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2010.10.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日、学習参観日だった。

先生と子どもの生き生きとした表情を
納めようとしていた。

しかし1年生の教室前に来てびっくり。
参加率は高いのだが、
ほぼ半数の保護者が教室に入らず廊下に・・。
何をしているかというと、
「おしゃべり」である。


ぐるりと教室を回って戻ってみても
まだまだおしゃべりに夢中。

1年生だよなあ・・・
まあ6年生くらいになると
そんなこともあるかもしれないけど、
わが子の成長や教室の雰囲気、
先生や友達のこと、
気にならないのかなあ・・・。


実は全校朝会や児童集会で
いつまでもおしゃべりをやめないのが
今年の1年生。

静かに聞けるようになるものだったのに・・・。

「先生の話は聞かなければならない」
という大前提が揺らいでるのかもしれない。


1年生だけではない。
高学年による陸上大会のこと。

優秀な成績で県大会に出場権を得た子どもたち。

特に6年生男女のリレーが
選抜されたことはとてもうれしい事だった。

しかし
県大会に向けた放課後の練習で
メンバーがそろわない。

理由を聞けば
「塾がある」「サッカークラブの練習に行きたい」
などなど・・。
一人抜け、二人抜けしてリレー練習にならない。

市の大会は学校代表、
今回は市の代表。
これはなかなか手に入れられない価値ある機会、
だと思うのだが・・・。

ここはひとつ、全力を傾けてもいいのではないか、
そう思った。

長年の教員生活の中で
あまり経験しなかったこと。
いつも保護者が熱心にバックアップしてくれた。
「選ばれたんだから、がんばりなさいよ」
というふうに。

そして5年生。
本中学校区では
「学力向上」にむけた共通実践として
共通テストや交流学習などを行っているが、
「グッズ」として
学習のポイントなどをプリントした
共通の下敷きを無償配布している。

まあ、そんなに効果的ではないとは思いながら、
ムードを高めるためにいいだろうと。

ところがある保護者から
「なぜこんな下敷きを使わなければならないのか。
強制なのか」
と、担任にクレーム。

驚いた。
趣旨は文書で配布していた。
強制とまではいわないけれど、
使ってもらいたいと伝えていた。

実は配布してから1年近く経ち、
担任を通して「再配布」のための実態調査を依頼していた。

担任もたいして強制していなかったから、
数名の児童が紛失していた。
担任に噛み付いた保護者の場合も
子どもがなくしていた。

それならそれで
「すみません、
せっかく頂いていたのに、紛失したようで・・」
と担任に言うのが、
まあ、一般的ではなかろうか。

別になくしたことを責めたてているわけではないのだ。
児童に「一度家を探してみよう」
「なければ、あらためて配るから」と言っただけなのだ。

何だか最近、
「学校的価値」が揺らいでいると感じる。

以前であれば当たり前だったことが
通用しなくなっている。

担任は保護者と向き合うことに疲れている。
一つ一つのことに
「説明責任」が生じているからだ。

「学校の先生がされることだから」
という信頼というか、前提条件が揺らいでいる。

私は先日の研修会で
前述の1年、5年、6年の例を出しながら
職員に伝えた。

「多忙化と多忙感は違う。
本当に忙しくなっているのか、
忙しいと強く感じはじめているだけなのか、一度見つめ直してみよう。
今までスムーズにいっていたことが
うまくいかなくなっているとしたら、
その原因はどこにあるのか、究明してみよう。
自分は一生懸命がんばっているのに、
保護者も子どもも分かってくれない、
という思い込みは、徒労感を増す。

大きな社会の変化といううねりの中で、
「学校」という価値が
相対的に低下しているのかもしれない。

信頼を取り戻すために
今何が変化し始めているのか、
一人一人が冷静にとらえ、
対応していくことが求められているのではないか。

授業の質を高めていくこと、
プロとしての自覚と誇りを持ち続けることが
今の時代だからこそ、大切なのだと思う。」

家庭のせいにするつもりはない。
しかし明らかに社会情勢は変化している。
「学校文化」の再構築が
求められているのかもしれない。






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最終更新日  2010.10.09 06:58:12
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