレイクとしては良い方だと思います。ラフカットやリボンカットよりも悪いですが、フレイクよりはイージーに吸えます。特にこの銘柄の場合、「バージニアNo.1」よりも良く解されているので、火付き&火持ちで苦労させられるような事はありません。

 喫煙中盤から終盤にかけても喫味は基本的に変化しません。ずっと渋いまんまです。バーレー葉らしいチクチクしたタンバイトもあります。この煙草は「アイリッシュ云々」と命名されていますが、こういうバーレー葉の渋味が前面に出ている味は、むしろアメリカの紙巻煙草を思い起こさせます。所謂「アメリカン・ブレンド」というのは、着香・非着香に限らずバーレー葉の割合が高いというイメージを私は持っているのです。

 という事で喫煙終了。後味は渋く、残り香は焚火系でした。


 非ラタキアで渋い常喫系の煙草を求めている方は結構いらっしゃるかと思うのですが、そういう方には良い銘柄だと思います。


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最終更新日  2016.04.27 17:01:21
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