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2005/01/20
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カテゴリ: 中国事情
今、中国と台湾の間の「三通」が変化しています。
この「三通」についてちょっと書いてみようと思います。

 三通とは、中国大陸と台湾の「郵便、通商、通航」のことで、中国はこの「三通政策」によって台湾統一工作を進めてきました。一方の台湾側はこれまで、「不談判、不接触、不妥協」の「三不政策」によってこれに対抗していました。
 しかし、両岸の年々増える貿易や投資など経済交流の進展によって、水面下での交流は着実に進展していて、非公式・民間レベルでの部分的な三通(小三通)はすでに実現しています。
 台湾メーカーは、すでに中国への製造ライン移転を進めているので、三通を拒否することは自滅行為です。また、台湾対岸の福建省などは、港などの施設の準備が整っており、三通はいつでも始められる状況のようです。 
 ただし、三通は「1つの中国の原則」のもとに全面的に(大三通)おこなわなければならないとし、小三通による段階的な解禁は認められないというのが中国側の原則的立場です。
 もっともこの当たりは政治的な思惑もからんでいて、両岸は相手の出方を見つつ駆け引きを行っている状況です。中国側は、「三通は経済問題で、一つの中国の政治問題に立ち入らなくてよい」(銭基シン副首相)との柔軟姿勢で、台湾に攻勢をかけています。

 2003年1月には、台湾機の中国大陸乗り入れが決まりました。中国と台湾の54年間の歴史の中で初めてのことです。これで春節(旧正月)の時期、中国大陸で働く台湾のビジネスマンは上海から台湾の航空会社によるチャーター機で帰省できることになりました。
 また、昨年の12月29日には江蘇省の太倉と台湾(基隆・高雄)を結ぶ初めて定期貨物航路が正式開通しました。日本の石垣島を経由するようですが、貨物の積み替えは不要で事実上の「直行路線」となっています。

 「三通」に対する捉え方は、「国内便」に準ずると考える中国と「国際便」として取り扱う台湾に違いがあり、まだまだ全面的に開通するのには時間がかかりそうです。
 今後の両岸関係に大きな影響を与えるであろう「三通」は、これからも注意して観察していきたいポイントです。





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最終更新日  2005/01/20 05:20:52 PM
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