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2014.07.03

ガレリア「ブルーノート」

テーマ：パイプたばこを吸おう(1839)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　そのガレリア「ブルーノート」、実際どんな煙草なのでしょう？

　開封時の香りは、薄めたチョコレートに蜂蜜といった所で、ダンの「ブルーノート」のような果実系・柑橘系の香りはありません。この時点から、両社の「ブルーノート」は全く別の着香煙草である事が分かります。
　カットは、割りと細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気は強い方です。

　この煙草を火皿内径22mmのパイプに普通に詰めて着火しますと、かなりマイルドなミルクチョコレート系の味と香りが来ました。それに蜂蜜。更にその喫味の中には、アメリカ系着香煙草やマックバレンの強い着香の煙草で感じる事が多い独特の喫味があって、如何にも「着香煙草でござい」という雰囲気を作り出しています。

　湿気を強めに感じる煙草でありながら火着き・火持ちは良好です。また、燃え過ぎるという雰囲気もありませんから、かなり気楽に吸えます。

　喫煙中盤になっても着香成分が減ってくる雰囲気はなく、序盤と同じ感じの喫味が継続します。かなり深い着香です。この辺は、アメリカンな着香物らしい部分であろうかと思います。

　喫煙終盤になっても、この深い着香感はほとんど薄れる事はなく、結局そのまま喫煙終了。後味はソフトなチョコレート系で、残り香もチョコレート系でした。
　全体的に見て、着香の内容は割りとソフトで、それほど刺激的ではないのですが、かなり深く着香されており、最初から最後まで着香分の味と香りを楽しめました。逆に言えば、煙草感は希薄で、ベースとなっている煙草そのものの味わいを明確に意識する事はできませんでした。また、それほど際立った個性がある訳でもなく、割りとありふれた着香煙草であるようにも思えます。

　世間の評価は、妥当な線を行っていると言えます。まぁ、着香好きに人なら、不味く感じる事はないだろうと思います。

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