ストッキングな物語
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私たちにとって旅と言うのは日常生活からの脱出でした。ふだん見たこともないものを見たり、思いもかけないことに出合うことも楽しみのひとつです。その楽しみがこんなに早く、くるとは思いませんでした。私達が、今までこのお店の主人だと思っていたお店の人は、実は、アルバイトでお店の留守番をしていた人であり、後から入ってきた人が本当の主人だったのです。カウンターごしに中を覗いていると、見ていてもなんだか自身に満ち溢れ、腰に巻いた白いのりのきいた前掛けから、たくましくすぐに料理人とわかります。料理方法は聞いていた方法とは違っていて、どちらかと言えばうなぎ料理のようなさばき方だったの!蛇だから腕とかに巻きつくので、頭の先を長いくぎのようなものでまな板の上に刺してから、腕に巻きついているのを強引に引っ張り、尻尾のところにも同じように刺すと言った具合です。「どこから顔?どこから頭?」と私が言うとやふー子が、「顔の上が頭よ!」と言いたまちゃんは、「なるほど!」と当たり前のことに感心した。この上にもなく、きもい光景に怖さ半分、興味4ぶんの1ときもい4ぶんの1と言った割合で見ていたのです。皮を剥いだ後も、ぐにょぐにょと動いているのだけど少し慣れてきました。最後に、頭をとり、肝を取りはらわたを取って、ポィと鍋に入れふたをすると私たちのほうを見て二ッコリとして、「すぐにできるから」と言い、玉ちゃんのほうを見て目が点になってました。それというのも、たまちゃんは、この料理に見とれてマスカラが右のほうだけ取れかかり、かろうじて鼻の汗にくっいている状態で、「なんかー、結構、疲れたわー」と私に言った。私は外を見ていた 。木立を見ながらこの食材があの茂みにもカエルなどの獲物をねらい隠れているかもしれないし、穴の中奥深くに2,3匹は、いるだろうと。外では時おり、リスがちらりと姿をみせることから、リス達の築く巨大な組織を想像させた。弱肉強食の世界をかいまみた。このことを家族が聞いたら心配して、いろいろな質問攻めに合うだろう。それを理由に家族には内緒にしておこうと3人で約束した。
2005年11月16日
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