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2012.06.11

イメージ・バージニア

テーマ：パイプたばこを吸おう(1843)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　また、パイプ用としてだけではなく、手巻き用としても紹介される事が多く、色々と遊べそうです。

　開封時の香りは、浅い熟成のバージニア系シャグにありがちなもので、香り立ちは非常に弱いです。カットは、市販紙巻煙草と同じくらいの細さのリボンカットで、シャリシャリ・パリパリと音を立てるくらい乾燥しています。確かにこの葉っぱだけを見ると、パイプ煙草と言うより手巻き煙草です。・・・これほど乾燥していると、パイプでの喫煙に少々不安を感じます。

　内径21mmのパイプに硬めに詰めて着火しますと、浅い熟成のバージニア葉らしい軽快な甘さが来ます。けれども、乾燥した煙草特有の味の希薄さがあって、今一つ美味しさを感じられません。

　喫煙中盤まで注意深く吸っていくと、少し熟成が進行したような円やかな甘味が少し加わってきます。ただ、煙草が乾いているだけに、過燃焼にならないようにかなり注意深く吸う必要があります。ちょっと油断すると、過燃焼したバージニア葉特有の金属的な味が出てきてしまいます。

　喫煙中盤で出てきた円やかな甘味は、終盤にかけてコクと伴に強まってきます。ただ、そこまでドシッとした雰囲気で来る訳ではなく、スースーと吸える範囲での味わいです。

　という事で喫煙終了。後味は比較的軽く、残り香はややロースト感が強いでしょうか。
　全体的に、やはりパイプで吸うにしては、湿気が足りていないような喫味です。個人的にはもう少し湿気があった方が甘味が強まるような気がします。ただ、それ以外ではパイプ喫煙でもそこそこ行ける煙草です。

　マックバレンの「バージニア No.1」との比較で言うと、少なくともデフォルトの状態では「バージニア No.1」の方がパイプらしい喫味で楽しめるように思います。「イメージ・バージニア」のデフォルトの乾燥具合では、過燃焼に気を付けなければならないので、それだけお気楽には吸えません。

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