おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年07月07日
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カテゴリ: 米国経済(住宅)


 米住宅着工件数のは季節調整済みの年率換算は、前月比10.0%減の59万3000戸。許可件数は5.9%減の57万4000戸。初回住宅購入者向け税額控除措置が4月で終了した為の調整。初回住宅購入者向け税額控除措置で需要がどの位先食いされているかにより住宅市場の先行きの見方がかわってくる。
5月米住宅着工件数は5カ月ぶり低水準(2010年 06月 17日 01:47 JST ロイター)
 住宅着工件数の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。
20100707_米住宅着工件数_短期.jpg

 住宅着工件数は減少基調?、直近は減少。対前年同月比は上昇基調、直近は下降。住宅着工件数は減少基調に転じた可能性が高く、米住宅市場の雲行きは相当怪しい。初回住宅購入者向け税額控除措置が終了した割に落ち込みが小さく、昨年と同水準で踏み留まったことは評価できるのだが、雇用状況を考慮すると自律回復は相当に弱そうである。

 住宅着工件数の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。
20100707_米住宅着工件数_長期.jpg
 米住宅着工件数は長期縮小傾向。1996年迄の一次回帰直線を求めるとy=-0.6206x + 1642.5。戸建住宅は増加傾向。一次回帰直線は、y=0.3518x+954.89。集合住宅は減少傾向。一次回帰直線は、y=-0.8173x+575.37。戸建住宅が増加傾向なのは人口増加。集合住宅減少は耐用年数伸長と住宅大型化。全体は、集合住宅減少の影響が大きく減収傾向。回帰直線とのかい離幅から過剰供給分は戸建住宅は1,344万5000戸、集合住宅1,514万6000戸、合計で2,801万4000戸。年率換算を使用しての数字なので実数と言うわけではないが相当に重い。年初には住宅着工件数が今年中に100万戸位までは戻るのではと期待していたが、やはり、過剰供給分が相当に重い。







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最終更新日  2010年07月21日 21時47分18秒
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