Nov 16, 2004
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カテゴリ: on alcohol




観た映画は、崔洋一監督の「 血と骨 」。

最近の日本映画のホラーや時代劇ブームの中、異色な映画だと思って前から興味があった。

出稼ぎ労働者たちによって形成された終戦直後の朝鮮人集落が舞台。

ビートたけし演じる凶暴な男、金俊平の激しい生涯を描いた映画。

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最初から最後まで暴力に塗りつぶされているような映画だった。

アクションシーンではなく、リアルな暴力シーン。

笑えるところも泣けるところも無い。

ただ、救いの無い殺伐としたエピソードが淡々と続いていく。

ウンザリさせない、観る気を無くさせないギリギリなところ。


この映画でとくに印象に残ったのはそのリアルさ。

戦後のバラックのような集落、町並みがまるで今までどこかに残ってたんじゃないかって

ゆう位、リアルに再現されている。

古い町並みが好きな俺はそれだけでもかなり感動した。

あと、俳優陣もリアル。

皆、朝鮮なまりの大阪弁を自然に使いこなしている。

ビートたけしが関西弁をしゃべる人だったらさぞかし威圧感のあるキャラクターに

なってただろうと感じた。

オダギリジョーの広島弁もかっこよかった。 ワルの役がよく似合っていた。

驚いたのが濱田マリ。なんで脱いでんだ?

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家族を家族とも思わないような凶暴な俊平だが、俊平も家族もお互い何故か

離れられず関わりあってしまう。

この辺のところが血と骨という言葉を感じさせる所なのか…

利己的で暴力的で誰にも心を許さない俊平という男がいかにして出来上がってきたか

ということが全く描かれていないのが残念だった。

原作には描かれてるのかな?

原作は 梁石日 (ヤンソギル)という人。

この人の本、読みたい読みたいと思いながらまだ一冊も読んでない。

これを機に読んでみよう。

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観終わってからあさひやへ。

実はあさひやの常連さんのCさんが映画館で働いていたので

連れて行ってもらった。

俺が観に行きたいって言ったから連れてってもらったんだけど、

女の人と観に行く映画じゃなかったなー。

デートで観に行ってはいけない映画です。




結局そのまま、閉店までエリックっていうアメリカ人のプロのギタリストの

弾き語りを聴きながら飲んだ。











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Last updated  Nov 18, 2004 05:06:43 PM
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ヒロです@ ご無沙汰しています☆ お久しぶりです☆ケータィから覗き見してい…
HIRONO923 @ おぉ~ ご無沙汰デスね~! お元気でしたか?? …
ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 <small> <a hre…
ふーてん@ Re:おひさ(10/26) 悩む子とはとてもいい事だが、不満を酒で…

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