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2011.06.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
転勤して2ヶ月以上経過した。

来年度の研究発表をふまえて、
研究主任としての提案を何度かしてきたが、
我ながら説得力に欠ける提案で、空しい。

というのは、「本校の課題」が実感を伴って
把握できていないからだと、
最近強く思うようになった。

前任校は、
日々子どもや親と格闘していた。


全教職員が一丸となって向かい、
さまざまな課題を克服してきた。

現任校の第一印象は「おだやか」。
すれ違いざまに会釈をしてくれる高学年、
親しそうに、でも節度を持って声をかけてくる低学年。
日々の実践に熱心な教師集団・・。

確かに担任している2年生は「やんちゃ」が多く、
最近ようやく落ち着いてきたが、
出会った時点の「やんちゃ度」自体が
前任校の比ではない。

研究というのは、

一つは自校の課題を明確にしつつ、
解決に向けて理論と実践を結び付けていくこと、
一つは、学習指導要領などに代表される
教育会全体がめざしている方向性について
自校の実態に照らし合わせながら検証していくこと。


文科省などの提案がスタートの、検証型アプローチと・・・。

結局この二つのアプローチは
行きつ戻りつしながら合流していくもので、
何より「自校の課題」が明らかにされなければ
意味を持たないものである。
研究の構想を練るときの発想の仕方に
少し違いがあるだけだと考えている。

そんな中で、
最近ようやく見えてきた本校の課題は
「たくましさの欠如」と
「顕著な格差」。

大変素直で、体育館での全校朝会など、
整然と並び、大きな声で校歌が歌える。
しかし目に見えない「抑圧」を感じることがある。
「評価されること」を意識している姿といってもいいかもしれない。
「いい子」であることが正しくて、
いつもそうであることを期待されていて、
その期待に応えようといったふるまい。

一方で、自ら動いて「獲得してくる」というような
「たくましさ」が欠けていると感じる。
今ある自分をもっと高めようとか、
新たなことにチャレンジしようとか、
そういった前向きで勢いのある空気。
それが少し足りないのかも・・。

そして学力や生活習慣などに見られる「格差」の問題。
全体としては大変安定した家庭環境で、
教育熱心な地域性がありながら、
夕食を一人でとったり、
崩壊しそうな家庭の中で不安な日々を過ごしている子どもがいる。
しかし声は上げられない。
ごく少数派に属するからか。


これらの課題は「全国学力・学習状況調査」にも現れている。
「質問紙」では大変良好な回答が大多数を占めており、
肯定的回答が市や県、全国平均をかなり上回っている。
地域行事に積極的に参加するなど「ふるさと」を大切にし、
あいさつを積極的にし、勉強時間もしっかり確保。

にもかかわらず国語・算数の正答率は全国並みで
市や県を下回る。

原因は「二極化」現象と
上位の伸び悩みといったところ。

来週研究主題について
改めて提案し、
本校の研究の方向性を確認する予定である。

自主自立、
たくましく未来を切り拓こうという意欲を持った子ども、
家庭的に厳しい状況にあっても、
乗り越えようとする子ども。

そんな子どもを育てるための
学級経営や教科指導のあり方を研究していこう。





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最終更新日  2011.06.25 05:49:15
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