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2014.11.03

ガレリア「アマンデイン」

(2)

テーマ：パイプたばこを吸おう(1843)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　開封時の香りは、アーモンドと言うより洋酒入りチョコレートと言った方が近い感じで、アーモンドっぽさは僅かにしか感じません。アーモンド系の油っぽさが「一瞬感じられない事もないかな？」ぐらいです。
　カットはリボンカットとラフカットの混合で、色はほとんど焦げ茶色。湿気は強めです。

　これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時にはほとんど感じなかったアーモンドっぽさが出て来ました。やや油分が多目の木の実のような味で、マイルドなナッツ、胡桃、アーモンドなどなど、そういう方向性の味が確かにあります。それにリキュール的な洋酒っぽさが加わり、なかなか面白い味です。香りの方も、凡そでそのラインなのですが、味も含めて随分とマイルド且つソフトで、非常に取っ付きやすいです。

　火着きはやや悪いですが、火持ちは良い方だと思います。ですから、火種が一旦安定すれば、後はスイスイと吸えます。

　喫煙中盤でもソフトなアーモンド・リキュールの味は続きます。でも、やっぱりチョコレートっぽさも少しあるでしょうか。アメリカ着香らしい、と言うよりガレリアらしい少しくどい独特の着香感もあります。このくどい着香感は、今まで吸ったガレリア全部と一部のマックバレン製着香煙草で感じてきた喫味です。

　喫煙終盤で、少し油っぽいコクが強まると同時に、バージニアらしい軽めの甘味も微妙に出てきますが、基本的な喫味の方向性は変わりません。ソフトなアーモンドとかナッツ系の味です。

　という事で喫煙終了。後味は少しミルク的な油分のあるアーモンドの味で、残り香はリキュール的でした。
　全体的に見て、煙草っぽさは弱いですが、アメリカ的な深い着香で、他にはないアーモンドの味が確かに楽しめる面白い煙草でした。ただ、かなりソフトな喫味なので、アーモンドがガツンと来る訳ではありませんから、過度な期待は禁物です。様々に存在する着香の、珍しい一つのバリエーションとして楽しむのが吉だと思います。

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