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楊令伝が始まったとき、水滸伝の流れから考えると、楊令伝のお話は“宋という国家の軍隊に敗れた梁山泊が、再度宋の軍隊に挑戦して勝つ”というストーリーだと単純に考えていた。
ところが、楊令伝の最初の5巻までは、南に起こった新興宗教の教祖<方ろう>軍と童貫軍との戦いが中心であった。さらに6-7巻では宋の北辺の遼や金という国が絡んできてストーリーは複雑な展開となった。
それでも、7巻からいよいよ梁山泊と宋の禁軍、童貫との戦いになってきた。わたしの単純な頭脳では、楊令か童貫のどちらかが死んで話は終わりと思っていた。
しかし、九巻で童貫が死んだ。
そして、見えてきたのは、楊令伝は私が思ったような単純なストーリーではないということ。なるほど、北方謙三の頭の中はすごいなあ・・・と感心している。