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2008.10.02
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カテゴリ: 癒し



もし、うちの学校や幼稚園で何かが起きたら・・・。



そんなことは考えたくもないですが、
いざというとき、
ご自身や家族、友人を守るためにも
ぜひ知っておいて欲しいと思うことがありますので、今日はこれを書きます。


それが 「心は衝撃をどのように受け入れるか」 というプロセスです。



私が、一番伝えたいこと。

それは、何かしらショックな体験をしたときに、
私たちの心は決まったプロセスを辿って元に戻ろうとするということです。



次に大事なこと。

それは、当人がその事件について話し出したときに、
遮らずにちゃんと聴いてあげて欲しいということです。

本人が話したいという欲求を持ち始めたのなら
「思い出させないように」と過度に気を使う必要はありません。

ひょっとしたら、何度も繰り返し繰り返し同じ話をするかもしれません。
それでも遮らずに聴いてあげてください。
「もう聴いたわよ」「またその話?」などと思ったとしても、
そういうストレートな反応を返すことなく、
黙って話を聴いてあげることが重要です。
それが、周囲の人たちができる具体的な「愛と支え」だからです。



以下が【心が衝撃を受け入れるプロセス』です。



<1>通常、私たちの心には、 安定しようという力
バランスをとろうとする力 です。



<1> ホメオスタシス


     ↓ ← !衝撃的事件!

<2> ショック期
   (感情閉鎖)


     ↓


<3>   復活期
  (感情再出現)


     ↓


<4>   解消期
  (衝撃解消欲求)



【ショック期】
そこに衝撃的な事件が起きます。
すると、ホメオスタシスの均衡が破れます。
私たちは、自分を守るために一時的に、感情を閉鎖します。
それゆえに、下記のようなショック症状<2>が出たりします。

 ○麻痺して、ぼうっとした感じ。
 ○何かを思い出せない。 
 ○眠れない。
 ○遊び、勉強、仕事などに集中できない。
 ○過度に物事を警戒心する


【復活期】
その後は、時間と共に感情が少しずつ甦ってきて
激しく泣いたり、嘆いたり、
もしくは突然怒り出したりという形で感情を放出<3>していきます。
感情を思い切り出すと誰でも疲れます。
脱力しますので、それによって
しばらくうつのような状態が続くことがあるかもしれません。


【解消期】
それぞれのプロセスがどのくらい続くかに関しては、
衝撃の大きさにもよりますし、個人差もありますが、
こうしたプロセスを経て、人はそのショック状態を解消して
心の安定を取り戻していこうとします。それが解消期<4>です。

そのときに、
家族や知人の適切なサポートがあると、
本人は、語るということで情動を解放していくことができます。


すると、その辛い体験が人生に統合されていくのです。
それにより、ショック状態も解消され、辛い体験を乗り越えることができるのです。


プロセスの詳細はさておき、そういう経緯を辿るのだと
いうことを記憶のどこかに留めておいていただければと思います。



知ることで安心する。強くなれる。
そうした先の展望がわからないと、
誰しも、今の状態がずっと続くのではないかと不安になってしまうのも
もっともなことです。
けれど、周囲の人、特に家族が不安にかられると、
ショックを受けた当事者を支えてあげることはなかなかできません。
こうしたトラウマとは、死ぬかもしれないと思ったほどの恐怖体験です。
ですから、何よりも安心感を得ることが重要なのです。

なので、繰り返しになりますが、
当事者が話し始めたら、遮らずに聴いてあげることが大切です。
何度も繰り返し繰り返し話をするかもしれません。
それでも「あなたはそのとき○○と思っていたのね」「怖かったね」と
共感してあげることが大切です。



人は繰り返す話すことによって、トラウマを超えていく
相手が大人、ご老人だったら
「その話を聴くのは、もう3度目だけど、よほどあなたにとって衝撃的だったのね。
辛かったのね」というように話してあげてください。

小さな子どもの場合は、繰り返し話すことはもちろん、
事件を題材にした遊びを繰り返し繰り返しするかもしれません。
でも、それはその子が衝撃を解消しよう、消化しようとしているプロセスです。
見ているほうは怖くなるかもしれませんが、
決して止めさせたり、怒ったりしないようにしてください。



【心が辿る5つのプロセス。知ると自分も救われる】
この ショック~嘆き~怒り~うつ~再生 というプロセスは、
何もトラウマティックなことでなくとも、
実は、日々私たちの心に起きていることです。

こうした心の動きを知っていると、
自分がたとえひどく落ち込んだとしても、
今、自分の心にはこういうことが起きている・・・と
自分を客観的に見てあげることができて、少し楽になるかもしれません。





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Last updated  2008.10.02 12:16:11
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