燃えろ!番組制作部 in 楽天広場

March 9, 2005
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『美少女日記3』の続き。

番組前半部分のミニドラマ『湘南瓦屋根物語』
これは、ほんとに思い出深い作品なんです。

脚本・監督は『キャプテンしばた』の笠木望氏。主演は『Berryz工房』の菅谷梨沙子ちゃん。
梨沙子ちゃんは、撮影当時、たしか小学2年生だったんじゃないかな。

いやあ~、一筋縄ではいかない、とんでもドラマでしたよ。

まず脚本。あの独特の雰囲気。間。シュール感。たしかに面白いんだけど、第一稿(一番初めに上がってくる修正前台本)はとても放送できるしろものではありませんでした・・・。
殺人、癲癇、気が狂う、流血など、とにかくどす黒い
R指定の映画をさらにパワーアップした感じだったんですよ。



不条理がテーマなので、「ある程度は理解しなければ」と思っていたのですが、ほとんどがTV放送に耐えることのできない脚本でした

そりゃ、もう、監督とプロデューサーの私は毎日が大喧嘩
何とか妥協点をお互いに見つけあって放送にこぎつけたものです。

しかも、詩子(しーこ)こと菅谷梨沙子ちゃんもまだ小学2年生。
オーディションに合格したばかりで、演技の経験は皆無
台詞がとにかく憶えられない・・・。しゃべれない・・・。
そりゃそうですよね。
あたりまえです。

そこでまた脚本の書き直し。台詞を減らす。
それでもまだ、テイク22までいったシーンもあったりしました

はあ~~



しかし、その後、奇跡が起こったのです。
台詞を少なくして、詩子のアップの絵をがんがん多様することにしたのですが、なんとも彼女の表情がとっても良い、かわいい

こりゃ大成立だこの主人公は黙ってりゃいいんだ

笠木監督の「シュール感」と、子供の純粋な「かわいさ」が相まって、なかなかの作品が生まれたんですよ。

視聴者のリアクションも初めは「何だこりゃ、やめてくれ」「くだらん」などと馬鹿だのアホだの言われたい放題だったのが、徐々に評価が上がり、後半は、まさしく大好評だったのでした。




そんな激務の後、はじまったのが『リトルホスピタル』
脚本・監督は安田真奈。主演は、これまたBerryz工房の夏焼雅ちゃん、熊井友理奈ちゃん、そしてハロー!プロジェクト・キッズの村上愛ちゃんの3人。

これは、うってかわって癒し系のほのぼのドラマ。
これといって問題も発生せず、身も心も癒されました。
しかも、大人と子供の微妙な関係を見事に描き出しており、さらには、ほのぼの笑いも加わって、とっても良い作品だったのです。

いまだに、DVD化希望のお手紙やメールが大量に送られてくる、この2つの作品。
もしかしたら今年中に、ひょっとしたらひょっとするかもですよ。

さらなるみなさまの応援コメントお待ちしております!!





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最終更新日  March 20, 2005 02:02:09 AM
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