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2020年05月10日

かつて武術太極拳雑誌が多く出版されていた頃に、

「太極拳は最強か」

という類いのことがよく取り上げられていました。
昔の太極拳の達人には武勇伝もありますが、ボクシング、空手、柔道、少林寺拳法、レスリング、合気道…どれが一番強いのでしょうか。
無難な結論は

「結局、その道を極めた人の方が強い」

というものですが、ルールを考慮せずに比較しても意味はありません。
↑これでは記事としては面白くないでしょうが。

その中の語りでは「太極拳が圧勝した」と言うのですが、印象は「そうかなあ？」という戦いでした。
最近の異種格闘技戦は、YouTubeで見られますが、太極拳が勝ったというものはまずありません。
素人目に考えても、太極拳は、ガードが甘いし俊敏性に欠けます。
しかし、

そもそも太極拳は先に攻撃する武術ではないし、「争わない」で危険を排除するという発想です。

ですから、太極拳の「達人」という人が、格闘技に勝つためにリングに上がるということ自体が矛盾しています。
この人は、自分の行動で、太極拳の達人とはほど遠いことを証明しています。

でも、ルールなしにしたらどれが最強でしょうか←くどいなあ。
そうなれば、急所攻撃、指で目をつく、小指を折るという類いになってしまいそうです。
いや拳銃を持ち出すことに…

そういえば、昔の西部劇は拳銃を一発発射するとだいたい相手にあたりました。
しかも、ケガをさせずに相手の拳銃を弾き飛ばしていましたよね。
しかし、最近の映画はかなり乱射してもなかなか当たりません。
機械の精度はそうとう良くなっているのになあ