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2018.08.26

コモイ「カスク No.9」

テーマ：パイプたばこを吸おう(1843)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　開封時の香りは、甘～いシロップとバニラ、それにチョコレートの匂いも混ざっています。それほど強くはないのですが、本当に甘々の香りです。カットは細かいリボンカットで、湿気は気持ち強めです。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じくシロップとバニラとチョコレートの香りが来ました。開封時とほぼ同じ香りです。一方、味の方ではそれ程甘味は強くなく、ちょっと渋味があって、何だかクッキーのような感じの味です。

　火付きと火持ちは良いです。燃え過ぎになりそうな雰囲気もありますが、特に問題になる程ではありません。

　喫煙中盤、やや着香分が減りつつあるような感じがしますが、大筋で同じ喫味が続きます。香りは甘いシロップとバニラにちょっとチョコレートという感じですが、味は甘味が強くなく、ちょっとした渋味があります。割りと一般的な欧州系着香煙草で、まぁまぁ悪くない感じです。

　喫煙終盤になると、着香分がだいぶ薄れてきました。結果的にベースの煙草の味が見えて来ますが、それはバーレー葉のコクがメインにあって、それに少しバージニア葉の旨味と甘味が加わっているような感じです。ですから、この段階になると全く甘々な煙草ではなくなり、むしろ少し重厚な煙草になります。

　という事で喫煙終了。後味はやや渋めながら薄いチョコレート系で、残り香はシロップ・バニラ・チョコレートでした。
　全体的に見て、良く出来た典型的な欧州系着香煙草だったと思います。個人的には、バージニア葉の甘さがもっとあった方が好きですが、渋味も強くはありませんし、チョコレート系の着香煙草としては悪くないかと思います。ただ、う～ん、コモイの他の煙草の出来が良いだけに、この「No.9」は少し平凡かも知れません。

　チョコレート系着香煙草がお好きであれば、この煙草を試してみる価値はあろうかと思います。