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2012.03.03

オルスボ・ブラック

(2)

テーマ：パイプたばこを吸おう(1843)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

以前試した「オルズボ・ゴールド」は、フルーツ系の甘さが美味しい欧州系着香煙草でした。今度の「ブラック」はどうでしょう？

　開封時の香りは、蜂蜜、チョコレート、柑橘類と微妙なバニラといった感じで、典型的な欧州系着香を予感させます。カットは、リボンカットとラフカットの混合という、着香煙草としてはオーソドックスなパターンで、やや渇き気味の手触りです。

　着火して吸い始めますと、蜂蜜や果物系の香りと甘さが、優しく流れてきます。しばらくアメリカンな強力着香の煙草を吸っていたので、欧州系の着香が非情に優しく感じられます。アメリカンな着香のようにグイグイとは来ないので、リラックスできる喫味になっていると思います。

　火着き・火持ちは良い方で、且つ燃え過ぎる雰囲気でもありません。扱いは容易な方だと思います。

　喫煙中盤辺りから、バージニア系の味が出てきて、ややコッテリした甘さになってくるような感じがありますが、それほど強くはなく、大筋で喫煙序盤と同じような喫味が続きます。
　で、このまま喫煙終盤まで行き、そのまま喫煙終了。

　後味は軽快で爽やかですが、残り香は少しコッテリした甘さがあります。

　全体的にクドさがなく、美味しく吸えますが、煙草感はやや希薄かも知れません。着香部分と元々の煙草の味がシームレスに連続しているようなイメージで、そういう意味では非情に上手に着香されているように思われます。

　まぁ、どちらも美味しい煙草だと思いますので、どちらを選んでも大きくは外さないという事なのですが、逆に個性的なインパクトには欠けるという事でもありますし、う～む・・・。

　或いは、私が着香ばかり吸って舌が馬鹿になっていて、微妙な違いまでは分からなくなっているのかも知れません。orz

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