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2011.02.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
早いもので、6年生の卒業まで1ヶ月を切った。
来週から卒業式練習が始まる。

社会科を担当して、最後の提案は
「社会科研究論文を書こう」。

今まで学んだことを振り返り、
これからの世界・日本のあり方を考える。

レポートに挑戦したことはあるが、
「論文」という形式への挑戦は初めてである。

私自身、小学校から高校まで


しかし小学校であっても
例えば筑波大附属小や玉川学園・成城学園など
「中央の」子どもたちは
何らかのテーマで卒業論文に取り組み、
完成させて卒業している。

片田舎にあるわが小学校の児童にも可能なはず・・。

というわけで、まずは論文のテーマを考えていった。
私の経験から・・・

大学で国語を専攻し、児童文学にはまっていた私は、
宮澤賢治論か新美南吉論に取り組もうと考えていた。
しかし先行文献が多すぎて時間不足、

あまり知られていないジャンルに挑戦しようと考えた。

研究室にはいくつかの先行論文があったが、
人と違う視点をと考えたわたしは
「戦争児童文学の可能性~加害者の視点~」
というテーマで取り組むことにした。



それまでの戦争児童文学は
ヒロシマ・ナガサキ・東京大空襲・疎開など
被害国ニッポンの視点で描かれたものが圧倒的多数を占めていた。
当然だろう。相手は子ども、筆者の多くは戦争時代を子どもで過ごした人。
自らの体験をもとにすれば、当然そうなるし、文学的価値も高まる。

しかしそれだけで「戦争」は伝えられるのか??
そう考えたわたしは「加害者としてのニッポン」の視点から切り込んだ児童文学を探した。

なかなか見つからないが、ないわけではなかった。
まあ、200冊に1冊あるかないか、それ以下だったと思う。

それらを検討しつつ、
加害の視点の可能性と限界について論じていった。

青臭い論の展開には冷や汗が出るが、
それでも原稿用紙300枚近く書いたか・・。

結論的には
「文学としての完成度は不十分、
体験が未消化のままぶつけられたものが多い。
ドキュメントとしての迫力はあるが、
文学として昇華しておらず、普遍化しにくい」
として、限界説を唱えた。

さて、子どもたちにそんな話をしながら
テーマを考えようと呼びかけた。
ポイントはサブテーマにある、
サブテーマで個性を出す、というものだった。

昨日交流した。
主だったものを挙げると・・

「世界の平和を実現するために~自由と平等の視点から~」
「戦争はなぜ起こるのか~戦争の火種・被害・その後~」
「偉人の生き方に学ぶ~そこから未来を考える~」
「世界と日本の関わり~領土問題を中心に~」
「殺されていく生物たち~乱獲の被害~」
「国民にできること~坂本龍馬とこれからの世界~」
「考えて!日本の未来~わたしたちにできること~」
「福祉を支える人々~高齢者の問題を中心に~」
「なぜ若者は政治に無関心なのか~若者の政治参加を求めて~」
「どうなる?これからの日本~環境の視点から~」
「これからの世界を考える~ツバルから学ぶこと~」
「核兵器を使う理由~被害から考える~」
「戦争をする意味とは何か~イラク戦争とアメリカ~」

保護者のアドバイスもあったか、
その子その子の心に引っかかった学びと
諸課題解決の視点が見えてくる。

しかし何せ2週間で仕上げなければならない。
社会科の時間はわずか6時間。
家庭学習ももとより、
私自身が今参考文献にあたっている。

資料集めと読み込むことが論文の基本であり、最も大切なポイントだが、
今回はそのあたりはかなり手伝って、
自分の考えをまとめていく時間を確保したいと思う。

もちろん、資料は教科書と資料集だけでもいいと言っている。

これからの2週間が楽しみだ。








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最終更新日  2011.02.26 06:34:19
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