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1992年に締結されたマーストリヒト条約で,欧州単一通貨であるユーロ(€)の導入が決定されました.その後6年あまりの準備期間を経て,1999年1月1日から,当時の欧州連合(EU)加盟国15カ国のうち11カ国(オーストリア,ベルギー,フィンランド,フランス,ドイツ,アイルランド,イタリア,ルクセンブルグ,オランダ,ポルトガル,スペイン)でユーロが導入されました.その後,2001年1月にギリシャがユーロを導入し,2007年1月にはスロベニア,2008年1月1日にはマルタとキプロスでユーロが導入され,2008年1月1日現在,ユーロ導入国は15ヶ国となっております.
ユーロは当初,金融機関などに限って使われていましたが,2002年1月1日から欧州中央銀行( ECB:European Central Bank)が発行するユーロ通貨の流通が始まりました.
ユーロ圏の人口は3億7800万人,GDPは世界の15.7%を占めます.これは,日本の人口およびGDPをはるかに凌ぐこと,2007年来のアメリカのサブプライムショックを契機としたアメリカの景気減速懸念も相まって,基軸通貨が米ドルからユーロに移行するのではないかという見方も出てきています.ただし,米ドルと比べたときに,ユーロ通貨の後ろ盾となる国家が一枚岩であるとは限らないことが懸念材料とされています.
外国為替市場においては,1999年1月1日に1ユーロ=132.55~132.65円で取引が開始しましたが,ほどなく下落に転じ,2000年10月26日には1ユーロ=88円93銭を示現しました.その後は協調介入によって上昇に転じ,2003年5月には140円台,2005年12月以降はユーロ圏の好景気に裏付けられた利上げ期待によるユーロ買いによって,ユーロ円相場(外国為替証拠金取引では「EUR/JPY」と表記します)は一貫して上昇を続け,2006年9月に150円台,2007年4月には160円台,さらに2007年7月23日には1ユーロ168.85円の史上最高値を記録しました.しかしその後は,サブプライムショックの影響もあって,1ユーロ=154円付近まで下落し,若干持ち直して現在に至っております.
ユーロ圏の通貨単位は「ユーロ(「€」あるいは「EUR」と表記される場合もあります)」です.補助通貨して「セント(¢)」があり,100セントは1ユーロに相当します.ユーロ圏では,7種類の紙幣(5ユーロ,10ユーロ,20ユーロ,50ユーロ,100ユーロ,200ユーロ,500ユーロ)と,8種類の硬貨(1セント,2セント,5セント,10セント,20セント,50セント,1ユーロ,2ユーロ)が流通しております.
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