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2012.04.27

セルロースの透明な巻紙

テーマ：タバコは手巻き(72)

カテゴリ：その他喫煙

　「ワンバック・スリム」は「スリム」と言っても、幅は40mmあり、通常の78mm巻紙の44mm辺りより幅が狭いですが、70mmレギュラー巻紙の37mm辺りより広いので、普通の太さで巻けます。長さは75mmで、通常の78mm（1･1/4サイズ）より少し短いです。

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　パッケージには、この巻紙が折り曲げられずに入れられており、それを取り出してみると、糊が付けられていないようでした。糊なしでも湿らすと自然とくっつくのでしょう。湿度の高い季節での保管は気を使いそうです。

　単語カードの吸い口付きで、ゴールデンバット（加湿済み）を巻いた完成品が上の写真です。本当に透明です。

　これを吸ってみますと、一瞬だけヘンプ巻紙のような風味を感じるのですが、風味の強さはヘンプよりもかなり弱いです。その微かな風味は、何かの草を燃やしたようでもあり、ちょっと病院内の匂いのようでもあり、独特です。目や鼻への刺激臭は、ほとんどありません。
　味の面では、かなりクール・スモーキングを心掛けたつもりなのに、舌へのチクチクする不思議な刺激があり、それはシガレット・ホルダーに挿して吸っても消えませんでした。

　比較のために、愛用のスモーキング「ブラウン」で巻いた物を直後に吸ってみたのですが、そちらの方が味がまろやかで、舌への刺激もありません。スモーキング「ブラウン」では、藁を燃やしたような風味が微妙に加わるのですが、それが煙草の味と上手く混ざって、煙草の味のコクを増やしているような味わいになっています。

　全体的に見ると、「ワンバック・スリム」は煙草の味を邪魔しない優秀なスローバーニング巻紙だと思いますが、煙草の味を少し尖らせるような感触があり、この辺は好みの別れる所だと思います。また、価格が通常の２倍近いので、「透明」というネタ以外にこの巻紙を積極的に使う理由はほとんどないような気もします。

　ただ、知らない人へ見せた時のインパクトは絶大だと思われるので、その部分への投資という意味で使うのはアリだと思います。