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2014.12.15

ガレリア「モンテゴベイ」

テーマ：パイプたばこを吸おう(1955)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　開封時の香りは、洋酒（ラム？）系に少しのチョコレートとバニラといった感じで、ガレリアらしい着香の雰囲気があります。カットは、濃い色の普通サイズのリボンカットがメインで、それにラフカットが少し混ざります。湿気は強めです。

　これを火皿内径22mmのパイプに緩めに詰めて着火しますと、ラムをタップリ効かせたバニラチョコレートのような味と香りが来ました。・・・開封時の香りそのまんまです。（笑）　この味には、ガレリアらしい薬品っぽさも少しあって、ある意味予想通りの雰囲気です。

　火着きと火持ちは良好です。湿気がやや強い煙草なので、少し緩めに詰めたのが良かったのだと思います。ただし、いい気になってスパスパ吸うと、早めにエグ味が出る傾向があって、過燃焼には少し気を使う必要がありそうです。

　喫煙中盤になると、ベースの煙草の味が出てきたのか、味と香りがややマイルドになります。それと同時に、少し重厚な煙草っぽさも出てきて、これはこれで悪くないです。ただし、少し強めに吸うとガレリアっぽいエグ味が出るのは相変わらずで、気兼ねなくプカプカとは行きません。

　喫煙終盤でも中盤とほぼ同じ喫味が続きます。この段階でこれだけ着香分が味わえるのは、アメリカン着香煙草の特徴だと思うのですが、ちょっと飽きやすいのが少々難点です。もう少し喫味に変化があった方が個人的には好みです。

　という事で喫煙終了。後味はラムと弱いチョコレート、香りもほぼラムとチョコレートでした。
　全体的に見て、着香分のラムと少しのチョコレートを最後まで楽しめる深い着香のアメリカン着香煙草でした。喫味の変化に乏しく、やや飽きやすい面がありますので、少し小さめのパイプで吸うのが良いかも知れません。大きなパイプで早く吸おうとしてスパスパやるとエグ味が出るので注意が必要です。

　まぁ、非常にガレリアらしい煙草だと思います。