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初候 蛙始鳴(かえる はじめて なく) : 蛙が鳴き始める(日本)
螻蟈鳴(ろうこく なく) : 螻蟈が鳴き始める(中国)
次候 蚯蚓出(きゅういん いずる) : 蚯蚓が地上に這出る(日本・中国)
末候 竹笋生(ちくかん しょうず) : 筍が生えて来る(日本)
王瓜生(おうか しょうず) : 王瓜の実が生り始める(中国)







松下幸之助 「道をひらく」 (PHP研究所)より「日本良い国」
五月である。初夏である。そしてこの季節もまた、日本の自然の良さが生き生きと脈うっている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本は良い国である。自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれた国民的資質。勤勉にして誠実な国民性。
日本は良い国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きにひとしい。
もう一度この国の良さを考え直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。




